藤原さくら インタビュー - チュ~モクARTIST|バイトル
最旬アーティストの素顔に迫るスペシャル企画!今回のゲストは、フジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』でヒロインに抜擢され、ドラマ主題歌『Soup』が大ヒット中のシンガーソングライター・藤原さくらさん♪高校時代の思い出&アルバイトの話、ドラマの裏話などなど、たっぷり語っていただきました。
Profile
1995年、福岡県出身。2014年、上京を機にアルバム『full bloom』でインディーズデビュー、2015年にはミニアルバム『a la carte』でメジャーデビューを果たす。フジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』ではヒロインで出演し、その独特の存在感が話題に。
高校時代の遊び場は、スーパーの休憩スペース!?
――さくらさんは、どんな高校生でしたか?
藤原:音楽に夢中で、頭の中は音楽のことばっかりでしたね。放課後は、友達ともたくさん遊びました。食堂へ行ってポテトを食べたり、スーパーに寄ってアイスを食べたり……。郊外だったこともあり、寄り道といえば、スーパー。スーパーって、休憩するスペースがあるじゃないですか?イスが並んでいて、ウォーターサーバーが置いてあるような。そこでアイスを食べながら「高校生活、こんなはずじゃなかったー!」とか、言ってましたね(笑)。
藤原:もっとイケイケで、「イエイ!」みたいな高校生活を送るはずだったのに。実際は、スーパーの休憩スペースで、ダラダラとアイスを食べている……。「切ないね」みたいな(笑)。それがまた、楽しかったんですけど。
――なんだかほっこりします(笑)。健全な高校生活だったんですね。
藤原:はい、健全でした。行きも帰りも自転車で、ときどき巻き込み事故を起こしかけながら、友達と通学していました。私、自転車の運転がヘタなんです。いつの間にか、どんどん友達のほうへ近寄っていっちゃって……。
――安全運転でお願いします(笑)。
藤原:はい、安全運転、大事です。
初めてのオリジナル曲は、恋愛の実体験がベース!
――さくらさんが、本気で音楽に取り組んでいこうと思ったのはいつですか?
藤原:高校1年の時です。同じ夢を持つ同世代の友達が、ステージに立ってがんばっている姿を見たら、やっぱり刺激を受けて。ずっと音楽の世界に憧れてはいたけれど、自分は「なりたい」と言っているだけで、なにも行動に移せてないなと。それで、まずはボーカルスクールに入ったんです。入ってすぐにオーディションがあって、そこで初めてオリジナルの曲を作りました。
――急に曲を作るって、大変じゃなかったですか?
藤原:どうやって作るのかもわからなかったし、大変でしたね。でも、作っているうちにどんどん楽しくなって。少しずつコツがつかめてきました。
――どんな曲だったんですか?
藤原:窓の下を見たら好きな人がいて、どうこう……みたいな曲でしたね。
――きゅんきゅんですね。
藤原:はい、きゅんきゅんです?
――それって、実話ですか?
藤原:実話です。
――え、聞いてもいいです? 高校時代、ぶっちゃけ、モテましたよね?
藤原:モテなかった、モテなかった!
――ホントですか? こんなにかわいいのにー?
藤原:かわいくないし、モテなかったです!
――そんなに全力で否定しなくても(笑)。じゃあ、仮にモテなかったとします。自分では、なんでモテなかったと思います?
藤原:なんででしょうね。女子力が、欠如していたんだと思います。私、なにもしないんですよ。ギターを弾いて、マンガを読んで、ゴロゴロ……みたいな(笑)。好きな人はいましたけどね。
――えっ、甘酸っぱいエピソード、あります?
藤原:全然ないです。好きな人に告白できないんですよ。友達にすら、好きな人がいることを言えなかったです。当時、そういう想いを曲にしていましたね。
――探っちゃおう。改めて歌詞を見て、どの曲かなって探っちゃおう。
藤原:探っちゃってください!
卒業と同時に上京。東京に行きたかった意外な理由とは?
――地元・福岡でのライブ活動で注目を集め、2014年春、高校卒業と上京を機に、インディーズデビューしたさくらさん。福岡から上京して、不安はなかったですか?
藤原:不安?全然なかったです。「東京へ行きたい」って気持ちのほうが大きくて。自分が好きなアーティスト、特に洋楽のアーティストは福岡まで来ないから、とにかく東京に行きたかった(笑)。それに、東京はマンガの発売日もちゃんと守られるのがイイですよね。福岡って、遅いんですよ。単行本なんて3、4日、遅れますから。
――あはは。マンガがお好きなんですね。
藤原:大好きです。少年マンガも少女マンガも。福岡にいた頃は家中マンガだらけで、ずっと読んでばっかりだったから、よく注意されていました。でも、東京に出てきたら、誰も注意してくれないじゃないですか。だから、逆にちょっと離れちゃいましたね(笑)。
フジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』で演技初挑戦!オーディション&撮影裏話。
――上京から1年後、昨年3月にメジャーデビューされて、今年はなんとフジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』で演技にも初挑戦!印象に残っているエピソードを教えてください。
藤原:オーディションに福山雅治さんがいらっしゃって、息が止まりました。「マシャだー!生マシャだー!」って。別の世界に住んでいる方だと思っていたので、当たり前ですけど、ちゃんと形があって、人間なんだってことに、ビックリしましたね(笑)。
――あはは。そんな感動を味わったところから、オーディションが始まったわけですね。
藤原:そうなんです。しかも、ギターを弾く私の手元を見ながら、福山さんが即興でセッションして下さって。すごく贅沢なオーディションで、永遠に自慢しようと思いました(笑)。
――そして、見事ヒロイン役に抜擢!どんな気持ちでしたか?
