履歴書に記入漏れなどの不備があった場合「いい加減な気持ちでのぞんでいるのでは？」「受かるつもりがないのでは？」と、採用担当者に思われてしまう可能性があります。
履歴書は丁寧に書き、誤字や脱字がないよう必ず見直しましょう。

学歴や資格欄など、どうしても埋められない箇所は仕方ありませんが、記入すべき箇所に余白の多い場合、面接官の印象が悪くなるおそれがあるので、記入欄はなるべく埋めた状態で提出しましょう。

また、折り目や汚れ、シワのある履歴書もNGです。
履歴書は自分を知ってもらうための書類ですから、綺麗な状態で提出しましょう。
折れ目や汚れ、シワがついてしまった場合は新しく書き直し、クリアファイルに入れて扱いましょう。

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面接官は、応募者がどんな人か最初はわからないため、履歴書の証明写真はその人の第一印象につながります。
そこで例えば表情が暗い写真を使用した場合、当然面接官に良い印象を与えることはできないでしょう。
ですから、証明写真を撮影した後は、必ず自分で確認したり、友人・知人などに写り具合をチェックしてもらうようにしてください。
あまりにも暗い印象の場合は撮影し直すようにしましょう。

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証明写真と同じく、応募者が面接に応募するときの電話やメールは、第一印象に大きく影響します。
電話とメール、それぞれにビジネスマナーがあるので、しっかりおさえておかないと面接官の印象は悪くなってしまいます。

電話のかけかた・話し方

忙しい時間帯にかける、声が小さく聞き取りづらい、友達に話すようなくだけた口調で話す、といった行為は、面接官に悪い印象を与えてしまいます。
また、電話をかける際は、始業（開店）直後や終業（閉店）間際、お昼や夕飯時は避けて電話をしましょう。
もし相手が忙しい時間にかけてしまった場合は、都合のよい時間を聞いてかけ直すようにしましょう。

電話をかける場所も重要です。電波が良いところで周りの音も静かな場所でかけるのが基本です。
相手につながったら、自分の名前をはっきりと名乗ってから、用件を手短に丁寧に話します。話すときは正しい敬語を使い失礼のないようにしましょう。

メールの送り方・件名、文面の書き方

アルバイトであっても相手先に送るメールはビジネスメールですから、マナーを守って下さい。友達に送るような絵文字や顔文字は使わないようにしましょう。
メールは基本24時間以内に返信をし、遅れた場合はその旨を伝えるようにしましょう。
件名は「用件と名前」を簡潔に記述して、やり取りが続くときは「Re」を残します。
本文は、宛先 → あいさつ → 内容 → 締め → 署名 の順で構成します。

ビジネスマナーをおさえたメールの文面作成が不安がある人は、しっかり調べてから作成することをおすすめします。
メールも履歴書と同じく、誤字や脱字は印象が悪くなってしまうので、送信する前に十分に見直してから送信するようにしましょう。

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あたり前のことですが、約束の面接時間に遅れるのはNGです。約束の時間に必ず間に合うよう、余裕を持って行動するようにしましょう。
とはいえ、急な体調不良や電車の遅延など、約束の時間にどうしても間に合わない時もあります。
その場合は「間に合わない」とわかった時点で必ず電話をして、何分遅れるのか伝え、その後にとる行動について指示をもらうようにしましょう。
例えば、ギリギリ間に合うか間に合わないかという場合も、間に合いそうにない旨を先方に伝えておく方が無難です。

また、到着が早すぎるのも、良い印象を与えない場合があります。
面接時間までは面接官もほかの予定が入っているので、早すぎるとイレギュラーな対応をせざるを得なくなり、迷惑がかかることがあるからです。
面接会場へは10分前くらいに到着するようにして、5分前ぐらいまで待ってから受付に行くとよいでしょう。

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あらかじめ必要な持ち物を伝えられていたにも関わらず、忘れてしまった場合も当然印象は悪くなってしまいます。
事前に持ち物のチェックリストを作り、家を出る前に忘れ物がないか確認するなど、忘れない工夫をしておきましょう。
必要な持ち物を企業側から伝えてもらっていない場合は、事前に電話かメールで確認しておくといいでしょう。

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身だしなみや清潔感は面接で非常に重視されるポイントです。ラフすぎたりシワや汚れが目立つ服装では「身だしなみへの配慮が欠けている」と見なされます。
事前に目立つ汚れがないかチェックし、アイロンがけをするなどをしてしっかり準備しましょう。
汚れのついた靴もNGですので、きれいな靴を用意してください。
当日の朝には髪型をしっかりと整え、ひげの濃い人は剃っておきましょう。
派手な髪色はアルバイト先によってはNGですので、事前に確認しておきましょう。
そして受付や面接の前には、手鏡やトイレの鏡で身だしなみを確認するようにしましょう。

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面接官の質問にうまく答えられないと「コミュニケーション能力に問題がある」と思われてしまう場合があります。
面接では、相手の質問によく耳を傾けて「何について聞かれているか」を理解し、簡潔にわかりやすく答えるようにしましょう。

