2023.11.09

面接の練習で押さえておくポイントと効果的な練習方法、流れを解説!

【専門的なスキル】履歴書の自己PRを作る際のコツや注意点などを紹介

面接では、自己PRや質問に対する回答だけでなく、立ち振る舞いやビジネスマナーなど、あらゆる点がチェックされるため、事前に面接の練習をしておくのがおすすめです。
しかし、練習といっても「どんな練習をすればいいのか分からない」という方は多いかと思います。

そこでこの記事では、効果的な練習をするためのポイントを全体の流れに沿って紹介します。しっかり練習して、自信をもって面接にのぞめるようになりましょう。

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実際に全体の流れを通して練習しよう

面接前には、質問の回答を準備しておくだけではなく、入室の仕方や挨拶など全体の流れを実際に練習してみることが大切です。
本番を想定して練習することで、応募先企業へ伝えるべきことや効果的なアピール、ビジネスマナーなどをしっかりと整理できるでしょう。

本番を想定した面接練習を繰り返せば、次第に自信が付いてきます。落ち着いた気持ちで本番にのぞむためにも、可能な限り練習を行いましょう。

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準備と練習をしておくポイント

準備と練習をしておくポイント

面接では、以下の5つが重要なポイントとなります。面接の結果を左右するといっても過言ではないため、練習の段階からしっかりと意識しておきましょう。

簡単でわかりやすい自己紹介

「自己紹介」と「自己PR」の違いを理解し、事前に回答を準備しておきましょう。

面接の自己紹介は、自分の情報を簡潔に相手に伝えるためのものです。「氏名」「現職もしくは前職の社名・部署・職種」「意気込み」の3つを伝えるようにしましょう。自己紹介が長いと次の質問に進まないうえ、内容もわかりづらくなってしまいます。自己紹介では、簡単かつわかりやすく伝えることが大切です。

自己PRは、自分の強みや長所をアピールするための質問です。採用担当者に「採用したい」と思わせられるよう、自分の性格やスキルをアピールしましょう。応募先の企業で活かせる強みをアピールできれば、より印象が良くなります。

よくある質問への回答

質問の内容は企業や職種によっても異なりますが、以下はたいていの面接で聞かれる「よくある質問」の一覧です。これらの質問に対する回答は、事前に準備しておくようにしましょう。

  • 自己紹介・自己PR
  • 志望動機
  • 転職・退職理由
  • スキルや能力、経験
  • 入社後の目標、キャリアプラン
  • 挫折経験
  • 勤務条件
  • 面接官への逆質問

よくある質問のなかでも、「自己紹介・自己PR」「志望動機」「キャリアプラン」は採用の判断に関わる重要な質問です。質問の意図を把握したうえで、最適な回答を準備しましょう。

<関連記事>
転職の面接でよく聞かれる100の質問と回答の例【質問の意図まで解説】

結論ファーストで簡潔に答える

質疑応答のときは、常に結論ファーストで答えることを意識しましょう。結論を最初に述べ、その後に理由や補足情報を説明するようにします。
話す時間は1分程度を目安にして組み立てましょう。
あまり長く話すと、一番伝えたいことが伝わりにくくなり、さらに「話を簡潔にまとめる能力がない」として、マイナスの印象を与えてしまいかねません。

「何を聞かれているのか」「どんな結論を話すのか」という2点を常に意識するとよいでしょう。

応募先の企業がどのような人材を求めているのかを調べておく

応募先の企業が求める人材を事前に知っておくことで、的を射たアピールができるようになります。
基本的には、どの企業も即戦力となる人材や、企業に大きく貢献してくれる人材を欲しがっています。
企業理念経営方針社風求められるスキル、経験などを事前に調べておき、企業が求める人物像をイメージしておくようにしましょう。

声は適度なトーンと大きさで

声が小さかったり、滑舌が悪かったりすると、伝えたい内容が相手に伝わらない可能性があります。
そのため、大きな声ではっきりと話す練習をしましょう。また、声の大きさだけでなく、話すスピードや話し方も重要です。速すぎず遅すぎず、落ち着いた雰囲気が伝わるスピードがよいでしょう。

一人で練習する場合は、スマートフォンの録音機能などを活用して自分の声を確認してみましょう。

入室や退室のときの所作

入退室の際のマナーはたくさんあります。すべてを意識するのは難しいため、入室から退出までの所作を何度も繰り返し、頭ではなく身体で覚えるようにしましょう。
一人で練習する場合は、練習風景を動画で撮影することで、正しくできているかを客観的に確認できます。

