2024.11.19

【例文あり】看護師面接での自己紹介|面接官が評価する3つのポイントとNGパターン

看護師面接で差をつける!面接官の心をつかむ自己紹介のポイントと7つのNG

面接では、最初の数分が勝負の分かれ目となることをご存知ですか?その鍵を握るのが、冒頭の自己紹介です。自己紹介に苦手意識をもっている人も多いですが、ポイントを押さえて準備すれば大丈夫です。

この記事では、看護師面接で面接官が見ている観点や、押さえておくべきポイント、そして自己紹介の例について、わかりやすく解説していきます。

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「何をアピールすればいい?」「どんな順番で話せばいいんだろう…」面接での自己紹介は、第一印象を左右する大切な場面。でも、自分の経験や想いをうまく伝える方法に悩んでいませんか?あなたの強みが活きる自己紹介の組み立て方から、看護師ならではのアピールポイントまで、「ナースではたらこ」のキャリアアドバイザーが面接対策を丁寧にサポートします。まずは登録して、理想の職場探しを始めてみませんか?

自己紹介で決まる!面接の第一印象

面接は、あなたが部屋に足を踏み入れた瞬間から始まっています。入室の仕方、姿勢、表情、自己紹介などを通して、面接官のなかであなたの第一印象が決まります。

第一印象は面接の評価全体に大きく影響します。たとえ素晴らしい経験や能力があっても、最初の印象が決め手になることも少なくありません。

印象的な自己紹介は面接全体の流れを好転させ、あなたの強みを効果的にアピールする力強い武器となります。適切な準備で、自信を持って臨みましょう。

面接官は自己紹介で何を見ている?

面接官はあなたの自己紹介を通して「この人はどんな看護師なのだろう?」と、あなたのことを知ろうとしています。特に注目しているのは、以下の3つの要素です。

【自己紹介で見抜かれる3つの要素】

  1. 経験とスキル
    どのような診療科での経験があり、どんな専門性を持っているか。
  2. コミュニケーション能力
    患者さんやスタッフと円滑に関わることができるか。
  3. 人柄と価値観
    病院の理念や求める人材像にマッチしているか。

この短い自己紹介の時間で見極められると思うと緊張するかもしれませんが、ありのままのあなたの良さを伝えていきましょう。

次のセクションでは、短時間で魅力的に伝える自己紹介のポイントを紹介します。

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必ず押さえたい!短時間で魅力的に伝える自己紹介の3つのポイント

看護師の面接で印象に残る自己紹介をするには、以下の3つのポイントが鍵となります。

【自己紹介を成功させる3つの要素】

  1. 簡潔さと明確さ
    限られた時間内で相手が理解しやすく、記憶に残る情報を提供すること。
  2. 関連性と一貫性
    面接の目的や求められている役割に沿った、筋の通った自己紹介をすること。
  3. 個性と強みの表現
    他の候補者と差別化し、自分ならではの価値を示すこと。

これらはシンプルながらも重要なポイントです。派手なテクニック等ではありませんが、これらを押さえずに自己紹介を行うと、伝えたいことが上手く伝わらなかったり、面接官を混乱させてしまう可能性があるので注意してください。

次のセクションでは、自己紹介の基本構成をご紹介します。

看護師面接での自己紹介の基本構成

看護師面接での自己紹介では、以下の4つの要素を押さえておきましょう。この構成を覚えておくと、自己紹介の準備がぐっと楽になりますよ。順序は状況に応じて調整しても構いません。

名前と現在の状況

まずは自分のフルネーム(姓名)をはっきりと伝えましょう。そして、現職か否かを明確に伝えましょう。これにより、面接官はあなたのバックグラウンドを即座に理解できます。

看護師としての経験年数と主な勤務科

次に、経験年数と主な勤務科を簡潔に伝えましょう。

復職の場合は、以前の勤務経験を活かしつつ、現在の意欲や学習状況についても触れると良いでしょう。例えば、「◯◯病院の□□科で5年間勤務し、その後育児のため3年間のブランクがありますが、この間もオンライン講座で最新の医療技術を学び続けてきました」といった具合です。

ブランクがあっても、それをマイナスに捉えるのではなく、その期間にどのように自己研鑽を積んできたかをアピールすることが大切です。また、以前の勤務先での具体的な経験や、そこで身につけたスキルについても簡潔に触れることで、即戦力としての価値をアピールできます。

