2025.04.10

インターンとバイトの違いは?代わりを用意すればどちらも両立しやすい!

インターンとバイトの違いは?代わりを用意すればどちらも両立しやすい!

インターンシップは、学生が実際の職場を体験し、社会人としてのスキルや知識を身に付けるための重要な機会です。就職活動を控えた学生にとって、インターンシップは将来のキャリアを考える上で非常に有益な経験となります。

この記事では、インターンシップの基本的な内容や、アルバイトとの違い、そしてインターンの種類やメリット、バイトとの両立のポイントについて詳しく解説します。インターンとバイトを上手に両立させ、充実した学生生活を送りたい方はぜひご一読ください。

そもそもインターンとは何をするの?

インターンシップは、学生が社会に出る前に実際の仕事を体験することをいいます。企業で行っている業務を実際に体験できるので、業界や職種の違い、企業の雰囲気、風土を肌で感じられる貴重な機会です。

OBOG訪問や会社説明会で話を聞くよりも、企業の仕事を肌で感じられるため就職後のイメージもつきやすいでしょう。また、自己分析を深められるほか、将来の進路を明確にするための指針にもなります

場合によっては、報酬を得られるインターンシップ先もあります。気になる企業や業界があれば、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

目的が異なる!インターンとバイトの違い

インターンシップもバイトも、どちらも学生にとって重要な活動であるものの、目的が大きく異なります。まずは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

インターンは経験を、バイトはお金を得る場所

インターンシップの主な目的は、経験を積むことにあります。社会人が働いているところを間近で見られるうえに、仕事の一部も経験することができます。将来的に活かせる経験が得られるでしょう。

対してバイトの主な目的は、お金を得ることです。バイトでは、給料を得ることが最優先となるため、一定のスキルや経験は身につくものの、目的としては将来に役立てるために行っているわけではありません

インターンとバイトはその目的が根本的に異なるので、それぞれの役割を理解したうえで選択することが重要です。

一般的にインターンのほうが就業期間が短い

インターンシップは、一般的に就業期間が短いことが特徴です。多くのインターンは数週間から数ヶ月間にわたって行なわれます。長期インターンもあるものの、期間が決められているため、定められた日が来たら勤務終了となります

対してバイトの働く期間は無制限です。大学1年生から4年生まで同じ勤務先で働く人もいます。働く期間があらかじめ決められていないという点がバイトの特徴であり、インターンシップとの大きな違いともいえるでしょう。

インターンのほうが就職活動の側面が強い

企業によっては、インターン期間中のパフォーマンスを見て、優秀なインターン生をそのまま正社員として迎え入れるケースがあります。将来のキャリアにつながるうえに、就職活動の手間が省ける点が、大きなメリットです。

対してバイトは、与えられた仕事を遂行するのが目的です。長く働けば正社員になったり昇格したりすることもありますが、学生がそのチャンスを得られるケースは多くありません。バイト先で正社員になりたい場合は、店の責任者に相談してみてください

インターンの種類は大きく2つ!新制度も解説

文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意により、インターンシップは「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」と「高度専門型インターンシップ」の2つのタイプに分類されるようになりました。

ここでは、それぞれの違いを含めたインターンの制度について解説を進めます。
※参照:厚生労働省「令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります

汎用的能力・専門活用型インターンシップ

汎用的能力・専門活用型インターンシップは、一般企業での実務体験が可能で、多くの学生がイメージするインターンシップの形です。汎用的能力活用型インターンシップと、専門活用型インターンシップの2種類にわけられます。

汎用的能力活用型インターンシップは、5日以上のプログラムで幅広い就業体験を経て学生の適性を図ります。一方の専門活用型インターンシップは2週間以上の日程を要し、より専門性の高い業務に携わることが可能です。

高度専門型インターンシップ

高度専門型インターンシップは、特定の専門スキルや知識を深めることを目的としたインターンです。修士・博士課程を対象にしており、自分の研究分野と合致する就業先でのインターンなので、主に理系の学生が利用します。

実施期間は2ヶ月以上と長期にわたり、これまで研究を行っていた分野への理解がより進むことが期待できます。企業側としては、インターンシップを通して優秀な学生の見極めにつながるため、効率的な採用活動が可能です。

「オープン・カンパニー」「キャリア教育」などの支援もおすすめ

そのほかにも、インターンシップには該当しないものの「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」といった取り組みもあります。

オープン・カンパニーは企業や業界の情報を得ることを目的とした活動で、職場体験は必須ではありません。1日単位の企業の説明会などが該当します。

キャリア教育についても、職場体験を行うことがメインではないです。キャリア形成について考える機会を設けることが大きな目的であり、場合によっては長期間行われることもあります。