これは当たり前のことだと思われるかもしれませんが、意外と上手くできない人が多いのではないでしょうか。

よくあるのが、自分が話したい内容ばかりに意識が集中して、長すぎる回答をしてしまい、結局「質問の答えが何なのか」面接官に伝わらないことです。
こういった場合は、伝えたいポイントを一つに絞り、結論から話すことを意識しましょう。
また、聞かれたことに対して的確に答えるのが苦手な人は、質問のあと少し間を取って、考えをまとめてから答えるようにしましょう。

また、質問の意図が分からなかったりした場合は、素直に「申し訳ございません。もう一度話していただけますか？」と聞き直しましょう。分からないままいい加減に答えるよりも、面接官に与える印象は断然よくなります。
また、事前に質問されそうな内容の答えを用意しておくのも有効です。

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面接に備えて対策本を読む人がいますが、質問の回答が対策本どおりになってしまい、結果的に「自分なりの答えになっていない」などと面接官に思われてしまいがちです。
面接官はたくさんの人との面接をしていますから、テンプレートどおりの回答は、すぐに分かってしまいます。

質問の回答は自分の頭でしっかりと考え、自分の言葉で話すことで「よく考えて回答している」と印象付けることができます。
勉強した内容はあくまで参考とし、自分の考えや言葉に置き換えて伝えられるよう準備しましょう。

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短所は正直に話すべきですが、そのまま伝えるのはおすすめできません。
例えば「なかなか約束を守れない」「とっさに嘘をついてしまう」など、明らかに仕事にマイナスの影響を与える短所を伝えると、悪い印象だけを与えてしまい、良いことは一つもありません。

伝える短所は自分の努力で改善できるものとして、改善に向けて具体的な努力をしていることをあわせて伝えたり、ポジティブな言葉を使って伝えるようにしましょう。

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面接の最後には「逆に何か質問はないですか？」と逆質問をされることがほとんどですが、アルバイトの面接では「特にありません。」と答えても問題ありません。
ただし、人気の企業だったりやる気を重視するところだと「あまり興味がないのかな」と、前向きな姿勢を疑ってしまうかもしれません。
そういった場合は、逆質問はやる気をアピールできるチャンスなので、気になったことがあれば質問することおすすめします。

気になることが思い浮かばない場合は、事前に企業の情報などを調べ、そこで気になったことを質問としてメモしておくといいでしょう。

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敬語や丁寧語を適切につかうことは、社会人としての最低限のマナーです。
面接中、先方はあなたの言葉遣いをよく聞いています。正しい敬語や丁寧語で話せるだけで、あなたの印象は随分と良くなるでしょう。
逆に、友達と話すような言葉遣いや乱暴な言葉遣いをしてしまうと、例え話す内容が良くても、面接官の評価は低くなってしまいます。

難しい言葉や慣れない敬語を無理に使う必要はありませんが、基本的な敬語・丁寧語をおさえたうえで、相手への敬意が伝わるように話すことが大切です。

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面接中に貧乏ゆすりをしたり、何度もよそ見をしたりするなど、そわそわした態度、落ち着きのない態度は、面接官に「集中力がない」とみられ、印象は悪くなります。
仕事において集中力というものは、どんなシーンでも求められる大切な能力です。
集中力がない＝仕事ができないと判断される場合もありますので、面接時は面接官とのコミュニケーションに集中しましょう。

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相手に聞こえないような小さい声で挨拶したり、礼儀を欠いたようなぶっきらぼうな挨拶をしたりすると、面接官に悪い印象を与えてしまい、それだけで不合格につながることもあります。
面接官は、面接前から面接後まで、あなたがしっかり挨拶できるかどうかを見ています。

面接では、終始はっきりと大きな声で、丁寧な挨拶をすることが大切です。
声が小さくなりがちな人は、背筋を伸ばし、しっかりと前を向いて声を出すことを意識しましょう。

普段は笑顔でよくしゃべる人も、面接では緊張して表情や話し方が暗くなってしまう方も多いかと思いますが、それだとやはり面接官に悪い印象を与えてしまいます。
緊張してしまう気持ちはわかりますが、表情や口調は意識して練習すれば改善できます。
そして、面接前に深呼吸をして気持ちを整え、鏡などで明るい表情を確認し、声を出して自分の声量を確認してからのぞむようにしてみてください。

あなたの能力や人柄がいくら良かったとしても、相手が求める勤務条件に合わない場合は、採用を見送られる可能性があります。
アルバイトでは、シフトに入れる日が多い人や、土日に勤務できる人は重宝されます。

ただし、条件に合わない場合でも、例えば「土曜日は習いごとがあるため入れませんが、日曜は勤務可能です」と具体的に答えるなど、できるかぎり相手の要望に応える意思があることを伝えましょう。

