フリーターとして働く女性が正社員へ就職するためのポイントとおすすめの職種6選!
フリーターとして働く女性の中で、これから正社員として就職したいという方もたくさんいるのではないでしょうか?「正社員になれるのかな?」「何から始めればよいのかわからない」という方へ、フリーターから正社員として、女性が就職するためのポイントをご紹介します。
この記事では、フリーターの女性の割合や就職率、正社員との違いのほか、就職するための5つの方法やポイント、おすすめの職種などについて解説します。
目次
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フリーターの女性の就職は難しい?
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本題に入る前にそもそもフリーターの定義についてですが、実はフリーターは法律上定義された言葉ではありません。ただし、総務省統計局が実施する「労働力調査」においては、フリーターを以下のように便宜上定めて調査しています。
年齢が15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち次の者をいう。
- 雇用者のうち勤め先における呼称がパート・アルバイトの者
- 完全失業者のうち探している仕事の形態がパート・アルバイトの者
- 非労働力人口で、家事も通学のしていないその他の者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態がパート・アルバイトの者
年齢が15歳~34歳で学業などの本業が別になく、パートやアルバイトで働いている人もしくは働くことを希望する人をフリーターとしています。
では、上記を前提にした場合、フリーターに占める女性の割合はどれくらいなのでしょうか。また、フリーターから正社員として就職する人はどれくらいいるのか、見ていきましょう。
(参考:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果の概要」)フリーターにおける女性の割合
フリーター全体に占める女性の割合を、先の調査をもとに見ていきます。
フリーターの数は、2022年平均で約132万人となっています。そのうち男性は約61万人、女性は約71万人です。つまり、フリーター全体における女性の割合は、約53.8%となります。
なお、35~44歳のフリーターの総数は2022年平均で約52万人となっており、そのうち男性は約27万人、女性は約25万人です。フリーターの就職率
転職を希望するフリーターの女性は多くいます。それではそのなかで正社員を希望する人はどのぐらいいるのでしょうか。
転職を希望するフリーターを対象に、希望の就業形態を調査した結果のうち女性の結果を見てみましょう。■年齢階層別転職希望フリーターの希望する就業形態:女性
年齢 正社員 パート・アルバイト、契約社員、派遣社員 自分で事業を起こしたい 家業を継ぐ、内職、その他 不詳 20~24歳 72.3% 20.6% 2.0% 3.2% 1.9% 25~29歳 64.0% 25.4% 3.9% 6.4% 0.4% 30~34歳 60.8% 24.1% 2.2% 9.5% 3.5% 現在フリーターとして働いている女性のうち、6~7割が正社員として就職することを希望していることが分かります。
次にパート・アルバイト等の非正規雇用から正社員への移行率を見てみます。この移行率は、過去1年間に非正規雇用から離職した人のうち、企業間移動を伴う正社員への移行率です。■過去1年間に非正規雇用(15~34歳)から離職した人の移行状況
女性 男性 男女計 正規の職員・従業員 19.0% 37.8% 24.9% 非正規雇用
(パート・アルバイト・派遣・契約・嘱託など)43.0% 34.0% 40.2% 自営・経営 1.7% 2.1% 1.8% 無業 36.3% 26.1% 33.1% ■過去1年間に非正規雇用から離職した人の年齢別移行率:女性
年齢 正社員移行率 20~24歳 32.7% 25~29歳 25.5% 30~34歳 18.1% 正社員の移行率は男性37.8%に対して、女性は19.0%と低くなっています。また、年齢別に見ると、20代前半の移行率は3割を超えますが、年齢を重ねるごとに低くなっています。
フリーターが希望する転職先の雇用形態の多くは正社員ですが、実際に正社員へと移行できる可能性は高くありません。そのため、フリーター女性が正社員への就職を目指すのであれば、早めに就職活動を始め、きちんと準備をする必要があるでしょう。
(参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③ P70-73,78」)男女問わずフリーター歴が長いほど就職は難しくなる
フリーター歴と正社員への就職率には、どのような関係があるのでしょうか。
労働政策研究・研修機構によると、男女とも、フリーター歴が長くなるほど正社員になれた割合が低くなることが分かっています。
しかも、フリーター歴が1年を超えると正社員への就職率は大きく下がります。そして4年を境にまた大きく下がるそうです。
