2025.03.17

【大学生の収入事情】大学生の生活費は平均いくら?仕送りなしで暮らす節約術を解説!

【大学生の収入事情】大学生の生活費は平均いくら?仕送りなしで暮らす節約術を解説!

大学生になると、学費だけでなく、趣味や友人・恋人との時間を楽しむための支出も増えてきますよね。特に一人暮らしを始めたばかりの方は、家賃や食費、交通費など、何かとお金がかかることに驚くかもしれません。

そこで気になるのが、実際に大学生が月にどれくらいの生活費を使っているのかということです。この記事では、大学生の平均的な生活費の内訳を詳しく解説し、どうすれば賢く節約できるかのコツも紹介します。

実家暮らしと一人暮らし、どちらの場合でも役立つ情報をお届けしますので、これから大学生活を迎える方や、すでに大学生の方もぜひチェックしてみてくださいね。

大学生の生活費は平均いくらかかる?

まずは、大学生の生活費の平均額について解説します。

一人暮らしの大学生の生活費は平均約13万円

第60回学生生活実態調査によると、2024年において一人暮らしをしている大学生の平均的な生活費は、月に約13万1,720円です。

また、住む地域によっても大きな差があり、一都三県などの都市部では生活費が高くなる傾向があります。まずは1か月の支出を把握することで、生活費の管理を行いましょう。

■一人暮らしの大学生|1か月の生活費(平均)

食費 26,110円
住居費 56,090円
交通費 5,050円
教育娯楽費
※教養、娯楽、趣味などのために必要な商品やサービスへの支出
13,870円
書籍費 1,500円
勉学費 1,300円
日常費 7,520円
電話・通信 3,320円
貯金・繰越 14,250円
その他 2,710円
支出合計 131,720円

※参考:全国大学生協連「第60回学生生活実態調査 概要報告

ちなみに、家賃を除いた場合の生活費は、平均で7万5,630円です。

家賃は住んでいる場所によって大きく左右される項目ですが、これを除いた食費や交通費、教養娯楽費は、現在の大学生の平均的な支出と考えてもよいでしょう。

実家暮らしの大学生の生活費は平均約7万円

実家から通学している大学生の生活費は、平均6万9,510円です。実家から通う場合、家賃がかからないため、生活費全体が大きく抑えられるのが特徴です。自宅で食事をとれば、食費も浮かせられるでしょう。

家賃や日用品の購入費を抑えられる分、一人暮らしの大学生よりも実家暮らしの大学生の方が月の貯金額が多いのも特徴です。

■実家暮らしの大学生|1か月の生活費(平均)

食費 14,340円
住居費 600円
交通費 9,850円
教育娯楽費
※教養、娯楽、趣味などのために必要な商品やサービスへの支出
14,740円
書籍費 1,450円
勉学費 1,020円
日常費 5,890円
電話・通信 1,410円
貯金・繰越 18,360円
その他 1,850円
支出合計 69,510円

※参考:全国大学生協連「第60回学生生活実態調査 概要報告

大学生の収入事情|生活費はどうやって賄っている?

続いて、大学生の収入事情について紹介します。世間の大学生はどの程度のお金で毎月やりくりをしているのでしょうか。

仕送りは約7万円が平均値

大学生が受け取る仕送りの平均額は約7万円です。一人暮らしの学生にとっては家賃や食費といった生活費の負担が大きいため、安定した生活を送るためにも仕送りは大きな役割を果たしています

とはいえ、平均約5万4,000円の家賃を払い終えると、残りは約1万6,000円しか残っていません。食費は平均約2万6,000円とされているため、この時点でマイナスになってしまいます。差額は、バイトなどで稼いでいるのが一般的です。

大学生の生活費をカバーするためにも、バイト代が必須

第60回学生生活実態調査によると、大学生のバイト就業率は過去10年で最高の76.8%です。生活費をカバーするために、半数を超える大学生がバイトをしています。

大学生がバイトで稼いでいる月の平均収入は、約5万円です。バイトは学業とのバランスを考えて、無理のない範囲で行うようにしてくださいね。

■一人暮らしの大学生|1か月の収入(平均)

仕送り 72,350円
バイト代 37,540円
奨学金 19,140円
その他 3,120円
収入合計 132,150円

※参考:全国大学生協連「第60回学生生活実態調査 概要報告

大学生が一人暮らしを始めるときにかかる初期費用は?

