2022.12.26

履歴書に勉強中や取得予定の資格を書いてもいい?正しい書き方を解説

履歴書に勉強中や取得予定の資格を書いてもいい?正しい書き方を解説

履歴書の作成段階では、資格や免許を取るために勉強中のものも記載して良いのでしょうか?履歴書に記載できれば、努力や前向きな姿勢を認められるチャンスが広げられそうです。その場合、取得予定でしっかりと取り組んでいるのであれば、履歴書に記載できます。

本記事では、資格や免許取得に向けて勉強中であることを履歴書に記載する際の正しい書き方とポイント、選考で有利になりそうな資格やビジネスで役立つ資格をご紹介します。

 

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勉強中や取得予定の資格も履歴書に書いていい!

履歴書の資格欄に記載できる免許や資格がない場合、保有していなくても取得に向けて勉強中であれば、その内容を書くことができます。資格や免許は、「特になし」の記載で問題ありません。もちろん、応募条件に何らかの免許・資格必須とあれば別ですが、そうでない場合には免許や資格の有無によって採用が左右されることはないでしょう。

履歴書の資格欄に、何も書くものがない場合でも、現在何かの資格取得に向けて勉強中であれば、良いアピールポイントとなるため、記載するのがおすすめです。特に、業務やビジネスシーンに役立つ資格であれば、就業意欲の高さが印象づけられます。勉強中・取得予定の免許や資格は、以下のような書き方の例があります。

【履歴書に記載する免許や資格の書き方例】

  • 「日商簿記検定の資格取得に向けて勉強中」
  • 「日商簿記2級検定〇月取得予定」
  • 「〇月〇日秘書検定1級を受験予定」
  • 「宅地建物取引士の資格取得に向けて講座受講中」

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勉強中や取得予定の資格を履歴書に書くときのポイント

資格や免許取得に向けて勉強中であることを履歴書に記載するときには、押さえておきたいポイントがあります。履歴書のルールとも関係しているため、作成する際には注意が必要です。

勉強中と嘘を書かない

資格や免許を何か書きたいからといって、虚偽の内容は絶対に書かないようにしてください。履歴書は、雇用契約につながる個人と企業のいわば公的な書類です。軽い気持ちで嘘を書いてしまうと、あとでトラブルの原因になりかねません。少なくとも本当のことが発覚してしまったときに、信頼を失います。

まだ、着手もしておらず、受験の予定もないのに勉強中と記載するのは虚偽の申告と受け止められかねません。また、難易度が非常に高く、短期間での取得の見込みがないものも記載を避けたほうがよいでしょう。

「本気で取り組んでいるけれど、合格がいつになるのかわからない」というケースは、資格の欄ではなく自己PR欄などを活用して、向学心や向上心をアピールする方法もあります。

すでに持っている資格から優先的に記載する

現在、勉強中の資格以外に、すでに保有している資格があれば、そちらを優先的に記載します。運転免許を持っている場合には、最初に記載するのが一般的です。自動車運転免許を複数保有しているときには、まとめて記載し、そのあとにほかの免許や資格を取得した年月日順に記載していきましょう。未取得で勉強中のものは、残りの行に端的な表現で記載します。

業務に直接関係しない資格も記載していい

応募先企業での業務や、ビジネスに直接関係しない資格も、履歴書に記載してかまいません。ただし、その場合は、趣味・特技欄に記載するのがおすすめです。「〇〇ガイド検定」や英語以外の語学検定、ノウハウ系の資格などは、面接時の話題提供や人となりを知ってもらうために役立ちます。

また、気象予報士のような難易度が比較的高く、良く知られている資格であれば努力家かつ多才さを強く印象づける効果が期待できます。

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選考で有利になる可能性のある資格

選考で有利になると考えられる資格は、基本的に業種や会社によって異なります。応募先企業の主力事業に関連する資格は、応募要項に記載されている場合もあるため、確認が必要です。現在、保有していなくても、「知識があれば好ましい」「取得する意志があれば可」といった表現がされているケースも見られます。ここでは、一般的に就職活動時に歓迎されやすい資格を4つご紹介します。

TOEIC

TOEICは、英語を母国語としない人の語学技術を評価する、世界共通テストです。TOEICには、リーディング・リスニングを課題とするTOEIC Listening & Readingと、スピーキング・ライティングを課題とするTOEIC Speaking & Writingのプログラムがあります。TOEICのスコアを聞かれた場合、多くはListening & Readingを指すのが一般的です。

近年は、グローバル人材を求める企業が増えており、大企業を中心にTOEICスコアを重視するケースも増えてきています。履歴書に記載する価値は十分にありますが、あまり低いスコアでは逆効果です。ちなみに、2021年のTOEIC Listening & Readingにおける日本の平均スコアは574点と発表されています。この平均値から、自分のスコアを履歴書に記載するかどうかを判断するとよいでしょう。
一般的には750~800点以上だと大きなアピールポイントになります。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOSは、Microsoft Office Specialistの略で、ワードやエクセル、アクセスなどオフィスで使われるソフトの操作技術を評価する資格です。現在は、どのような規模の企業であっても、オフィスソフトの利用が欠かせません。パソコンの基本的なスキルを示す意味でも、汎用性の高い資格といえるでしょう。即戦力として採用されたい人にとっては、ぜひ取得しておきたい資格です。

日商簿記(日本商工会議所簿記検定)

簿記もパソコンの知識と同様に、非常に応用範囲の広い資格です。日商簿記検定では、簿記の基礎からビジネスでの実践まで、企業経済を理解するうえで欠かせない知識が網羅されています。経理系部門への応募はもちろん、営業や経営サポート、企画など幅広い分野で重宝される資格です。簿記の資格取得を通じて、企業利益の仕組み、お金や物品の動きを把握するスキルが身につけられます。

FP技能検定(ファイナンシャルプランナー)

金融や保険、不動産、コンサルティング業など、各方面で必要とされる資格です。税金・保険・年金など、個人の生活にも必要となるお金の知識のエキスパートとして、さまざまな業務で活躍することが期待できます。資産運用への話題が注目されるなか、今後ますます需要が高まりそうな資格です。

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よくある免許や資格の正式名称

ビジネスシーンで活用度の高い免許や資格としては、おもに以下のようなものがあります。

  • ・TOEIC公開テスト
  • ・Microsoft Office Specialist
  • ・日本商工会議所簿記検定
  • ・ファイナンシャル・プランニング技能士
  • ・実用英語技能検定
  • ・秘書技能検定
  • ・宅地建物取引士
  • ・日本漢字能力検定
  • ・実用数学技能検定
  • ・総合旅行業務取扱管理者
  • ・中小企業診断士
  • ・知的財産管理技能検定
  • ・情報処理技術者試験(ITパスポート)
  • ・ビジネス実務法務検定
  • ・販売士
  • ・貿易実務検定
  • ・保育士
  • ・診療報酬請求事務能力認定試験
  • ・食品衛生管理者
  • ・ボイラー・タービン主任技術者

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まとめ

就職活動を有利にする免許や資格は、たくさんあります。面接時に取得できていない場合でも、しっかりと取り組んでいる姿勢を履歴書で示せれば、良い結果を出すための助けとなるでしょう。資格を勉強中なことをアピールするためには、具体的な学習方法を聞かれた際に、きちんと回答できなければなりません。

実体のない内容を記載すると、虚偽と見なされ逆効果となります。誤りのないように、正しい記載をすることが採用への近道です。

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