2022.11.07

【パート・アルバイト】職務経歴書は必要?書き方や気をつけておくべきポイントを解説

【パート・アルバイト】職務経歴書は必要?書き方や気をつけておくべきポイントを解説

パートやアルバイトに応募する際、履歴書の提出は当然ですが、職務経歴書をつけるべきかどうかで悩んでいる人はいませんか?

この記事では、パートやアルバイトに応募するにあたって、職務経歴書の意味合いや書き方、どのようなケースで必要になるのかなどを解説しています。パートやアルバイトに応募するとき、職務経歴書について悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

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目次

パート・アルバイトの応募に職務経歴書は必要?

 

パートやアルバイトに応募する場合、企業への職務経歴書の提出は、そもそも必要なのでしょうか。本来、パートやアルバイトに応募する段階では、応募先企業から提出を求められない限り、職務経歴書まで提出する必要はありません。

ただし、パートやアルバイトから正社員へのキャリアアップを目指す場合は、職務経歴書を提出するのがおすすめです。ここでは、履歴書と職務経歴書の違い、パートやアルバイトの応募に職務経歴書を出す意味合いをわかりやすく解説します。

履歴書と職務経歴書の違い

履歴書は、書式を見たり、書いたりしたことがあっても、職務経歴書の書き方や意味合いがわからない人は多いかもしれません。ここでは、まず応募先企業がそれぞれをどのように用いるのかを確認しましょう。履歴書は、応募者の本人確認資料の一つで、パートやアルバイトとして採用されたあとも、社内で保管されるべきものです。

履歴書に記載するのは、名前や生年月日、現住所や連絡先、学歴、簡単な職歴などで、応募者の人となりを簡単に記したものととらえてよいでしょう。一方職務経歴書は、応募先企業の採用担当者が選考する際の判断基準となるもので、これまでに勤務した会社や仕事内容、アピールしたい能力などを記載します。

パート・アルバイトから正社員を目指すなら職務経歴書を提出するのがおすすめ

パートやアルバイトに応募するだけなら、ほとんどのケースで職務経歴書の提出は任意です。しかし、パートやアルバイトから正社員へキャリアアップしたいと考えている場合は、履歴書とともに職務経歴書を提出しましょう。履歴書には、職歴欄や自己PR欄がありますが、自分の職務経歴・実績を詳しくアピールするなら、職務経歴書を用いるのが適しています。

また、職務経歴書を出す場合の履歴書の職歴欄は、業務内容などを記載したあとに「詳細は職務経歴書に記載します」と書けば良いです。

パートやアルバイトに応募する際でも、職務経歴書の書き方のポイントを押さえ、伝えるべきことがしっかりと伝わる内容なら、合否の判断だけでなく、その後のキャリアをスタートさせる際にも有利に働くはずです。

職務経歴書の書き方を押さえ、伝えるべき事項をまとめるには

職務経歴書は、自分の経歴を詳しくアピールし、「応募しようとする仕事にいかに活かせるか」「どのような点でその仕事に向いているか」を伝えるためのものです。応募する仕事の内容をしっかり理解したうえで、「どのような点で自分を雇うと良いのか」をわかりやすく伝えることがポイントとなるでしょう。

履歴書にも持っている資格などを記載する欄がありますが、職務経歴書では、これまでの仕事について、より具体的に記載します。これは採用担当者が業務経験やスキルを判断するうえで非常に重要な役目を果たします。企業側が求めているスキルを効果的にアピールしましょう。

具体的には下記の内容を記載します。

 
  • ・職務要約
  • ・職務経歴
  • ・経験・知識・資格など
  • ・自己PR
 

手書きよりもパソコンなどでまとめた職務経歴書であれば、見やすくデータで保存できるので重宝します。同じような職種のパート・アルバイトへ応募する際に、役立つこともあるでしょう。

職務経歴書を作る際ぜひ覚えておきたい4つのポイント

上述したように、職務経歴書は「応募しようとする仕事がどのように自分に向いているか」をアピールする書類のため、応募する企業ごとに作るべき職務経歴が異なります。ここでは、自分の経歴をしっかり伝え、採用担当者にアピールできる職務経歴書を作るとき、ぜひ覚えておきたいポイントを解説します。

応募先企業に自分がアピールするべきことをわかりやすく簡潔にまとめる

職務経歴書は、自分の長所や実務経験などをアピールするためのものです。しかし、何枚にもわたって延々とアピール文を書き連ねるわけにはいきません。応募先企業が求めていることに応じて、自分のアピールすべきポイントが変わってくるため、まずは、以下のようなことを考えることが大切です。

・応募先企業がどのような人材を求めているのか
・自分のどのような点を相手が魅力ととらえるのか

アピールしたいスキルに優先順位をつけ具体的に記載する

職務経歴書には、決まったフォーマットがありませんが、A4サイズで約1~2枚でまとめるのが一般的です。文字数が限られるなかで、いくつもアピールしたいポイントがある場合は、志望する職種に関連した経験や求められるスキルなどから優先順位をつけて、なるべく具体的に記載するようにしましょう。

