HAN-KUN - チュ~モクARTIST
今注目の大人気アーティストをゲストに迎えてその素顔に迫るスペシャル企画「チュ~モクARTIST LOCK ON」。今回のゲストは、5月29日(水)に自身初のJ-POPカハ?ーアルハ?ムをリリースする、湘南乃風のヴォーカリストでもあり、ソロ・アクトとしても唯一無二の歌声を持つ「HAN-KUN」さんです!アルバイト時代について楽しかったこと、今につながっていることなどたくさん話していただきました!
Profile
2003年に湘南乃風のメンバーとしてアルバム「湘南乃風 ~Real Riders~」でデビュー。2008年7月に初のソロアルバム「VOICE MAGICIAN」をリリース。以降、「VOICE MAGICIAN」シリーズとして5枚のソロアルバムを発表している。その唯一無二の歌声、歌唱スキルはまさに「VOICE MAGICIAN」だ。
10周年の節目として、初となるカバーアルバム「Musical Ambassador」が5月29日にリリース。
今作を作るきっかけとして「日本とシ?ャマイカの音楽を繋け?たい」との思いから自身初の カハ?ーアルハ?ムとして昭和、平成の不朽の名曲と呼は?れたJ-POPを自らセレクト。その選曲理由として「自分か?聴いてきた曲、今の世代の方々にも届くて?あろう曲、今の若い世代の方々か?、自分(HAN-KUN)を通して新しいものとして楽しんて?もらえる曲を選曲した」と答えている。
――今回のゲストは湘南乃風でも活動されているHAN-KUNさんにお越しいただきましたー!初めまして!
HAN-KUN:初めまして!よろしくお願いします。
――よろしくお願いします!呼び方ですが、「HAN-KUNさん」で大丈夫ですか……?
HAN-KUN:「HAN-KUNさん」は、照れます(笑)。「HAN-KUN」で大丈夫です。なんなら「ハン」でも(笑)。
――(笑)。それでは今日は「HAN-KUN」で!よろしくお願いします!さて、早速いろいろと聞いていこうと思いますが、まずは学生時代にハマっていたことはありましたか?
HAN-KUN:ダンスをやってました。中学の2年生くらいからかな。地元の友達とやっていましたね。
――どんなダンスをされていたんですか?
HAN-KUN:最初はHIP-HOP、そこからハウスって流れでしたね。そんな偉そうに言えるものでもなかったんですけど(笑)。あの頃はすごくハマってました。
――友達同士の間で流行っていたんですね。ちなみに、学生時代にアルバイトはされていましたか?
HAN-KUN:してましたね。
――それでは、ここからはアルバイトについても聞いてみたいと思います!
印象に残ったアルバイトは警備員!選んだ理由は!?
――ではまず、印象に残っていたアルバイトはなんでしたか?
HAN-KUN:警備員ですね。
――珍しいですね!いつ頃されていましたか?
HAN-KUN:17~18歳の時ですね。1年くらいやってました。
――その仕事を選んだきっかけってありますか?
HAN-KUN:大きな商業施設での仕事で、オープニングスタッフの募集だったんですよ。大きい施設だから人数も多かったし、オープニングスタッフはみんなスタートラインも同じなので。既にある環境に自分1人が入るより現場の環境がクリアな状態で始められるのがいいと思いました。あとは、すごくやりがいがありそうでした。警備員っていっても、駐車場で車を誘導したり横断歩道で渡る人をサポートしたりとか、ただ見張るだけの警備員とは違うので。実際楽しかったですよ。
――同期は何人くらいましたか?
HAN-KUN:最初の講習の時は50人くらいいました。すごく大きな施設だったので、トラックの搬入とか施設内の警備とかいろんな仕事があって。加えて警備会社の社員さんたちもいて、会場はぎゅうぎゅうでした。
――研修期間はどれくらいありましたか?
HAN-KUN:1週間くらいですね。オープン前に他の施設で現場に立ちながら研修したり、講習を受けたりしました。
――最初は別の施設だったんですね。ちなみに講習会ではどんなことを学ぶんですか?
