2023.12.05

最終面接辞退の連絡方法は?メール・電話のマナーを解説

最終面接辞退の連絡方法は?メール・電話のマナーを解説

一次面接、二次面接などを通過し、ようやく最終面接までたどり着いたものの「やっぱり合わないかも…」と思ったり、第一志望の企業から内定をもらい「どういう風に断ればいいだろう」と悩む方は多いでしょう。
就職というのは、これからの自分の人生を大きく左右する重要な決断ですから、もちろん自分の意志を大切にしたいところです。

そこでこの記事では、面接辞退の連絡について、電話・メールの使い方と、連絡をする時のマナー、実際に送るメールの例文を紹介しています。
企業側に失礼のないよう、納得のいくかたちで辞退をするために、ぜひ参考にしてみてください。

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最終面接の辞退は、電話とメールを状況に応じて使おう

最終面接の辞退を伝えるときは、電話とメールの2通りがありますが、基本的に電話で伝えるようにしましょう。
その理由と、メールだけでもよい場合について解説します。

基本的に電話とメールの両方を使う

最終面接の辞退は、基本的に電話で連絡をして辞退する旨を担当者に伝えた後、再確認のためにメールを送るようにしましょう。
メールだと、いつ読んでもらえるか分からない上、見落とされる可能性もあるので、すぐに伝えることができる電話がベストです。
ただし、電話(口頭)だけですと「連絡した」「連絡していない」という行き違いが生まれるので、必ずメールを使って履歴を残すようにしてください。

電話をした際、採用担当者が不在の場合は、応募職種と名前、面接日時を伝え、面接辞退のお詫びを採用担当者に伝えてもらうようにしましょう。この場合でも伝え漏れを防ぐため、メールをあわせて送っておくようにしましょう。

電話の方が謝罪や感謝の気持ちが伝わる

企業側は、最終面接に向けて社長(役員)のスケジュールを押さえるなど、色々な準備をしています。
また、最終面接まで進んでいるので、企業側も応募者に対して「ぜひ入社してほしい」と思っていることが多いです。
ですからやはり、電話(口頭)で謝罪や感謝の気持ちを伝えたほうが、応募者にも企業側にも納得感が得られやすい、誠意ある対応だといえます。
メール文面だけではなかなか伝わりにくいニュアンスも伝わるでしょうし、メール連絡だけだと、面接官によってはよくない印象を与えてしまうおそれもあります。

メールを送るときは謝罪と感謝を忘れずに

メール連絡をする際は、最終面接を辞退することが一目で分かる件名にし、本文では簡潔に辞退理由を伝え、まずは最終面接までいきながらも、自身の都合でキャンセルすることに対して、謝罪の気持ちを伝えましょう。

そして、現場と面接の調整をしている採用担当者に対して、面接の機会をもらったことへの感謝とお礼を丁寧に伝えましょう。
メールの文面については「最終面接の辞退を伝えるメールの例文」で例文を紹介しています。

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辞退を伝えるときのマナー

電話やメールで最終面接の辞退を伝える際には、社会人として守るべき最低限のマナーや、企業側に迷惑をかけないためのマナーがあります。
以下、詳しく解説します。

連絡をしないのは絶対にNG

社会人としての最低限のマナーとして、例え「断りにくい」「言いづらい」と思っていても、連絡なしで面接をキャンセルすることだけは絶対にやめましょう。
企業側では、最終面接に向けて役員(社長、取締役など)のスケジュールを押さえるなど色々な準備を、時間をかけて行っています。

できる限り迷惑をかけないためには、すぐに辞退の旨を伝えることが社会人として守るべき最低限のマナーです。
また、面接に向けて色々と準備している企業側に迷惑がかかるだけでなく、自分が所属している会社や学校の評判にも影響します。