ここまでの結果から、企業側は年齢が若い人を積極的に採用していることと、フリーター期間が長くなると正社員への就職が難しくなることがわかります。
特に女性の場合は、結婚や出産を機に仕事を辞めたり、働き方を変えたりすることもありますので、正社員への就職を希望するなら、できるだけ早く就職活動を始めたほうが良いといえます。
(参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No199 2017 p135」)
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正規雇用(正社員)と非正規雇用者(フリーター等)の違いについて
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正社員として働く女性とフリーターとして働く女性では、さまざまな面で違いが生じてきます。ここでは、給料をはじめ福利厚生、休暇、雇用の安定性、社会的信用の5つについて見ていきます。
給料
厚生労働省の調査によると、雇用形態によって賃金には差があることがわかります。
正社員女性の平均賃金(※)が27万6,400円なのに対し、フリーター等の正社員以外の女性は19万8,900円となっており、ここから想定される年収は正社員女性の約330万円に対し、フリーター等女性は約235万円です。実に年間で100万円近い差があることがわかります。
フリーターの場合は長く働いても賞与や昇給がないことが多いため、どうしても正社員より年収が低い傾向にあり、収入アップが期待しにくいといえます。
(参考:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (6) 雇用形態別にみた賃金」)
※ここでの「賃金」は、6月分の所定内給与額の平均。「所定内給与額」とは、労働契約等であらかじめ定められている支給条件、算定方法により6月分として支給された現金給与額(きまって支給する現金給与額)のうち、超過労働給与額(各種手当など)を差し引いた額で、所得税等を控除する前の額をいう。福利厚生
福利厚生は、従業員やその家族の健康と生活の福祉を向上させるために、会社側が賃金以外の報酬やサービスを提供することをいい、法定福利厚生と法定外福利厚生があります。
法定福利厚生は、健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険などの社会保険で法律で定められている福利厚生です。社会保険料の一部は会社が負担します。
法定外福利厚生は、家賃補助や社員寮、社員食堂、資格取得支援、保養所、社員旅行、各種ホテルの利用割引、レジャー施設の割引など、企業が独自で設けているものです。
法定福利厚生は、法律上の条件を満たせばパート・アルバイトでも受けることができますが、法定外福利厚生は、企業によって正社員のみ適用する場合も多くあり、正社員との大きな差になる場合があります。休暇(有給休暇・産休・育休)
女性によっては、妊娠・出産という大きなイベントがある場合があります。産休や育休の取得は労働基準法によって定められており、パート・アルバイトでも取得することが可能ですが、会社によっては産休や育休をさらにサポートする制度を設けていることがあります。
これらは、パート・アルバイトでは受けられないこともあるため、正社員のほうが手厚いサポートがあるでしょう。
また、育休・産休を終えたあと、復帰できるかどうかもパート・アルバイトで働く女性にとっては不安要素のひとつです。
企業としては、育休・産休中に別の労働力を確保する必要があり、育休・産休からの復職時、過剰となる労働力をどうするか検討する必要があります。正社員と違い有期雇用がほとんどであるパート・アルバイトは、契約更新が行なわれない可能性もゼロとは言いきれません。
少しでも長く働きたい、結婚や妊娠・出産後も同じ企業で働きたいと思うのであれば、少しでも年齢が若いうちに正社員を目指すとよいでしょう。雇用の安定性
フリーターと比べて正社員の雇用が安定しているといわれる理由には、失業のリスクが低いこと、収入が保証されていること、福利厚生が充実していることの3つがあります。
正社員は雇用期間が限定されていないため、希望すれば基本的に定年まで働けます。もちろん、正社員でもリストラ、会社の倒産などで失業するリスクはありますが、それまでの経験を活かして転職先を見つけやすいというメリットもあります。
また、正社員のほとんどは月給制であり、毎月一定の収入が保証されています。しかし、フリーターの場合は多くが時給制のため、出勤日数や時間を減らされると収入も減ってしまいます。
さらに、正社員の場合は企業によって、退職金制度などがあります。その他にもさまざまな手当が受けられたり、サービスを利用できたりする企業が多く、これらが安定しているといわれる理由となっています。社会的信用
失業のリスクが低く、一定の収入が保証されている正社員は、フリーターと比較して社会的信用度が高いといえます。
