2023.02.08

面接の質問で「趣味」を聞かれたときの回答は?例文13個を紹介

面接の質問で「趣味」を聞かれたときの回答は?例文13個を紹介

「あなたの趣味は何ですか?」
面接で趣味を聞かれると、少し戸惑ってしまいませんか。
質問の意図がわからず、どのように答えるべきか、正直に趣味を答えていいのかなど、さまざまな疑問が浮かんで焦ってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、面接における趣味の答え方について解説します。
質問の意図や、趣味ごとの回答例を交えて解説しているため、すぐに役立てることができます。
これまで何となく答えていた方も、本記事を読んで、ポイントを押さえた回答ができるようにしておきましょう。

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面接で趣味を聞かれる理由

面接では、趣味についての質問がしばしば見られますが、面接官は何のために趣味について質問するのでしょうか。
ここでは、その理由を3つのポイントに分けて解説します。

性格や人柄を知るため

趣味は生活を豊かにします。 質問意図の一つとしては、そんな趣味について質問することで、あなたの性格や人柄を知ることです。
志望動機や自己PRなどからもあなたのことを知ることはできますが、それらの回答からは見えてこない普段のあなたを垣間見ることで、一緒に働くイメージをより膨らませることができるのです。
面接においては、どのような質問であっても、その回答や答え方も含めてあなたの人間性が見られています。
そのため、ただ単に趣味について話すだけでなく、なぜその趣味が好きなのか、趣味に対してどのように取り組んでいるのかをきちんと説明することが大切です。

仕事のモチベーションを知るため

趣味に対する熱意や取り組み方を通して、仕事へのモチベーションを知ることができる場合もあります。
自分の好きなことに熱中し、続けている人には、仕事に対しても同様に熱意を持って継続的に取り組むことが期待できるでしょう。
また、趣味があることで、仕事が大変なときでも息抜きをすることができます。
しっかりとリフレッシュし、気持ちを切り替えることができる人かどうかを見られている場合もあります。

適性を見極めるため

面接官は、あなたの趣味への取り組み方から仕事や会社に対する適性も判断できるのではないかと考えています。
例えば、一つの趣味を長く続けられる人と、たくさんの趣味を気の向くままに取り組む人では、そのタイプはまるで異なるでしょう。
以下のように趣味の性質によって適性を判断する材料になる場合があります。

 
  • ●チームで物事を進めるのが得意なのか、一人で黙々と進めるのが好きなのか
  • ●瞬発力が要求される仕事が好きなのか、計画的にじっくりと取り組みたいのか
  • ●リーダーとして引っ張っていくタイプか、裏方で職務を全うするのを好むのか
 

また、志望動機や自己PRなどで伝えた自分の人柄について趣味を通しても伝えることができれば、より説得力のあるアピールをおこなうことが可能です。

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面接での趣味の質問は種類よりも回答内容が大切

面接は「どのような趣味・特技を持っているか」よりも「どのように回答するか」が大切です。同じ趣味でも、伝え方次第で面接官に与える印象は大きく変わります。

以下の3つのポイントを意識して、より良い印象を与えられるよう努めましょう。

自分の長所や得たものと趣味を紐づけてアピールする

趣味の質問は、自分の長所やこれまでに得たものと紐づけて答えると面接官へのアピールにつながります。ただ好きなものを伝えるのではなく「趣味を通して何を得たか」まで話すのが理想です。

例えば「旅行」という趣味と「計画性がある」という長所を紐づけたいときは、以下のように答える方法があります。

「旅行するときは、事前に移動手段や到着時間を調べたり、観光スポットに関する情報をSNSで集めたりしています。
詳細を決めずに旅行するのもまた違った良さがあるのですが、事前準備を入念にして、限られた時間のなかで効率よく、行きたい場所をしっかり回ることが好きです。
物事に対して計画的に取り組めるようになったのは、この経験があったからだと思います」

趣味を通して得た長所が、企業が求める能力に適していると示せれば、面接官の興味を引ける可能性があります。

面接官にも伝わるように回答する

面接では自分の考えがわかりやすく伝わるように工夫して話すことが大切です。

特に重要なのは「話を簡潔にまとめること」です。話が長くなると質問の意図からずれて、内容がうまく伝わらなくなります。面接対策をする際は、冗長な話になっていないかをよく確認しましょう。

