前向きに働いてもらうために。ウィルオブ・ワークの声かけは助けられた経験から生まれる

東京の新宿に本社を構える株式会社ウィルオブ・ワーク。そのSA(セールスアシスト)事業部は、主に販売業への人材派遣を担っている部署です。
今回お話を伺ったのは、SA事業部内でも、携帯販売のお仕事をメインで紹介しているMO(モバイルアウトソーシング)営業部の田子さんと加賀さんのお二人。「コーディネーター」と呼ばれるポジションで、担当する派遣スタッフさんのサポートを行っています。
SA事業部の特徴は入社後一度、販売現場での経験を積むコーディネーターが多いことだそう。
現場の経験を通じて知ったお仕事の大変さややりがいは、派遣スタッフさんのサポートにどのように活かされているのか。お話を伺ってきました。

Interviewee

田子茜(写真・左)セールスアシスト事業部内の、モバイルアウトソーシング営業部所属の派遣コーディネーター。2018年4月に契約社員として入社、同年10月に正社員へと切り替え、21年より現職に就く。趣味は麻雀、FPSゲーム。

加賀未乃莉(写真・右)セールスアシスト事業部内の、モバイルアウトソーシング営業部所属の派遣コーディネーター。2020年4月に正社員として入社し23年より現職に就く。趣味は岩盤浴、ライブ鑑賞。

企業情報

■企業名:株式会社ウィルオブ・ワーク SA(セールスアシスト)事業部
■紹介可能エリア:日本全国
■業界・職種:携帯販売、アパレル販売などの販売業
■企業詳細:新宿に本社を構える人材派遣会社。「未来をポジティブに変えていく存在」を目指し、人と関わるサービスを通じて社会にポジティブを生 み出すことをミッションとしている。
※2023年10月時点の情報です

派遣スタッフをサポートするコーディネーターは、ほぼ全員が現場経験者


――派遣会社大手のウィルオブ・ワークさんですが、お二人のいるSA事業部はどういった部署か、簡単に教えてください。

田子 茜(以下 田子):SA(セールスアシスト)事業部は、アパレルや携帯販売などの販売業のお仕事をメインに紹介している部署です。
特に、私と加賀のいる部署はMO(モバイルアウトソーシング)営業部といって、携帯販売のお仕事を主に紹介しています。

私たちの特徴は、各キャリアのショップや家電量販店などで働いたことのある社員が多いことです。派遣として実際に働かれている方々は25~35歳くらいの若年層が中心で、「稼ぎたい」という理由から販売業の中では稼ぎやすい高時給の携帯販売のお仕事に興味を持ち、応募された方が多いです。

――条件面を大切にされる方々の応募が多いとはいえ、実際に業務を始めてみると、携帯をご案内するだけではなく、さまざまなお客様を相手に接客したり、目標を達成するために試行錯誤したりという苦労する面があることに、ギャップを感じてしまう方もいらっしゃるのではないですか。

加賀 未乃莉(以下 加賀):いえ、「思っていた仕事と違うので…」という理由での離職率は実は低いんです。
入社前に「このお仕事は、最初こういうことが求められて、大変に感じる人が多いけど、こういう風にやったら大丈夫だよ」という具合に、その店舗の情報や、大変な部分とその対処の仕方を伝えているので、仕事内容に対しての不安はあまりない状態で始められていると思います。

田子:先ほどもお伝えしたとおり、私たちコーディネーターは、派遣スタッフさんたちと同じように販売現場での経験があるので、自分たちの実体験を踏まえて、事前に仕事内容についてお伝えするようにしています。

――現場経験を活かしながらスタッフさんをサポートしているのですね。

田子:はい。また、私たち社員は入社後、FS(フィールドサポーター)と呼ばれる現場リーダーの職に就くのですが、この時に、派遣先である各キャリアのショップや家電量販店で派遣スタッフさんと一緒に働いているんです。
すべての現場というわけではないのですが、派遣スタッフさんは、派遣先の現場で一緒に働く社員と、スタッフ一人ひとりに対して専属的なサポートを担当するコーディネーターの両方からフォローを受けることができます。
 

自己肯定感を持ってもらいたい。携帯販売ならではの壁を一緒に乗り越える


――派遣先である携帯販売現場の特徴を教えてください。

加賀:携帯販売の現場は各キャリアのショップ(路面店など)と家電量販店の、大きく2種類あります。ショップの方がお店の規模が小さくて、働いている人も少ないのに対して、量販店の方はお店も大きく、仕事で関わる人も多いですね。

――それぞれで大変な面も異なるかと思いますが、フォローの方法は違うのでしょうか。

加賀:そうですね。基本的には、ショップも家電量販店も、評価を上げるためのスキルアップ支援や、メンタルケアを行っています。

そのうえで、ショップで働くスタッフさんの場合、自分の売り上げを他のスタッフさんと比較したり、お客様の満足度アンケートを気にしたりして、解決策に悩んでしまう方が多いです。ショップはお店の規模が小さいぶん、どうしても狭い中での比較をしてしまいがちなんですよ。
満足度アンケートというのは、毎回の接客対応ごとにお客様に答えていただいているもので、対応の質、速さなどが10段階で評価されるのですが、評価が低くて悩まれるスタッフさんはいらっしゃいますね。