もちろん、フリーターでも一定の収入があればクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりすることは可能です。しかし、自動車ローンや住宅ローンなど、金額が大きくなるほど、審査には正社員のほうが有利なのも事実です。
「正社員=きちんとお勤めしている」という印象がまだまだ世間的に根強く残っているため、フリーターでは自動車ローンや住宅ローンが組めないこともあります。
将来は自分の家を持ちたいと考えている場合などは、やはり若いうちに正社員として就職し、社会的な信用を得られるようにしたほうがよいでしょう。
ここまで5つの項目について正社員とフリーターを比較しましたが、長く働きたい、経済的にも安定した生活がしたいという女性こそ、やはり正社員を目指したほうが良いといえます。
次章で紹介する方法を参考に、少しでも早く就職活動を始めてはいかがでしょうか。
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フリーターの女性が就職する5つの方法
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フリーターとしてはたらく女性が正社員として就職を目指すには、どのような方法で就職活動をすればよいのでしょうか。ここでは代表的な就職活動の方法を5つ紹介します。
フリーターの女性が正社員として就職する方法は、一つではありません。無料で利用できるサービスもいろいろあるため、自分が利用しやすい方法を中心に併用しながら就職活動を始めるとよいでしょう。求人サイト・アプリで求人を探す
求人サイトやアプリは数多くありますが、多くの求人サイトは「未経験者歓迎」で絞ることができます。フリーターでも応募しやすい求人がみつけやすく、おすすめの探し方です。
一度登録すれば求人情報をメールで送ってくれる点も便利です。「まずはたくさんの求人情報を見てから考えたい」という場合は、活用してみるとよいでしょう。
もし、自分にもできそうな仕事の求人を見つけたら、積極的に応募してみてください。
バイトルNEXTは、正社員の経験がなくても、バイト経験を活かして次のステージへチャレンジできる「次へ進む」を応援するサイトです。まずは興味のある求人があるか検索してみましょう。現在のアルバイト先に就職する
フリーターから就職したいと考えたとき、一つの候補として挙げられるのが、現在のアルバイト先への就職です。現在働いている職場で、中途採用や社員登用制度に応募できるか確認してみましょう。
「社員登用制度」とは、パートやアルバイト、契約社員として働く労働者を、企業が正社員としての雇用に転換する制度です。
企業ごとに正社員登用に関する条件や基準が設定されていることが多く、それを満たせばフリーターから正社員になれる可能性があります。
ただし、フリーターとして長く勤めているだけで必ず正社員になれるわけではありません。企業側が「この人を正社員として採用したい」と思わなければ、当然就職には結びつきません。
無断欠勤や遅刻をしないのはもちろんのこと、積極的に仕事を覚えようとする姿勢があり、人間的に信頼できる人であれば、可能性はあるでしょう。
また、挨拶がきちんとできる礼儀正しい人であることや、仕事で成果を出せること、コミュニケーション能力があることなども求められます。社員登用制度のあるアルバイト先に変える
現在のアルバイト先の上司に社員登用制度があるかどうか確認し、もし制度がないのであれば、社員登用制度のあるアルバイト先に変えることを検討してもよいでしょう。
なお、社員登用制度を設けていなくても、社員登用の実績がある企業も数多くあります。制度の有無にかかわらず、その企業で正社員として働きたいという強い意志があるなら、一度相談してみましょう。就職支援サービスを利用する
民間には、就職・転職エージェントと呼ばれる無料の就職支援サービスがあります。未経験者歓迎の求人を多く取り扱う「若年層向け」のエージェントもあるため、フリーターの女性の方にもおすすめです。
ほかにも、業界や業種を限定しない「総合型」や、特定の分野や地域、職種などに特化した「特化型」もありますので、積極的に利用してみるとよいでしょう。
就職・転職エージェントでは、本人の希望や適性に沿った求人を紹介するため、カウンセリングを行なったり、応募書類の添削や面接対策のアドバイスを行なったりしています。
初めて就職活動をする方は不安に思うことが多いでしょうが、就職・転職エージェントなら適切なアドバイスがもらえるので安心です。ハローワークで紹介を受ける
就職・転職エージェントが民間の就職支援サービスであるのに対し、ハローワークは国が運営する就職支援サービスで、正式名称を「職業安定所」といいます。
ハローワークも無料でサービスを受けられるのは就職・転職エージェントと同じですが、ハローワークを通じて応募した際には、企業側は必ず面接をしなければならないという制約がある点は異なります。
また、ハローワークには地元の企業が多く登録していることもあり「地元で就職したいけれど求人サイトでは見つからない」という方にもおすすめです。
ハローワークでは職業の紹介以外にも、就職活動の相談や応募書類作成のサポート、職業訓練など、さまざまなサービスを利用できるため、うまく活用すれば地元での就職につながります。
