2020.08.17

面接での嘘、バレたらどうなる?リスクと上手な伝え方を知っておこう

面接での嘘、バレたらどうなる?
リスクと上手な伝え方を知っておこう

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就職(転職)活動中の人の中には、「経歴や学歴に自信がない」とコンプレックスを抱いている人も少なからずいるでしょう。
自身のコンプレックスから、つい面接時に嘘をついてしまう人もいるようです。
ですが、面接で嘘をつく行為は誠実さに欠け、リスクもあるため、決してしてはいけません。
今回は、面接時に嘘をつくとどのようなリスクがあるのか、嘘をつかずに自分にとってマイナスになりそうなことを「うまく伝える方法」をご紹介します。

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面接はなぜ「嘘つき大会」になるの?多くの人が嘘をつきたくなる理由

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面接での嘘には大きなリスクが伴います。

それにも関わらず、面接は「嘘つき大会」と呼ばれるほど、嘘をつく人は多くいます。

ここでは、面接で嘘をつきたくなる人が多い理由や、多くの人が嘘をつきがちなポイントを解説します。

面接が「嘘つき大会」になりがちな理由

面接時に嘘をつくのは、「採用されたい」「ライバルに勝ちたい」という気持ちの表れです。

自分を良く見せられればそれだけ採用される確率も上がりやすいと考える人は多いでしょう。

経歴やスキルはもちろん「短気な性格」「諦めやすい性格」など、採用に不利だと思われる性格まで偽る人は少なくありません。

また、「面接は嘘つき大会」という言説から、「少しくらい話を盛っても大丈夫だろう」と安易に考えてしまうケースもあります。

多くの人が嘘をつきたくなるポイント

面接では、「嘘をつきがちなポイント」が5つあることをご存知でしょうか。

嘘をつくつもりはなくても、つい話を大きくしてしまう場合もあります。

以下では、嘘をつきやすいポイントをご紹介するので、しっかりと意識して面接に臨んでください。

  • 経歴
  • 学歴や経歴にコンプレックスを持つ人の中には「高校を退学したのにも関わらず高卒を名乗る」「営業経験がないのに営業経験があると伝える」など、学歴や経歴を正しく伝えない人もいます。
  • スキル
  • スキルが十分ではないにも関わらず「○○の分野に精通しています」「日常英会話レベルなら話せます」などの嘘をつく人もいます。
    嘘のスキルで採用が決まった場合、入社後にトラブルに発展する可能性が高いでしょう。
  • 志望理由
  • 「接客業が好き」「物作りが好き」など、志望の核となる理由を偽る人はあまり見ませんが、「給与が高いから」「休みが多いから」といった条件面での志望理由については隠す人も少なくありません。
  • 退職理由
  • 特に仕事を転々としている人の多くは、退職理由を聞かれたくないと感じるようです。
    「仕事が辛くなった」「仕事に対してのモチベーションが低くなった」などの理由で退職をしても、「契約期間満了のため退職した」「給料を下げられたので退職した」など、責任を企業に押しつける人も少なくありません。
  • 他社の選考状況
  • 応募者に他社の選考状況を尋ねる面接官もいます。
    その際に「他社へは応募していません!」「応募したのは貴社様のみです!」と嘘をつく人もいます。

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面接での嘘がバレると解雇?考えうるリスクとは

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ここでは、面接での嘘が発覚した場合に考えられるリスクについて解説します。

