“アナログ”がウィズ流。食事会や差し入れ、派遣スタッフとの交流は数分でも欠かさない

東京都目黒区にある本社と、静岡県、石川県、大阪府の3つの支社をあわせ持つ株式会社ウィズ。「人と人との関わりはアナログであるべき」という理念を掲げ、派遣スタッフさんと担当営業が直接的に関わることを大切にしています。派遣スタッフさんを支える担当営業には交流費が予算として渡され、担当の派遣スタッフさんとの食事会を開くのに使われているのだとか。

今回お話を伺った後藤さんはウィズでの営業歴10年以上のベテラン社員さんです。日ごろ、派遣スタッフさんとどのように関わっているのか、またどういった思いを派遣スタッフさんに抱いているのか、伺いました。

Interviewee

後藤俊介。ウィズの営業部でリーダーを務める。26歳で中途入社し、現在は勤続年数10年以上に。休みの日は社内で発足したフットサルサークルで活動している。

企業情報

■企業名:株式会社ウィズ
■紹介可能エリア:東京都、静岡県、石川県、大阪府
■業界・職種:事務職を中心に物流、ゲーム、アパレルなど多業界に渡る。
■企業詳細:人と人の直接的な関わりに重きをおき、「人と人との関わりはアナログであるべき」という理念を掲げている。
※2023年10月時点の情報です。

食事会と懇親会で築く信頼関係。少しの時間でも派遣スタッフとの交流が最優先


――「人と人との関わりはアナログであるべき」という企業理念にあるように、人との関わり方を大切にされているウィズさんですが、派遣スタッフさんと関わる上で最も意識していることは何でしょうか。

後藤 俊介(以下、後藤)派遣スタッフさんと関わる機会を少しでも多く作ることです。
短い時間でもいいので、できるだけ派遣スタッフさんと話すようにしています。

例えば、お仕事の状況や悩みを聞くために定期的に行っている食事会は、派遣スタッフさんと関わる大事な時間です。
この食事会は、派遣スタッフさんの勤務時間に合わせて仕事の合間や仕事終わりに、食事をご一緒するといったもので、入社したての派遣スタッフさんなら1か月に1回、業務に慣れてきた派遣スタッフさんなら3か月に1回くらいの頻度で開催しています。

なるべく本音を話してもらえるように、派遣先企業さんの会議室を借りるのではなく喫茶店やレストランで行うようにしています。そのほうが、派遣スタッフさんも気兼ねなく話すことができると思うんです。

ちなみに、ウィズの社内には『ウィズバー』と呼ばれる休憩スペースがあって、派遣スタッフさんとカジュアルに話せるようになっているんですよ。

――月に1回となるとなかなかの頻度ですね。ただ、派遣スタッフさん中には時間が取れない方もいらっしゃるのでは。

後藤:そうですね。「忙しくて時間がとれない…」という派遣スタッフさんには、お仕事を優先していただいています。

他にも、「お昼は一人でゆっくり過ごしたいです」といった方もいらっしゃるので、そこは派遣スタッフさんの考え方を尊重しています。 もし、数分だけでも会っていただける場合は、お菓子やジュースの差し入れをお渡ししていますね。直接顔を合わせることで、仕事の調子や近況を伺いやすくなるので。

この食事会や差し入れの費用は、派遣スタッフさんのサポートを担当している担当営業に交流費として毎月用意されているのですが、月末に交流費がまだ余っていたら、上司に「なんで使ってないの」と理由を聞かれるんですよ。それくらい派遣スタッフさんとの交流を会社全体で大切にしています。

――派遣スタッフさんとの交流の場は会社全体で作ろうと意識されているのですね。

後藤:はい。食事会の他にも、ウィズの担当営業と派遣スタッフさん、派遣先企業さんを招いて行う懇親会を月に1回開催しています。
派遣スタッフさんとの食事会に比べると、大人数での開催になりますね。カジュアルな雰囲気のパーティーで、ビンゴ大会等のイベントも用意されています。会場は目黒本社近隣のライブハウスを貸し切り。

この懇親会は僕たち社員と派遣スタッフさんが仲良くなれるのはもちろん、派遣スタッフさん同士の情報交換の場にもなっています。

――食事会や懇親会を通して、派遣スタッフさんとウィズの担当営業さんの距離感はだいぶ縮まりそうですね。

後藤:そうですね。僕たち営業も、派遣スタッフさんとは近い距離で接していると思います。

ただ、だからこそ関係性の線引きを間違えないように、常に注意しています。前提として派遣スタッフさんと僕らは友達ではありません。

派遣スタッフさんとの交流を大切にしているのは、派遣スタッフさんから相談してもらいやすくするためです。良きパートナーとして支えていけるように、近くなりすぎない距離感を意識しています。
 

