吉野家の高校生バイト人数は全体の20%!サポートと福利厚生が充実した環境づくりに尽力

吉野家の高校生バイト人数は全体の20%!サポートと福利厚生が充実した環境づくりに尽力

吉野家に在籍している高校生アルバイトは全従業員の約20%を占めます。吉野家にとって高校生アルバイトは、より良いサービスを提供するために不可欠な存在といえます。

今回は吉野家が高校生を積極的に採用する理由やその効果を、採用管理担当者にインタビュー。はじめてのアルバイトを支える教育体制、長く働きたいと思える福利厚生、やりがいを感じられる評価制度などをお話しいただきました。

インタビュー対象者略歴

依田 庄平
1987年長野県生まれ。大学卒業後に吉野家グループに入社し、東京や千葉で店長を経験したのち本社のアルバイト採用戦略管理部門に異動。採用を通じた吉野家のブランド力向上に取り組んでいる。

企業情報

■株式会社吉野家
※吉の字は、正しくは「土(つち)」に「口(くち)」
■所在地/東京都中央区日本橋箱崎町36番2号Daiwaリバーゲート18階
■設立/2014年3月
■従業員数/社員数1,236名(2023年2月期末)
■事業内容/「うまい、やすい、はやい」でおなじみの牛丼チェーン「吉野家」を国内外に展開。2023年8月現在、国内に1,217店舗、海外に982店舗をかまえる。

「とにかく吸収力がすごい」吉野家が高校生採用を推進する理由

吉野家は2013年から高校生採用をはじめました。高校生を採用することで店舗にはどのような効果が生まれるのでしょうか?

株式会社吉野家 アルバイト採用戦略管理部門 依田 庄平氏のインタビューの様子1

――吉野家には現在どれくらいの高校生が在籍しているのですか。

依田庄平(以下、依田)吉野家の全従業員のうち約20%が高校生です。「バイトル」から応募した高校生が多いのはもちろんのこと、親御さんや友達の紹介で入社してくれる方も多いですね。

「高校1年生で、アルバイトははじめて」という方もいますし、「吉野家の牛丼を食べたことがない」という方だっていますよ。

――ご自身が店長だった時代には多くの高校生と一緒に働いてきたと思います。現場で見てきた高校生の印象を教えてください。

依田: とにかく吸収力がすごいです。私が店長時代にも「アルバイトははじめて」という高校生は何人もいたのですが、教えたことをすぐに覚えて成長してくださる方が非常に多かったですね。

もちろん最初は接客の言葉づかいに慣れていないわけですが、気づいたら接客用語も使いこなしていますし、注文を通す端末機器であるハンディやレジで使用するタブレットの操作にいたっては、店舗の誰よりも詳しくなっているなんてこともあります。

――高校生採用に取り組んで良かった点を教えてください。

依田:やはり現場の雰囲気が良い方向に変わることが多いですよね。同じ店舗に20年近く働いている主婦(夫)やフリーターの方も多いのですが、そこにフレッシュな高校生が入ってくるとそれだけでうれしいですよね。

また、ほかのスタッフが「私ももっとがんばろう」という気持ちになったり、「難易度の高いことを教えよう」といった教育意欲がわいてきたりするんです。私が店長だったころも、高校生たちが成長して自信のついた様子が見られるのは本当にうれしかったですね。

はじめてのアルバイトでも安心!高校生を支える教育・サポート体制

全従業員の約20%が高校生アルバイトで成り立っている吉野家は、はじめてのアルバイトでも安心できる環境が整っています。ここでは大手企業ならではの手厚い制度を伺いました。

株式会社吉野家 アルバイト採用戦略管理部門 依田 庄平氏のインタビューの様子2

――「はじめてのアルバイトが吉野家」という高校生も多いと思いますが、どのようなサポート体制があるのでしょうか。

依田:これまでたくさんの高校生を採用してきましたので、店長もスタッフも高校生に教えることは慣れています。高校生がつまずきやすいポイントもわかっているので、寄り添いながら教えています。

仕事に慣れるまでは店長や先輩アルバイトが近くで見守っていますし、店内のタブレットには研修動画やマニュアルも用意しているので、わからないことはすぐ解決できるような体制が整っています。

はじめてのアルバイトであればお客様に「こんにちは」が言えるだけでも十分だと思いますし、何かトラブルがあっても必ず責任者がいますのでご安心ください。

――高校生にとってはアルバイトと学業との両立も重要です。学業と両立できるために取り組んでいることはなんですか。

依田:私たちとしても学業を一番大事にしてほしいと思っていますので、テスト期間であれば2~3週間休めるようなスケジュールを店舗としても調整しています。逆に「夏休みはがっつり働きたい」ということであれば週5日働くこともできます。