大学生が一人暮らしをする場合、アパートやマンションへの引っ越しが必要です。ここでは、その際に必要となる初期費用について解説します。

賃貸契約費用は家賃の4~6倍

大学生が一人暮らしを始める際に、最も大きな初期費用となるのが賃貸契約にかかる費用です。賃貸契約を結ぶ際には、敷金・礼金・前家賃・仲介手数料・火災保険料など、さまざまな費用が必要となり、合計すると家賃の4~6倍に相当することが一般的とされています。

大学生の平均居住費とされる5万4,000円の物件の場合、21万6,000円~32万4,000円程度の資金を用意することになるでしょう。

ただし、敷金礼金なしの物件や手数料の安い物件、学生アパートを選んだりすることで、初期費用を抑えられます。事前によく確認したうえで住む場所を決めるようにしましょう。

引っ越し費用は時期によって異なる

引っ越し費用は、時期や移動距離によって大きく変動します。大学の新学期が始まる春は引っ越しのピークシーズンとなり、費用が高くなる傾向にあります。引っ越し業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。

また、単身パックや学生割引などの利用も、引っ越し費用を節約するためには有効です。ただでさえ高額になりやすい時期なので、事前に入念な下調べを行ったうえで引越しの依頼を行いましょう

その他家具・家電類はどこまでこだわるかで金額が変わる

一人暮らしを始める際、家具や家電の購入費用も重要なポイントです。冷蔵庫やベッド、電子レンジなど生活に欠かせないものから、ソファやテレビなど必需品とはいえないものまで、何をどのクオリティで準備するのか予算と相談して決める必要があります。

一通りそろえるには、一般的に10万円以上かかかるとされています。品質やブランドにこだわるとさらに費用が増えるため、実家で使っているものを持ってきたり、リサイクルショップで安く購入したりするのも有効ですよ。

仕送りなしでも生活できる?おすすめ節約方法

続いては、大学生におすすめの節約方法について以下3つの視点から紹介します。上手に活用すれば、仕送りなしで生活できるかもしれませんよ。

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1. 食費を抑えるための節約方法
2. 家賃を抑えるための節約方法
3. 生活費全体を抑えるための節約方法

食費を抑えるための節約方法

大学生にとって食費は大きな支出の一つです。手間をかけてでも節約することで、生活費や趣味に回すお金が増えるかもしれません。ただ、たまにはよいものを食べることも大切なので、メリハリをつけた食事をとるようにしましょう。

食事はなるべく自分でまかなう

外食は便利ですが、頻繁に利用するとあっという間に資金を圧迫します。可能な限り自炊をして、食費を抑えるようにしましょう。今はネットやSNSで手軽にレシピを調べられるので、料理をしたことがない方でも挑戦しやすいですね。

また、野菜や肉、米などをまとめて購入することで、毎日スーパーに行くよりもさらに節約になります。一度作り置きしておけば、毎日作る必要もないため便利です。料理スキルや金銭感覚も身に付くため、将来の生活にも役立つでしょう

まかないつきのバイト先を選ぶ

まかないつきのバイト先で働くことも、食費を節約するために効果的な方法です。飲食店やカフェで働くと、勤務中に無料または社員割引で食事を提供してもらえることがあります。自炊をした時と同様の値段で店の食事を楽しめる場合もあるためおすすめです。

好きな飲食店やカフェがある場合は、バイトを募集していないか、またまかないがあるかどうかをチェックしてみましょう。食費の節約になるうえに、好きな食事も楽しめるため、働きながら高い満足度を得られます

家賃を抑えるための節約方法

家賃は大学生活において最も大きな支出を占めています。削れる余地が大きいため、節約を目指すならは以下の点は要チェックですよ。

駅から少し離れた場所に住む

駅近の物件は便利ですが、家賃が高くなる傾向があります。そのため、駅から離れた場所に住んで、家賃を抑えるのは有効な手段です。駅から10~15分も離れれば、家賃は格段に安くなります。

また、大学付近に住めば必ずしも駅近である必要もありません。移動がどうしても苦痛という方は、自転車の購入をおすすめします。大学や駅まで自転車を利用すれば、駅から遠い場所でも不便に感じることは少ないでしょう。

築年数が古い物件も見てみる

新築や築年数が浅い物件は家賃が高くなりがちです。そのため、築年数が古い物件を探すと、比較的安価で借りられる場合があります

なかには、「内装が古くて不安」と考えている方もいるでしょう。しかし築年数が古くても、リノベーションやリフォームが施されている物件を選べば、快適に過ごすことも可能です。

家賃を抑えつつ快適な生活ができるため、築年数の古い物件は実は狙い目なのです。

シェアハウスや学生寮を検討する

シェアハウスや学生寮は、一人暮らしの学生にとって非常に経済的な選択肢です。比較的安い家賃で住めるうえに、光熱費やインターネット代などの共同費用が分担されるため、支出を大幅に抑えられます。

また、寮によっては食事が提供される場合もあるため、食費の節約になることも。共同生活なので一人暮らしに比べると自由は少ないものの、経済的には大きなメリットがあります

生活費全体を抑えるための節約方法

そのほかにも、節約のための方法はいくつかあります。最後に、生活費全体を抑えるための節約方法を紹介します。

通信費を見直す

通信費は、スマートフォンの契約やインターネット代など、毎月必ず支払う費用です。格安SIMに切り替えたり、使用していないサービスを解約したりすることで、節約になるでしょう。