派遣スタッフと派遣先企業とウィズ。三者で協同できる関係性が問題解決への近道


――食事会、懇親会など、積極的に派遣スタッフさんと関わろうとする背景には何があるのでしょうか。

後藤:繰り返しにはなりますが、派遣スタッフさんが些細な悩みや不満を遠慮なく僕たち担当営業に伝えられる関係になりたいという思いがあります。

僕たちに話すことでストレス発散になるだろうし、直接話を伺うことで僕たちからアドバイスできたり、派遣先企業さんにご連絡して直接解決できたりと、良い方向へと進めます。

一番望ましいのは派遣スタッフさんに長く、気持ちよく働き続けてもらうこと。食事会や懇親会などコミュニケーションを積極的に取ることは、その第一歩になるんです。

――些細な問題であっても、お互いに把握することが大事なのですね。

後藤:そうですね。派遣スタッフさんとの交流の話をしていましたが、派遣先企業さんともお食事するなど、日ごろから関わりを持つようにしているんです。

もし、派遣スタッフさんに何か困ったことが起こったとしても、派遣先企業さんへ直接ご連絡できるので問題解決に繋がります。

事前にトラブルを防ぐのはもちろん、問題が起こったときにすぐ対処できるように、派遣スタッフさんと派遣先企業さん共に、連携しやすい距離の関係性を大切にしています。
 

ウィズ推奨の無期雇用派遣。お気に入りの職場で長く働けるように

”

――派遣スタッフさんに長く、気持ちよく働き続けてほしいとのことでしたが、他に取り組んでいることはありますか。

後藤:会社全体で意識的に取り組んでいるのが、無期雇用派遣(派遣会社の直接雇用となり、派遣先企業で期間の定めなく働ける働き方)の支援です。

2015年の派遣法の改正で、有期雇用派遣として働く時に“一つの職場につき就業期間は最長3年間まで”という定めが設けられました。「やっとお仕事に慣れてきた」「居心地のいい職場を見つけた」と思っても、契約の就業期間が経つと派遣先を変えなければいけません。

そこで、ウィズでは「派遣先企業で働き続けたい」と願う派遣スタッフさんと「同じ方に引き続き働いて欲しい」と願う派遣先企業さん、双方の希望が合致した際には、積極的に無期雇用派遣への転換をおすすめするようにしています。

――無期雇用派遣にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

後藤:派遣スタッフさんにとっては、職場を変えることなく、気に入った職場で今まで通り働き続けることができます。派遣先企業さんにとっても、職場でスキルや経験を培ってきた派遣スタッフさんに、期間の定めなく働いてもらう事が出来るんです。

――無期雇用派遣に転換される方にはどのタイミングでご案内されるのですか。

後藤:有期雇用派遣として働いていただく就業期間が終わるタイミングです。派遣スタッフさんがその職場で働き続けたいという希望と、派遣先企業さんから「このまま働いてほしい!」という要望を確認した上でお話を進めています。

もちろん全員が無期雇用派遣になるわけではないです。体感では、全体の約2~3割の派遣スタッフさんが無期雇用派遣へ転換していますね。

――最後に、ウィズさんでの派遣の働き方に合っているのはどのような方だと思いますか。

後藤:機械的ではなく、ちょっと踏み込んだサポートをしてほしい方がウィズに合っていると思います。食事会や懇親会のように、担当営業と派遣スタッフさんが関わる機会はたくさん用意しているので、なんでも遠慮なく相談してもらえるよう日頃から心がけています。
 

ウィズのインタビューを終えて

「人と人との関わりはアナログであるべき」という理念の通り、デジタル化が進む世の中に対して、ウィズさんは、対面を通して派遣スタッフさんの些細な感情の変化さえも大事にくみ取ろうとしていることが伝わってきました。

関係性を築くキッカケとして食事会や差し入れという機会を設けていますが、その理由は、派遣スタッフさんの小さな不安や迷いをすぐにキャッチできるようにするため。

派遣スタッフさんの一番の理解者になれるよう、ウィズさんはそばで支えてくれています。


※無期雇用派遣についてはこちらでもご説明しています。

※インタビュー内容は、2023年10月時点のものです。

 

▼ウィズの派遣スタッフさんにインタビューした記事もあります!!

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