2022.12.23

PDFの編集・変換・署名・保護ができないときの21の対処方法|ブラウザー向けAdobe Acrobatで解決!

PDFの編集・変換・署名・保護ができないときの21の対処方法|ブラウザー向けAdobe Acrobatで解決!

資料や契約書、見積書など、さまざまな書類に適しているPDF。接する機会の多いソフトウエアですが、自分では上手く作成、編集できないという人は多いはず。また、特別なソフトが必要と思い込んでいる場合も……。

実は、ブラウザー向けAdobe Acrobatを使えば、よくあるPDF操作の“できない”問題を解決することができるんです。シンプルな操作だから直観的でわかりやすく、かつ無料なので新しくソフトを購入する必要もありません。

本記事では、ブラウザー向けAdobe AcrobatによるPDF操作方法について、よくある“できない”お悩みを全21パターンご紹介。「PDFを編集できない」「他ファイルからPDFに変換できない」「PDFから他ファイルに変換できない」「PDFを署名・保護できない」という4つの項目ごとに、解決方法にフォーカスしていきます!

「ブラウザー向けAdobe Acrobat」はここでチェック!

「ブラウザー向けAdobe Acrobat」では、全て無料でPDFのさまざまな作業を行うことができます。仕上がりの品質も心配する必要はありません。ここからは、「ブラウザー向けAdobe Acrobat」でできる作業について紹介します。

 

解決したい作業から選択

 

上記リンクボタンをクリックすると、「ブラウザー向けAdobe Acrobat」サイトに遷移しますので、少し画面をスクロールすると、PDF操作の“できない”問題を解決できるAdobe Acorobatの作業一覧が表示されます。

ここから解決したい項目を選択し、実際の作業をスタートしましょう!

9つの「PDFを編集できない!」を迅速に解決!

9つの「PDFを編集できない!」を迅速に解決!

 

例えばビジネスシーンにおいて、部下にPDF化された書類の修正指示を口頭で伝えただけではうまく修正が進まない、なんてケースはよくあります。PDF上での修正指示のコメント入れやページの並び替えといった編集機能が使えないと、なかなかイメージ通りに仕上がらず、時間的にも労力的にも無駄なコストが増えてしまいます。

そんなとき、「ブラウザー向けAdobe Acrobat」なら、PDFファイルへのコメント入れや複数ファイルの結合といった編集機能が、無料で使用可能です。ここでは基本といえる、9つのPDF編集機能を見ていきましょう!

 

お悩み1:PDFを編集(コメント・注釈入れ、ハイライト入れ)できない

まずは完成しているPDFファイルに、補足説明として自分のコメントや注釈、ハイライトなどを入れたいのにうまくいかない、といった代表的な「編集作業」に関するお悩み解決法をご紹介します。

 

▽「PDFにコメント・注釈入れ、ハイライト入れができない」場合は下記のリンクをチェック!
PDFを編集

 

①PDFファイルを選択して、ドラッグ&ドロップ

まずは表示された画面に、編集したいPDFファイルをドラッグ&ドロップします。このドラッグ&ドロップする作業は「ブラウザー向けAdobe Acrobat」の基本アクション。コメント、注釈入れだけでなく、圧縮や変換などを行う場合も同様です。

②Adobeアカウントでログイン

ファイルをドラッグ&ドロップすると、ログイン画面が表示されます。コメントをつけてテキストを編集する際は、Adobeアカウントを作成、ログインすることで、PDFを編集することができます。

ブラウザー向けAcrobatを使えば、PDFにテキストや注釈、ハイライトなどを簡単に追加できます。

③作業に合わせて、編集

ログイン後、編集したいPDFがブラウザに表示されました。実施したい項目をブラウザの左側、縦に並んだツールバーメニューから選び、各編集作業に移っていきます。

 

PDFにコメント、注釈入れができない

コメント・注釈を入れたいときはツールバーのメニューから「コメントを追加」を選択。コメントや注釈を表示させたいポイントを吹き出しでマーキングします。

①「コメントを追加」を選択し、表示部分をマーキング ②コメント記入欄に書き込む

画面右のコメント記入欄に書き込めば、PDF上にメッセージが加わります。また、先にコメント、注釈を記入し、後からコメント場所を調節することも可能です。

 

▽「コメント入れ」が完成した状態のPDF

③コメント入れされていることを確認

画面右上のダウンロードボタンをクリックし、ダウンロードすればメッセージ入りPDFのできあがり。吹き出しをクリックすればコメント、注釈が表示されるようになりました。

PDFにハイライト表示ができない

書類に見落としてほしくない箇所があるなら、メニューから「選択したテキストをハイライト」を選びます。次にカーソルで強調したいテキスト部分をドラッグ。ハイライトしたい範囲を選択します。

①「選択したテキストをハイライト」をクリックし、強調したい箇所をマーク

 

