2022.12.21

履歴書に印鑑を押す必要性は?押印はシャチハタでもいい?

履歴書に印鑑を押す必要性は?押印はシャチハタでもいい?

この記事では、履歴書の押印欄に印鑑が必要かわからないという方の悩みを解消します。履歴書の書式には押印欄のないものもありますが、書式に関わらず押印が必要な場合もあるので、状況別に見ていきましょう。

あわせて、シャチハタは履歴書に使えるのかや、失敗しない押印のコツなども紹介しますので、最後までぜひご確認ください。

 

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【結論】基本的には履歴書に印鑑を押す必要はない

結論からいうと、履歴書の押印は、現在では必要ないものとされています。印鑑の必要性は社会全体で見直されつつあり、1997年に当時の総務庁によって定められた「押印見直しガイドライン」では、履歴書は押印の必要性が乏しい書類の一つとして挙げられています。

この流れを受け、押印欄のない書式の履歴書もたくさんあります。以前のイメージから、押印なしで履歴書を提出するのは不安になる方もいるかもしれませんが、基本的には不要なので安心してください。

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例外的に履歴書で印鑑が必要なケースもある

基本的には、履歴書への押印は不要とされていますが、場合によっては必要なこともあります。ここでは、押印が必要となるパターンを具体的に紹介します。

ケース1:応募先の企業から印鑑がいると言われた場合

応募先の企業から履歴書への押印指示がある場合は、押印欄の有り無しにかかわらず印鑑を押すことが必要です。

押印欄のない履歴書フォーマットであれば、氏名記入欄の中(氏名の隣、右端)に押印すればよいので、押印欄がある履歴書をわざわざ買いなおす必要はありません。印鑑のスペースを確保できるよう、あらかじめバランスを考えて名前を記入しましょう。

ケース2:履歴書の名前の横に押印欄がある場合

市販の履歴書のなかには、押印欄が設けられた書式もあります。この書式の履歴書を使う場合は、応募先企業による指示の有り無しに関係なく、押印して提出しましょう。欄があるのに押印していないと、書類不備となってしまう可能性があるからです。

とはいえ、基本的には最初から押印欄のない履歴書を選ぶのが無難です。応募先からの押印指示がなく、押印欄がない書式の履歴書を使えば押印不要で、印鑑が必要かどうか事前確認する必要も特にありません。

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シャチハタはNG!履歴書への押印に適切な印鑑の種類

宅急便の受け取りなど、日常生活のなかで押印する場合、朱肉なしで押印できるシャチハタを便利に使っている方は多いでしょう。

しかし一般的に、履歴書の押印にはシャチハタを利用できません。その理由や、履歴書に押す際に適切な印鑑の種類について解説します。

ゴム製の印鑑は押し方によって印影が変わる

シャチハタの印面はゴム製ですが、ゴム製の印面は柔軟性があり、紙へ押し付ける際の力加減によって印字が太くなったり細くなったりします。印字の再現性が乏しいため、本人が記入していることを確認するための印鑑としては利用できないことがほとんどです。

履歴書などの書類には認印を使う

履歴書などの書類に使う印鑑には、認印が適しています。
認印とは、朱肉を使って押印するタイプの印鑑で、印鑑登録をしていないものです。素材は安価なプラスチック製から高級素材までさまざまですが、特に値段が高いものでなくても良く、文具コーナーなどで売られている一般的なもので構いません。自宅にあれば使いまわしてもよいでしょう。

ちなみに、朱肉を使う印鑑として実印を持っている方もいるかもしれませんが、履歴書に使うのは避けましょう。実印は印影を役所に登録した印鑑で、不動産売買の契約書類など、より重要な場面で使うためのものです。履歴書に押すと大げさな印象になり、採用担当者によっては良くないイメージを持たれる可能性もあります。

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履歴書にきれいに印鑑を押すポイント

ここでは、履歴書へきれいに押印するためのポイントについて解説します。乱れた印影で履歴書を提出するのは避けたほうが良いので、あらかじめコツを押さえておきましょう。

履歴書に押印する前に違う紙で練習する

いきなり履歴書に押印するのではなく、まずは別の紙で何度か練習しましょう。紙から離すタイミングが早すぎる、朱肉の付けすぎによって印影がにじむなど、力加減によっては押印を失敗する場合があります。別の紙できれいに押すコツをつかんでから、本番にのぞむのがおすすめです。

押印マット、なければ紙を重ねて履歴書の下に敷く

印鑑を押すときは、まずは平らな場所を選びます。そして適度にやわらかい台座の上で押すと印面と紙とが密着し、しっかりとした印影になります。

できれば押印マットを使うのが理想ですが、なければ何枚か紙を重ねた上や雑誌などの上で押印してみましょう。印影が欠けるといった失敗を防ぎやすくなります。

印鑑ケースの朱肉はなるべく避ける

印鑑を収納するケースのなかには、簡易な朱肉が付いているものがあります。しかし、履歴書作成の際にこういった朱肉を使うのはおすすめできません。印鑑ケースの朱肉は小さく、インク量も少なめで、スポンジ面がガサガサしているなど、素材が粗悪なこともあります。

はっきりした印影にするためには、できれば朱肉メーカーが製造した、安心して使える朱肉を用意しましょう。

傾けて押印する必要はない

押印するときは、印鑑の上下を確認し、名前が紙に対してなるべくまっすぐに持って押し付けます。一部のビジネスの場では、名前がお辞儀しているように斜めに押すことがマナーとして語られることもありますが、これは一部の業界の独自ルールに近いもので、一般常識というわけではありません。

履歴書の押印では、まっすぐ押しましょう。

NGな押し方を知っておく

履歴書の押印は記入者本人を確認するためのものなので、印影の鮮やかさに過剰にこだわる必要はありません。ただし、以下のような印影は明らかに失敗しているため、そのまま提出するのは避けたほうがよいでしょう。

【印影のNG例】

 
  • 1 さかさま
  • 2 一定以上のななめ
  • 3 かすれている
  • 4 欠けている
  • 5 二重
  • 6 滲んでいる
  • 7 はみだしている

程度にもよりますが、過剰にかすれていたり、一部が完全に欠けたりしていたら失敗です。同じ書類に押し直しはできないため、履歴書を書き直さなければなりません。

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まとめ

履歴書の作成にあたっては、印鑑を押すべきかどうか、押印の有無で採用に影響がないか悩む方も多いでしょう。ただ、「押印欄があれば必ず押す」「押印欄がなければ押さない」「応募先の押印指示があれば欄がなくても押す」というシンプルな考え方で問題ありません。

押印ではいくつかコツがあるので、きれいな印影を目指すために、ぜひこの記事で紹介した方法を試してください。

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