選考途中で落ちる

面接での嘘がその場で発覚すると、次の選考段階に進める可能性は極めて薄いと言えます。

企業は「誠実な性格」「企業のために一生懸命に働ける」など、基本的な人間性と社会性を持つ人材を求めています。

自分の印象を良くするためだけに嘘をつくのは、誠実な人が取る行動ではありません。

面接官もそのような人と一緒に働きたいと思わないでしょう。

内定が取り消される

内定後に「資格などを証明する資料の提出を求められる」ことがあります。

嘘をついていたせいで資格やスキルの証明書を提出できなかった場合、内定取り消しにもつながる可能性があるので気をつけましょう。

試用期間中に解雇される

多くの企業では、採用後に一定期間の「試用期間」を設けています。

その試用期間中に、面接で聞いていたスキルが本当かどうか、確認することも多々あります。

スキルや能力を実践できなければ、面接で嘘をついていたことがバレてしまいます。

試用期間中に嘘がバレると、最悪の場合は解雇される可能性もあります。

また、年齢や学歴の虚偽は社会保険や給与体系にも大きな影響を与えるので、すぐにバレます。

社内での信用を失う

入社後に嘘が発覚すると「嘘をつく人」とみなされるため、大事な仕事を任せてもらえなかったり、評価が低くなったりする恐れもあります。

社内での信用を失うと人間関係にも影響を及ぼすようになり、社内での孤立や働きにくい状況になる可能性も否定できません。

罪悪感を抱き続けることになる

たとえ嘘がバレなかったとしても、罪悪感や不安感を抱えたままになる場合もあります。

「どうしてあんな嘘をついてしまったのだろう」「いつかバレると思うと怖い」「なんとしてでも嘘を隠し通さなければ」などというストレスやプレッシャーを抱いたまま働かなければならなくなり、仕事に集中できなくなるケースも考えられます。

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「ちょっとした嘘」なら許される?面接官の本音とは?

面接では、「少し話を盛る程度なら許されるのでは」と思う人も多いかもしれません。

ここでは、実際に面接を担当する側の本音を紹介したいと思います。

多くの採用担当者が嘘・盛った話に気づいている!

面接官は、基本的に人事や面接に精通したエキスパートばかりです。

年間に多くの志願者と会って話を聞いているので、志願者の口調や目線・雰囲気などからほとんどの嘘は見抜いていると思っていいでしょう。

面接官は採用担当者としてのキャリアが長くなるほど嘘や盛った話に気づきやすくなります。

志願者の嘘がうまくても、面接の途中で話がかみ合わなければ嘘だとバレやすく、後々SNSや知り合い経由でバレてしまうケースもあります。

また、経験豊富な面接官は、適性検査と面接中の雰囲気のギャップなどから嘘を見抜く力が高く、嘘や盛った話には敏感に反応するようです。

これだけはやめてほしい!面接ではNGな嘘

話の核となる部分を誇張したり、0を1にするような嘘をついたり、他人の話を自分のことのように話したりするのは「多くの面接官がNGと判断する嘘」に値します。

特に経歴やスキルだけではなく、性格などを偽るのは面接ではNGです。

面接官が見ているのは、志願者の「優れているところ」だけではありません。

才能や経歴も大切な判断要素になりますが、そのために極端な嘘をついたり、大げさに話を盛ったりすると、逆に信頼を失うこともあります。

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言いづらいことがあっても大丈夫!面接で嘘をつかないためのポイント

前に勤めていた企業を辞めた理由が「人間関係の悪さ」というような場合、面接で退職理由を聞かれたら答えづらかったり、言いづらかったりしたりします。

そのようなときでも、嘘をつくのではなく、事実をポジティブに感じさせる伝え方で表現してみましょう。

面接官が見ているのは「成果」よりも「過程」や「ものの考え方」

面接官が見ているのは、成果だけではなく「努力した過程」や「その人の考え方」です。

胸を張れる成果が得られなかった場合でも、目標や課題解決に向けてどのように行動してきたかという「プロセス」をしっかりと語ることが大切です。

語り方によっては、失敗談が好印象を与えることもある

「失敗はしたけれど、失敗の中から多くを学べた」というような前向きな回答ができれば、マイナスをプラスに転じさせることも可能です。

語り方によっては、過去の失敗も好印象に変わります。

失敗から学んだ考え方や身についたことなどを表現してみるのもおすすめです。

面接では「華やかな成果や経歴を話さなくては」と考える人もいますが、まずはそういった考えを捨てましょう。

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【ケース別】面接で嘘をつかずに好印象を与える例文集

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面接官に好印象を持たれるには、「嘘にならない範囲でポジティブに伝える」ことです。