HAN-KUN:色々あるんですけど。ノリで赤い棒をぐるぐる回してるんじゃないんだな、ってこととか(笑)。自分が入った警備会社はすごく丁寧で、誘導の方向ごとにちゃんと回し方や角度があるってことを教えてもらいました。おかげで警備員さんを見かけた時に、そこの警備会社がしっかりしているかわかります(笑)。
――職業病みたいですね(笑)。
HAN-KUN:そうですね、今でもそういう目線で見ちゃいます。
――今度私も注意して見てみます(笑)。そこからオープンと一緒にその商業施設へ?
HAN-KUN:実際にその施設で働いたのは、オープン直前に荷物の搬入を誘導をしたのが初めてでしたね。そこからオープン直後がピークだったので、すごく忙しくてあっという間に1日が終わりました。僕も楽しくて夢中になってやってました。
――アルバイトをしていた時のやりがいは何かありましたか?
HAN-KUN:お客さんからの笑顔や感謝ですね。例えば、駐車場で悪気はなくても、よくわからずに順番待ちのところに割り込む人がいるじゃないですか。そういう人に対してちゃんと順番を守ってもらうよう誠意を持って対応した時に、納得して並び直してくれたり、ちゃんと並んでた人から「ちゃんと注意してくれてありがとう」って言われた時です。みんな順番待ちの時とかイライラしてるはずなのに、その中で笑顔で感謝されると嬉しかったですね。
――混んでると色々なお客さんがいて大変そうですもんね。
HAN-KUN:中にはクラクションを鳴らされたこともあったんですよ。それでも、仕事ぶりを見てお礼を言ってくれる方もいたので「頑張ろう」って思えました。
――聞いているとかなり大変な仕事そうですが、やりがいもあって素晴らしい仕事ですね!
すごく仲の良い職場だと、バイト内で恋愛関係になることも……?
――アルバイトをしていて楽しかったことって何かありましたか?
HAN-KUN:一緒に働いていた人たちと旅行に行ったことですかね。あとはアルバイトの後に遊び行ったりとか。アルバイトだけじゃなくて、社員の方とも遊んでました。
――みんな仲がよかったんですね!
HAN-KUN:待遇どうこうじゃなくて、一緒に働く人が良かったからその職場で働けました。今でもたまに連絡取りますよ。
――すごい!それだけ仲がいい職場だと、バイト内で恋愛関係に発展することもあったんじゃないですか?
HAN-KUN:ありましたよ!
――それはHAN-KUN自身が……?
HAN-KUN:俺じゃないです(笑)。憧れの人とかはいましたけどね。色んなお店が入ってるので、タイプな店員さんを見つけた時に、用もないのにその人の働いているところ付近を歩いたりしてました。指先ピンと伸ばして「仕事してます!」風に(笑)。俺のこととか見てるはずないんですけどね(笑)。
――イメージだと、HAN-KUNが自分からガンガンアタックすると思っていたので意外でした!
HAN-KUN:思いは内側に馳せながら警備の棒をぐるぐる振ってるだけでしたね(笑)。
――同期の方同士や他のお店の店員さんと付き合ったりとかはありましたか?
HAN-KUN:ありましたよ。どう考えても両思いなのに本人たちが気づいてない時とか、どうにかくっつけようとしてみんなで協力してました。セッティングがモタると、当事者じゃない俺たちが喧嘩してましたね(笑)。
――プライベートの警備も必要だったんですね(笑)。
HAN-KUN:ハートに向けてしっかり誘導してました(笑)。
――そうするとHAN-KUNは仲介役に回る方が得意だったんですね。
HAN-KUN:そうですね。……っていうことにしてください(笑)。
アルバイトをしたことが、まさに人生を変えるきっかけに!
――アルバイトを通して勉強できたことや役に立ったことってありますか?
HAN-KUN:大人の人たちから人付き合いの仕方を学べたことです。さっき話した通り社員の方と遊ぶこともあったんですけど、間近で大人同士の関係値の築き方を見ることができました。
――それは今のお仕事にも役に立ちましたか?