また、趣味を聞かれた際は、以下のような流れで話すように心がけましょう。

 
  • 1. 結論
  • 2. その趣味を選んだ理由やきっかけ
  • 3. 具体的なエピソード
  • 4. 趣味を通じて得たものや、仕事にどう活かしていきたいか

結論から話し、具体的なエピソードなどを話す

面接官からの質問に答えるときは結論から話すことが大切です。エピソードを先に話して結論を先延ばしにしてしまうと「結局何が言いたいのかわからない」と思われることがあります。

趣味に関するエピソードは具体的に話すようにしましょう。面接官が話の内容をイメージしやすくなり、印象に残りやすくなります。
例えば、以下のように内容を掘り下げられると、話の具体性と信ぴょう性が高まります。

(例)

  • ●スポーツ・運動が趣味:「全国大会で1位になった」「毎朝2km走っている」
  • ●料理・お菓子作りが趣味:「最初はうまく作れなかったが、失敗した原因や改善点を調べて何度も挑戦したら、シュークリームを作れるようになった」
  • ●音楽鑑賞や映画鑑賞が趣味:「好きな作品名(やジャンル)は〇〇」
 

趣味を通じて得たものや仕事への活かし方を考える際は、企業が求めている人材をよくリサーチしてアピールすべき部分を見つけることが大切です。

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面接で好印象?よくある趣味と答え方の例文

よくある趣味について、回答例と答え方のポイントをまとめました。

スポーツ・運動

「趣味はテニスです。中学生の頃からずっと続けており、大学のサークル仲間とは今でもコートを借りて練習しています。
現在はダブルスの特訓中です。昔はダブルスが苦手だったのですが、今はとても楽しく、いろいろな人とペアを組んで大会にも参加しています。」

スポーツは趣味の王道、理解や共感も得られやすいでしょう。取り組む頻度や、自分が最も楽しいと思う瞬間なども答えられるようにしておきましょう。

料理

「趣味は料理です。前職ではほぼ毎日自分でお弁当を作っており、さまざまな献立にチャレンジしてきました。
休日は友人を集めてホームパーティーを開くことも多いです。
自分の料理でみんなが笑顔になるのがとてもうれしく、その笑顔のためにも、もっとおいしいものを作っていきたいと思っています。」

回答例では、毎日お弁当を作っているというエピソードを入れ、しっかりした印象を与えることができています。
自身の料理を他の人にもよく振る舞う機会がある人は、コミュニケーションの手段として活用していることもアピールできるでしょう。
なお、料理が趣味と答えた場合は、得意料理とそのポイントなどを聞かれるかもしれません。
言い淀むことがないように準備しておきましょう。

ドライブ

「趣味はドライブです。いつも休日はどこかへ出かけており、知らないところを巡るのがとても楽しく、いい気分転換にもなっています。
最近は友達を誘っていろいろな場所に出かけており、各地の名物グルメを食べることがとても楽しみです。
平日の夜は週末のドライブに向けたリサーチをおこなっています。」

ドライブも気分転換や友人とのコミュニケーションの手段として紹介することができます。
お気に入りのコースや、今まで行ったなかでおすすめの場所なども紹介できるといいでしょう。

掃除

「趣味は掃除です。休日は部屋の隅々まで徹底的に掃除することで、いつもきれいな部屋を保っています。
掃除が苦手な方も多いですが、私は没頭することができる掃除が大好きです。
部屋をきれいに保てて、気分転換にもなるため、一石二鳥のいい趣味であると考えています。」

掃除については、きれい好きなところや、細かいところに気を配ることができるという自己アピールができます。
おすすめの掃除方法や、楽しいと思うポイントなども答えられるようにしておきましょう。

音楽・ライブ鑑賞

「趣味は音楽鑑賞です。友人の影響でさまざまなアーティストの音楽を聴くようになり、音楽の世界の広さと深さを知ることができました。
毎年夏におこなわれるフェスには全国から友人が集まり、年に一度の集いの場として活用しています。
音楽を楽しみながら、好きな人と過ごせる大切な時間です。」

音楽そのものの魅力を話すのはもちろんのこと、回答例のように音楽の楽しみ方を伝えることでも、十分説得力のある回答になります。

映画鑑賞

「趣味は映画鑑賞です。大学2年生の頃に映画にはまり始めて以来、毎年100本以上の映画を観ています。
これまでたくさんの映画を観てきたので、友人からおすすめを聞かれることも多いです。
自分が勧めた映画を気に入ってくれたときは本当にうれしく、もっと詳しくなりたいと思っています。」