これにより、あなたの専門性や経験の範囲が明確になり、面接官があなたの背景をより深く理解できるようになります。

取得している資格や専門スキルの簡潔な紹介

次に、看護師として持っている資格や特殊なスキルを簡潔に伝えましょう。ただし、一般的な看護師資格は省略し、特筆すべきものに絞りましょう。

志望動機の簡単な説明

そして最後に、なぜこの病院を志望したのかを簡潔に伝えましょう。病院の理念や特色と自身の看護観を結びつけると、より印象的になります。

状況に応じた自己紹介の準備

自己紹介の時間は1~2分程度が理想的とされていますが、面接の形式や指示に応じて調整できるよう準備しておきましょう。

短めのバージョン(約1分)と、より詳細なバージョン(2~3分)を用意しておくと、さまざまな状況に対応できます。ただし、どの長さでもあなたの重要な強みや経験、志望動機を明確に伝えることを忘れないでください。

それでは、具体的な自己紹介例を見ていきましょう。

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【状況別】看護師の自己紹介の例文

自己紹介は、状況に応じて内容を調整することが大切です。ここでは、状況別の具体的な自己紹介の例をご紹介します。これらの例を参考に、あなたならではの自己紹介を組み立ててみてください。

【自己紹介例】はじめての転職の場合

■参考例
「◯◯(フルネーム)と申します。◯◯看護専門学校を卒業後、△△総合病院の救急科で5年間勤務してまいりました。救急看護認定看護師の資格も取得しています。これまでの経験から、迅速な判断力と冷静な対応力を身につけました。今後は、貴院の救命救急センターでより高度な救急医療に携わり、さらにスキルアップを図りたいと考えています。貴院の『◯◯◯』という方針に深く共感し、志望いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。」

【自己紹介例】何度か転職経験のある場合

■参考例
「◯◯(フルネーム)と申します。看護師として15年の経験があります。◯◯大学病院の小児科で7年、△△クリニックで5年、そして直近の3年は□□病院のNICUで勤務してきました。新生児集中ケア認定看護師の資格を持っています。様々な医療現場で経験を積む中で、家族を含めた包括的な看護の重要性を実感してきました。貴院の『◯◯◯』という理念に深く共感し、これまでの経験を活かしながら、さらに専門性を高めたいと考え志望しました。どうぞよろしくお願いいたします。」

【自己紹介例】復職の場合

■参考例
「◯◯(フルネーム)と申します。看護師として10年の経験があり、◯◯大学病院の内科で7年間勤務いたしました。その後、育児のため3年間のブランクがありますが、この間もオンラインセミナーや医療雑誌を通じて最新の医療情報のキャッチアップに努めてまいりました。
以前の勤務では、慢性疾患患者さんへの生活指導や退院支援に力を入れ、患者さんやご家族との信頼関係構築に注力してきました。この経験を活かし、貴院での勤務でも患者さん中心の看護を実践したいと考えております。
また、復職にあたり、最新の医療機器の操作や新たな治療法について、積極的に学ぶ姿勢で臨む所存です。貴院の『◯◯◯』という理念に深く共感し、私のこれまでの経験と新たな学びを融合させ、チーム医療の一員として貢献したいと考え志望いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。」

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看護師面接で避けたい!自己紹介の7つのNG

このセクションでは、自己紹介でやりがちな7つのNGポイントをご紹介します。

名前と挨拶だけの自己紹介をしない

解説

名前と挨拶だけの自己紹介では、面接官にあなたの魅力が伝わりません。これでは、貴重な自己アピールの機会を逃してしまいます。

対策

前出のセクション「看護師面接での自己紹介の基本構成」でお伝えしたように、名前と挨拶に加え、自身の経験や強み、志望動機なども簡潔に盛り込みましょう。1分程度で自分の魅力が伝わるように準備しましょう。

アピールポイントを詰め込みすぎない

解説

自己紹介に多くのアピールポイントを詰め込もうとする気持ちはわかります。しかし、情報過多になるとかえって重要なポイントが埋もれてしまい、全体的な印象が薄まってしまうことも。

