2022.11.25

面接で聞かれるかもしれない「面白い・少し変わった質問」10選

面接で聞かれるかもしれない「面白い・少し変わった質問」10選

誰もが緊張しがちな面接シーン。なかには、しっかりと対策をしていたにも関わらず、予期せぬ質問をされて頭が真っ白になってしまった人もいるかもしれません。

面接で採用側が予想外の少し変わった質問や、面白い質問をするのには、どのような意図があるのでしょうか。この記事では、「面白い・少し変わった質問」を挙げながら、質問のねらいや回答例をご紹介していきます。面接対策として、ぜひお役立てください。

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面接官が面白い質問や少し変わった質問をしてくる理由・意図

面接官が面白い質問や少し変わった質問をしてくる理由・意図

面接準備として、一般的に聞かれる質問を網羅し、対応策を準備している人は多いのではないでしょうか。しかし時には、その隙をねらうかのように、予想を超えた質問を投げかけられることもあります。面接官が面白い質問や変わった質問をしてくるのは、単に応募者を困らせたいからではありません。はじめに、面白い質問・少し変わった質問の意図するところを解説します。

困ったときの対応力を知りたい

予想外の質問をするのは、応募者が困ったとき、どのように考えて行動するのかを見るためです。ビジネスシーンでは、さまざまなアクシデントの発生が予想されます。自分が思い描いていたとおりにならず、困った状況に陥ることもしばしばです。その際、応募者が社会人としてどう対処していくのか、質問に対する応答から見極める意図があります。

突然の質問に対する答え方からは、即答できる瞬発力、知性、柔軟性などが見えてくるでしょう。回答内容を聞けば、引き出しの多さもわかります。想定外の質問に対してもあわてず、質問内容を正しく判断して独自の言葉で回答できる人材であれば、ビジネス上のトラブルにも冷静に対処できると評価されるでしょう。

応募者の素を知りたい

企業と個人が向き合う面接会場は、いわばフォーマルな場です。多くの応募者は、万全の対策をして面接に臨むでしょう。企業側は、そうした外面的な顔だけではなく、より内面を知りたいと考えています。なぜなら、長く働いてもらおうと考える人材は、スキルや経験以上に、人間性が重視されるからです。

その一環として、採用側では思いがけない質問を投げかけ、応募者の素の部分を探ることも少なくありません。人は驚くと仮面が外れやすくなるため、面接用に装った外見ではなく、内にある個性や人柄、人間性を感じ取るチャンスとなります。

面白い質問を耳にして一瞬の驚きのあと、不愉快そうな顔をするのか、笑顔を見せてユーモアで返せるのかで面接官に与える印象が大きく変わるでしょう。素の部分が垣間見えたときにこそ、採用の可否が決まるのかもしれません。

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面接で聞かれるかもしれない「面白い・少し変わった質問」

面接で聞かれるかもしれない「面白い・少し変わった質問」

面接官によっては、内面性を見るために、工夫を凝らしたさまざまな質問をひそかに準備している場合もあります。以降では、面接で聞かれるかもしれない「面白い・少し変わった質問」への回答例と、質問をしてくる意図について紹介します。

このペンを1万円で私に売ってください

求人が営業関連であれば、今後の業務につながる営業力への判断と考えることができます。一方、まったく営業色のない業務の場合でも、こうした質問をされるケースも少なくありません。そのときには、思考能力や観察力を見るための質問ととらえてよいでしょう。

「ペンを売る」ためには、そのペンの優れた部分を発見し、相手から購入にいたる興味を引き出す必要があります。この質問への回答としては、最初に「どのようなペンをご希望でしょうか」の質問で返すのがおすすめです。

相手の答え方にあわせて、「それでしたらこのペンは●●という面で、ご希望にかないます」という方向へ進めていくことができます。その場合、外見的な特徴を押すよりも、「このペンを持つことによるメリット」で考えていくと、購入意欲をうまく喚起する回答が期待できるでしょう。

無人島に一つだけ持っていくとしたら何?

この質問では、発想の広げ方、トラブルを想定した危機回避の力などを見ると考えられます。実際のビジネスシーンでは、無人島へ行く事態はまず起こりえませんが、危機的なイメージからどの程度現実性のある回答が出せるかがポイントです。

この質問に対する回答は、人それぞれですが、例えば「通信機器」であれば物資の調達、脱出などが期待できるでしょう。単純に、生き延びるために必要な食料や物品よりも、根本的なリスク回避の手段となります。

また、「友人」という回答も好感触が得られそうです。孤独は、人間の存在をおびやかす状況であり、複数人いることで知恵も生まれやすくなります。「人に対して価値観が高い」という意味では、好ましい人材と受け止められるでしょう。

幼少期の性格は?

子ども時代や学生時代など、過去に関する質問は自身に対する客観性、性格や価値観、さらに成長性を見ている可能性があります。例えば、幼少期は人見知りで、なかなか自分からは声をかけられない子どもだったとしても、どこかの時点でそれが克服できていれば一つのアピールポイントとなるでしょう。

回答の例としては、以下のように現在につながるようなエピソードがおすすめです。

子どもの頃は引っ込み思案で、知らない人と親しくなるのに時間がかかるタイプでした。サッカーチームに入部してからは積極的に動けるようになっただけではなく、さらにリーダーとしてみんなをまとめる存在になることができ、自分のなかでも成長を強く感じられました。

100万円渡されたら何に使う?