▽「ハイライト表示」が完成した状態のPDF

②ハイライト表示されていることを確認

ドラッグを止めれば指定したカラーでハイライトが入ります。テキスト部分であれば複数の箇所をさまざまな色で指定可能です。

なお有償版のAdobe Acrobatであれば、ご紹介した「コメント・注釈入れ、ハイライト入れ」の書き込みや上書き以外にも、直接編集を行うことができます。

お悩み2:PDFを圧縮できない

PDFはデータ容量が比較的軽いのが魅力の1つではありますが、画像入りだったりページ数が多くなると、どうしてもファイルが重くなってしまいます。

そんなお悩みは、「PDFを圧縮する」ことで簡単に解決できます。ここからは、圧縮方法について紹介します。

 

▽「PDFを圧縮できない」場合は下記のリンクをチェック!
PDFを圧縮

まずはホーム画面の「PDFを圧縮」に、PDFファイルをドラッグ&ドロップ。

①ファイルを選択してドラッグ&ドロップ

求める画質や容量を踏まえて圧縮レベルの設定が行えます。ファイル容量によって最適な圧縮率を勧めてくれるので、従っておけば間違いないでしょう。

②圧縮レベルを選択

 

▽「圧縮」が完成した状態のPDF

③圧縮されていることを確認

圧縮後のファイル容量が左上に表示され、今回の場合は5.58MBから970KBまで圧縮できました。元々テキスト中心で軽量だった請求書が、一層スリムになってより扱いやすく。複雑で重いPDFほど圧縮幅が大きく、効率よく軽量化できます。

圧縮後、編集などの機能も、もちろん無料でできます。

お悩み3:PDFを結合できない

修正指示を加えた複数のPDFファイルを1つにまとめるには結合機能が有用です。「ブラウザー向けAdobe Acrobat」なら、ドラッグ&ドロップを繰り返すだけで簡単に実行できます。

 

▽「PDFを結合できない」場合は下記のリンクをチェック!
PDFを結合

ホーム画面の編集タブから選ぶのは「ファイルを結合」。結合したいPDFをドラッグ&ドロップしていきます。複数枚を同時に読み込ませることもできます。

①ファイルを選択してドラッグ&ドロップ

まとめたいファイルをブラウザ上で確認したら、右上の「結合ボタン」をクリック。

②結合したいファイルを選択し、結合ボタンをクリック

「ページ結合」が完成した状態のPDF

③結合されていることを確認

3枚のPDFがまとまりました。ダウンロードすれば自分のPCに1枚のPDFとして保存されます。

お悩み4:PDFを分割できない

修正指示を入れたページだけ抜き出したい、複数のページがまとまったPDFを細かく分けたい、といった場合にはPDFの分割機能を活用しましょう。

 

▽「PDFを分割できない」場合は下記のリンクをチェック!
PDFを分割

「PDFを分割」をクリックし、対象のPDFファイルをドラッグ&ドロップ。すると、最大19本ある分割線を利用して、複数ページある1ファイルを、好みのバランスに分割できます。

①ファイルを選択してドラッグ&ドロップ

アップロードが完了したら、Adobeアカウントでログインが求められます。アカウントを作成することで分割作業ができるようになります。

②Adobeアカウントでログイン

ログイン完了後、分割をしたい箇所の分割線をONにします。今回は、5ページにわたる資料を1ページ目と2~3ページ、4~5ページに分けました。

③分割したいページの分割線を選択し、続行ボタンをクリック

「ページ分割」が完成した状態のPDF

④分割されていることを確認

実行すると3個の分割ファイルが完成します。すべて一時的にAdobe Acrobatのクラウド上に保管されるので、必要なファイルを選択してダウンロードしましょう。

お悩み5:PDFのページを削除できない

PDFファイルを送付する段階で、不要なページが残ったままだったことが発覚!なんてときでも、Adobe Acrobatを使えばPDFの不要なページをすぐに削除することができます。

 

▽「PDFのページを削除できない」場合は下記のリンクをチェック!
ページを削除

まずは、ドラッグ&ドロップでPDFファイルをアップロード。

①ファイルを選択してドラッグ&ドロップ

ドラッグ&ドロップすると、PDFファイルの各ページが表示されます。

②Adobeアカウントでログイン

ファイルを読み込むと、Adobeアカウントへログインを求められるので、ログインをしましょう。

③削除したいページにチェックを入れ、保存ボタンをクリック

削除したいページのボックスにチェックを入れて、ゴミ箱アイコンを押すだけで削除完了!
削除したら、保存ボタンをクリック。複数ページを同時に削除することも可能です。

「ページ削除」が完成した状態のPDF

④削除されていることを確認

不要なページが抜けてすっきりと。続けて、この状態からページの抽出や回転を行うこともできます。

お悩み6:PDFのページを抽出できない

複数ページあるPDFファイルから修正指示を入れたページだけ抜き出すことも簡単です。

 

