2020.08.17

パートの退職理由はどうやって伝える?タイミングや辞めさせてくれないときの対処法も紹介!

パートの退職理由はどうやって伝える? タイミングや辞めさせてくれないときの
対処法も紹介!

パートの退職理由はどうやって伝える?タイミングや辞めさせてくれないときの対処法も紹介

パートを辞める理由は、職場での人間関係の悪さや、業務内容への不満などが大きな割合を占めるようです。しかし、実際にパートを辞めたいと伝えても、人手不足や次のスタッフの採用に費用・時間がかかるなどの理由で、なかなか辞めにくいこともあります。

この記事では、円満にパートを辞めるにはどのように伝えればいいのか、退職を切り出すタイミングや退職を認めてもらえない場合の対処法などをご紹介します。

パートを退職したい本音の理由

パートを退職したい本音の理由イメージ

まずは、どのような理由でパートを辞めたいと感じるのか、パートを退職したい本音から見ていきましょう。
以下のデータは、ディップ総合研究所が2527人のパート・アルバイトスタッフを対象に、退職理由についてアンケート調査をした結果です。

記事の後半では「退職を認めてもらいやすい理由」についてご紹介していますが、トラブル避けるためにも、まず自分の「本当の退職理由は何か」を考えてみることが大切です。

パート・アルバイトの退職理由グラフ
ディップ総合研究所[アルバイト・パートスタッフの離職事情~早期離職防止・長期定着に必要な対策とは~] (https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=261)を加工して作成

職場の人間関係や雰囲気の悪さ(37.5%)

もっとも多かった退職理由は、職場の人間関係や雰囲気の悪さによる退職でした。
ストレスを敏感に感じやすい人や、我慢を重ねていた人ほど、職場の人間関係の悪さを理由に退職を決めることがあるようです。

やりがいや楽しさがなかった (22.2%)

次に多かったのが、仕事にやりがいがない、仕事をしていても楽しくないという退職理由です。
パート社員は正社員ほどの裁量権がなく、単純作業や軽作業の繰り返しになることが少なくありません。そのため、「この仕事は自分じゃなくてもできる」と感じてしまい、仕事にやりがいや楽しさを見出すことができず、退職を決めてしまうようです。

上司や先輩の理不尽な指摘・指導(18.3%)

パワハラとまではいかずとも、上司や先輩からの理不尽な指摘や指導で退職を決めるケースも多いようです。

パートで働き始めたばかりなのに細かなミスを指摘されたり、詳しい説明を受けていないのにミスをすると怒られる、といった理不尽な行為は、退職につながりやすい理由の一つです。

シフトに融通が利かない(17.4%)

フルタイムではなくパートで働いている人のなかには、家庭などの事情でやむを得ずパートで働いている人が多いでしょう。

採用されたときは、希望どおり自由なシフトで働けると聞いていたものの、いざ働き始めると人手不足などを理由に、自由にシフトを組めなくなる、といったケースも少なくないようです。

仕事内容と給料が割に合わない(16.7%)

実際の仕事内容が、応募時にイメージしていたもの大きく違った場合、給料に見合わないと感じることもあるでしょう。想像以上に仕事内容がハードで「割に合わない」と感じた結果、退職を決意する人もいます。

また、最初は問題がなくても、パート歴が長くなり様々な業務を任されるようになったのに、昇給もないと不満は出やすくなります。

データ出典:ディップ総合研究所(https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=261)

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円満退社のポイントは「タイミング」と「理由の伝え方」

パートを辞める際は、なるべく円満に退社したいものです。
特にパート先がスーパーのような、普段日生活で使う店舗だったりすると、辞めた後はそのお店に行きづらくなるので、辞めるにしても良好な関係のまま辞めたいと考える方が多いはずです。
円満退社に大切なのは「退職を伝えるタイミング」と「退職理由の伝え方」です。

タイミングは2週間前で問題ない!ただし注意が必要!

雇用契約に期間が定められていない場合は、法律によって「2週間前に申請」すれば退職できることが定められています。
雇用期間が決まっている場合は、雇用主(会社側)が申請を断ることができるので、雇用契約書を確認する必要がありますが、通常は1~2ヵ月前に申請するのが一般的となっています。
雇用契約書に「退職は2ヵ月前に申請すること」と書かれているようなことも少なくないので気をつけましょう。

また、パートを辞めるときは、まず退職の意思をしっかり伝え、その次に退職の時期を十分に相談して決めるようにしましょう。
雇用主側からすると、1~2ヵ月で新しいスタッフを見つけて教育するのは難しく、たとえパートでも、あなたの業務が重要な役割を果たしていれば、人材を確保するのは簡単ではありません。
法律上問題がないからといって一方的に辞める時期を決めるのではなく、なるべく円満退職を心がけたほうが気持ちよく次の職場に向かえます。

退職の理由は本音を伝えるべき?