自分でお金を稼いだ経験が少ないと、いきなり100万円といわれて面食らう人もいるでしょう。この質問では、金銭感覚や100万円の価値をどのようにとらえているかを見る意図が感じられます。お金をどう扱うかで、その人の興味や価値観が表れます。

この場合の回答では、どのような使い方をするにしても、「理由」が重視されます。例えば、以下のように、100万円を将来へとつなげられる答えであれば、人材としての評価も高まるでしょう。

世界旅行に使いたいです。日頃から視野が狭いと自覚しているため、見分を広げ多様な視点を持ってグローバルに活躍できる人材になりたいと思っています。

資格取得のための勉強費用に充てたいと思います。●●の資格を取って××として働くのが夢です。

自分を動物に例えるなら何?

自分の性格や特性をどのように理解しているのか、それをうまく説明できるのかを見る意図があると考えられます。ここで問題となるのは、本人の感じ方であって正解はありません。従順そうな犬ならばOKで、猫ならばNGなど、よけいな心配は不要です。

例えば、以下のような回答の仕方であれば、マイナスになりません。

自分では猫に似ている気がします。周囲の環境に左右されず、一歩引いた場所から冷静に見るようなところがあります。マイペースですが、まわりの様子や変化を良く見ていると思います。

今日の面接を自己採点してください

自分自身への客観的な評価の力、分析力を見ると考えられる質問です。リアルタイムで進行している出来事を採点するのはとても難しいため、同時に瞬発力、判断力などさまざまな要素もわかります。この場合、点数自体よりも、なぜそう考えるのか、の説明が重視されるでしょう。

点数の高い低いは個人的な感覚ですが、その判断をどの視点で行なっているのかが問われます。回答の例としては、次のような表現ができます。

50点というところでしょうか。良かった点は、自分にしては声を良く出して基本的な受け答えも明確にできたところです。ただ説明の順番を取り違えるなど、もたついて思うように話せないこともあり、思いが十分に伝えられているのか不安があります。

友達は多いですか?

具体的な人数が知りたいのではなく、入社後に人間関係をうまく構築できる資質があるかを知る意図があります。「何人以上であれば多い」という基準はないため、「少ない」という言葉を使わないようにするのが得策です。

人と比べて、それほど多くないと感じているときには、以下のような答え方であれば、好印象を与えられます。

はい。特に多いわけではありませんが、困ったときや悩んだときには親身になって聞いてくれる友人に恵まれています。

あなたを漢字一文字で表すと?

自分の本質を掘り下げて考えたことがあり、端的に表せるかという点を見る質問です。個性や性格、時には長所や短所が見える場合もあります。答え方の一例は、以下のとおりです。

誠実の「誠」です。誰に対しても、絶対に誠意を持つことを心に決めています。

挑戦の「挑」です。何事にもチャレンジするのが好きで、壁が大きいほど燃えます。

面白い話をしてください

緊張し、精いっぱい真面目な表情を保っているときに、いきなり「面白い話」といわれれば、あっけにとられてしまうでしょう。しかし、面接官が求めているのは芸人のような話ではありません。この質問は、臨機応変な対応力と、過去の記憶の掘り起こす、エピソードトークの力です。

「面白い話=笑える話」ではなく、「興味深い話」と置き換えれば話しやすくなるかもしれません。回答の例としては、以下のように落ちをつけられる話がおすすめです。

私は残念なことに子どもの頃からあまり外見をほめられた記憶がないのですが、先日、盛大に美しい!といわれました。検診で行ったクリニックで先生と看護師さんが私の心電図を見ながら、こんなきれいな心電図は珍しい、といってくださったのです。人間一つくらいは取り柄があるものですね。

弊社の面接や選考フローの改善点を教えてください

採用活動のプロセスを通じて、応募者が何を考えているのか、何も考えずにスルーしてきているのかがわかります。応募者側からの視点を知ると同時に、観察眼や課題を把握する力を見ることができる質問です。

批判しているように思われるのではないか心配をする人もいそうですが、改善への提案を添えることで「ユーザー側」からの貴重な意見に変えられます。回答の一例は、以下のとおりです。

●●の書き方で少し悩みました。採用サイトなどに具体例などを掲載していただければ、助かると思います。

自分はそうでもありませんでしたが、一緒に応募した知人が××の段階で、問い合わせするかどうかで悩んでいました。チャットなどで気軽に相談できれば、問い合わせのハードルが下げられるのではないでしょうか。

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まとめ

どのような質問にも、面接官側にはそれなりの意図があります。思いがけない質問をされたときには、まず心を落ちつけて、自分なりに回答することが大切です。無理に良く答えようとすると、逆に誠実さが失われる結果となる可能性もあります。ここで挙げた質問以外にも、面白い質問がたくさんあります。前もってできるだけたくさん目を通し、自分ならば何と答えるのか予測しながら回答の練習を十分にしておきましょう。

 

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