2017.02.02

バイトを辞める時にメールを送るのはあり?送り方は?

バイトを辞める時にメールを送るのはあり?送り方は?

アルバイトを辞めるときは、直接会うのが嫌な理由がある場合もあります。そんなとき、メールを送って意志を伝えたいと考える人もいるでしょう。しかし、そんな方法は常識がないのではないかと悩んでしまい、結局伝えられないままバイトを続けてしまったなら、生活に支障をきたしてしまいます。 果たしてメールで辞めることを伝えるのは絶対にいけないことなのか、もしも許されるのならどんな文面がいいのか、ここではまとめてみました。

本来はメールを送るべきではない!直接会って辞めると伝えるべき

まず大前提として覚えておきたいのは、本来ならメールで辞める意志を伝えるのはマナー違反だということです。どんな経緯があったにせよ、バイト先があなたを教育するために使ったお金と時間は、一方的に辞めることで無駄になってしまいます。また、あなたが辞めるのであれば、代わりの人材を確保するための仕事が新たに発生します。バイトを辞めるということは多くの場合、職場に迷惑をかけるということなのです。「どうせ辞めるのだから関係ない」と思う人もいるでしょう。しかし、そんな考えを抱いたままでは、次のアルバイトを始めたり、就職したりしたときでも意識が低いまま仕事に取り組んでしまうのではないでしょうか。しっかりと自分の行いに責任を持ち、引継ぎを完了して次のステップへと踏み出すことで心は区切りを迎えられます。メールで伝えると確実性が低いというデメリットもあります。バイト先の人が見逃していては、伝達の齟齬が生じます。あらゆる意味で、辞めるときは直接伝える方がおすすめです。

 

メールでも問題ないのはどんなケース?

それらを踏まえた上で辞めると伝えるとき、メールでも問題がないケースはいくつかあります。まず、あなたに精神的もしくは肉体的な問題があり、バイト先にまで出向くのが困難で、電話するのも難しい状況に陥ってしまったときです。たとえば、うつ病などの疾患を患ってしまったら人と会うのも苦痛になります。こういった場合にはメールで意志を伝えるのも仕方がないでしょう。怪我などの長期入院でバイトに向かえないときもメールで辞めることを伝えるしかない場合があります。バイト先の待遇があまりにも劣悪で、やめる話をすればこじれてしまいそうなときにもメールで辞める意志を伝えることは有効だといえます。辞めたくても無理矢理引き留められて辞められないブラックバイトで働いていたのなら、本来のマナーを守って職場に顔を出すのは逆効果です。恫喝や脅迫を受け、結局続けることを承諾させられる危険性があるからです。直接顔を合わさずに伝えた方が、辞める意志を曲げないと判断したのであれば、メールで伝えるようにしましょう。

 

話し合いのきっかけとしてメールする!アポだけ取る方法

顔を合わせて辞めることを伝える前に、メールを送る方法もあります。直接会って話をしたくても、担当者がなかなかつかまらないこともあります。担当者の出勤にシフトを合わせても、いざ出勤してみればやはり担当者は多忙で声がかけづらい、そんな状況が続けば辞めるタイミングはどんどん後ろ倒しになっていきます。新しいバイト先を見つけたり、就職活動を行なったりする予定も狂ってしまいます。そこで、先にメールで担当者にアポイントメントを取るという手段もあります。メールで「辞めたい」といきなり送るのは失礼になる可能性があるので、最初に「話があるのでお時間をいただけませんか」と伝えていくのです。察しがいい人であれば、それで「この人は辞めようとしているな」と気づいてくれます。そして、あなたとのシフトが合うタイミングで時間を割いてくれるでしょう。メールでアポを取っておくと、相手に心の準備をしてもらう余裕ができますし、話し合いもスムーズになります。マナーとしても丁寧なので、おすすめしたい方法です。

 