はっきりと理由を伝え丁寧に断る

最終面接まで対応してもらったから「断りにくい…」といって、曖昧な理由で辞退することを伝えると、場合によっては引き留められたり、他の日程を案内されてしまうこともあります。
ですから「辞退します」という意思ははっきりと伝えましょう。
逆に「どうせ入社しないから」といって雑な対応をするのはNGです。今後、仕事の現場で辞退した企業と関わる可能性もゼロではないので、誠意をもって丁寧な対応を心がけましょう。
また、電話をかける際は静かな場所を選ぶのがマナーです。

理由は無難なものでOK、謝罪と感謝の気持ちを大切にする

辞退の旨を電話で連絡する際は、まず始めに理由を伝え、そのあとに辞退することへの謝罪、そして企業側が多くの時間を割いてくれたことへの感謝を伝えましょう。
理由については、企業側から詳しく聞かれない限り「一身上の都合」でよいでしょう。
もし聞かれた場合でも、正直に答える必要はなく「仕事として取り組みたい分野が明確になった」というような、無難な答えで問題ありません。

また、他社から内定をもらったのが理由の場合、正直に「他社から内定を頂いた」と言っても問題ありません。企業側もこの理由は、想定しているからです。

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最終面接の辞退を伝えるメールの例文

<例文>一身上の都合

【件名】
面接辞退のご連絡 〇〇〇〇(自分の名前)

【本文】
株式会社〇〇〇〇〇
人事部 〇〇様

〇月〇日〇時より、面接のお約束をいただいております、◯◯◯◯(自分の名前)と申します。

誠に申し訳ございませんが、一身上の都合により、辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。

身勝手なご連絡になることをお詫び申し上げます。

本来ならば直接お伺いしてお詫びするべきところですが、メールでのご連絡となりましたことを重ねてお詫び申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

◯◯◯◯(自分の名前)
電話:◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯
E-mail:◯◯◯◯@◯◯◯◯.com

<例文>他社から内定をもらった

【件名】
面接辞退のご連絡 〇〇〇〇(自分の名前)

【本文】
株式会社〇〇〇〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっています、〇〇大学の〇〇〇〇(自分の名前)と申します。
お忙しい中のご連絡となり恐縮です。

〇月〇日の選考につきまして、先日他社から内定をいただき、入社することを決めたため、面接を辞退させていただきたくご連絡いたしました。

貴重な機会を与えてくださったにもかかわらず、このような運びとなり、大変申し訳ございません。

本来であれば直接伺いお伝えすべきところ、メールでのご連絡となりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

末筆ながら、貴社のますますのご発展を心より祈念しています。
◯◯◯◯(自分の名前)
電話:◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯
E-mail:◯◯◯◯@◯◯◯◯.com

メール作成時のポイント

メールを作成する時にはいくつかのポイントがあります。
まず、タイトルは読む人が見落とさないよう、一目でわかるタイトルを付けましょう。「簡潔にわかりやすい要件」のあとに「自分の名前」を続けて書きましょう。

本文の構成については、

  • 挨拶・名前
  • 辞退の理由
  • 謝罪の言葉
  • 締めの言葉
  • 署名

という流れで書くとよいでしょう。

改行や一行空けを上手に使い、適切なところで句読点を打って、相手が読みやすい文章を意識してください。文末は定型句で構わないので、短いあいさつで締めます。

面接の辞退メールについては「面接辞退メールのマナーを例文つきで紹介!理由の伝え方や電話での話し方も解説」でも紹介していますので、参考にしてみてください。

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まとめ:最終面接の辞退の連絡は、マナーを守り誠意ある対応をしよう

本記事では、最終面接を辞退するときのマナーについておさえるべき点を解説しました。
辞退をするときにもっとも意識しなければならないのは、ここまで多くの労力と時間を割いて頂いた企業への、謝罪と感謝です。
就職や転職活動では、志望度が高い他社からの内定があったら、断るのは仕方のないことです。しかしだとしても、最低限のマナーは守りましょう。
応募者と企業、お互いに納得のいくかたちで終えることが大切です。
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