具体的な本数を回答することで、どの程度好きであるかを表現できます。
他人に紹介するという点から、サービス精神があることにつなげてアピールするのもいいでしょう。

スポーツ観戦

「趣味はスポーツ観戦です。サッカーや野球観戦にもよく行くのですが、あまり馴染みのないスポーツでもイベントがあるときは参加しています。
今まであまり観ることがなかったスポーツでも、生で見るとその迫力に圧倒されることが多く、自分も頑張ろうとたくさんのパワーをもらっています。」

仕事の原動力になっているなど、趣味が仕事にもいい影響を与えているとアピールすることができます。
好きなチームや選手についても話せるようにしておくといいでしょう。

裁縫

「趣味は裁縫です。
家庭科の授業で裁縫に初めて取り組み、そこから趣味としてずっと続けています。
先日、最新式のミシンを購入し、そのミシンを使ってワンピースを作ってみました。
これから着るのがとても楽しみです。」

裁縫のように何かを創作する趣味は、取り組むことに対する楽しみだけでなく、出来上がったものにフォーカスすることでも魅力を伝えることができます。

読書

「趣味は読書です。
小説を中心にエッセイや自己啓発本など、週に1冊は本を読んでいます。家で読むのも好きですが、カフェや図書館に出かけて読書をするのも大好きです。
毎週、その時々の気分にあった場所で読書を楽しんでいます。」

読書を趣味として答える場合は、映画と同様、頻度を具体的に表すことで説得力が増します。
また、おすすめの本や作家についても答えられるよう準備しておきましょう。

芸術鑑賞

「趣味は芸術鑑賞です。
美術館や博物館などに出かけるのはもちろんですが、旅行先などで見られるさまざまなアートに触れることが好きで、毎週どこかに出かけています。
日本国内だけでなく、いずれは世界中の芸術作品をこの目で見たいと考えています。」

今まで見たなかで最も良かった作品などについても聞かれる可能性があります。
表現が難しいものもありますが、知らない人にもわかりやすく説明できるようにしておきましょう。

写真

「趣味は写真です。
昨年カメラを購入してから、常に持ち歩いてシャッターチャンスをうかがっています。
以前はどちらかというと家にいることのほうが多かったのですが、カメラの購入をきっかけにさまざまなところに出かけるようになりました。」

カメラの種類や撮影するジャンル、お気に入りの一枚などについても話せるよう準備しておきましょう。

カラオケ

「趣味はカラオケです。
昔から歌うことが好きで、人の目を気にすることなく思いっきり歌えるカラオケにはよく行きます。最近は一人でカラオケに行くことが多いです。
何か嫌なことがあっても、好きな曲を思いっきり歌えば、大抵のストレスは解消できます。」

自分でストレスを解消して、気持ちを切り替えることができる点を伝えることができます。
よく歌うジャンルや歌手の名前、得意な曲などについても話せるようにしておきましょう。

アウトドア

「趣味はアウトドアです。
週末はキャンプやバーベキュー、釣りなどさまざまなところに出かけています。地元の友人を中心にメンバーが集まり、今では20人のサークルになりました。
その時々でいろいろなイベントをおこなっており、楽しい交流の時間を作ることができています。」

近年人気上昇中のアウトドアは、話が盛り上がるフックとなるかもしれません。
アクティビティーの魅力や、得られたスキルやお気に入りの道具について話すのもいいでしょう。

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面接での回答は避けたほうがいい趣味とは?

趣味は一人ひとりの個性なので優劣はありませんが、面接の際はなるべく避けたほうがいい回答もあります。

ギャンブル・ギャンブルのイメージの強い趣味

パチンコや競馬、競輪などギャンブルやそのイメージが強い趣味の一つです。これは、面接官によっては「金遣いが荒い」「だらしない」「業務に支障が出そう」などのイメージを持たれる可能性があるためです。

あくまで趣味の一つとして楽しんでいたとしても、あまり良い印象を抱かない面接官は多くいます。面接時の回答としては念のため避けたほうがよいでしょう。

政治や宗教に関する趣味

政治や宗教に関する趣味も、面接では避けたほうがいい回答の一つです。

信念を持って運動へ参加している方からすると誇れる活動であったとしても、面接官によってはネガティブなイメージを持ったり、社会的思想の違いによるトラブルを懸念したりする場合があります。