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面接全体の流れとおさえるべきマナーを把握する

面接の練習をするにあたって、全体の流れを6つの段階に分けて、それぞれの項目でおさえるべきマナーと気を付けるポイントを解説します。
面接が対面で行わる場合とWebで行われる場合があるので、それぞれのケースで説明します。

基本的な面接の流れ(対面)

基本的な面接の流れは以下の通りです。

  • 入室・着席・あいさつ
  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 質疑応答
  • 逆質問
  • 退室

入室・着席・あいさつ

入室~あいさつまでの流れは身体で覚えるまで繰り返し練習することをおすすめします。以下、流れについて解説します。

1.ドアをゆっくりとノックする
ドアを3回ノックします。ドアが開いたままになっている場合はノックはせず、手前で「失礼いたします」と声をかけてからお辞儀をします。

2.返事をしてドアを開ける
面接官から「お入りください」と言われたら「失礼いたします」と言いドアを開けましょう。

3.ドアを閉める
ドアは静かに閉めます。閉めるときは、後ろ手に閉めることはせず、振り返って閉めて下さい。

4.お辞儀をする
ドアを閉めたら、面接官のほうを向き丁寧にお辞儀をし、椅子の横までゆっくり進みます。

5.椅子の横に立ってあいさつをする
椅子の横に立ったら面接官を見てあいさつをしましょう。あいさつの後にもう一度お辞儀をします。

6.着席
面接官から着席を促されたら「失礼いたします」と伝えてから着席しましょう。

自己紹介

自己紹介のおおまかな構成と順番としては、まず始めに、自分の名前と略歴について説明します。具体的には、学歴や職歴、志望動機などを簡潔に述べるようにしましょう。
次に、自分の強みやこれまでの実績について話します。どのような経験をもとに、どのように企業に貢献できるのかをアピールしましょう。

最後に結びの言葉として、改めて自分の意気込みを伝え、面接官にポジティブな印象を持ってもらうよう心がけましょう。

<例>

○○大学工学部機械工学科の○○と申します。私はロボット工学における新しい動力伝達メカニズムの研究に専念してきました。

この経験を通じて、実験と分析に基づいてハードウェアを改良する能力を高めることができました。また、チームベースでの研究活動を進める中で、コミュニケーション能力と協調性も育んできたと自負しております。

私の知識と経験が、御社のさらなる研究開発に活かせればと考えています。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

志望動機

面接官が志望動機を聞くのは「応募者が自社で長期的に働いてくれるかどうか」を見極めたいからです。
特に「どうして当社を選んだのか」という点について明確な回答ができる人は、それだけ十分なリサーチを行い、企業文化に共感していると、好意的に受け取ってもらえます。
自社との相性がよく、長期的に働いてくれそう、と思ってもらえるので、志望動機をはっきりと伝えることが大切です。

<例>

御社を選んだ理由は、特に▲▲という独自で開発された人工知能技術に強く引かれたからです。
過去の職場でもAI技術に関わるプロジェクトに携わってきましたが、特に御社のこの技術が医療分野において示しているインパクト、具体的にはプロジェクト●●での患者データの高速解析能力や、それを用いた迅速かつ正確な診断支援に非常に感銘を受けました。

私はこれまでのキャリアでも、テクノロジーを使って社会課題を解決する仕事に従事してきましたが、御社のビジョン「テクノロジーで未来の健康を創る」は、私のキャリアと深く共鳴しました。

これまでの経験とスキルを活かして、特に●●プロジェクトをはじめとした、御社のこれからの挑戦に貢献していきたいと強く感じています。

質疑応答

質問に答えるときは、簡潔に答えるように心掛けましょう。余計な情報、関連する細かい話は省き「聞かれていること」だけに対して1~2分程度でまとめ、シンプルに答えるようにして下さい。
どうしても補足したいことがある場合は、まず聞かれていることに答えたあとに、続けて言うようにしましょう。

また、面接官が聞きたいと思っている内容に対して適切な答えをすることも大切です。
何を知りたいのか」という質問の意図を考え、それに沿った形で答えるようにしましょう。

逆質問

面接官から「質問はありますか?」ときかれる逆質問は、あなたの意欲や適性をしっかりとアピールするチャンスです。
「特にありません」と答えるのは非常にもったいないので、事前に質問をしっかり考えましょう。

