2023.10.25

面接でアピールできる「特技」の見つけ方と印象に残る伝え方を紹介!

面接でアピールできる「特技」の見つけ方と印象に残る伝え方を紹介!

面接で「特技は何でしょうか」と聞かれた際「特技が何か分からない」「これは特技として話していいのか」などと悩む方は多いでしょう。
特技は上手にアピールできれば、面接官に好印象を与えることができます。

そこでこの記事では、面接官が特技を聞く理由や、自分をアピールできる特技の見つけ方、NGな特技、上手な伝え方などを例文付きで詳しく解説しています。
これらを習得し、自信をもって面接にのぞめるようになりましょう。

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特技を聞く目的は、アイスブレイクと個性や価値観を知るため

面接官が特技を質問する目的は、緊張感を和らげたり人柄をより深く知るためです。
また、自社の企業文化との相性を確かめる材料にしているという一面もあります。

以下、それぞれの目的について詳しく解説します。

アイスブレイクで本音を引き出す

アイスブレイクとは、初対面の人同士が会った際など、緊張をときほぐすための手法です。
面接におけるアイスブレイクは、緊張した空気を和らげ、面接官、応募者ともにリラックスした雰囲気でコミュニケーションできる効果があります。
面接官にとっては、応募者の本音を引き出せるようになる一方、応募者にとっては、伝えたいことをしっかり伝えられるようになるのです。

個性や価値観を知ってミスマッチを防ぐ

特技を語る時は、応募者の素の部分が出やすくなります。
背景やエピソードを話す際に自然と気持ちが入り、身に付ける過程の苦労や感動したことなどが語られるので、その人が持っている価値観が滲み出ます。

そこから面接官は、応募者の個性や仕事における強みをより明確にイメージすることができます。
また、応募者の価値観が企業文化と合っているかを把握し、ミスマッチを防ぐ役割も果たします。

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わからない時は、自己分析して信頼できる人の意見を聞こう

わからない時は、自己分析して信頼できる人の意見を聞こう

面接で効果的にアピールできる特技を見つけるには、印象に残る特技はなにかを知り、自己分析で自分をよく理解することが大切です。
また、自分をよく知る人の意見も、自身が気づかない強みを発見してもらえることがありますので、特技を見つける手段として有効です。

以下、詳しく解説します。

特技は人よりも優れた能力・スキル

特技とは、人と比べて優れている能力・スキルのことで、面接においては仕事に活かせるものも含みます。
純粋な楽しみでやっていることが、他人と比べて優れているといった、人によっては趣味と特技が一致する場合もあります。

自己分析で掘り下げる

自己分析は、効果的な手段です。まず、過去の経験や活動を振り返ります。学生時代や前職で経験した業務、プロジェクト、サークル活動、アルバイトなどがあるでしょう。
その経験や活動を通じて自分が得意だと思ったこと仲間や上司などに褒められたことをリストアップしてみましょう。それはそのまま自身の強みだと言えます。

次に、日常的に習慣化していることや、人から感謝されたことにも注目してください。
例えば「毎朝ストレッチを欠かさない」「夜1時間は読書の時間にあてている」といった習慣は、自分では当たり前だと思っていても、毎日の積み重ねによって、人よりも優れた能力やスキルになっていることがあります。

また「真剣に相談にのってくれる」「詳しく教えてくれるから助かる」など、人から感謝された経験は、特技を見つけるためのヒントです。
相談相手として信頼されているということは、イコール「人から信頼を得る能力」があると言えますし、詳しく教えてくれると感謝されるということは、それだけ「専門性の高い知識を持っている」といえます。

自分をよく知る人に聞く

自分をよく知る人たちに意見を聞くことも有効な手段です。
友人や知人、学校の先生や前職でお世話になった上司や同僚など、長い時間を共に過ごした人たちは、自分でも気が付かなかった特技やスキルを見抜いていることがあります。
こういった人たちからの客観的な意見は、自分では気づけない強みや視点をもらえるので、なるべく多くの人に意見をもらうとよいでしょう。

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嘘を付いたりマイナスの印象を与えるのはNG

特技をアピールする際は、誠実さとマナーが大切です。
嘘をついたり話を盛るのは、後々大きく信頼を失うことになりますし、マイナスイメージのある特技を話すことは自分にとって損になります。
また「特にありません」という回答は、マイナスイメージを与えると同時に、自己を最大限にアピールできる機会を自ら逃すことになり、非常にもったいない行為です。

嘘を付いたり話を盛るリスク

特技を話す際、嘘をついたり話を盛ることは大きなリスクを伴います。
もし入社後に嘘や話を盛ったことが発覚した場合、同僚や上司からの信頼を失う結果となり、自身のキャリアにも影響を与えかねません。誠実に、ありのままの自分を伝えましょう。