また、企業側からすると、政治や宗教に関する話題には踏み込めないという背景もあります。

宗教や支持政党、思想に関することなど応募者の適性や能力に関係ないことを尋ねるのは、就職差別につながる恐れがあるためです。
(参考:公正な採用選考の基本|厚生労働省

趣味以外の会話でも、政治や宗教に関する内容は控えましょう。

面接官が苦手そうな趣味

面接官が苦手そうな趣味を答えるのは、できるだけ避けましょう。
例えば、ゲームやアニメなどは海外でも人気の作品が多くあります。その一方で「幼稚である」「子どもが好きなもの」ととらえて、あまり良いイメージを抱かない面接官もいます。

特に面接官の年齢層が高い場合は、ネガティブなイメージを抱きやすい傾向にあります。ゲーム業界やアニメ業界以外の面接では避けたほうがよいでしょう。

ただし、伝え方次第でポジティブなイメージを与えられる可能性もあります。面接官が苦手そうな話題は、以下のような点を意識して不快感を与えないように話しましょう。

 
  • ●明るくハキハキ話して積極的な部分をアピールする
  • ●年配の面接官にも身近なものを一緒に挙げる
  • ●「◯~◯時の間にすると決めている」のような、自己管理ができることを伝える

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無趣味な人は面接で趣味を聞かれたときどう答える?

世の中には、熱中できる趣味を持っている人ばかりではありません。
特に趣味と言えるものがなく、答えに困ってしまう人もたくさんいると思います。
無趣味な人が面接でうまく答えるためには、どうすればいいのでしょうか。
ここでは2つの方法を紹介します。これらの方法を使って、自分の趣味について考えてみましょう。

プライベートの時間を振り返ってみる

まずは自分の生活を振り返ってみてください。
帰宅後や休日といったプライベートの時間を、あなたはどのように過ごしているでしょうか。
一人でどんなことをして過ごしていますか。また、友人や家族とはどのようにして過ごしているでしょうか。
趣味とまでは言えなくとも、自分が楽しく過ごせる時間について話すことで、十分な回答をすることができます。

過去に熱中していたものを思い出してみる

今は取り組んでいなくても、過去に熱中していたことのあるものを話すのも有効です。
例えば部活やサークルなどで取り組んでいたものがあれば、立派な趣味として話すことができます。
「今は取り組めていませんが、時間ができたら再開したいと思っています」と最後に付け加えておくといいでしょう。
趣味がない人には難しい質問ですが「趣味はありません」と答えるのは避けてください。
あらかじめ準備して、内容のあるやり取りにしましょう。

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面接で趣味を質問された際の注意点

ここまで、例を交えて回答のポイントについて解説してきました。
ここでは、面接で趣味について質問された際の注意点について、3つのポイントに絞って紹介します。

夢中になって深くまで話しすぎない

人は好きなことについて聞かれると、つい夢中になって話してしまいます。
人によっては面接の場であってもつい夢中になってしまう人もいるでしょう。
面接官から趣味について聞かれた際に、うれしそうに話す姿はとても好感が持てます。
しかし、夢中になりすぎて必要以上に話してしまうのは良いとは言えません。
あくまで面接の場であるということを忘れないようにしておいてください。
しっかりと相手の反応を見ながら、適切なボリュームで話すことを心がけましょう。

嘘の趣味を話さない

嘘の趣味でその場を取り繕うことはやめましょう。
嘘をつくことで中身のない回答になってしまう、深く掘り下げて聞かれると答えられなくなるといったケースが考えられます。
また、入社後に嘘の趣味について声をかけられたり誘われたりして、あとになって自分を苦しめてしまうこともあるかもしれません。
自分の趣味については正直に伝え、中身の伴った受け答えをおこないましょう。
もちろん趣味に限らず、面接のやり取りのなかでは、嘘をつかずに正直に答えることを心がけてください。

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まとめ

面接での趣味の答え方についてまとめました。
面接では、あなたの人柄や性格から仕事に対する姿勢に至るまで、趣味という質問を通してさまざまな部分を見られています。
質問の意図を知ることで、きちんと本番に向けた準備をおこなうことができます。
自分の大好きな趣味について、しっかりと魅力を伝え、自己アピールにつなげることが大切です。
趣味の質問はただの雑談ではありません。
今回ご紹介した回答例を参考にしっかり準備して、好印象につなげていきましょう。

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