2023.11.22

二次面接で落ちた原因と通過するための対策を徹底解説!

二次面接で落ちた原因と通過するための対策を徹底解説!

一次面接は無事にクリアしたものの、二次面接でつまずいてしまった…。「いったい何がいけなかったのか?」「次回の面接で同じ過ちを繰り返さないために何を改善すべきか?」こんなふうに悩んでいる方は少なくないでしょう。

そこでこの記事では、二次面接に落ちてしまう理由と、一次面接との違いを解説し、どのようなことに注意するべきかについて詳しく解説しています。
これらをしっかり理解して、ぜひ自信をもって二次面接にのぞめるようにしましょう。

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二次面接で落ちる理由:一次面接より深いコミュニケーションができていないから

二次面接では、おもに人事担当者やマネージャーが面接官を担当します。2~3名で対応する場合は、現場の社員が加わることが多いです。
応募者をより深く理解しようとするために、一次面接のときよりも具体的で明確な回答を求めます。
中でも、企業の文化にマッチする人材であるか、仕事に対する真剣な意欲と能力があるか、そして、独自性のある内容であるかどうかを重視しています。

ちなみに一次面接では、おもに現場の管理職や採用担当者が面接を担当します。会社にもよりますが、比較的若い社員などが面接官になることもあります。

企業の求める人材にマッチしなかった

企業側は、自己紹介や自己PR、長所や強みなどを掘り下げる中で「自社に合った人材か」「一緒に働きたい人材か」を見定めています。
ですから、学生時代の取り組みや、前職の職場での経験やスキルが新しい職場でどのように活かされるかを、一次面接よりも具体的に分かりやすく伝えられない場合、面接官の高い評価を得られません。

意欲が伝わらなかった

一次面接を通過したからといって「自分の意欲が伝わった」と安心し、同じような気持ちでのぞんではいけません。
二次面接では、仕事への真剣な興味や熱意を伝えるときに、より詳しい行動計画や目標を、具体的なエピソードや過去の成功例とあわせて話すことができなければ、面接官の印象に残るのは難しいでしょう。

ありきたりな回答が多かった

面接官は、応募者がどれだけ自分なりの考えを持っているかをチェックしています。
一般的な答えや、誰でも答えられそうな内容の場合、特に二次面接ではマイナスの印象を持たれてしまうでしょう。
必要なのは、独自の視点や自分だけのオリジナルの経験を話し、他の応募者との差別化を図ることです。
また、質疑応答のほとんどで、あらかじめ暗記して用意した答えを棒読みするようなことはNGです。面接官に「臨機応変に会話ができない」と悪い印象を与えてしまいます。

二次面接に限らず、面接全般について落ちた理由について、さらに詳しくしりたい方は「面接に落ちた理由を知り、次回の面接で合格を勝ち取ろう!」も参考にして下さい。

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一次面接と二次面接で見られていることの違い

一次面接と二次面接で見られていることの違い

二次面接では一次面接と異なり、応募者が企業にどのようにマッチしているかが重視されます。
以下、一次と二次面接の評価基準の違いと、それぞれで求められる対策を紹介します。

一次面接は基礎的なビジネスマナーをみている

基本的なビジネスマナーと第一印象が重視され、清潔感のある服装や髪型であるかをチェックしたり、自己PRや志望動機の回答をもとに、応募者の意欲の高さをみています。
企業によってはグループ面接が行われるため、コミュニケーション能力論理的思考力も試されます。

二次面接は自社にマッチした人材かに注目している

ここでは、応募者のパーソナリティ、特に性格、スキル、過去の経験、価値観を深堀りして評価します。
そこから、応募者が自社の文化や求める人材像とどの程度マッチしているかを見極めます。一問一答の形式ではなく、一つの質問に対して深堀りする形でのコミュニケーションになることもあります。
しっかり質疑応答をするためには、応用力やコミュニケーションスキル、企業への深い理解が必要となります。