マイナスの印象を与えてしまう特技

自分がどれだけその特技に自信があったとしても、マイナスの印象を与えてしまうものもあります。
例えば、ギャンブル関連の特技は、個人の楽しみとしては十分に理解できるものでも、社会的イメージが必ずしもポジティブでないため、ビジネスの場での印象は良くないでしょう。

また、政治や宗教に関する特技も、多様な価値観が存在する現代社会において、面接などのビジネスの場ではマナー違反とされる可能性が高いです。

厚生労働省のサイトをみると、採用側は「宗教に関すること」「支持政党に関すること」を選考の基準にしてはならないと記載があり、企業側がこれらの話題自体を避けていることが分かります。

(参考:厚生労働省「公正な採用選考の基本」)

「特にありません」はもったいない

「特技はありますか?」という質問に「特にありません」と答えてしまうことは、大きなアピール機会の損失です。
加えて、面接官に対して「自己分析が不足している」「自己表現について消極的」というマイナスの印象を与えてしまいます。
上で紹介したように、特技を見つけることは難しくありません。この機会は最大限活用しましょう。

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好印象を与えるコツは、伝え方とオリジナリティ

好印象を与えるコツは、伝え方とオリジナリティ

特技で好印象を与えるには、伝え方オリジナリティの出し方を工夫することが重要です。この2つの方法について詳しく解説し、実際の回答例を6つ紹介します。

伝え方ひとつで印象はガラリと変わる

特技は、話し方ひとつで相手に与える印象が大きく変わりますので「人と比べて優れたものがない…」といって落ち込む必要はありません。
大切なのは、特技を通してどのような経験をして、何を感じ、何を学んだのか、あなたの人柄や価値観が相手に伝わることです。

そのためには、具体的なストーリーやエピソードを交え、話にオリジナリティをもたせることが重要です。
また、話す内容だけでなくボディランゲージも大切です。心を込めて、真実味のある話をするよう心がけましょう。

オリジナリティの出し方

オリジナリティを出すためには、その特技を習得した背景を語ることが必要です。
例えば、写真撮影が特技の場合、単に「私の特技は写真撮影です」と言うのではなく、どうして写真撮影を始めたのか、どんなジャンルの写真を撮るのが好きか、何を表現しているのか、また、撮影技術をどのように学んできたのかなど、その背景を話すようにしましょう。
この時、特技の習得を通して感じた「想い」や「情熱」を交えて話すことで、自身の特技を単なるスキルだけでない、あなたの個性や価値観を反映した「オリジナリティある特技」へと進化させてくれます。

また、可能であれば、その場でデモンストレーションを行うことも有効な方法です。
特技を目の前で披露し、相手の反応を得ることができれば、魅力や実用性を具体的にイメージしてもらうことができます。

印象に残る特技の話し方の例文

面接で好印象を与えられる一般的な特技について、具体的な回答例を紹介します。
以下に紹介している回答例はあくまで参考とし、自分に当てはめてオリジナルの回答例を作ってみてください。

語学

私の特技は語学です。

高校時代に交換留学生としてアメリカに滞在した経験から、異なる文化や言語に触れられることに強い興味を持つようになりました。
その土地でしか経験できないコミュニケーションのニュアンスや、異文化間での微妙な違いに気づくことができ、言葉の背後にある文化や価値観を感じ取れるようになりました。

特に印象的だったのは、異なる文化背景を持つ人々と日常を共有し、多くの時を過ごす中で、言葉の壁を超えて心の繋がりを感じる瞬間でした。
その経験から、言語は単なるコミュニケーションツールでなく、人々と深く関わり合う手段であると実感しています。

また、留学時代には、英語を使って100人以上の友人と交流を深め、20カ国以上の国々を訪れました。そこで得た友人たちとの交流は今も続いており、彼らから日々新しい考え方や価値観を学んでいます。

このような国際的な経験を通じて、異文化に触れ、理解を深めることは、私自身の視野を広げ、多様な価値観を受け入れる柔軟性を身につける助けとなりました。

スポーツ

私の特技はバスケットボールです。

小学校のころから地元のクラブチームに所属し、中学、高校とキャプテンとしてチームをまとめてきました。
高校の時のチームでは、県大会で3年連続ベスト8に入る実績を上げることができました。この結果は、メンバー一人ひとりがお互いの強みを理解し、それを最大限に活かすことで得られたと思っています。

実際、試合ではプレースタイルやポジションをフレキシブルに変え、相手チームに対して常に新しい対応をせまるように働きかけたことで、予想以上の効果があり、自身のパフォーマンスを最大に発揮するという経験をすることができました。
また、長時間の練習や多くの試合を通して、多くの体力を要求されるバスケットボールという競技においても、最後まで高いパフォーマンスを発揮できる身体を作り上げることができました。

