十人十色のサポート方法。規則に縛られないENTの寄り添い力

通信事業への人材派遣に力を入れている株式会社ENT(エント)。通信事業のほか、事務・オフィス系、営業、接客といった幅広い職種を取り揃えています。「入口から出口へサポートする」という企業メッセージに込めた想いに迫るため、ENTのコーディネーター(※)である片山さんに話を聞きました。派遣社員さんへのサポート方法はコーディネーターそれぞれに任されているそうですが、「レスポンスの早さ」はENT全体で徹底的にこだわっているとのこと。そこには派遣社員さんの一番の味方になる、という熱い想いが隠されていました。
※ENTのコーディネーターは、派遣先企業の人事担当との窓口業務や就業中の派遣社員のフォローを行います

Interviewee

片山真未。株式会社ENTのコーディネーター。アパレルでの正社員経験や派遣社員経験を経て、2022年10月に入社。仕事で心がけているのはレスポンスの早さ。最近の趣味はサスペンスアドベンチャー系のゲームをすること。

企業情報

■企業名:株式会社ENT
■紹介可能エリア:全国各地にて紹介(関西、関東、四国、九州一円ほか)
■業界・職種:通信事業、事務・オフィス系、営業、接客など
■企業詳細:主に通信事業への人材派遣を行っている派遣会社
※2023年9月時点の情報です

いいときも、わるいときも、真っ先に思い出してもらえる存在になるために


――派遣社員へのサポートに関するENTさんのこだわりを教えてください。

片山 真未(以下、片山)レスポンスの早さですね。
ENTは共通の公式LINEを作っていて、派遣社員からの問い合わせ対応はENTのコーディネーターが行っています。返信されていないものがあれば「この質問に返信してないけどいつする?」と確認し合いながら、『その日中に返す』『1日置かない』というのを徹底しています。

「社会保険について」など誰でも答えられる内容はスピード重視。返信できる人が返信することもありますが、相談事や悩み事などはその連絡をしてくれた派遣社員の担当コーディネーターが、責任を持って対応します。

――レスポンスの早さ以外に何か決まり事は?

片山:特にありません。サポートの仕方や連絡の頻度などコーディネーターによって全然違うんです。コーディネーター1人ひとり特徴や強みが違いますし、担当する派遣社員の方もいろんな方がいます。いいと思えるサポートも他の人がやるとうまくいかない、なんてことは珍しくないので自分が一番ハマるスタイルでそれぞれやっています。

――なるほど。では、「早さ」にこだわる理由をぜひ教えてください。

片山:派遣社員のみなさんにとって、「どれだけ自分のことを見てくれているか」という指標になると考えているからです。レスポンスが遅いと(私は二の次なのかな?)って不安にさせてしまうこともきっとある。だから、レスポンスを早めることで「あなたのことを常に考えています」と、少しでも示したいんです。
いいときもわるいときも、ENTを思い出してもらうことが理想です。派遣社員のみなさんのいちばんの味方になる、というつもりで日々サポートしています。

 

派遣社員としてのキャリア。時には本人よりも真剣に考えることだってある


――派遣社員のキャリアアップについて、片山さんの考えを聞かせてください。

片山:本人に少しでもキャリアアップの意志があるならそれが叶う派遣先を紹介します。
先日面談をした方で「ぜひここに行ってほしい」と強く思うことがあって。その方の希望よりも入社日が1か月ほど遅くなることになったのですが、なぜその派遣先が合うと思ったのか私の想いを伝えたところ、「待ちます」と入社時期をズラしてくれました。今その方は紹介させていただいた派遣先でバリバリ活躍してくれています。

――派遣先でキャリアアップできるよう、片山さんはどんなことをされていますか?

片山:キャリアアップをめざす中で、何ができるようになればいいか派遣先と会話して明らかにすることです。
ある派遣先から「自分のことは十分できる。あともう少し周りを見られるようになったらリーダーになれる」と言われた派遣社員の方がいて。
次のステップに進んでもらいたい気持ちはありましたが、とても繊細な方だったので「ここを変えよう」と直接的に言うのはあまり良くないと思ったんです。

なので「最近入った新人さんどう?」とか「最初って何をしてもらえると嬉しかった?」という雑談から、「それやってみたら?きっと喜んでくれるよ」という話につなげて。変なプレッシャーとならないよう十分気をつけながらアドバイスをしましたね。
少ししてから派遣先の方に「よく声をかけてくれるようになった」と言っていただけたのはうれしかったですね。