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二次面接に通過するためにやるべきこと5選

二次面接に通過するためにやるべきこと5選

二次面接に通過するためには、一次面接で準備したことプラス、二次面接ならではのより深いリサーチと準備が必要です。
以下、5つの重要なポイントを紹介します。

さらに深く企業研究する

二次面接では、一次面接以上に企業に関する深い知識が求められます。単に企業のホームページや募集要項をチェックするだけでは、質問に対してありきたりな回答しかできません。
それ以外にも、企業の最近のニュースリリース競合他社の動向業界誌などでトレンドなども調べておくことが必要です。企業によってはTwitterやInstagram、FacebookなどのSNSも運用していますので、企業の雰囲気を掴むためにもチェックしておきましょう。

また、企業の理念や社風、求める人材像についても理解を深める必要があります。
ニュースで取り上げられていない業界の政策や法律改正なども研究し、面接での質問に対して具体的かつ詳細な答えを用意しておきましょう。

長所・短所に一貫性を持たせる

長所と短所はただ伝えるのではなく、一貫性を持たせると、面接官に「客観的に自己分析ができている」と高い評価を得ることができます。
そのためには以下の方法やポイントをおさえることが有効です。

モチベーショングラフで長所・短所を探す

自分の過去の行動、経験を振り返って、自分の長所と短所を洗い出すことをおすすめします。それにはモチベーショングラフの作成が効果的です。

モチベーショングラフで長所・短所を探す

紙を用意し、縦線を「モチベーションの上下」に、縦線の中央に横線を引き「小学校、中学校、高校、大学」などの時間軸にします。
そして、これまでの自分の出来事や経験を振り返りながら、時間の流れに沿って、モチベーションのアップダウンを、出来事と一緒に曲線で描きます。
こうすることで、大切にしている価値観やこだわり、物事に向き合うときのスタンスなど、自分自身の特徴を可視化でき、客観的に自分の長所と短所について気が付くことができます。

長所は短所の裏返しとして伝えるようにする

長所と短所を同時に答える場合、例えば「チームで仕事を進めるのが得意です。」という長所を答えたら「チームの和を気にするあまり、正しいと思った意見が言えないときがあります。」という風に、長所は短所の裏返しとなるよう意識しましょう。
さらに、短所を答える時はネガティブな側面を強調しないように「短所については改善するための努力していること」をあわせて言いましょう。

【参考記事】
面接で好印象を与える「長所」40選と伝え方のコツ|OK・NG例文も解説

深堀り質問に対する回答を準備する

二次面接では、質問を深堀りされることが多くなりますので、それにあわせてあらかじめ回答を予習しておくことをおすすめします。
以下に、よく聞かれる質問とその回答例をいくつか紹介します。

【質問】
「志望動機を教えて下さい。」

【回答】 「私が御社を志望する理由は「お客様一人ひとりに特別な体験を提供する」というメッセージに深い感銘を受けたからです。
ホテル業界は、ただ宿泊施設を提供するだけでなく、お客様の旅の思い出を豊かにするサービスだと思っており、お客様に喜びや満足を提供できることに大きなやりがいを感じています。」

【深堀り質問】
「取り組みたい仕事について具体的に教えてください。」

【回答】
「最新のテクノロジーを利用して、サービスの効率化と品質向上を図りたいと考えています。
具体的には、オンラインでの予約システムの改善、モバイルアプリを通じたカスタマイズサービスの提供、AIを活用した顧客対応の最適化などに取り組みたいと思っています。これにより、お客様にさらに快適な滞在体験を提供することができます。
これらの取り組みを通じて、御社のサービスレベルをさらに高め、お客様にとって忘れられない滞在体験を提供することが目標です。」

【質問】
「あなたの長所を教えて下さい。」

【回答】
「私の長所は、人一倍強い責任感です。
大学時代に図書館にアルバイトとして働いていた際、利用者のための新しい読書推奨プログラムが企画され、その実施を任されました。
リソース管理からプロモーション活動など、多岐に渡る複雑な仕事で最初は困難なことが多かったのですが、利用者からのフィードバックに基づき、プログラムの内容を柔軟に調整することで、プログラムは大成功を収めました。
この経験から、どんな状況でも責任を持って取り組む重要性を学びました。」