また、普段のシフトに関しても「1日何時間働かないといけない」という決まりはありませんので、たとえば2時間でも良いですし、日によっては「30分だけでも入ってくれたらありがたい」なんてこともありますよ。

スケジュールに関してはどの店舗も柔軟に対応できますので、学業の両立はもちろんのこと、アルバイトをかけ持ちしている方にとっても働きやすい環境だと思います。

吉野家採用ページより「奨学金制度」について

▲吉野家採用ページより

――高校卒業後の就職や進学もサポートされていると聞きました。どのような制度があるか教えてください。

依田1つは内部採用といわれるもので、毎年数名、アルバイトとして長く働いてくれた方を卒業と同時に社員として採用しています。

もう1つは奨学金制度。吉野家でアルバイトをしている高校3年生のなかで、経済的理由で大学進学などをあきらめている方を対象に奨学金を貸与し、一定の条件を満たせば返済が不要になる制度です。

対象の学生には、まず無利息での全額貸与となり、卒業後の進路によっては半額~全額の奨学金が返済不要となります。大学入学後は吉野家グループで週3日以上のアルバイト、そして卒業後は吉野家に入社いただき4年在籍すると全額免除となります。また、卒業後の就職先が吉野家でなくても、一般社団法人日本フードサービス協会加盟の企業であれば半額免除となる制度です。

免除となるためにはいくつかの条件があるものの、学びたい気持ちをあきらめずに明るい未来を描いてほしいという気持ちからこの制度が作られています。

「外食産業の素晴らしさを知ってほしい」コミュニケーションを通じて働く楽しさを

仕事に慣れてきたら次に目指すのは昇給。吉野家には、高校生の成長をしっかり評価し給料につなげる仕組みが整っています。

株式会社吉野家 アルバイト採用戦略管理部門 依田 庄平氏のインタビューの様子3

――高校生の皆さんにモチベーションややりがいを感じてもらうために取り組んでいることはありますか。

依田:吉野家で働くモチベーションは本当に人それぞれだと思いますが、私たちができるモチベーションの上げ方は「できたことを評価し、給料に反映させる」ことしかないと思っています。

たとえばハンディを打ってオーダーを通すまでに、いままでは1分かかったのが30秒でできるようになったとします。高校生自身も「慣れてきた気がする」と感じるかもしれませんが、それを店長が気づいてしっかりほめることが重要です。

基本的には1~2ヵ月に1回、責任者と面談をおこないランクアップや昇給の話もしています。ほめることだけでなく、しっかり給料にも反映される仕組みを用意しています。

――高校生に期待することは何ですか。

依田:お金を得ることももちろん大事ですが、飲食店ならではのコミュニケーションの楽しさや難しさ、そして外食業界の素晴らしさを知っていただけたら最高だなと思っています。飲食店のような、さまざまな年代や雇用形態の方が集まる場所って実はそんなに多くないんですよ。

お客様もさまざまですし、店長や大学生、主婦(夫)、フリーター、定年退職した方など、あらゆる世代と会話をするのはとてもおもしろいことだと思っています。私自身は大学時代にはじめて飲食店でアルバイトをしたのですが、どちらかというと人見知りでコミュニケーションは苦手だったんです。

でも、さまざまな年代の方たちと日々会話をするなかで、「自分の持っていない価値観がこんなにあるんだ」と気づいて、だんだん飲食店で働く楽しさを感じられるようになりました。

――それでは最後に、吉野家の求人を高校生におすすめしたい理由を教えてください。

依田:やはり多くの店舗に高校生がいますし、サポート体制が整っているのではじめてのアルバイトでもしっかりとフォローできます。

また、外食チェーンの大手企業として、待遇面や労務管理、福利厚生といった従業員を支える制度が充実しているので、保護者の方も安心して預けていただける場所だと自負しています。

充実した研修・内部採用・奨学金制度。吉野家は安心して長く働ける場所

吉野家が高校生の積極的な採用を推進する背景には、そのポテンシャルを信じていることがわかります。はじめてのアルバイトでも安心できるサポート体制や、手厚い福利厚生が整備されているのも大手企業ならでは。

さらに、自分の成長をしっかり評価してもらえる環境のため、やりがいも感じられる場所です。高校生本人にとっても保護者の方にとっても安心できる職場といえます。

※インタビュー内容は、2023年9月時点のものです。

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