また、話がまとまりにくくなり「焦点がぼやけている」という印象を面接官に与えかねません。

対策

アピールポイントは2~3個に絞り込みましょう。それらを具体的なエピソードと共に簡潔に伝えることで、より印象に残る自己紹介になります。

専門用語を多用しない

解説

専門用語を多用すると、面接官に伝わりにくくなる可能性があります。また、専門知識をひけらかしているような印象を与えかねません。

対策

専門用語は必要最小限に抑え、使用する場合は簡単な説明を加えましょう。平易な言葉で説明することを心がけてください。

否定的な表現を使わない

解説

「~ができない」「~が苦手」などの否定的な表現は、自信のなさや消極性を印象づけてしまいます。

対策

否定的な表現を、前向きな表現に言い換えましょう。例えば「経験は浅いですが、学ぶ意欲は誰にも負けません」というように、ポジティブな姿勢を示すことが大切です。

ネガティブな退職理由を並べない

解説

前職の不満や問題点を列挙すると、あなた自身のネガティブな面が強調されてしまいます。

対策

退職理由はキャリアアップや新しい挑戦など、前向きな理由を中心に説明しましょう。現在の志望動機と結びつけて話すことで、一貫性のある印象を与えられます。

個人情報を過度に開示しない

解説

家族構成や個人的な趣味など、仕事に直接関係のない情報を多く話すとプライバシーの境界線が曖昧になり、不適切な印象を与える可能性があります。

対策

自己紹介では、あなたの専門性や経験など、仕事に直接関連する情報に焦点を当てましょう。面接官は限られた時間で多くの候補者を評価する必要があり、過度に個人的な情報は評価を難しくする可能性があります。

個人的な情報については、面接官から具体的な質問があった場合にのみ、必要最小限で答えるようにしてください。

暗記したように話さない

解説

完全に暗記した文章を話そうとすると、どうしても棒読みになりがちです。そうすると、せっかくの自己紹介に気持ちが乗らず、面接官にも伝わりにくくなってしまいます。また、緊張で言葉に詰まった時にリカバリーが難しくなります。

対策

自己紹介の内容を一言一句暗記しようとせず、キーワードや要点を押さえるようにするのがおすすめ。これらをもとに、自然な会話調で練習しましょう。相手の反応を見ながら適度に間を取ることで、印象的な自己紹介になります。

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自信がつく!自己紹介の練習方法

自己紹介の内容を考えるのと同じくらい大切なのが、実際に練習することです。何度も練習を重ねることで、自信を持って面接に臨めるようになります。ここでは、練習方法をいくつかご紹介します。

録音して客観的に聞く

自分の声を録音して聞いてみましょう。自分の自己紹介を、第三者の視点から客観的に評価しやすくなります

▼ポイント

  • スマートフォンの録音機能を使うと手軽
  • 話す速度、声の大きさ、言葉の選び方などに注目
  • 聞き取りやすさや、伝えたい内容が明確に伝わっているかをチェック

鏡の前で表情や姿勢を確認する

自己紹介は言葉だけでなく、非言語コミュニケーションも重要です。鏡を使って、自分の表情や姿勢をチェックしましょう。

▼ポイント

  • 鏡の中の自分の目を見て話す練習をする
  • 自然な笑顔で話せているか確認
  • 姿勢は真っ直ぐで、自信に満ちているかチェック

家族や友人の前で練習する

実際に人前で話す練習は、非常に効果的です。家族や友人、可能であれば看護師の知人に協力してもらうと、より実践的なフィードバックが得られ、本番さながらの緊張感も味わえるでしょう。

▼ポイント

  • 家族や友人に面接官役をお願いし、本番さながらの雰囲気で練習する
  • 練習後は、聞き手からフィードバックをもらう
  • 可能であれば、看護師の知人に協力してもらう(より専門的なアドバイスが得られる可能性がある)
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まとめ

看護師の面接における自己紹介は、あなたの魅力を短時間で効果的に伝える重要な機会です。このページでご紹介した基本構成、経験別の例文、注意点、そして練習方法を参考に、あなたらしい自己紹介を作り上げてください。

面接前には十分に練習を重ね、自信を持って臨みましょう。緊張するのは自然なことですが、準備を怠らなければ、その緊張も良い緊張感に変わるはずです。

あなたの素晴らしい経験と熱意が面接官に伝わり、理想の職場での新たなスタートが切れることを心から願っています。

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