【深堀り質問】
「責任感が強いという長所を、弊社の仕事にどのように活かしていきたいと考えていますか?」

【回答】
「御社が行っているソフトウェア開発では、コードの品質管理やタイムラインの遵守が重要かと思います。
私の責任感が強いという長所は、計画通りにプロジェクトを進めるために、チームを牽引する力となります。また、顧客からのフィードバックに基づく迅速な修正やアップデートを管理する場面でも、私の長所が活かせると考えています。」

【質問】
「大学時代にもっとも力を入れたことはなんですか?」

【回答】
「特に注力したのは、人工知能(AI)に関する研究です。
この分野では大学内でトップの成績を取りました。研究では、機械学習アルゴリズムを使用して、ユーザーの行動パターンを予測するシステムの開発に取り組みました。
具体的には、大学内のスタートアップイベントにおいて、このシステムを利用して、イベント参加者の興味関心を分析し、カスタマイズされたイベント体験を提供するプロジェクトを主導しました。
あわせて、プログラミングスキルの向上にも力を入れました。自分で様々なアプリケーションを開発し、実際にユーザーのフィードバックを受けることで、技術的なスキルだけでなく、ユーザー中心の開発の重要性を学びました。」

【深堀り質問】
「なぜ、人工知能(AI)に関する研究にもっとも力を入れたのですか?」

【回答】
「最も力を入れた理由は、AIの持つ無限の可能性と、その社会への影響に深く魅了されたからです。
AIと機械学習の技術は、私たちの生活や仕事の仕方を根本から変える力を持っており、これに関わることで、革新的な変化を生み出すことができると確信しています。
大学時代の学びを通じて、AIがデータ分析、パターン認識、自動化といった分野でいかに強力なツールであるかを理解しました。
これらの技術は、より効率的で精度の高い意思決定を可能にし、ビジネスだけでなく医療、教育、環境保護など幅広い分野に革新をもたらすことができると確信しています。」

このように、深堀り質問に対する想定回答を用意していても、実際の面接では違う質問がくることの方が多いでしょう。
柔軟に対応するためにはやはり、事前により詳しく企業をリサーチしたり自己分析などをしておき、沢山の知識を蓄えておくことが大切です。

面接官の印象に強く残る逆質問を用意する

面接の最後に「質問はありますか」と聞かれたら、自己アピールの機会として活かしましょう。
「特にありません。」と答えても合否に直接影響するわけではありませんが、上手にアピールできれば面接官の評価は高くなります。
ただし、面接中に話題なったことや、自分でちょっと調べたら簡単に分かるような質問ではなく、むしろそれらを深堀りする質問にすることを意識して下さい。

質問は2~3個ほど用意しておくとよいでしょう。グループ面接を実施する企業もあり、その場合は4~5個程度を用意しておくのがおすすめです。
さらに、面接官のポジションに合った質問ができると、より好印象を残すことができます。例えば二次面接での面接官に現場の社員が対応した場合、現場の業務を具体的に掘り下げたりする質問が効果的です。

今までの選考過程を振り返り一貫性があるか確認する

一次面接での質疑応答で答えた内容と、二次面接での内容に矛盾がないように注意しましょう。面接官が違っても、一次の面接官が申し送り事項としてメモを残しているかもしれません。内容が矛盾していると、面接官に疑問を感じさせたり、最悪不信感を抱かせてしまいます。
基本的に二次面接での質問に対する回答は、一次面接で答えた内容を深堀して、より具体的になるようにブラッシュアップしてください。
もし、主張したいことが複数あり、回答内容に矛盾が生じてしまう場合は、その旨を前置きしてから話すようにしましょう。

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まとめ:二次面接用の準備をしっかり行って、自信をもってのぞもう!

二次面接では、一次面接と比べてより深い企業研究、自己分析、質問への準備が求められます。成功のカギは、志望企業の社風や文化、求められているスキルなどを理解し、自身がいかにマッチした人材であるかを強くアピールできるかにあります。
二次面接まで進んだということは、一次面接であなた自身が評価されたということです!自信を持って、準備を怠らずにのぞむことができれば、二次面接もきっと突破できるでしょう!
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