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フリーターの女性が就職するためのポイント
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ここでは、フリーターとして働く女性が正社員として就職するために押さえておきたい4つのポイントを解説します。
社会人としてのマナーをしっかり身につける
就職活動中だけではなく、就職してからも必要になるのが社会人としてのマナーです。就職活動を始める前に、しっかりと身につけておきましょう。
参考にするのはビジネスマナーといわれるものですが、そのほとんどが社会人として身につけておきたい一般常識です。まずは、相手に不快感を与えないことが、最低限のマナーであると意識しましょう。
そのうえで身につけたい基本的なマナーは、以下の5つです。- ハキハキとした挨拶
上司や同僚、取引先の方にも安心感を与えます。 - 時間を守る
時間を守れない人は信頼を得られません。 - 報告・連絡・相談をする
ミスなく仕事を進めるうえで非常に大切なことです。 - コミュニケーションは丁寧に
結論→理由→経過の順で、簡潔にわかりやすく話しましょう。 - 整理整頓を心がける
個人情報保護や機密保持の観点からも、書類や情報の整理は重要です。
企業分析・自己分析をしっかり行なう
企業分析では、自分が志望している業界や企業についての理解を深めることが重要です。まずは、業界のサービス内容や仕組み、代表的な企業などについて調べる必要があります。
次に、企業の採用専門サイトなどから、社風や成長性、会社の基本情報などを把握しておきましょう。調べていくなかで質問事項などが出てきたら、面接で確認できるようにメモしておきます。
自己分析は、面接対策や書類選考対策、自分に合った企業選びができるようになることを目的として行ないます。やり方がわからない場合は、自己分析シートを活用するとよいでしょう。それにより、志望動機や自己PR、自分の強みや長所などが見えてくれば、自分に合った仕事探しができるようになります。採用の可能性がある求人に絞り込む
フリーターの女性が就職活動をする際は、採用の可能性が高い求人に絞り込んで探すのもポイントです。例えば「未経験者歓迎」や「学歴不問」の求人に絞って探してみましょう。
未経験者歓迎の企業では、社内教育や研修制度が整っている可能性が高いため、未経験でも入社後に必要なスキルを身につけられます。
応募資格に一定の学歴を求める企業もありますが、学歴不問の求人なら、学歴に不安がある方でも安心して応募できるでしょう。
アルバイトで培ったスキルを活かしたいなら、その経験を活かせる職種を選ぶのがポイントです。
例えば、接客の経験があるなら、同じスキルが必要な販売職や営業職、データ入力の経験があるなら事務職などで求人を探してみることをおすすめします。必要に応じて資格を取得する
正社員としての就職を目指すフリーターの女性の場合、仕事に活かせる資格を取得するのもおすすめです。ただし、むやみに資格だけ取るのではなく、希望する仕事に必要な資格を取得することが大切です。
例えば、事務職として働きたい場合は日商簿記検定やMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)、不動産業界なら宅地建物取引士、IT業界ならITパスポートなどの資格があります。
もちろん、必ずしも資格がなければ就職活動が不利になるというわけではありません。企業側が資格の有無をそれほど重視していないケースもあるからです。入社前の資格取得は必須ではなく、「評価するうえでの加点要素」ととらえたほうがよいでしょう。
まずは自分がやりたい仕事をいくつかに絞り、その仕事に必要な資格があれば、取得を目指してみるのもよいでしょう。 - ハキハキとした挨拶
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フリーターの女性の就職におすすめの職種
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ここでは、フリーターの女性におすすめの職種を6つ紹介します。いずれもフリーターから就職できる職業の代表例ですが、自分の性格や興味のある分野、これまでの経験などと照らし合わせて決めるとよいでしょう。
営業職
営業職は、自社商材の購入をお客様に促して、契約を取り付ける仕事です。未経験者歓迎の求人が多く、特に必要な資格もないため、フリーターの女性が就職しやすい業種といえます。
場合によっては契約数次第でインセンティブ手当がつくため、努力すれば高い給与を得られる可能性も十分にあるでしょう。学歴よりも実力を重視する傾向にあり、やる気と熱意のある人に向いています。
営業職で求められる、顧客の潜在的なニーズをつかむための傾聴力やコミュニケーション力は、すべての仕事の基本となる能力でもあります。
転職する際にも役立つため、営業職で経験やスキルを積み、転職してキャリアアップを図るという選択肢が増えるのも魅力といえるでしょう。介護職