以下の例文で具体的にご紹介します。

経歴に自信がない

「現在、貴社で役立つ○○の資格取得に向けて学習をしています。取得後は貴社に貢献できると考えております」

経歴に自信がなかったり特別な経験等がなかったりする場合は、現在取り組んでいることや応募先企業で力になれそうなことを積極的にアピールしましょう。

「いつかきっと自分も役に立てる日が来る」「企業の役に立ちたい」と面接官に思ってもらえれば、経歴に自信がなくてもやる気や好印象を持ってもらえるかもしれません。

スキルが足りない

「スキル不足は否めませんが、○○分野にかける情熱は誰にも負けないと感じています。今後も資格取得に挑戦することはもちろん、貴社で経験を積ませていただくことでよりスキルに磨きをかけ、貢献していきたいと思います」

特定のスキルが足りないと感じる場合は、情熱をアピールしてみましょう。

ポイントは、これから磨いていきたいスキルや、そのスキルを使って企業に貢献したいというやる気を伝えることです。

志望理由が思いつかない

「志望理由は、前職で学んだ接客業を即実践として活かせると考えたからです」

同じ業種への転職を希望する場合は、前職で得た知識と経験を即戦力として活かせるとアピールすると良いでしょう。

「福利厚生が整えられており、長く働ける環境だと感じたためです」

給与面や福利厚生の良さを志望理由にするのを避けたがる志願者もいるようです。

しかし、条件が整っているということは「安心して働ける・長く働ける」「=安定して企業に貢献できる」ことにもつながるので、その点を重点的にアピールしてみましょう。

退職理由を言いたくない

「前職を退職した理由は、○○の資格をさらに活かした職に就きたいと考えたからです」

退職理由を言いたくない人も少なくないようです。

特に転職を繰り返している人は「仕事が長続きしない」「粘り強さがない」と判断されることもあるので、伝え方に注意が必要です。

退職理由を印象良く伝えたい場合は、退職理由と志望理由をつなげるように話をまとめましょう。

仕事に対して明確な意欲を持っている人と面接官に受け止めてもらえるかもしれません。

応募者が前に企業を退職した理由は多くの面接官が気にしているポイントです。

嘘にならない範囲で、前向きな言葉で伝えられるように意識しましょう。

例えば人間関係が原因で退職を決めた場合、ついネガティブな表現になってしまいがちですが、以下のように自分の考えや事実、志望動機を入れるとポジティブな印象になります。

コミュニケーションを取りながらチームで仕事をしたいと考えていましたが、それが難しい環境だったため、プロジェクトチームをつくって業務を進めるスタイルの御社に惹かれました」

また、「○○してくれなかったから」「○○と言われたから」など退職理由を企業の責任にすると、入社後も同じことをやりかねないと考える面接官もいるので気をつけてください。

他社の選考状況を明かしたくない

「他には○○社と△△社での選考が進んでおりますが、貴社の経営理念に強い魅力を感じております。ぜひ貴社で採用していただきたいと思っております」

他社での選考状況を聞かれたら、正直に答えてもマイナスにはなりません。

ただし、他社が第一希望の場合、「貴社は第二希望です」と答えるのはマナーが良いとは言えません。

第一志望でない場合は「御社の○○に魅力を感じている」などの表現を使用し、失礼にならないように配慮しましょう。

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【まとめ】面接での嘘にメリットは少ない!うまく伝える方法を探そう

面接では「自分を良く見せたい」「採用されたい」と思う気持ちが強すぎると、つい嘘をついてしまったり話を盛ったりしてしまいがちです。

面接での嘘をポジティブに受け止めてもらえるケースもまれにありますが、基本的に面接での嘘にメリットはありません。

自信がなくても、スキルや経歴は事実を明確に伝えましょう。

あまり言いたくない退職理由や失敗談などでも、伝え方を変えるだけでマイナスなイメージをプラスに転じさせることもできます。

嘘にならない範囲で、前向きな気持ちが伝わる言い回しを考えてみましょう。

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