就活の予行演習になる!インターンを行うメリット

インターンは、就職活動を本格的に始める前に、業界や企業、仕事の実際を体験する貴重な機会です。ここでは、インターンに参加する主なメリットを紹介します。

  • 社会人としての姿をイメージしやすくなる
  • 業界分析が進む
  • ガクチカに活かせる
  • 人脈の構築につながる
  • 内定を獲得することがある

社会人としての姿をイメージしやすくなる

インターンに参加する最大のメリットは、社会人としての仕事のイメージを具体化できる点です。実際の業務を通して職場の雰囲気や仕事の進め方を体感することで、自己の仕事に対する理解が深まります。

また、上司や同僚と仕事をすることで、社会人としての責任や役割を意識できるようになり、就職後のスムーズなスタートを切る準備が整います。インターンを行うと、現場のリアルな経験が得られ、将来の自分の姿をより鮮明に描けるようになるのです。

業界分析が進む

インターンを行うことで、単に仕事を学ぶだけでなく、業界全体の動向を把握することにもつながります。実際に働いてみると、どのような技術や知識が求められるか、業界内で競争している企業がどこかといった、業界全体のトレンドを実感しながら学べるでしょう。

自己分析と業界分析を同時に進めることができるため、就職活動の際には自分がどの業界に向いているかを明確にしやすくなります。インターンを通じて業界研究ができる点も大きな魅力です。

ガクチカに活かせる

インターンは、就活でよく問われる「ガクチカ(学生時代力を入れたこと)」に活かせる重要な経験です。実際の業務に携わることで、自己成長やスキルアップを実感できるため、面接でのアピール材料になります

たとえば、インターンを通して培える仕事に対する意欲や責任感、チームワークなどは、ガクチカの内容や結論として重宝されるでしょう。また、インターン先で学んだことや挑戦したことをエピソードとして活用すれば、他の学生と差別化を図ることにもなります。

人脈の構築につながる

インターンでは企業にかかわる人たちと直接やり取りをするため、さまざまな人脈を築くチャンスでもあります。社内で出会う社員やほかのインターン生と親しくなることで、就活に有利な情報を得たり、仕事に役立つネットワークを作ったりもできるでしょう。

インターン後にOB・OG訪問や紹介を受けるきっかけにもなり、企業の社風をより深く理解することにもつながります。また、ほかのインターン生とかかわることで、就活を一緒に乗り越える仲間ができるかもしれません

内定を獲得することがある

インターンに参加することで内定に直結する確率が上がる場合も十分考えられます。企業によっては、インターン参加者は優先的に本選考に進むことが可能です。内定直結型のインターンシップを行う企業では、優秀な学生を選考なしで採用するケースもあります。

また、インターンで実力を証明することで、面接が有利に進むことも考えられます。内定を早期に獲得できる可能性も高まるため、インターンは、就職活動を有利に進めるための重要なステップといえるのです。

インターンとバイトは両立できるのか?

インターンとバイトはどのように両立させたらよいのか気になる人も多いでしょう。ここでは、両者を両立させるためのコツについて紹介します。

インターンは平日、バイトは土日とわけるとよい

インターンとバイトを両立させるためには、時間帯をうまくわけることが重要です。一般的には、平日の日中はインターンを行い、バイトは土日などの空いている時間に設定するとよいとされています。

また、インターン先の勤務時間が決まっている場合には、バイト先とシフトを調整し、重複しないように工夫することが必要です。バイトを休むことになった場合は、早めに責任者に相談するか代わりのスタッフを見つけるなどの対応をとりましょう。

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両立する場合、勤務日数が少なくてもよいバイトを選ぶ

インターンとバイトの両立を目指す場合、勤務日数が少なくても済む場所を選ぶと両立しやすくなります。理想はどちらも週2~3日程度の勤務で問題ないことです。あまりに勤務日数が多すぎると、心身ともに負担がかかってしまいます。

日中はインターンに行って夜はバイトをするのも効率的ではありますが、何日も続けるのは難しいでしょう。休みを入れることも意識して取り入れてください。また、学業が疎かになってしまわないようにも注意が必要です。

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リモートOKや給与が発生するインターンを探す

リモート勤務対応のインターンは、全国どこからでも参加できるため、柔軟な働き方を希望する学生には最適です。

地方の学生や志望する企業が遠方にある場合でも、わざわざ足を運ぶ必要がないためバイトとの両立もしやすいでしょう。リモートワークなら移動時間がないため、その分バイトをする時間に費やすことも可能です。