HAN-KUN:役に立ってますね。やっぱり少しでも早く社会勉強ができるチャンスがあるなら、未来の自分のためにも飛び込んでいってほしいです。その第一歩としてアルバイトは、良いきっかけになると思います。
――早くからアルバイトで社会に飛び込んだことが糧になって、今のお仕事にもつながっているんですね。
HAN-KUN:社会に出たってだけじゃなくて、働いて得たお金も大きいです。貯めたお金でジャマイカに行ったんですけど、それも今の活動につながっていますからね。
――そうなんですね!飛行機代から何から、すごくお金がかかりそうです……!
HAN-KUN:めちゃくちゃかかります。最初行った時は2ヶ月くらい滞在したんですけど、100円ショップとかで滞在期間分の食料を買うのにほとんど使ってました。向こうではろくにご飯が食べられないと思っていたんですよね(笑)。
――すごいですね!
HAN-KUN:すごかったですよ。3束入ってるそばとか、1食1束で食べれば1日持つじゃないですか。その計算でそばとかカレーとか保存が効くものを50日分リュックに入れて。洋服はTシャツとパンツ5枚くらいだけでした(笑)。
――荷物検査する人もびっくりですね。
HAN-KUN:「食べ物しかねーじゃん!」みたいなね(笑)。
――本当に若い頃に色々苦労されてきたのがわかります。
HAN-KUN:そうですね。実は学生生活って中学までで、高校には行かなかったんですよ。それでも学校で楽しい思い出はたくさんあるし、早くから社会に出て得たこともありました。でも「もし高校に通っていたら」と思うこともあります。今高校生のみんなは楽しい高校生活を過ごしてると思いますが、さらにアルバイトをして社会に出たら、もっと充実した生活になるんじゃないでしょうか。
――まさに充実した高校生ライフですね。
HAN-KUN:本当にそう思います!
ずっと憧れだったHAN-KUNにドリームバイトインタビュー!
――さて、ここからはバイトルがプロデュースする夢のようなバイト実現プロジェクト「ドリームバイト」企画より、多数の応募の中から見事当選した杉崎周(すぎざきしゅう)さんが現場に来てくれています!自己紹介をどうぞ!
杉崎:杉崎周です!今音楽の専門学校で作曲を学んでいます。今日はよろしくお願いします!
――杉崎さん、昔からHAN-KUNの大ファンだそうですね!
HAN-KUN:本当に?
杉崎:はい!ソロの活動も湘南乃風の曲も昔から聞いてます!
HAN-KUN:嬉しいね、ありがとうございます!
――それでは、杉崎さんから憧れのHAN-KUNに質問があるということで、1つ目の質問をお願いします!
杉崎:僕自身もライブ活動をしているんですけど、ライブ中にお客さんとの間で一番大切にしていることは何ですか?
HAN-KUN:やっぱり「リスペクト」ですね。みんな忙しい中で働いたお金でライブに来てくれているってことは嬉しいし感謝しかないです。その気持ちをちゃんと持って、あとは杉崎くんがどうするかって感じかな。
杉崎:ありがとうございます!勉強になります。続けて質問なんですけど、今まで生きてきて影響された言葉とか影響を受けた人はいますか?
HAN-KUN:影響というか、自分のおじいちゃんは尊敬してるかな。
杉崎:それはどうしてですか?
HAN-KUN:生き方、っていうとずいぶんざっくりしちゃうけど。自分に正直だし、家族のことを一番に考えてくれていたから、俺もそういう大人になりたいなって思いました。
杉崎:かっこいいですね!
HAN-KUN:おじいちゃんかっこいいよ。めっちゃかっこいい。
杉崎:僕自身もおじいちゃんを尊敬しているので嬉しいです。
――そういう考えが作曲にも反映されるといいかもしれませんね。それでは時間も残り少ないので、最後の質問をどうぞ!
杉崎:作曲とかライブとかしている上で、なかなか結果が出ない時とか行き詰まった時ってあると思うんですけど、そういう時はどのように乗り越えてますか?