また、Wi-Fiの契約を見直して、必要なプランを選ぶことも大切です。また、スマートフォンの毎月の使用ギガ数を意図的に下げるのも有効です。節約になるのはもちろん、これを機にスマートフォンに依存している方は脱却できるかもしれませんよ。

リサイクルショップやアウトレットショップを活用する

家具や家電、衣服などは、リサイクルショップやアウトレットショップで購入することで、大幅な節約につながります。良質な中古品であれば、クオリティは新品同様にもかかわらず値段は半額程度で購入できることも

また、フリーマーケットアプリやオンラインショップも活用すると、よりお得に必要なアイテムを手に入れることも可能です。SDGsの意識も身につくため、社会貢献にもつながりますよ

趣味・娯楽費の上限を決める

大学生にとって、趣味や娯楽も重要ですが、無計画にお金を使っているとすぐに生活費が足りなくなってしまいます。趣味や娯楽の支出に上限を設けることで、無駄遣いを防げるためおすすめです。

遊びに行くときや物を買うときは必ず予算を決めておきましょう。計画的にお金を使うことで、将来の資産形成にも役立ちます。友達との外出や遊びも、ときには無料で楽しめる方法を取り入れるとよいかもしれませんね

サブスク料金を見直す

サブスクリプションサービス(サブスク)の料金も、生活費に影響を与える要因の一つです。音楽や動画のストリーミングサービス、ジムの会費など、毎月支払っているサブスク料金を定期的に見直してみましょう。

必要ないサービスを解約することで、月々の支出を減らせます。一つひとつのサービスは数百円から数千円なので、大きなダメージを感じにくいのがサブスクの怖いところです。また、お金を支払っている感覚も薄いため気が付くと想定以上の金額になっていることも。

解約忘れや知らず知らずのうちに入会しているケースも多いので、今一度見直してみることをおすすめします。

大学生が生活費をまかなうためにおすすめのバイト

大学生が生活費をまかなうためには、バイト選びが重要です。ここでは、大学生におすすめのバイトをいくつか紹介します。

まかないが食べられるバイト

食費を抑えるために、まかない付きのバイトを選ぶのは非常に効果的です。飲食店でバイトをすると、勤務時間中に提供される食事が無料または割引で提供される場合が多くあります。

外食費や自炊の手間を省けるうえに、生活費の節約も期待できるでしょう。さらに、飲食店では接客スキルやコミュニケーション能力が養えるため、将来的にも役立つ経験を得られる点も魅力です。

大学生におすすめ!
まかないが食べられるバイトを探す

学業と両立するためにシフトの融通が利きやすいバイト

大学生にとって、学業とアルバイトを両立させることは非常に重要です。シフトの融通が利きやすいバイトを選ぶことで、試験期間や学校のイベントに合わせて勤務時間を調整できます。

コンビニやネットカフェ、ファミレスといった長い時間営業している店は、シフトの融通が利きやすい傾向にあります。これらの職種では夜間の勤務も可能なため、昼間に授業がある学生にも適しています。

大学生におすすめ!
シフトの融通が利きやすいバイトを探す

時給が高額なバイト

時給が高いバイトを選ぶことも、効率よく生活費を稼ぐためには重要です。たとえば、家庭教師や塾講師、テレアポやコールセンターといったバイトは、比較的時給が高い求人が多い傾向にあります。

また、専門的なスキルや知識を活かせるバイトを選べば、さらに高時給で働けるでしょう。短時間で高収入を得られるため、少ない時間で効率よく生活費を稼ぎたい学生におすすめですよ。

大学生におすすめ!
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節約をするためには、習慣化させることが重要!

学生が生活費を節約するためには、一時的な努力ではなく、日常的に取り組むことが大切です。たとえば、一日だけ自炊をしても、ほかの日は外食したり出来合いの弁当を食べてしまっては大きな食費削減にはつながりません

節約を習慣化させるためには、家計簿をつけて毎月の支出を把握することが効果的です。すると、削減できそうな部分が見えてくるはず。節約だからといってすべてを我慢する必要はありません。目標とする金額に向けて戦略的に費用を抑えられれば、節約は成功といえます

闇雲に節約を頑張っても、先が見えないため続けるのは難しいでしょう。目標を決めてそのために何を削減するかを定めることで、習慣化につながるのです。

まとめ

大学生の生活費は、一人暮らしや実家通いで大きく異なるものの、共通して重要なのは支出の管理と節約です。一般的に、家賃をはじめとして食費、交通費などが大学生の大きな負担となり、仕送りやバイト代でまかなう必要があります

初期費用も考慮したうえで、毎月快適に生活するには賢い節約が不可欠です。自炊や安価な住居選び、無駄な支出の見直しなどを行うとよいでしょう。

また、節約は継続させなければ効果は出づらいため毎日の習慣化に努めてください。計画的かつ無理のない範囲で、自分に合った生活スタイルを見つけられるとよいですね。

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