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「ただ楽そうだから」「業務内容が簡単そうだから」「割がいいと思ったから」など、志望動機が不純だったり不十分の場合、面接官の印象は悪くなります。
どんな企業も「この会社で働きたい」「こんな力を身に付けたい」と、ポジティブな志望動機がある人を採用したいと考えています。

志望動機は、応募先が求めるものを自分の言葉でしっかりと伝え、ネガティブな志望動機もポジティブな言葉に置き換えて伝えるようにしましょう。

志望動機や自己PRが面接官の納得を得られても、応募者の人となりが応募先の雰囲気とマッチしていなければ、不合格になってしまうこともあります。
言い換えれば、あなたの人となりに合ったお店や会社に応募するだけで、合格する可能性は高くなります。

例えばカフェで働きたい場合、面接のときに笑顔で明るい受け答えができるだけで印象はとても良いですし、コールセンターであれば、丁寧な言葉遣いと受け答えができれば、それだけで合格にぐっと近づきます。

応募要項に必要なスキル・経験、資格などの記載があった場合、それらが無いと不合格になる可能性が高いです。
だたし、現時点でそのスキル・経験はあるけど、業務で求められるレベルに達していない場合は、仕事への熱意をアピールすることでカバーできることもあります。

資格については、例えば「簿記2級」と明記されている場合は難しいですが、現在3級を取得していて、2級取得に向けて勉強中だった場合、応募先によっては面接をしてくれる所もありますので、まずは問い合わせてみましょう。

学生はバイトをしていない期間が長くても問題ありませんが、フリーターで無職の期間が長い人の場合は、選考時に不利になる可能性があります。
面接官は「無職の期間に何をしていたのか」と気になり、それについて質問をしてくる場合があるので、納得してもらえる理由を伝えられるようにしておきましょう。

例えば「留学に行っていた」「母のサポートが必要で家事手伝いをしていた」など前向きな理由が伝えられればベストです。
前向きな理由がない場合でも、その間にどんな体験をしたのか、働きたいと思ったきっかけをアピールしつつ話すことで、面接官に良い印象を持ってもらえるでしょう。

上で紹介した「スキル・経験・資格」のほかにも、応募条件は色々ありますが「週3日以上勤務」「土日勤務」などの労働時間の条件を満たしていないと、例え企業が求める能力があっても不採用になる可能性が高いです。
ミスマッチを防ぐためにも、バイトに応募する前に、自分が条件にある労働時間、曜日などを守れるかを確認してから応募するようにしましょう。

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以上、アルバイトの面接に落ちてしまう理由を20の項目に分けて紹介してきましたが、さらに詳しく知りたい方は「面接に落ちた理由を知り、次回の面接で合格を勝ち取ろう！」もチェックしてみてください。

できるなら募集が出た直後に応募しましょう。
募集企業は人手が足りなから応募しているので、なるべく早く人材を確保したいと考えています。
こういった事情があるので、特にアルバイトの場合、面接の内容も大切ですが、すぐに応募することは大きなアドバンテージになります。
応募の締め切りまでのんびり構えるのではなく、早めに応募したほうが積極性もアピールでき、合格率は高くなります。

企業側は、真面目で明るく誠実な人を求めています。一緒に働くのであれば、気持ち良く一緒に働ける人がいいと思うのは当然です。
そして、正社員と違い、アルバイトの面接では真面目で明るく、誠実な印象をもってもらうことさえできれば合格できることが多いです。ですから、第一印象はとても大切です。

企業によっては経験の有無、スキルの高い低いよりも重視している場合があるので「未経験だから合格できない」とネガティブになる必要はありません。積極性があることをアピールするのが大切です。

言葉遣いや服装、メール、電話での対応など、社会人として必須のマナーが身に付いていることはアルバイトであっても必要です。
職場でのコミュニケーションや、接客時のマナーがなっていないとトラブルの原因になってしまいます。

緊張する面接の場や、実際の仕事の場面では、付け焼き刃で振る舞うことは難しいので、日頃から書籍やインターネットなどで勉強をして、日々練習を重ねて身に付けるようにしてください。

応募先の企業のことをよく知っておけば、面接の質疑応答の中で話の内容が深くなり、面接官に「自社のことをよく知ってくれているな」と、意欲があることを自然にアピールできます。
そのためには、ただ企業の公開している募集要項や会社のホームページを見るだけではなく、仕事内容について詳しく調べたり、必要なスキルについて勉強をしたりと、自分なりに深堀りしておきましょう。

面接で緊張をしやすい人は特に有効です。事前に聞かれることを予想しておいて、あらかじめ答えを頭の中で用意しておくと、緊張しながらも上手に回答できるようになります。

シフトの希望や各種条件などの質問はシンプルなので問題ありませんが、志望動機や長所などの答えは、場合によっては何度か会話のキャッチボールをして深堀することがあるので、事前にいくつかの答えのパターンを用意しておくことがポイントです。

よく聞かれる質問と回答例については「【例文つき】バイト面接でよくある質問・答え方まとめ【年代・職業別】」でまとめてありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。