HAN-KUN:俺はただひたすら動くって感じ。努力って言うと安っぽく聞こえるけど、歌ができなかったら書きまくるし、歌が下手だなって思ったら歌いまくるし、仕事がないと思ったら自分から動いて現場に行って聞いてもらう。悩みって多分時間があればあるほど考え込んじゃってネガティブな方に引っ張られると思うから、ネガティブな発想が生まれないくらい動いて、悩みの質を変える。ネガティブな悩みじゃなくて「この歌をよくするにはどうしよう」とか前向きな悩みに転換することができたら、苦悩からは少しでも早く解放されると思って、今でもやってます。
杉崎:デビューする前から変わらずですか?
HAN-KUN:そうだね。今も変わらず悩んで、世の中に出なくてもいいから毎日歌を書いたり歌を歌ったり。それは今も変わらないね。……とか言ってみる(笑)。
――本当にやっているからこそ言葉でも表現できるんですね。
杉崎:流石です……!
HAN-KUN:みんなにも「HAN-KUNは流石だった」って言って回って(笑)。
2人:(笑)
――杉崎さんの作曲に今回のインタビューが活かされるといいですね!さて、最後に今回の感想をお願いします!
杉崎:まさか応募して当たると思っていなかったので、今ここにいるだけで感動だったんですけど……。実際に目の前にするとオーラがあるし、第一線で活躍されている方のすごさを実感しました!
HAN-KUN:もっと言っていいよ(笑)。
杉崎:本当に尊敬してます!
――ぜひ杉崎さんも自分から行動して夢を叶えてください!今日はありがとうございました!
HAN-KUN:ありがとう!俺も頑張るから、頑張ろうね。
杉崎:頑張ります!
往年の名曲とレゲエの魅力を届けるアンバサダーに!
――色々HAN-KUNからお話お伺いしましたが、5/29にリリースされました「Musical Ambassador」についてもお話聞かせてください!こちらはどんなカバーアルバムになっていますか?
HAN-KUN:日本の名曲たちをレゲエアレンジでカバーさせていただきました。
――どんな曲がありますか?
HAN-KUN:往年の名曲、坂本九さんの「上を向いて歩こう」とか、ドラえもんの主題歌にもなった秦 基博さんの「ひまわりの約束」、Mr.childrenさんの「Tomorrow never knows」、他にも各世代のアーティストの名曲が色々と入っています。
――今回どういう想いで今回カバーアルバムを作られたんですか?
HAN-KUN:今回湘南乃風で15周年、ソロで10周年という節目を迎えたんですけど、その中で新しいことに挑戦したい、日頃の感謝も込めてスタッフの皆と0から一緒にものを作っていきたいと思いました。今までは、自分が突き詰めて作った音楽をたくさんの人に伝えられるようにスタッフの皆に協力してもらう、という形だったのでこれは初めての試みでした。
――初めてとなるとかなり大変そうですね。
HAN-KUN:年代も生活も環境も皆違いますからね。でも話し合っていく中で、チーム全員を繋げることができるのが歌謡曲だってことに気づいて。それで今回、カバーアルバムに挑戦することになりました。名曲たちを自分の音楽のルーツであるレゲエに昇華させて世の中に流すことで、若い子たちが往年の名曲に新たにたどり着いてくれるきっかけになってくれること、また名曲の力を借りることで普段レゲエを聞かない人がレゲエを聞くきっかけになればいいなと思っています。
――まさにHAN-KUNがミュージカルアンバサダーとしてこの曲たちを届けるということですね!
HAN-KUN:本当にその通りです。
――ありがとうございます!それでは最後に全国の高校生に向けてメッセージをお願いします!
HAN-KUN:今めちゃくちゃ頑張ってると思うけど、さらに頑張ればもっと素敵な未来があなたを待ってると思うので、辛いことがあっても明るい明日に向かって、汗流して涙流して頑張ってください。素敵な仲間と!本当に羨ましいです!
――たくさんの高校生が今の言葉でパワーをもらえたと思います!ありがとうございましたー!
HAN-KUN:楽しい高校生活を、バイバイトルー!
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