2023.12.20

集団面接のマナーを流れに合わせて紹介!印象に残る上手な回答の仕方も解説

集団面接のマナーを流れに合わせて紹介!印象に残る上手な回答の仕方も解説

集団面接(グループ面接)における、面接官の印象に残る回答やマナー、立ち振る舞いなどは、個人面接と共通する点もありますが、集団面接ならではのポイントもあります。
「集団面接ってどうすればいいんだろう…」「他の応募者の答えと被ったらどうしよう…」など、不安な方は多いかと思います。

そこでこの記事では、集団面接と個人面接の違い、集団面接における上手な回答をするためのポイント、そして面接の一連の流れとマナーについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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集団面接と個人面接の違い

集団面接(グループ面接)では、個人面接と似た点もありますが、多人数ならではの特徴ががいくつかあります。
以下に詳しく解説します。

個人面接と同じ点

個人面接でも集団面接でも、身だしなみや立ち振る舞い、言葉遣いなどの基本的なマナーや、主に質問される内容は同じです。

身だしなみ・立ち振る舞い・言葉遣い

身だしなみや服装に関しては、清潔感が最も重要です。服装選びでは、派手な柄の服は避け、シンプルで落ち着いたものを選ぶとよいでしょう。

また、面接では適切な敬語やビジネス用語を使うのが基本です。挨拶はハキハキと行い、声のトーンは大きすぎず小さすぎない、聞き取りやすい声で話しましょう。
挨拶は第一印象を大きく左右するので、面接官に対してよい印象を与えるためにとても大切です。

面接中の姿勢も重要なポイントです。正しい姿勢を保つことで、面接官に真剣さをアピールできるでしょう。

身だしなみ、言葉遣い、立ち振る舞いについてもっと具体的に知りたい方は「面接時に押さえるべきマナーとふさわしい身だしなみを解説」を参考にしてみてください。

主に質問される内容と流れ

集団面接で主に質問される内容は、基本的に個人面接のときと同じです。
まず始めに自己紹介からはじまり、続いて志望動機を聞かれます。
その後は長所・短所や自己PRなどの質問を通して、面接官は応募者の人となりや能力などをみます。
最後に逆質問「何か質問はありますか?」と聞かれ面接終了、というのがおおまかな流れになります。

質問される内容について、具体的に知りたい方は「もう迷わない!面接官の質問に上手に答える秘訣と回答例を紹介」を参考にしてみてください。

個人面接よりも回答時間が短い

集団面接は、何人もの応募者を同時に面接するので、自然と1人あたりの回答時間(アピールできる時間)は個人面接に比べて短くなります。
1人の応募者の発言時間が長いと、他の人の時間を奪ってしまうことになります。

ですから、自分が回答する時は、周りとのバランスを意識して時間を調整しましょう。あまりにも長い回答だと、面接官に「自己中心的すぎる」というマイナスイメージを与えてしまうおそれがあります。

短い時間の中でもしっかりアピールできるよう、結論ファーストの回答やポイントを絞った簡潔な回答を意識して、入念に準備をしておくことがポイントです。

他の応募者と比較される

集団面接では、同じ質問内容をすべての応募者に順番に聞いていくことが多いです。
企業側は同じ質問に対し、答えた内容を応募者同士で比較して、より優れている回答を評価する「相対評価」を行っています。
そのため、集団面接においては、常に比較されているという意識でのぞみましょう。

しかし、他の応募者よりも良い回答をしようと焦ったり、他の人の意見の方が優れていると感じたり、内容が被ることで慌ててしまったりすることもあると思います。

このような不安については、しっかり自分の言葉でオリジナリティのあるアピールができるよう準備しておけば、他の応募者の回答に一喜一憂せず、落ち着いて面接官の印象に残る回答ができるようになります。

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集団面接で面接官に好印象を与えるためのポイント

集団面接で面接官に好印象を与えるためのポイント

集団面接において、他の応募者もいるなかで面接官によい印象を与えるためには、以下の点を意識して回答するとよいでしょう。

簡潔に話をまとめる

集団面接では、個人面接よりも簡潔に話をまとめることが大切です。
簡潔にまとめるためには、結論から話す「結論ファースト」を意識して、まず聞かれた質問に対する答えを一言で返しましょう。続けて理由などを話すと、面接官に伝えたいことが伝わりやすくなります。
また、1つの回答で伝えたいことは1つにするとよいでしょう。
例えば「あなたの長所は?」と聞かれたとき「〇〇と△△です」と答えるよりも「〇〇です」と答え、〇〇について深堀りする形で続けるほうが、面接官の印象に残ります。

他の応募者の話もよく聞く

他の応募者の回答をよく聞くことは、とても大切なポイントです。
集団面接では、同じ質問を応募者全員に順番で聞くことがあるため、先に回答した人とまったく同じ回答をするのは避けたいです。
そんなとき、他の応募者の話をよく聞いていれば、たとえ準備していた回答と被ったとしても、とっさに違った視点を加えての回答ができる可能性があります。