また、メンタルケアとして落ち込んだ時のフォローはしっかり行っています。定期的に店舗には伺っているので、店長の了解を得て勤務時間内の30分~1時間くらいお時間いただいてお話しますね。
「いまどんなふうに接客しているの」と聞いたうえで、「私が現場で働いていた時はこういう風にやってたよ」とか、「別店舗でアンケート評価の高い人を紹介するからいろいろ聞いてみたら」とか、自分自身の過去の経験も踏まえながら、解決に向けての具体的な提案をするようにしています。

――家電量販店で働く派遣スタッフさんにはどのようなフォローをされているのでしょうか。

田子:量販店の場合は、働いているスタッフさんもお客様も多いので、「周りの目が気になって相談しづらい」という派遣スタッフさんが割といるんです。なので、お客様のふりをして店舗に行って、接客を受けながらスタッフさんと向き合う時間を作っています。

あとこれは量販店に限らずですが、自己肯定感を高く持って働けるようなフォローを心掛けています。
というのも、先ほど加賀が言っていたように、携帯販売の仕事は他のスタッフと比較してしまったり、満足度アンケートで結果を残せなかったりと、未経験の方は特に自己肯定感が下がってしまうことが多いんです。
なので、落ち込んだ時のサポートだけでなく、前向きに働けるような声かけをしています。

――それは携帯販売だからこそぶつかる壁ですね。例えばどんな声かけをされるのでしょうか。

田子:個人の売り上げ目標を達成したときは、「すごいじゃん!ボーナスだね。」とすぐに電話をかけて一緒に喜んでいます。
あとは、店舗の社員さんが褒めていたときにも「○○さんが、こういうところをめっちゃ褒めてたよ」と、第三者からの褒め言葉は本人に直接伝えるようにしています。

目標を達成したら自信を持てるだろうし、一緒に働いている人に褒められたらモチベーションにつながると思っています。なので私も、純粋に嬉しいときには自分の想いを伝えちゃいますね。
 

連絡1本でいつも来てくれたコーディネーターのように。今度は私たちが支える番

”

――お二人が、派遣スタッフさんに親身なフォローをする背景には何があるのでしょうか。

加賀:やっぱり「自分たちもフォローしてもらっていたから」というのが、最大の理由だと思います。
現場で働きながら同じような悩みを抱えていた時代に、当時のコーディネーターさんにアドバイスをいただいた経験があるので、今度は私たちが支える番だって思うんです。

当時、私を担当してくださった方は、連絡をしたら「じゃあ近くの駅に行くからね」と必ず来てくれて、こちらから連絡をいれなくても1週間に1回くらい「今、近くにいるよ」と話を聞きに来てくれました。おかげで仕事が辛いときも「頑張って続けよう」と思えたんです。

コーディネーターとしてサポートする側になった今は、当時のその担当者さんのレベルに到達するまで道のりが長いと思いますが、同じフォローができるようになることが私の目標です。
すぐ会いに行って話を聞いて、スタッフさんからも「困ったときには加賀さんに相談しよう」って思ってもらえるように頑張っています。

――最後に今後どのように派遣スタッフさんと関わっていきたいかを教えてください。

田子:ゆくゆくは担当している方の人生設計もサポートしていきたいと思っています。

冒頭にお話したように、携帯販売を選ぶ人って「稼ぎたい」という方が圧倒的に多いんです。でも、「じゃあなんで稼ぎたいの?」って深堀りしていくと、「起業がしたくて」とか、「結婚を考えている相手がいて」など、その人ならではの理由が出てくるんです。働きたい理由の本質を探って、「じゃあ今は仕事をしていくうえで何が必要なのか」を一緒に考えていくように意識しています。

もちろんみなさんが稼ぎたい理由が明確なわけではないですし、それならそれでもいいと思います。ただ、ウィルオブで一緒に働くからには、みなさんの将来も一緒に考えたいと思っています。何がやりたいとか、何になりたいとか。そのためにこの仕事とどう向き合っていこうか?という相談やサポートは続けていきたいですね。
 

ウィルオブ・ワーク(携帯販売)のインタビューを終えて

高時給な携帯販売だからこそ、稼ぐことを目的に応募するのは当たり前。
だからこそ、モチベーションとなる「他の何か」をもう1つ見つけることで、仕事をもっと前向きに楽しんでもらおうとするウィルオブさん。

「未来をポジティブに変える存在となる」というミッションの通り、一人ひとりの人生設計まで関わることで、目標を見つけるサポートをしています。

もしあなたが「やりたいことなんてない」と思っているのなら、ウィルオブさんのコーディネーターと二人三脚で、じっくり将来を考えてみてはいかがでしょうか。

※インタビュー内容は、2023年10月時点のものです。

 

▼ウィルオブ・ワークで人生が前向きになった方の記事はこちら

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