2024.01.16

面接の服装や身だしなみを解説!基本のスーツから、業種やシーン別の服装も紹介

面接の服装や身だしなみを解説!基本のスーツから、業種やシーン別の服装も紹介

面接で適切な服装をできているかは、そのひとの第一印象にも関わる大切な要素です。
この記事では、男女別のスーツの選び方から、季節や応募する業種、キャリアや与えたい印象に応じた服装のポイントまで詳しく解説します。
自信を持って面接にいどむために、面接官に好印象を与える服装のコツを、ぜひつかんでください。

 

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面接の服装はスーツが基本!大切な5つのポイント

面接では、相手へ失礼な印象を与えないようスーツを着用するのが基本です。ただし、スーツなら何でも良いというわけではなく、以下の5つのポイントを押さえていることが大切です。

清潔感があるか

清潔感は、第一印象を決める大切なポイントです。そのため、面接にはクリーニングしたスーツと、アイロンがけしたワイシャツを着ていくようにしましょう。久しぶりにスーツを着る人は、シワや汚れ、においなどがないかを事前に確認しておきましょう。

TPOに合っているか

スーツにはさまざまなデザインがあり、用途によって使い分けられます。面接では、新卒の人はリクルートスーツ、転職では一般的なビジネススーツを着用するようにしましょう。ビジネススーツは、主に仕事中に着る、ビジネスマンの正装です。

面接で、自分の好みやブランド、トレンドなどでスーツを選んだり、冠婚葬祭用のスーツを着用したりすると、「TPOをわきまえた行動ができない」と判断されてしまうため注意してください。

体のサイズにフィットしているか

サイズの合っていないスーツはだらしなく見えるため、面接官にマイナスの印象を与えます。身だしなみを気にしない、ビジネスマナーを知らない、とも思われてしまいかねません。今持っているスーツが体に合わない場合は、今の体型にフィットするスーツを買い直すのがおすすめです。

全身で統一されているか

全身の統一感も大切です。ビジネススーツを着用しているのに、靴がカジュアル過ぎると、ちぐはぐで全体の印象を損ねてしまいます。例えば、きちんとしたスーツに、履き潰したスニーカーや派手なパンプスを合わせると、全体として不釣り合いな印象になりがちです。

オフィスカジュアルのときも同様で、靴は服装に合った、清潔感のあるものを選ぶことが大切です。例えば、きちんとしたジャケットに、カラフルなスニーカーやカジュアルなブーツを合わせると、全体として不釣り合いな印象になるでしょう。面接では、服装の各アイテムの一体感が求められます。

面接に適したスーツか

スーツの色や柄もポイントです。新卒の就活で着るスーツは、無地のブラックが多い傾向ですが、濃いめのネイビーで柄の控えめなスーツでもOKです。
転職の場合や業界、企業によっては、ダークグレーやチャコールグレー、ダークブラウン、ベージュなどのカラーも選択肢に入ります。黒の無地スーツはリクルートスーツと同じデザインになるほか、冠婚葬祭のイメージを持つ人もいます。そのため、黒いスーツを着る場合は、柄のあるものを選ぶとよいでしょう。

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スーツの着用例とマナー

女性

■女性の面接時における服装マナー

■女性の面接時における服装マナー

スカートとパンツのどちらを着用してもOKです。スカートの場合は、膝がしっかり隠れる丈のタイトスカートやフレアスカートを選べば、椅子に座ったときにあまり足を露出させる心配がありません。また、面接ではジャケットの着用が基本となるため、ジャケットを含めてコーディネートするとよいでしょう。

また、女性の服装は自由度が比較的高いので、与えたい印象でアイテムを工夫するのもおすすめです。
フレッシュな印象を与えたい場合には、ダークカラースーツに、白や淡色のワイシャツ・カットソーを合わせましょう。ワイシャツの場合、フリル付きのものを選んでも問題ありません。落ち着いた印象を与えたい場合は、ネイビーやグレーのスーツがおすすめです。また、パンツスーツは肌の露出が少なく、仕事ができる印象になりやすいでしょう。

男性

■男性の面接時における服装マナー

■男性の面接時における服装マナー

ネイビー、もしくはダークグレーのスーツで、無地か目立ちづらいストライプ程度のものが無難です。明るめの色やダブルのスーツ、デザイン性の高いスーツなどは、派手に見えるため避けるとよいでしょう。

ネクタイの柄は無地や小紋、ストライプを基本に、スーツに合った色を選びます。靴下も派手な色や柄のものを避け、座った時にズボンのすそから肌が見えない長さのものを履きます。