また、チームメイトから「お前がいると安心する」「このチームで一番頼りになる」と言ってもらえた瞬間も、私にとってなによりも価値のある瞬間でした。

私はこれらの経験を、社会人になっても役立てていきたいと思います。

読書

私がここまで多くを学び、成長できた要因の一つは読書です。

選り好みをせず色々なジャンルの本を読んできたので、さまざまな視点や情報に触れることができました。
このことで、例えばディスカッションの際に多くの事例や情報を引き出すことが可能となり、一部の友人たちからは「情報源」というニックネームで呼ばれています。
また、読んでいる中で散見する多くの新しい単語や表現は、自然と私の言葉にも取り入れられ、会話や文章作成における表現の幅を広げていると感じています。

小説などを読む際には、登場人物の感情や心情に寄り添い、その背景や状況を理解することで、自然と他者への共感力も育ちました。

実際、友人から相談を受けたときには、読んだ本から学んだ知識や視点をもとにアドバイスをすることもあり「その考えはなかった」「参考になった」などと、友人の悩みを軽減する手助けになっていると実感しています。

私はこれからも大好きな読書を続け、自分だけではなく、他人の人生もより豊かにしていきたいと思います。

料理

私の特技は料理です。

料理は高校時代から続けており、これまでに作った料理は300種類を超えます。
料理を通じて、食材の持つポテンシャルを最大限に引き出し、時には異なる食文化の要素を融合させることで、新しい味を生み出す楽しさを知りました。

例えば、イタリアンと日本料理をミックスさせた「オリジナル和風パスタ」を作る際、どの食材をどの順番で使うか、どれくらいの火加減で調理するかを考えることで、一皿に異なる文化をどのように表現するかを考えて作ります。
また、友人たちとのパーティーでは料理担当を買って出るようにしていて、3コースのメニューを一人で手掛けることもあります。

前菜からデザートまでタイミングよく提供するために、それぞれの料理の下ごしらえと調理時間を頭の中で把握しながら動きますが、とても緻密な動きが求められるので、常に試行錯誤しています。
友人たちからは「どうやって一人でこんなにたくさんの料理を作れるの?」と驚かれ、食べたあとの美味しくて感動した顔を見るのが何よりも嬉しい瞬間です。

また、料理は自分を表現できる素晴らしい手段でもあると思います。
今の自分の気持ちや、共に食事を楽しむ人への感謝の気持ちを込めて、一皿一皿を丁寧に仕上げると、食べる人の笑顔となって返ってきます。

私は料理がもたらすコミュニケーションの素晴らしさをこれからも体験していきたいと思います。

芸術

私が自信をもっている特技は芸術です。

子供の頃から絵を描くことが好きで、特に人の表情や感情を表現するのが楽しかったです。
美術鑑賞も好きで、美術展で展示される作品ひとつひとつに立ち止まり、その作品が秘めているストーリーや感情を感じ取る瞬間は、まるで異なる世界に足を踏み入れたような感覚になります。
私が描く絵も、観る人それぞれに異なる感情や物語を感じてもらえることを常に心がけています。

私の描いた絵が地元の展示会で賞をいただいた際、500人以上の方に私の作品を見ていただくことができました。
多くの方から「この絵が語る物語が感じられる」との声をいただき、私自身が感じた世界観を他者と共有できた瞬間は、何物にも代えがたい喜びでした。

これらの経験から、私は感動を共有する手段として芸術の力を最も大切にしています。

人付き合い(コミュニケーション能力)

私の特技として挙げるならば、人との関わり方やコミュニケーション能力です。

例として、私が所属している地域のボランティアグループでのエピソードをお話しします。
私たちのグループでは、年に数回、地域の清掃活動やイベントを開催しています。
その中のひとつのイベントでメンバー間で意見が分かれ、調整が難しくなってしまった局面もありました。
そこで私は、それぞれのメンバーと個別に対話を重ね、彼らの意見や気持ちを丁寧に聞き取り、共通の目標に焦点を合わせた解決策を提案しました。
結果的に、メンバー全員が納得のいく方向で活動を進めることができました。

また、新しく参加される方には、気軽に話ができる雰囲気作りを心がけました。
実際、参加メンバーからは「あなたがいるとグループが和やかな雰囲気になる」と言っていただけました。
このような経験から、人と関わることの大切さを学ぶことができ、その過程にも喜びとやりがいを感じることができました。

これらの経験を通して、私は人と関わること、積極的にコミュニケーションをとること自体が好きであり、自身をもっとも成長させてくれるものだと実感しています。

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まとめ:特技は自分をアピールする絶好の機会!最大限に活用しよう!

面接における特技は、自己アピールできる最大のチャンスとして活用でき、自身をより深く伝え、魅力的に表現することで、面接官に好印象を与えることができます。
たとえ他の人と話す題材が同じだとしても、内容や表現に工夫を凝らすことができれば、オリジナリティのある魅力的な特技になりますので、自信を持って答えてください。
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