また、なかには給与が発生するインターンもあります。インターンを行う間は無給になり生活が厳しいという方は、ぜひ活用してくださいね。

バイト先に頼んでシフトを減らしてもらうのも手段のひとつ

インターンとバイトを両立させたい場合、バイト先に相談してシフトを減らしてもらうことも一つの手段です。バイト先が柔軟に対応してくれる場合もあるので、事前にしっかりと話し合い、必要に応じてシフト調整を行いましょう。

ただし、そのためには信頼関係の構築や事前に事情を話しておく必要があります。普段から真面目にバイトに取り組んでいる人であれば、店側も快く頼みを聞いてくれるでしょう。

また、インターンでバイトを休むことになる可能性もあることも伝えておくと、店側も対応しやすくなります。

代わりの人員を用意すれば両立しやすい

インターンとバイトを両立させるためには、代わりの人員を用意することが有効な解決策です。シフトに穴をあけてしまっても代わりに入ってくれるスタッフがいれば、基本的に店側としては何の問題もありません。

代わった分だけ報酬が増えるので、なるべく多くのシフトに入りたいと考えている人に交渉すると喜んで代わってくれるかもしれませんね。

代わりを探すためには、バイト先で良好な交友関係を築いておくとよいでしょう。仲のよい人がいれば交渉しやすいほか、積極的に協力してくれるはずです。

どこで見つける?自分に合うインターンの探し方

では、インターンの情報はどこで見つけるのがよいのでしょうか。主には以下4つの方法があります。

就活準備サイト

インターンを探す際に最も利用されるのは、就活準備サイトです。企業ごとのインターン情報が集約されており、条件に応じてインターンシップの選択肢も絞り込みができます

勤務日数や時間、場所などを絞り込んだうえで自分に合ったインターン先を探せるため、インターンとバイトの両立を目指す方にもピッタリですよ。サイトによっては、フリーワードで検索できる場合もあるため、好きな企業や目指す職種別で見ることも可能です。

大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターもインターンシップ先を見つけるための重要な場所です。企業や団体からインターンシップの募集情報が届くため、そのなかから気になるものを選び、担当の窓口で申請します。

キャリアセンターには専門のスタッフがいるので、希望に沿ったインターンシップ先を紹介してくれる場合もあります。大学独自の推薦が必要なインターンシップや、学内でしか公開されないインターン情報も存在するため、一度チェックしておくとよいでしょう。

各企業のホームページ

気になる企業がすでに決まっている場合は、その企業のホームページを直接確認することも有効です。実際に入りたいと思う企業の業務を経験できるため、社内の雰囲気や職場文化を知る絶好の機会となるでしょう。

また、企業のSNSアカウントをフォローしておくこともおすすめです。SNSアカウントからインターンシップの情報を発信している場合もあるため、見逃さないようにこまめにチェックしておいてください。

OB・OG、教授などからの紹介

インターンシップの情報は、学校のOB・OGや教授から得ることも可能です。特に、理系の研究室では教授を通じてインターンシップ情報を得られる場合もあります。なかには、インターンシップが単位として認定されることもあるので、積極的に参加しましょう。

また、OB・OGからの紹介なので、一般には公開されていないインターンシップに参加できる可能性も。特にベンチャー企業の場合は、経営層とも近いため実現しやすいとされています。一般のルートではないため、社員にも気に入られるかもしれませんよ。

自分に合ったインターンシップの選び方

インターンシップを選ぶ際のポイントは、まず自分の目的や状況に合わせることです。興味のある業界や企業が決まっている場合は、その業界や企業を中心に探すとよいでしょう。

特に決まっていない場合は、参加可能な期間や自分のスケジュールに合ったインターンを選ぶのも一つの方法です。また、体験したい仕事があるなら、プログラム内容で絞り込んで選ぶことをおすすめします

就活サイトや学校のキャリアセンターなどを活用して情報を集めながら、あなたに合ったインターンを見つけてくださいね。

まとめ

インターンシップとバイトは、経験を得るかお金を得るかといったように目的で大きく違いがあります。その違いを認識したうえで、どちらが自分に合っているか見極めましょう。

また、両者を両立して行うにはさまざまな人の協力や理解が必要です。バイトを休むことになる場合は、代わりの人を探したりあらかじめ店側に話をつけたりするなど迷惑をかけないような対応が求められるでしょう。

どちらも挑戦したい場合は、事前に対応方法を考えたり周りの人に相談したりしたうえで動くことをおすすめします。

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