メールでワンクッション置く!とりあえず伝えて会う方法

メールでいきなり「辞めたいのですが」と伝えてしまう方法もあります。書き方次第では失礼な印象を与えてしまいますが、丁寧な文面で送れば相手を怒らせずに辞める意志を伝えることは可能です。特に、バイト先との関係が悪化しているわけではないのなら、自分の都合で辞めるという印象を与えた方がいいでしょう。この方法のメリットとしては、相手に引き留める余地をなくさせてしまうことです。あなたがキャリアの長いアルバイトで有能であればあるほど、辞めるときには引き留められる可能性が高まります。話し合いで情に訴えられたら固い決心も折れてしまうこともあるでしょう。新たに好条件を提示されたり、昇進を持ち掛けられたりしたら、「バイト先に悪いから頑張ってみるか」と思ってしまうこともありえます。しかし、メールでワンクッションを置いておけば、「この人の意志は固いな」とバイト先に思わせることができ、無理な引き留めを牽制できます。そして、直接顔を合わせたときにはスムーズに辞める方向での話し合いへと移ることができるでしょう。

 

どうしてもメールで詳細を伝えたい時に… メールを書くポイントは?

事情によってはメールで詳細を伝え、バイトを辞めることを決定的にしたいと考える人もいるでしょう。そんなときに気をつけたいのは、あくまでも自己都合で辞めるという印象を与えることです。ブラックバイトで劣悪な環境から逃げ出すようなケースを除き、メールで辞めることを伝えるのは既に失礼な行為だといえます。これ以上失礼の上塗りをしないように、丁寧な敬語でクッション言葉を用いながら文章を書くように心がけましょう。クッション言葉とは、文章に用いることで印象をやわらげる効果のあるフレーズのことです。この場合だと「誠に勝手ながら」や「申し訳ございませんが」などの謝罪を示すフレーズを意識することが肝心です。その上で、辞める日時や理由、これまで雇ってくれた感謝、引継ぎについての提案などを書いていくと最低限の礼節をわきまえた文章になります。メールによって辞める意志を伝えていることへの謝罪も一言あれば、さらに丁寧な文面になるでしょう。とにかく読む人が不愉快に感じないことが肝心です。

 

問題なく辞められる?すぐに使える例文集

バイト先とトラブルを起こさずに辞められるメールの例文をいくつか紹介します。自分でメールを作るときの参考にしてみましょう。

ご担当者様 お疲れ様です。
アルバイトのAです。
誠に勝手ながら一身上の都合により、今月限りでアルバイトを退職させていただきたくお願い申し上げます。 引継ぎのファイルは既に作成し、ロッカーに保管してありますのでご参照ください。 長い間お世話になったにもかかわらず、このような文面をメールで送信させていただく非礼をお許しください。
以上、よろしくお願いいたします。

以上が基本的な文例になりますが、ここに事情によっては文章を付け加えてみましょう。たとえば、意志を強調したいのであれば理由を詳しく書いて引き留めを牽制することも大切です。

"精神的なストレスが限界に達したため"
"病気により健康面を著しく害したため"

などのフレーズを加えるとバイト先も無理に引き留めはしないでしょう。また、

"いつも気にかけていただきありがとうございました。"

などの感謝のフレーズがあると、バイト先も言い返しにくくなります。

 

バイトをすんなり辞めるために!適切なメールの送り方をしよう

バイトをすんなりと辞めるためには直接会って話すのが一番ですが、メールでも適切な送り方をすればトラブルを起こさずに辞めることは十分に可能です。そのための文面では、礼節や正しい日本語を意識することはもちろんですが、相手に反感を抱かせないことが重要です。反感を抱かせてしまったら、給料の支払いや引継ぎといった事務的な手続きが発生したときに気まずい思いをしてコミュニケーションととる羽目になってしまいます。後味悪く辞めてしまったら次の職場にも引きずることになりかねないのです。気持ちをすっきりとさせて新しい生活に向かうためには最後までバイト先との関係を悪くしないことが肝心です。文章だけの情報はただでさえ誤解を招きやすいので、辞める意志のような大切な内容では、より注意してメールを作成することが求められるのです。

 

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