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スーツでもシーンに合わせて服装を選ぼう

面接の服装はスーツが基本ですが、季節やシーンによって着こなしや注意するポイントがかわります。

【夏】クールビズでよいか確認する

夏はクールビズを実施する企業が多く、そういった企業では面接もクールビズで実施するケースがほとんどです。事前に案内があった場合は、ノーネクタイで参加しても問題ありませんが、ジャケットは持っていった方が安心です。面接の最初に「クールビズで失礼いたします」と一言添えると、より印象が良くなります。
ただし、特に案内がない場合は、ネクタイもジャケットも着用したスーツスタイルで参加するのが基本です。

夏場は汗をかきやすくなるため、綿や麻、サマーウールなどの軽くて通気性の良い素材のスーツを選ぶのがおすすめです。ただし、麻はカジュアルな印象が強く、シワにもなりやすいため注意しましょう。

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【冬】ビジネスシーンに適したコートを選ぶ

冬場は、コートなどの防寒着はオフィスに入る前に脱いで裏地を表にしてたたみ、手に持って歩くのがマナーです。防寒着も派手なデザインのものは避け、ビジネスシーンにふさわしいものを選ぶようにしましょう。シンプルなデザインのトレンチコートやチェスターコートがおすすめです。

冬用のスーツは、裏地があるウール素材が一般的です。コートやマフラーも、スーツや靴との一体感を考え、カジュアルになりすぎないシンプルでスマートなものを選ぶとよいでしょう。

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冬の転職面接に適した服装は?防寒とマナーを両立して好印象を目指すためのポイント

【転職】リクルートスーツは適さない

新卒採用では一般的なリクルートスーツですが、転職の面接ではNGです。リクルートスーツはフレッシュ感がある反面、スキルや経験の未熟さ、頼りない印象を与えてしまいます。そのため、転職の面接ではビジネススーツを着用しましょう。

【WEB面接】服装のポイントは同じ

WEB(オンライン)面接の場合でも、服装のポイントは同じです。基本はスーツを着用し、清潔感のある服装を心がけましょう。面接前にはカメラで、自分がどのように映っているかを確認します。カメラの角度や背景、ライトの設定もWEB面接では大切です。

また、カメラに映らないからといって上半身だけ着替えてのぞむのはやめましょう。予期せぬ事態で、立ち上がる必要があるかもしれません。オンラインであっても、面接には違いありません。上下ともきちんと着替え、気を抜かずに準備しましょう。

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キャリアに合わせて着こなしを工夫する

キャリアに合わせて着こなしを工夫する

面接では、見た目の印象も採用の判断材料の1つになります。好印象を持ってもらうためにも、年齢やキャリアも服装を決めるひとつの要素と考えましょう。

キャリアの浅い若手は基本に忠実なスーツ

若く、キャリアの浅いひとは、社会人として必要なマナーが身についていることが伝わるベーシックなスーツがおすすめです。黒やネイビーなどのダークカラーに白や淡色のシャツを合わせましょう。転職の場合はビジネススーツが一般的ですが、リクルートスーツは20代前半くらいまでなら着ても良いでしょう。

キャリアを詰んだベテランはこなれ感を意識

キャリアを詰んできたことをアピールしたいベテランは、リクルートスーツ感のある黒を避けて、落ち着いた色のスーツがおすすめです。ネクタイやシャツ、ブラウスに明るい色や淡い色を取り入れてこなれ感を出すのもよいでしょう。
さらに、スキルと経験のある雰囲気を印象付けたい場合には、質感にこだわったスーツを着用しましょう。

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スーツ以外の服装を指定された場合

ここでは、応募先の企業からスーツ以外の服装を指定された場合について、紹介します。

「服装自由」でもスーツが無難

応募先の企業から、面接時は「服装自由」と指定された場合でも、基本的にはスーツで問題ありません。オフィスカジュアルでも構いませんが、その場合、相手に与える印象や応募先企業の文化を意識して選ぶ必要があります。ビジネスシーンを意識した服装であることが大切です。

「私服指定」で迷ったらオフィスカジュアル

アパレル業界などの場合は、私服のセンスが見たい、または実際に働く服装が見たいとの理由で、私服を指定される場合があります。
私服指定の場合であっても、重要なのは清潔感やTPOです。迷った場合はオフィスカジュアルや、きれいめの服装がおすすめです。