▽「PDFのページを抽出できない」場合は下記のリンクをチェック!
ページを抽出

「ページを抽出」を選ぶ、もしくは上記のリンク先へ遷移し、抜き取りたいページのあるファイルをドラッグ&ドロップしましょう。

①ファイルを選択してドラッグ&ドロップ

ファイルを読み込み、Adobeアカウントでログインします。

②Adobeアカウントでログイン

ログイン後、抽出したいページをチェック。右上の抽出で決定すると、ターゲットのページのみ表示されるように。

③抽出したいページをチェックし、抽出ボタンをクリック

「ページ抽出」が完成した状態のPDF

④抽出されていることを確認

このままコメント入れや、ハイライトを施す作業ができます。抜き出したページを自分のPCに保存するには、一度ダウンロードしましょう。

お悩み7:PDFのページを回転できない

修正指示を入れた箇所をより見やすい方向に表示させたり、画像の天地(上下)を正しく表示させたい場合は、PDFのページを回転することができます。

 

▽「PDFのページを回転できない」場合は下記のリンクをチェック!
ページを回転

「ページを回転」からファイルを選択してドラッグ&ドロップをします。

①ファイルを選択してドラッグ&ドロップ

ファイルをアップロードしたら、ブラウザー向けAdobe Acrobat にログインします。

②Adobeアカウントでログイン

ログインができたら、「ページを整理:回転」画面に遷移します。左右どちらかの回転アイコンを選ぶとそのページだけ変化します。同時に複数ページを回転させることも可能です。

③回転したいページをチェックし、回転アイコンを選択

「ページ回転」が完成した状態のPDF

④回転されていることを確認

2~3ページだけ回転させました。「ページ抽出」と同様に、続けてコメント、ハイライトが入れられます。

お悩み8:PDFのページを並び替えできない

修正指示を入れたページと入れていないページを並び替えをして、確認しやすくしたいときは、「ページを並び替え」機能でページ順序の変更ができます。

自分が結合したPDFファイルはもちろん、他の人が作成したPDFのページの順番も並び替えが可能です。

 

▽「PDFのページを並び替えできない」場合は下記のリンクをチェック!
ページを並べ替え

まずは複数ページあるPDFファイルをドラッグ&ドロップ。


①ファイルを選択してドラッグ&ドロップ

ファイルを選択後、Adobeアカウントでログインをします。

②Adobeアカウントでログイン

ログイン後、順番を変えたいページをドラッグして移動させます。同時に回転や削除なども編集可能です。

③順番を変更したいページをドラッグして移動

「ページ並び替え」が完成した状態のPDF

④並べ替えされていることを確認

保存して完成。表紙を3ページ目に移動させました。

お悩み9:PDFにページを挿入できない

完成したPDFファイルの内容は変えずに、別PDFにある補足資料をページ途中に追加したい、といった場合でも「ブラウザーで使えるAcrobat」なら対応してくれます。

複数ページ構成のPDFファイルに、別のPDFを差し込むのが「ページを挿入」機能です。

 

▽「PDFのページを挿入できない」場合は下記のリンクをチェック!
ページを挿入

まずはベースとなるPDFファイルをドラッグ&ドロップ。


①ファイルを選択してドラッグ&ドロップ

ファイルをアップロード後、ブラウザー向けAdobe Acrobat にログインします。

②Adobeアカウントでログイン

ログインできたら、挿入したい場所を選択後、次に追加したいPDFをアップロードすることができます。

③挿入ボタンをクリックし、追加のPDFをアップロード

形式がPDFであれば単数でも複数でも自由に組み合わせられ、ページの順番も変えられます。

「ページ挿入」が完成した状態のPDF

④挿入されていることを確認

保存すれば別PDFの挿入完了。保存を押す前なら回転や削除もできます。

【Q&A】

Q.結合するPDFには何ページまで含めることができる?
A.最大1,500ページ結合ができます。結合できるファイル数は最大100件で、各ファイルのページ数の上限は500ページです。
https://www.adobe.com/jp/acrobat/online/merge-pdf.html

 

Q.分割できるPDFのファイル数&サイズは最大いくつ?
A. ファイル数は最大20個まで、ファイルサイズは1GB以下であれば分割することができます。最初にPDF(500ページ以下)ファイルをアップロードし、Adobeアカウントにログインします。次に、分割する箇所を最大19箇所まで追加して、分割後の各PDFのページ数を選択肢すると分割ができます。
https://www.adobe.com/jp/acrobat/online/split-pdf.html

 

Q.編集したPDFを共有したい
A.編集を完了させ、ダウンロードボタンをクリックすると、編集済みのPDFがダウンロードできます。ほかのユーザーにこのPDFを電子メールで送信したり、ログイン後にAcrobatのPDF共有ツールでリンク共有ができます。
https://www.adobe.com/jp/acrobat/online/pdf-editor.html

 

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