――派遣社員の方の性格も熟知したうえでのサポートですね。よろしければキャリアアップに関するENTの具体的な実績を教えてください。

片山:オフィス系の職場で正社員として働きたい、という希望がある方に関しては、派遣先への直接雇用、つまり転籍も可能です。本人の希望と派遣先の希望をすり合わせながら調整していくのですが、希望の派遣先への転籍が難しいようであれば別の派遣先を探して紹介することもあります。
昨年でいうと、全国で合計5名の転籍をサポートしました。

正直、ENTの派遣社員でいてくれるほうがありがたいです。転籍するということは、会社の大事な人材が減ってしまうということになるので。ただ、そのスタッフの将来を考えた時に、正社員になりたいという気持ちがあるのであれば…応援しないわけにはいきませんよね。

 

正社員との格差を埋めるために。ENTだからこそできることは何なのか


――派遣という働き方にどんな問題を感じていますか?

片山
:こういう言い方が正しいのか分からないのですが、正社員との格差でしょうか。格差といっても色々あると思いますが、自分が会社に必要な存在であるかを実感できるかどうかもそのひとつかな、と私は思っています。

今は多くの企業が人手不足で、人材を求めている企業さんにとって派遣社員は大事な戦力です。だから派遣社員に対して感謝の気持ちは持ってくださっていると思うのですが、感謝の言葉を伝えていただけることって少ないように感じています。
会社に貢献している実感が持てないことで、自ら派遣社員であることに後ろめたさを感じてしまったり、正社員に対して壁や距離を作ったりしている気もします。

――片山さんの出番ですね。何か工夫していることはありますか?

片山:派遣先とたくさん会話することです。「うちのスタッフどうですか?」「どんな風にがんばってくれていますか?」って。
いい言葉がもらえたら「こういう評価をもらったよ、ありがとう」と派遣社員の方に伝えますし、ENTとしても派遣社員のみなさんのおかげで会社が成り立っているので、「あなたのおかげで私たちも頑張れているよ」とできるだけ感謝の言葉を口にするようにしています。

――気持ちの面での格差をなくしていくということですね。「雇用の安定」という点ではどうですか?

片山:ENTには全国で10名のコーディネーターがいます。そのうち営業を兼ねている人が3名いて、今月はコーディネーター、今月は営業と臨機応変に入れ替わります。
派遣先が少なくなると「営業強化の月」として派遣先集めに力を入れて、常にお仕事を紹介できる状態にしているので、契約が終了になった場合も何か特殊な条件がなければ次の派遣先をスムーズに案内できます。

契約終了の場合、30~31日前までに終了予告をして次の派遣先を探していきますが、どこもピンとこないと言われたら、1週間後にもう一度面談をします。1か月前に決まる方もいれば、2週間前、1週間前とギリギリ決まる方もいますね。

――粘りとタイミングが大事になりそうですね。

片山:時給を取るか、シフトを取るか、業務内容を取るか、妥協点もさぐって。3つほど候補先をあげて納得できる職場を探します。研修などのスケジュールの都合上、希望の入社日から1日2日ズレてしまうこともありますが、間を空けずに働けるように調整していきます。
少しでも納得できる職場で安定して働いてほしい。それが叶ったときサポートした甲斐があったと感じますね。

 

ENTのインタビューを終えて

片山さんはご自身も派遣経験者。派遣社員として働いていたときは、立場的にも仕事内容的にも苦しい部分が多かったと言います。
そんな苦しさを感じながらも、当時の担当コーディネーターにたくさん支えられ、苦しさを乗り越えられてきた経験から「次は私がサポートする立場」と、この職業を選んだそうです。

ENTではご自身の理想とするサポートを実行できている片山さんですが、他のコーディネーターさんたちも方法は違えども、派遣社員さんを支えたいという想いは共通しています。「レスポンスの早さ」はその表れです。
派遣社員さんを今よりもひとつ上、ふたつ上に引き上げるようなサポートを行うENTさん。そこに派遣社員さん自身の努力が加わることで、キャリアアップにつながっている方も大勢いるようです。
ENTさんであなたのキャリアや仕事人生をより良いものにしていきましょう。

 

▼ENTでジョブチェンジを叶えた方の記事はこちら

※インタビュー内容は、2023年9月時点のものです。

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