退職の理由を伝える際、本音が言いづらく、ウソの退職理由を考えてしまうこともあるのではないでしょうか。

しかし、ウソをつくと、パートを辞める準備を進めているうちに退職理由に矛盾が生じてきたり、後ろめたさを感じてしまうこともあります。ウソが理由でトラブルになることもあるので、基本的に退職理由は本音で伝えるべきです

ただし、理由によっては相手の納得感が得られず、退職を認めてくれないケースもあります。どうしても退職がしたい場合は、「認めてもらいやすい退職理由」を考えるのもありかもしれません。

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認めてもらいやすいパートの退職理由の例

認めてもらいやすいパートの退職理由イメージ

ここからは、パート先に認めてもらいやすい退職理由の例を6つご紹介します。

6つの退職理由に共通しているのは、「それなら仕方ない」と感じやすい理由になっていることです。
退職する理由がパート先にあるような言い方をすると、「そこを改善するから辞めないで」と引き止められ、他の理由を用意しなければならなくなります。

家庭や自己都合のため

もっとも効果的なのが、家庭の事情や自己都合による理由です。他人が立ち入りできない理由であれば、退職を認めざるを得ないでしょう。

具体的には

  • ・配偶者の転勤に伴う引っ越し
  • ・親の介護
  • ・子どもの教育方針
  • ・自営業の配偶者の手伝いなど

などが挙げられます。

これらはいずれも、「どうしようもない」と思われる理由になりますが、家庭の事情や自己都合での退職は、「応募のときにわかっていなかったの?」と思われてしまうこともあるので、あくまで予定外だったことをきちんと伝えましょう。

体調不良のため

体調不良も、他人が立ち入りづらい理由の一つになります。持病の悪化や長期的な欠勤を余儀なくされるような大病を伝えるのがいいでしょう。また、パートが原因で発症した精神的な症状なども認めてもらいやすい理由の一つです。

キャリアプランの形成のため

パートはフルタイムで働く人に比べ、キャリアアップをしづらいのが現実です。そのため、キャリアアップを目的に新しい職場に転職することは、理由として納得感が得やすいでしょう。

キャリアプランの形成は「自分の将来を見据えて」の退職であり、前向きな意思も示すことができるため、円満退職がしやすい理由の一つです。

資格や将来への勉強・自己投資のため

キャリアプランの形成と同じく、自分の将来を作っていくための準備として、資格の取得や勉強、自己投資のためにパートを辞めて、時間を捻出したいというのがこの理由です。

「働きながらではできないの?」と聞かれることも考えられるので、なぜ退職しなければいけないのかを答えられるようにしておくといいでしょう。

人間関係がうまくいっていないため

人間関係がうまくいっていないと正直に伝える方法です。この場合、パート先の環境に問題があるため、「もう耐えることができない」と強く伝えることで理解してもらえる場合があります。

「改善するから残って欲しい」と言われて、パートとして残る場合には、具体的な改善方法や改善するまでの期限など、期限と具体策を聞いておくことで、改善されなかったときにスムーズに辞められます。

転職先が見つかったため

「すでに転職先が見つかった」と伝えてしまうのも一つの手段です。
少し強引な手ではありますが、なかなかパートを辞めさせてもらえないときには、こういった強行的な伝え方もやむを得ない場合があります。

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パートを退職するときの流れとスケジュール

スケジュールイメージ

ここからはパートを円満退社するための具体的な流れと、スケジュールをご紹介します。

退職の意思をパート先の会社に伝える(1~2ヵ月前)

まずは退職の意思をパート先の会社に伝えます。
先ほどご紹介したように、退職の申請は雇用契約の内容に異なりますが、1~2ヵ月前に伝えるのが一般的です。

業務の引継ぎ準備(~退職数日前)

退職が決まったら準備をしなければいけないのが業務の引継ぎです。
これまで1人でおこなってきた業務がある場合には、退職後にその業務ができる人がいないといったようなトラブルが起きないよう、しっかりと後任に引継ぎをしなければいけません。

業務の引継ぎはギリギリになってしまわないように計画を持っておこない、退職の数日前、遅くても前日には引継ぎが完了できている状態にしておきましょう。
また、複雑な業務の場合は、必要に応じてマニュアルなどを作成し、一回以上は後任1人で業務ができるのかを確認しておきましょう。

退職の挨拶(退職日)

退職日の当日はお世話になった職場の人に挨拶をおこないます。
退職挨拶の方法は、スピーチやメール、一人ひとりに挨拶をして回るなど、いくつか種類があります。
退職の挨拶の方法や例文については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

【関連コンテンツ】
【例文あり】退職の挨拶はスピーチ?メール?社員・パート・アルバイトなどケースごとに紹介!

また、送迎会を開いてもらえる場合には、粗相のないように注意し、最後に感謝をきちんと伝えられるようにしましょう。

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なかなかパートを辞めさせてくれない…そんなときはどうする?

なかなかパートを辞めさせてくれない イメージ

雇用期間の設定がされていない契約であれば2週間前、やむを得ない事情がある場合は期間内でも退職できることが労働者の権利として認められています。
しかし、それを伝えたとしても人手不足や繁忙などを理由にパートを辞めさせてくれないこともあるのが現実です。

「どうしてもパートを辞めたい、でも認めてもらえない」という場合には、円満退社は難しくなりますが、退職届を内容証明郵便で送る手段もあります。
内容証明郵便は郵便物の受け取りを確認できますので、手渡しをした際の「受け取っていない」という言い訳を防ぐことができます。

なお、会社によって退職届のフォーマットが用意されている場合があり、「フォーマット以外は認めない」と却下される可能性もあります。フォーマットの有無は事前に確認しておいたほうがよいでしょう。

どうしてもパートを辞められない場合は、労働基準監督署の「総合労働相談コーナー」や、労働委員会の「個別労働紛争担当窓口」などの相談先もありますので、困った際は相談してみてください。

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まとめ

パートを辞めることを切り出す際は、正直に理由を伝えることが望ましいですが、相手の同意がなかなか得られず、退職が困難になってしまう場合もあります。
退職理由に同意が得られそうにないときは、理由をストレートに伝えるのではなく、認めてもらいやすい理由に言い換えて円満退職をおこなう方法もあります。
本記事を参考にしながら、自分の退職理由を整理し、どのように伝えるのがベストか考えてみてください。

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