採用担当者が読みやすいよう丁寧に仕上げる

企業から指定がなければ、手書き・パソコンのどちらで作成してもかまいません。もし、手書きで書く場合は、採用担当者が読みやすいよう丁寧に記入するようにしてください。書き間違えてしまったときは、修正液などを使わず、最初から書き直しましょう。

また、パソコンで作成する場合は、エクセルやPDF形式で保存しておきましょう。保存しておけば、急遽応募したい企業があったり、履歴書や職務経歴書をメールで提出してほしいといった要望があったりした際にも応用が利きます。

すぐ対応できることで、他の人よりやや有利にパート先・アルバイト先が探せるようになるかもしれません。

パートやアルバイトとして働きたい理由を前向きにまとめる

応募先企業は、パートやアルバイトとして働きたい理由や、いずれ正社員になる思いがあるのかなどを知りたいと考えています。職務経歴書をまとめる際は、パートやアルバイトとして働きたい理由を採用担当者が前向きに受け止められるように、まとめておくのがポイントです。

「小さな子どもがいて、現状ではフルタイムで働くのが難しい」「資格を取得しようと勉強中なので、ある程度まとまった時間が必要」など、今回の応募に際しての強い思いを前向きにまとめ、採用につなげていきましょう。

職務経歴書に記載すべき項目とは

 

一般的な職務経歴書には、記載しておくべき項目があります。ここでは、職務経歴書で明記する内容と、そのまとめ方を解説しましょう。

自分の職務経験を会社ごとに記載

通常の職務経歴書では、まず中央寄せで「職務経歴書」と表題を記載し、その下に右寄せで提出する「日付」と「氏名」「連絡先」を明記します。次に、「職務要約」としてこれまでの経験をなるべく短くまとめた文言、その次に「職務経歴」として勤めていた会社ごとに以下のような項目をまとめていきましょう。「職務要約」に関しては、2~3行以内にまとめるのがおすすめです。

 
  • ・勤めていた会社名と業種・従業員数など
  • ・雇用形態
  • ・勤務期間
  • ・業務内容
 

会社の規模を伝えやすくするために従業員数など具体的な数字を挙げたり、会社ごとに表組みにしたりするといった工夫で、よりわかりやすくなります。ブランクがある理由、退職した理由などは、必ずしも記載する必要はありません。親の介護など、理解されやすい理由がある場合は、記載しても良いでしょう。

所持している資格や自己PRを追記

キャリアをまとめたら、その下に所持している資格や志望動機、自己PRを追記します。履歴書で表現しきれない能力をPRする場ととらえ、具体的な事例を挙げて自分自身をアピールしましょう。

資格や免許を記載する際は、正式名称を用い、その取得年月日も明記します。また、いくつもの資格・免許を持っていて記載しきれない場合は、応募する職種で役立つものを優先させてください。

自己PRでは、例えば以下のような内容が伝わる文章を心がけましょう。

 
  • ・これまでの経歴から得た強み
  • ・応募する仕事に活かせるスキル
  • ・仕事への熱意
  • ・ぜひ注目してもらいたいポイントなど
 

「応募先の企業で、なんとしても働きたい」という意志を、より具体的にアピールできれば、なお好印象を与えられます。

オフィスワークに応募するための職務経歴書

アシスタント業務や電話対応、書類の作成など、幅広い業務があるオフィスワーク。ここでは、不動産会社で、営業のアシスタントや電話対応、事務作業を行なうお仕事へ応募することを想定し、オフィスワーク用の職務経歴書を書くポイントを紹介します。

マルチタスクをこなせることをアピール

重要視されるのは確認しながら仕事を確実に進める力、周囲の状況を察しながら必要な仕事を見つけていける力です。さらに、マルチタスクに対応できることがアピールできればプラスの印象に。人気職種だからこそ、自分の能力を表現できる経験があれば積極的に書いていきましょう。

コミュニケーション能力も評価のポイント

他部署の人とのやり取りが発生することも多く、コミュニケーション能力が求められる仕事です。人と接する仕事の経験がある場合は、実績とともにアピールするとよいでしょう。

正確性と業務効率化の事例

事務職に重要なのは正確性です。几帳面さをアピールできるエピソードがあれば盛り込んでいきましょう。また、業務の効率化が高く評価される職種です。経費を削減するために行なったことや、業務の効率化に貢献した工夫などがあれば、具体的に書くようにしましょう。数字で表現できると伝わりやすくなります。

経験者が書くポイント

事務職と一口にいっても、業種や部署によって仕事の内容は大きく異なります。どのような会社でどのような仕事をしてきたのかをできるだけ具体的に書くようにしましょう。

未経験者が書くポイント

パソコンのスキルは事務職には必須です。ワード・エクセル・パワーポイントの操作スキルについてはどのレベルまでできるのか、わかりやすく書くようにしましょう。また、新しいことに挑戦する積極性を持ち合わせていることも、資格取得や業務に必要な知識の習得などの実績を通して表現できるとよいでしょう。