上手な逆質問のコツは「わかりやすく」「ポジティブ」にすることです。質問は多くても3つまでにして、1つの質問につき聞きたいことは1つにすることを心がけましょう。
例えば、働くために必要だと思う情報を具体的に聞いたりすることで「働く意欲がとても高い」という印象を与えることができます。

上手な逆質問についてもっと知りたい、という方は「面接官からの逆質問は自己アピールのチャンス!効果的な例文やNG例も紹介」を参考にしてください。

退室

退室も「入室~あいさつ」と同じく、繰り返し練習して身体で覚えてください。

1.椅子に座ったままお礼を言いお辞儀をする
椅子を立つ前に、座ったまま「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」と言いお辞儀をします。

2.椅子の横に立ってお辞儀をする
椅子の横に立ち姿勢を正し再度お辞儀します。

3.ドアの前で面接官の方に向き直しお辞儀をする
ドアの手前まで歩いたら振り返り「失礼します」と言ってお辞儀します。

4.ドアを閉めて退室する
ドアを静かに閉めて退室します。

Web面接の場合

Web面接の場合も、基本的な流れは上で紹介した2~5のステップ(自己紹介→志望動機→質疑応答→逆質問)と同じです。
異なる点は入室と退室で、パソコンの前で待機となりそれぞれログインとログアウトになります。
入室・退室のタイミングについては、事前の案内や面接官の指示に従うようにしましょう。

Web面接ではタイムラグが発生する可能性があるため、相手の話を聞いてから一呼吸おいて話すよう心がけましょう。これにより、スムーズなコミュニケーションが可能となりますし、落ち着いた印象を相手に与えることができます。

面接前は、インターネット環境や使用する機器(イヤホンなど)が正しく動作するか事前に確認しておきましょう。直前に機材の不具合が分かった場合、面接自体ができなくなります。
替えの機器を注文しても面接日に間に合うように、2,3日前には確認するようにしましょう。

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効果的な練習のやり方

面接の練習は流れをイメージし、回答を書いて声に出すことが基本です。以下、具体的に解説します。

想定質問への回答を文章で準備する

面接官の質問や回答を想定し、内容を紙に書き出してみましょう。頭のなかの考えやイメージを文字にすることで、ざっくりとしていたものがより明確になり、わかりやすい回答が用意できます。書き方は、文章でも箇条書きでも問題ありません

回答を声に出して読みあげる

書き出した回答を、声に出して読みあげてみましょう。目の前に面接官がいることをイメージして、実際に回答するように読みあげるのが効果的です。

ただし、書き出した内容を丸暗記してしまうと、棒読みになったり、臨機応変に対応ができなくなる可能性があるのでおすすめできません。書き出した回答はあくまでも参考程度にとどめ、自分の言葉で話すことが大切です。

回答の長さは、1つの質問に対して1~2分が適当です。読みあげて長くなるようであれば、もう一度内容の整理をしてみましょう。

全体の流れを通しで練習する

書き出した内容を自分の言葉で伝えられるようになったら、入室から退室までの流れを通して練習しましょう。通し練習では、家族や友人に面接官役をやってもらったり、ハローワークや転職エージェントなどの面接練習を利用するとよいでしょう。

一人で練習する場合は、面接練習アプリを利用したり、練習風景を動画で撮影したりするのがおすすめです。

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事前に知っておきたい面接のNGマナー

事前に知っておきたい面接のNGマナー

面接では、参加者がビジネスマナーを身に付けているかどうかも問われます。以下のような振る舞いや動作は失礼にあたるため、注意しましょう。

<面接のNGマナー>

  • 遅刻する
  • 服装がだらしない
  • 挨拶をしない
  • 声が小さい
  • 言葉遣いが悪い
  • 話し方に癖がある
  • 座り方、姿勢が悪い
  • 相手の目を見ない
  • 話を最後まで聞かない
  • 落ち着きのない動作(髪を触る、爪をいじる、貧乏ゆすりなど)

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まとめ:前もって練習しておけば、緊張せずに自分を効果的にアピールできる!

面接は、あなたのスキルや適性を評価する大切なものです。面接の練習をしっかりすることで、本番の際に必要以上に緊張せずに、効果的に自分をアピールできるようになります。
ポイントは、具体的な面接の流れや注意点を理解し、質問に対する結論ファーストで簡潔な答えを用意することです。そして、できるだけたくさん練習をするようにして、自信を持って本番にのぞむようにしましょう。きっと合格を勝ち取ることができるはずです。
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