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【業種・職種別】面接の服装

業種や職種によって、気を付けたいポイントに違いがあります。応募先企業の、文化や働くときの服装に合っているかを考えましょう。

飲食店

清潔感が重視されるため、服装だけでなく爪の長さや髪型などにも気を配りましょう。女性の場合は、メイクやアクセサリーを控えめにするのが基本です。

工場

作業着を着ることが多い工場勤務でも、面接はスーツが基本です。一般的な面接と同様に、スーツのサイズやシワ、汚れに注意し、TPOを踏まえたスーツを選びましょう。

コールセンター

服装や髪型を自由とする職場が多い業種ですが、面接はビジネスライクを心がけましょう。男性の場合はスーツ、女性の場合はオフィスカジュアルが無難です。また、髪型やメイク、アクセサリーも派手にならないように注意してください。

アパレル

アパレルの面接では、服のチョイスや着こなし方などを見られることが多いため、トレンドを意識した服装がよいでしょう。可能であれば、応募したブランドの雰囲気やテイストに合わせた服装が理想的です。

事務系

事務職の場合はスーツ、もしくはジャケットスタイルが無難です。「普段着でお越しください」と言われた場合でも、襟付きのシャツやジャケットを着用し、オフィスカジュアルを意識しましょう。また、男性は革靴、女性はパンプスが無難です。

IT系

スーツの指定がない限りは、男女ともにオフィスカジュアルで問題ありません。男女ともに、ジャケットを合わせたコーディネートがおすすめです。

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服装以外の身だしなみマナー

面接時は、スーツや服装以外の身だしなみも見られます。服装以外にも注意を払い準備しましょう。

髪型は清潔感があり、顔が見えるスタイリング

最近はヘアカラーをしている人も多いため、派手な色でなければわざわざ黒髪に戻す必要はありません。ただし、髪が伸びてプリンになっていたり、ダメージによってパサついていたりすると、だらしない印象を持たれてしまうので気を付けましょう。

前髪は目にかからない長さにするか、横に流すなどして目が見えるようにしましょう。長い髪は後ろでまとめ、パーマなどを当てている人は、巻きを控えめにして、清潔感を意識します。
また、強い香りのヘア製品は控えめにしましょう。面接前には、トイレの鏡などで、髪型が乱れていないか、フケや寝癖などが付いていないかチェックします。

メイクはナチュラルな仕上がりに

面接では、ナチュラルメイクを意識し、つけまつげやカラーコンタクトは控えます。普段ノーメイクの人も、顔色を良く見せるためにファンデーションや薄めのチークなどで整えるようにしましょう。
ただし、アパレルショップなどの面接の場合は、店舗のテイストに合っていれば、少しメイクが濃くてもOKです。

ナチュラルメイクでは、以下の点に注意しましょう。

  • ベースメイク
    肌の色に近い薄めのファンデーションを選び、自然な仕上がりを目指します。
  • アイメイク
    肌に馴染む色のアイシャドウを使い、アイラインとマスカラは控えめにしましょう。
  • リップとチーク
    健康的な印象を与える程度に留めます。
  • アイブロウ
    眉毛は整えて、必要ならば自然に書き足してください。

ネイルはしないのが無難

ネイルがNGかどうかは業界や企業によって差があります。採用後はOKでも、面接の場ではネイルをしないのが無難です。もしする場合は、ナチュラルな薄めのベージュやピンク程度にしましょう。

アクセサリーは基本的につけない

面接では、アクセサリーは時計や結婚指輪程度にするとよいでしょう。時計は、色や装飾が派手なものはビジネスシーンには相応しくありません。アクセサリーをつける場合は、ビジネスの服装にふさわしい、シンプルで小ぶりなデザインのものにしましょう。 

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最後にトータルチェックを忘れずに

最後にトータルチェックを忘れずに

スーツや服装、靴、かばん、髪型などの一つひとつが良くても、全体的に見るとどこかが浮いていたり、不自然だったりすることがあります。面接の服装を準備する際は、最後に全体のコーディネートを見て、面接に適した服装と身だしなみであることを確認しましょう。

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まとめ:面接服装のポイントを押さえて、自信を持っていどもう

面接の服装はスーツが基本であり、服装自由の場合でもスーツで行くのが無難です。スーツの選び方には5つのポイントがあり、清潔感、TPOに適した装い、体のサイズにフィットしているか、全身の統一感、面接に適したスーツであることが大切です。
キャリアや業種に応じて服装を工夫し、髪型やメイク、アクセサリーにも注意しましょう。最後に、全身のコーディネートを確認し、清潔感と印象を意識して面接にのぞみましょう!

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