藤原:嬉しかったです。「嬉しい」が先で、だんだん緊張というか、言葉では表せない気持ちになってきました。撮影現場は、とにかくわからないことばかり。撮影って、すぐに本番があるわけじゃなく、何度かリハーサルがあるんです。最初の頃はリハーサルから本気でやりすぎて、転ぶシーンだと脚がアザだらけ。抜くところは抜かないとダメだなって、学びました。
――歌詞を覚えるのと、セリフを覚えるのとでは、違うものですか?
藤原:あー、私の場合、歌詞のほうが飛びやすいです。まさかの答え(笑)。
――まさか、ですね(笑)。セリフは、どうやって覚えていました?
藤原:お風呂に入りながら。相手のセリフの部分を自分の声で録音して、その声と会話するようにして覚えていましたね。文字を読んでいるだけだと、段取りばかり覚えちゃうので。
――お話を伺っていると、さくらさん、努力家ですね。まだデビューして間もないのに、スゴイです!
藤原:いえいえ。歌も演技も、楽しいからやれているだけで。楽しくなかったら、すぐにやめちゃうと思います(笑)。
アルバイトは「ハンバーグを焼いていました」!
――音楽活動の合間にアルバイトもされていたそうですが、バイト経験について聞かせてください。一問一答形式で、質問にドンドン答えてくださいね!
藤原:わかりました!
――では、いきます。どんなアルバイトをしたことがありますか?
藤原:ハンバーグを焼いていました。
――そのアルバイト内容を詳しくお願いします!
藤原:ハンバーグを焼いていました(笑)。
――楽しかった思い出は?
藤原:ハンバーグを焼いていました(笑)。
――あはは。では、やりがいを感じた瞬間は?
藤原:ハンバーグを焼いていました(爆笑)。え、え、どうしよう……。
――バイト内ラブはありましたか?
藤原:なかった!
――バイト内業界用語をひとつ。
藤原:150グラム~!
――ありがとうございました!まさかの「ハンバーグ焼いていました」押し(笑)。接客ではなく、キッチンだったんですね?
藤原:そうなんです。ハンバーグ専門店のキッチンで、ハンバーグを焼いていました(笑)。一度ホールに出されたこともあるんですけど、お客さんがどんどん注文を言って追いつけなくなると、ダラダラ汗をかいて、ガチガチになっちゃって。お客さんから「大丈夫?」って、よく心配されました。私、裏方向きなんです。
――そのアルバイトを選んだ理由って?
藤原:子供の頃から、そこのハンバーグが大好きだったから! キッチンだと生のお肉だからまだいいけれど、ホールの時はお客さんに運ぶハンバーグがおいしそう過ぎて。そういう意味でも、ホールは正直やってられなかったです(笑)。
――今だから言えるエピソードってありますか?
藤原:そのお店は、ハンバーグだけじゃなく、パフェも人気だったんです。でも、私は作るのがめっちゃヘタで……いつの間にか作らせてもらえなくなりましたね。パフェを作るの、意外と難しいんですよ。
――あはは。では、なんとなく想像はつきますけど、バイト内業界用語の「150グラム」とは?
藤原:ハンバーグのグラム数です。150、200、300と、サイズがあって、グラム数を言われたらパティを取り出して、鉄板の上で焼きます。焼き方にこだわっているお店で、蓋をしてじっくり蒸し焼きにしていました。ハンバーグを焼くの、ホント楽しかったですね。
――ありがとうございます(笑)。では、そんなアルバイト経験も経て、現在、シンガーソングライターとして活躍しているさくらさん。先日リリースされたファーストシングル『Soup』について聞かせてください。
藤原:フジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』の主題歌で、福山雅治さんが作詞作曲を手掛けた曲です。まさか私がMr.福山雅治さんの曲を歌えるなんて、思ってもみませんでした(笑)。これから先、みなさんもいろいろな人に出会うと思うんですが、人と関わりを持つ中では、ケンカをしたり、時にはうまくいかないこともあります。それでも「ふたりで高め合ってゆっくり時間をかけて関係を築いていけば、より素敵なものになるよね」というメッセージを、スープをじっくり煮込むことに例えて歌っています。とってもカワイイ曲なので、みなさんに聴いていただきたいです。
――本日は、ありがとうございました!
藤原さんにとってアルバイトとは?
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