履歴書の学歴欄は、基本的には高校卒業の部分から書き始めます。
義務教育である中学については書く必要はありませんが、最終学歴が中学校の場合は、中学校卒業を記載します。
大学や専門学校に通い、学部や学科がある場合には、それも記載します。学歴欄は自己PRの一環として、学校名や在学期間だけでなく、専攻や学びの成果もアピールできる場です。自身の学歴をわかりやすく正確に書くことで、履歴書の完成度を高めましょう。

履歴書の職歴欄には、自身の勤務経験を正確に書くことが重要です。株式会社などの企業形態は（株）などに省略せずに、フルネームで記載しましょう。
また、正社員以外の勤務経験については、具体的な雇用形態を明記することが求められます。
退職理由に関しては「一身上の理由」と記載するのが一般的ですが、面接時に詳細な説明を求められることがあります。
職歴欄は自己PRの一環となるため、業務内容や成果を具体的に記述し、自身のスキルや経験をアピールしましょう。

履歴書を書く際には、絶対に嘘を書いてはいけません。仮に嘘の情報で書類選考に通過したとしても、面接で質問を掘り下げられたとき矛盾が生じて、嘘が露見する可能性が大いにあります。
万が一、面接も突破し内定が下りたとしても、その後の採用プロセスの中で採用担当者が嘘に気づいたりすると、内定が取り消される恐れあります。採用された後に嘘がバレれば、懲戒処分が下る可能性もあるでしょう。

そこまで重い処分は下らなかったとしても、嘘がバレた瞬間、あなたに対する信頼や信用は失われます。履歴書には自身の経歴やスキルを正確に記載し、嘘は絶対に避けましょう。

履歴書を書く際には、ネガティブな内容を記載することは避けましょう。
履歴書は自己PRの一環であり、ポジティブなイメージを伝えるためのツールです。嘘を書くのはNGですが、ネガティブな内容まで正直に書く必要はありません。

例えば、退職理由に「労働環境が悪かった」「上司の指導が悪かった」などのネガティブな理由をあげてしまうと、採用担当者に悪い印象を与える可能性があります。
履歴書は自身の強みをアピールするためのものですから、ネガティブ・後ろ向きな説明は避けましょう。

履歴書は、応募先に自分自身の情報を伝えるための重要な書類です。そのため、修正液や修正テープを使うことは避けるべきです。
修正液や修正テープを使用すると、マナー違反と見なされ、本気度が疑われ、いい加減な人と思われてしまう可能性があります。面倒でも新たに書き直しましょう。
また、誤りは二重線や訂正印を押すことでも修正できますが、こちらも同じ理由で避けた方が良いでしょう。

履歴書を書く際には、空白の箇所が多い状態にならないように注意しましょう。
履歴書は自己PRや経歴をアピールするための重要な文書ですので、埋められる部分はできるだけ埋めることが求められます。
書くべき情報がない場合でも、記入漏れと思われないように「特になし」と明記するなど工夫をしましょう。
空白の箇所が多い履歴書は、穴埋めできる他の候補者と比べて不利になる可能性があります。