高齢者の生活サポートが業務の中心となる介護職は人手不足が深刻なため、未経験者を積極的に採用しています。そのため、フリーターの女性が就職しやすい業種といえます。
介護職の場合、資格がなくても働くことはできますが、業界全体が従業員の資格取得を推進する傾向にあるため、仕事をしながら介護関連の資格を取得できるというのが特徴です。
細かな気配りや対人スキル、体力が求められる仕事ではありますが、資格を取得すれば業務の幅が広がり、資格手当がつくため、キャリアアップや収入アップにもつながります。
また、人や社会の役に立てる仕事であることから、誰かの役に立つ仕事がしたいと考えているフリーターの女性におすすめの職種といえるでしょう。事務職
正社員としての就職を目指すフリーターの女性に圧倒的な人気がある事務職は、一般事務や営業事務、経理事務など、さまざまな種類があり、業務内容も異なります。
基本的にはどの種類の事務であっても資格やスキルは必要ありませんが、IT化が進んでいる現在では、パソコンのWord、Excelなどの操作スキルは身につけておいたほうがよいでしょう。
「MOS」(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格を持っていれば、基本的なパソコンの操作はできることを採用担当者にアピールできます。また、経理事務を希望するなら、日商簿記検定を取得しておくのもおすすめです。
事務職は基本的にはカレンダー通りの勤務で残業も少ないため、プライベートの時間も余裕があります。育休などに理解がある企業も多く、働くうえでのストレスは少ないでしょう。オペレーター
オペレーターとは、おもにコールセンターと呼ばれる場所で、お客様からの問い合わせを受けたり、商品に関する営業や調査などを行なったりする仕事です。
仕事内容は、お客様からの問い合わせを受ける「インバウンド業務」と、お客様へ電話をする際の「アウトバウンド業務」に分かれています。
オペレーターの業務は基本的にマニュアルが用意されているため未経験者でもできますが、取り扱う商品や担当する内容について覚えることがたくさんあり、最初は大変な思いをするかもしれません。
しかし、一度覚えてしまえば、あとの業務はスムーズに行なえます。対応はおもに電話やメールで行なうため、お客様と対面することはほとんどありません。
ただ、オペレーターは声だけでやり取りを行なうため、基本的なビジネスマナーを身につけることや、ビジネスマナーに沿った丁寧な言葉遣いをすることが求められます。販売職
モノやサービスを販売することが仕事である販売職は「未経験歓迎」や「学歴不問」の求人が多く、フリーターの女性が就職しやすい職種といわれています。
基本的にはコミュニケーション能力や、わかりやすく説明するスキルが求められる仕事ですが、知識や経験、スキルよりも人柄を重視する傾向があるため、適性があれば正社員になれる可能性は高くなります。
なお、企業や扱う商品により、接客スタイルや客層は異なるため、どの分野の販売職に就きたいか、どのような接客をしたいかを明確にしてから仕事選びをするとよいでしょう。
仕事での成果が認められれば、店長候補やマネージャーに昇進することも可能です。プログラマー
プログラマーとは、プログラム言語を用いてコンピューターを動かすさまざまなシステムや、ソフトウェアを作るための「プログラミング」を行なう仕事です。
男性が多く、未経験では無理な仕事というイメージのあるプログラマーですが、急速なIT化の影響で人材不足といわれており、未経験者の採用にも積極的な傾向にあります。
勤務先によっては入社後の研修制度が充実しているため、フリーターの女性でも就職しやすい職種といえるでしょう。
まったく知識がない状態で入社しても、研修を受けたり実務を積んだりしていくなかで、着実にスキルを身につけていくケースは少なくありません。
ただし、プログラマーの仕事は常に新しい情報を追うことが重要であり、きちんとスキルを身につけ、継続的に勉強することが求められます。
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まとめ:女性ならではの就活ポイントを押さえてフリーターを卒業しよう!
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アルバイトなどで生計を立てているフリーターの方のなかには、正社員として就職したいと願っている方も大勢います。
しかし、フリーターから正社員として就職するためには、男女を問わず、できるだけ若いうちに就職活動を始めることが鍵となってきます。フリーター歴が長くなり、年齢が高くなるほど、正社員としての就職率は下がっていきます。
今回ご紹介した就職活動をサポートしてくれるサービスなども参考に、正社員就職を目指し、フリーターを卒業しましょう。バイトルNEXTでは様々な条件で求人情報を検索することができます。興味のある業界や職業の正社員の求人をぜひ探してみましょう!
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