また、他の応募者の回答と被ってしまっても、自分なりのエピソードと具体性があれば、例え内容が同じでも気にする必要はありません。
他の人の回答が優秀だと思って焦る必要も全くありません。自信を持って自分の言葉で受け答えするようにしましょう。

さらに、面接中は他の応募者が話している際の態度も評価されるため、話をしている人の方に顔を向けたり、理解を示す相槌を打ちながら聞くようにしてください。
「傾聴する力」もコミュニケーション能力に含まれることを、面接中は常に意識しましょう。

逆質問を積極的に行う

集団面接の最後に逆質問(何か質問はありますか?)をされる場合があります。
逆質問は、企業側が応募者の疑問や不安を解消させたいという目的で聞きますが、応募者側にとっては、自己PRができるチャンスでもあります。
質問の仕方によっては、面接官に熱意を伝え、好印象を与えられる可能性があるので、上手に活用しましょう。

そのためには逆質問をあらかじめ考えておくとよいでしょう。集団面接では質問が被ることが予想されるので、4~5個程度用意しておくとよいです。
逆質問はしなくても合否に影響はありませんので、どうしても思いつかない場合は無理にする必要はありません。

逆質問を準備しておきたい人は「逆質問(質問はありますか?)は自分をアピールするチャンス!ケース別の例文やNG例も紹介」を参考にしてみてください。

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入室から退室までの流れとおさえるべきマナー

入室から退室までの流れとおさえるべきマナー

面接全体を通して、適切な言葉遣いや立ち振る舞いなどの基本的なマナーを守り、スマートフォンなどの音の鳴るものの電源は切って、最初から最後まで気を抜かないようにしましょう。
入室から退室までの流れとマナーについては、身体で覚えるまで何度も練習することをおすすめします。
以下、流れにそってポイントを詳しく解説します。

受付では第一印象を意識する

受付は、企業側の人と初めて顔を合わせる大事な場面なので第一印象がとても大切です。きちんと挨拶し、はっきりとした口調で自分の名前を伝えましょう。

面接会場に早く到着したとしても、集合時刻よりもだいぶ前だった場合は待機し、10分前になってから受付をしてもらうようにしましょう。
当日、受付の方は対応業務で忙しいので、邪魔をしないように心がけることが大切です。

入室は一連の流れを身体で覚えておく

入室には一連の流れがあります。何度も練習して覚えてしまいましょう。
集団面接の際、最初に入室する場合はドアを3回ノックして、面接官から「お入りください」といわれたら入室します。
2番目以降になった場合は、立ち止まって「失礼します」と一礼してから入室しましょう。
自分が最後の場合はドアを締めることになるので、扉の方を向いて静かに扉を閉め、面接官の方に向き直り「失礼します」と一礼してから入室しましょう。
椅子の横まで進んで、面接官から着席を促されたら「失礼します」と言い、着席します。

面接中は相手の話をしっかり聞いて答える

面接中は、話をしている人(面接官・他の応募者)の方を見て話を聞くようにしましょう。
自分が話をするときはオーバーすぎない自然な笑顔を保ち、ハキハキとした口調で伝えるようにして下さい。
常に正しい姿勢でいることも大切です。椅子には深く座らず、背もたれから拳ひとつ分距離をとり、背筋を伸ばした状態を保ちましょう。

退室も一連の流れで覚えておく

退室も入室と同じく、一連の流れを練習して覚えておきましょう。
面接官から面接終了の言葉があったら、座ったまま、面接の機会を作ってもらえたことへの感謝を込めて「本日はお時間をいただきありがとうございました」とお礼を言い、お辞儀をしましょう。
そして、椅子の横に立って再度お辞儀しましょう。
ドアの手前まで移動したら、面接官のほうを向き「失礼します」と言って、ここでもお辞儀をします。
部屋をでる際のドアの開閉は、なるべく音を立てないようにしましょう。
退室後も建物から出るまでは面接が続いていることを意識して行動してください。

オンライン面接の場合

基本的なマナーは対面面接と一緒ですが、オンラインならではのマナーがあります。
ZOOM等のチャットツールでは「マイクのミュート機能」があります。他の人が話をしているときは、自身の周りの音が入らないようにミュートをするとよいでしょう。
また、話すときや聞いている時は、カメラに目線を向けて話をしたり相槌を打つようにしましょう。やはり目線をしっかり相手に向けてコミュニケーションをする姿は、他の応募者や面接官に好印象を与えます。

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まとめ:他の応募者を意識したマナーと回答を心がけよう!

本記事では、集団面接における上手な回答の仕方やマナー、立ち振る舞いのポイントを解説しました。
集団面接では、他の応募者と回答が被ることがあるので、面接前にいつくかの回答を用意しておくようにしましょう。
そして、面接本番では他の人の発言をよく聞いておき、もし被ったら、用意しておいた別の回答を話すようにしましょう。
ポイントは、自分だけのオリジナルな回答をするということです。そのためには、具体的なエピソードを交えて話せるように準備しておきましょう。
自分の言葉で自信をもって話している姿は、必ず面接官の印象に強く残ります。
集団面接のマナーをしっかりおさえて合格に一歩でも近づけるよう、応援しています!

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