職務経歴書のサンプルはこちらからダウンロードできます。

職務経歴書の形式別テンプレート

異業種での職務経験がある場合の職務経歴書の見本

ここでは、異業種での職務経験がある場合の職務経歴書の見本と、各項目の書き方を具体的に見ていきます。見本を参考に、自身の経験やアピールポイントを記載しましょう。

記入者として想定する職歴・人物像
  • ・アパレルショップでアルバイトとして勤務
  • ・アパレルショップでは、月間売上で表彰経験がある
  • ・異業種からの転職で、未経験
  • ・アルバイト時代に培ったコミュニケーションを活かして新しい業界へチャレンジしたいと考えている

■職務経歴書の見本

■職務経歴書の見本

職務要約

応募先企業に最もアピールしたい経験・スキルをピックアップして要約します。応募する職種と異なるものだとしても、仕事への取り組みやその仕事での成果などを書くようにしましょう。

おもな業務

応募職種に関連する経験やスキルを表現できるものを中心に選ぶようにすると良いですが、応募職種と異なる場合は、経験した仕事内容とともに、身につけたスキルを書くようにしましょう。

実績

できるだけ具体的な事例を書くようにします。その場合は、仕事内容やスキルが端的にわかるように、ポイントを挙げて補足するように書きましょう。

保有スキル

応募職種に活かせそうなスキルがあれば記載します。パソコンに関する知識や経験は業務に必要なものとなるため、ワード・エクセル・パワーポイントの操作スキルなど具体的な事例とともに書くようにしましょう。

資格

応募職種に活かせそうな資格を中心に書きます。関連する資格を持っていない場合、取得に向けて努力する姿勢がアピールできる資格や、「独学で○○を学びました」など、学習歴があれば書くようにしましょう。

自己PR

どのような姿勢で仕事に取り組んできたかを表現します。未経験だとしても、経験してきたことや得意なことを具体的な例を挙げながら書くようにしましょう。最後に応募職種に向けての意欲をアピールできる一文を付け加えるとよいでしょう。

職務経歴書に関するさまざまなQ&A

本記事では、一般的な職務経歴書の意味合いと書き方、具体的な見本を確認してきました。しかし、パートやアルバイトに応募するための職務経歴書は、記載する内容に迷ったり、不安を感じたりする人も多いようです。以降では、パートやアルバイトに応募する際の職務経歴書に関するQ&Aを紹介します。

これまでに正社員として働いた経験がないのですが

これまでに、正社員として働いた経験がない場合でも、アルバイトや派遣社員として働いた経験があったり、応募先の仕事内容と関連する経験があったりする場合は、記載してください。たとえ、同業種の仕事をした経験がない場合でも、仕事に真摯に取り組む姿勢や新しいことに積極的にチャレンジする姿勢など、アピールできるエピソードはあります。

パートやアルバイトとして、どのようなことが会社に役立つのかを積極的に示しましょう。

職務経歴書にはこれまでのパート・アルバイトの経験をすべて書かなければなりませんか

応募先の仕事内容とまったく関わりのない、ごく短期の職歴に関しては記載する必要がありません。しかし、職務経歴書には、原則パート・アルバイト・社員として働いた経験をすべて書くようにしましょう。もちろん、そのすべての比重を同じにする必要はありません。「この経験を見てほしい」という箇所が目にとまるような工夫が必要です。
 

また、たとえパートやアルバイトとして勤務していた場合でも、社会保険に加入していたときは必ず記載しなければなりません。注意しましょう。

これまでに何度もパート・アルバイトをやめていますが、悪いイメージを持たれるでしょうか

職務経歴書に、退職の理由を記載する必要はありません。基本的には、「一身上の都合により退職」の一文でかまいません。ただし、以下のような場合は、理由を明記するのがおすすめです。

 
  • ・何度も退職していて採用担当者にどのようなイメージを持たれるか不安に感じている
  • ・結婚・出産・介護といった退職理由となる事実がある
  • ・資格取得など前向きな理由で退職した など

まとめ

パートやアルバイトに応募する際、履歴書とは異なり、職務経歴書は必ずしも提出する必要がありません。ただし、パートやアルバイトから正社員を目指すなら、職務経歴書を提出し、自分の前向きな姿勢やスキルなどをアピールするのがおすすめです。

職務経歴書を書く際に大切なことは、「わかりやすく簡潔に、自分のスキルを伝える」「採用担当者に伝わりやすく読みやすい形式を心がける」といったことです。職務経歴書に定型はありませんが、記載すべき項目があります。

本記事で紹介した見本を参考に、自分なりの職務経歴書を作り上げて、自分の魅力・スキルを存分にアピールしましょう。

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