2023.09.14

履歴書の郵送に必要な切手はいくら?切手の正しい貼り方や郵送時の注意点

履歴書の郵送に必要な切手はいくら?切手の正しい貼り方や郵送時の注意点

履歴書を企業に郵送する際に心配になるのは、切手の金額が足りず、応募先の企業に届かず戻ってきてしまうことや、受け取る企業に不足分の料金を支払わせてしまうことではないでしょうか。
「いくらの切手であれば確実に届くのか」「どの封筒で送るのが正解なのか」を知っておけば、提出の不備やマナー違反で相手の心象を損なうこともありません。
この記事では、履歴書を郵送する際の切手料金の目安と確実に届くようにする方法、切手の貼り方や封筒のマナーを解説します。

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履歴書は140円切手で郵送できる

角形2号封筒で履歴書を郵送する場合、140円切手を貼っていれば問題なく郵送できます。
下記、重量目安にあるように「A4(A3二つ折り)履歴書・送付状・職務経歴書・クリアファイル・角形2号封筒」を合わせた重量は約60gです。
その他に提出書類があった場合でも、定形外郵便物(規格内)で100g以内に収まれば、140円の切手で郵送できます。

■封筒・クリアファイル・履歴書などの1枚あたりの重量目安

  サイズ 重量
封筒 角形2号 約18g
クリアファイル A4 約25g
履歴書 A3 約8g
職務経歴書 A4 約4g
送付状 A4 約4g

■手紙(定形外郵便物)の基本料金(抜粋)

郵便物の種類 重さ 切手料金
(郵便料金)
定形外郵便物(規格内)
サイズ:長辺340mm以内、短辺250mm以内、厚さ30mm以内
50g以内 120円
100g以内 140円
150g以内 210円

140円切手は郵便局のほか、コンビニでも購入可能ですが、店舗によっては140円切手の需要が他に比べて少ないこともあり、取り扱っていないこともありえます。確実に購入するなら郵便局の窓口が良いでしょう。

料金に不安がある場合は郵便局への持ち込みがおすすめ

自宅に重量計がない場合、正確な重さがわからず不安に思うかもしれません。そのような方は、履歴書を入れた封筒をそのまま郵便局へ持ち込みましょう。

郵便局であれば、窓口の担当者がサイズと重さを計測し、正確な切手の料金を計算してくれます。切手購入時に、その場で切手を貼り付けてもらうことも可能です。

ポスト投函は履歴書が折れる・濡れる危険も

履歴書など封筒に入った書類の郵送は、所定の金額の切手を貼れば必ずしも郵便窓口に行く必要はなく、ポスト投函が可能です。

ただし、ポスト投函の場合、集荷の際に履歴書が折れてしまったり、雨に濡れたりするリスクがあります。履歴書の提出期日ぎりぎりでポストに投函すると、タイミングによっては履歴書の提出が遅れてしまうかもしれません。

また、自宅での計量や切手料金の計算に間違いがあった場合など、料金不足で履歴書が応募先企業に届かない可能性もあります。履歴書を郵送する際には、基本的にポスト投函は避け、郵便局に持ち込むのがおすすめです。

郵便局の営業時間外なら「ゆうゆう窓口」も利用可能

現在の仕事の都合など、郵便局の営業時間内に窓口に行くのが難しい場合は「ゆうゆう窓口」がおすすめです。土日・営業時間外でも各種対応ができるサービスとなっています。

対応内容

  • 郵便物の差し出し(手紙、電子郵便、国際郵便物など)
  • 不在持ち戻りなど保管郵便物等の受け渡し
  • ゆうパックの差し出し
  • 切手、ハガキ、収入印紙の販売

(参考:日本郵便「ゆうゆう窓口・集荷に関する連絡先を調べる」)

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切手の料金は履歴書のサイズと重さで決まる

切手の料金は履歴書のサイズと重さで決まる

手紙やはがきなどを送る機会が少なくなってきた現代において、いくらの切手を購入するべきなのか、わからない方もいるのではないでしょうか。

就職活動の際、履歴書の郵送で一般的なのはA4(A3二つ折り)の履歴書を、角形2号封筒で送る方法です。ただし、アルバイトやパートなど履歴書を3つ折りにして郵送するなどのケースもありえます。
ここでは、郵送方法と料金目安の図解を下記に示しますので、参考にしてください。

■履歴書と封筒のサイズ別料金目安

履歴書と封筒のサイズ別料金目安

■手紙(定形郵便物・定形外郵便物)の基本料金(抜粋)

郵便物の種類 重さ 切手料金
(郵便料金)
定形郵便物
サイズ:長辺235mm以内、短辺120mm以内、厚さ10mm以内
25g以内 84円
50g以内 94円
定形外郵便物(規格内)
サイズ:長辺340mm以内、短辺250mm以内、厚さ30mm以内
50g以内 120円
100g以内 140円
150g以内 210円
250g以内 250円
500g以内 390円

また、封筒やクリアファイル、履歴書の一般的な重さは下表を参考にしてください。あくまでも参考なので、発送の前には自宅または郵便局で郵送物の重さを量るようにしましょう。

■封筒・クリアファイル・応募書類の1枚あたりの重量目安

  サイズ 重量
封筒 角形2号 約18g
長形3号 約5g
長形4号 約3.5g
クリアファイル A4 約25g
応募書類 A3 約8g
B4 約6g
A4 約4g

A4履歴書を郵送する場合

A4サイズ(A3二つ折り)の履歴書を折らずに入れる場合「角型2号」の封筒を使用します。この封筒は縦332mm×横240mmのため、縦297mm×横210mmであるA4サイズの履歴書がきれいに収まります。

履歴書はA4サイズだけではなく後述のB5サイズのものもありますが、履歴書に同封することが多い職務経歴書や送付状はA4サイズが一般的です。
折り目がたくさんつくと読みにくくなるため、アルバイト・パートや派遣会社への書類を除き、履歴書を3つ折りにすべきではありません。
そのため履歴書の郵送は、基本的に角形2号で行うと考えておけば問題ないでしょう。

この場合の郵便物のサイズは「定形外郵便物(規格内)」にあたります。履歴書を送る際に同封する送付状と職務経歴書、クリアファイル、封筒を合わせた重さは、50gは超えるものの100g以内に収まるのが一般的なため、140円の切手を貼って送ることになります。
実際に郵送するときには事前の重さの確認が必須になりますが、目安として覚えておくとよいでしょう。

B5履歴書を郵送する場合

B5サイズ(B4二つ折り)の履歴書であれば「角型4号」の封筒に入れることができます。この封筒のサイズは縦267mm×横197mmで、郵便の種類は「定形外郵便物(規格内)」です。「角型2号」で送るときと同じく、貼る切手料金の目安は140円となります。

ただし、企業に提出する応募書類が履歴書だけというケースはほとんどなく、多くの場合で送付状や職務経歴書、ポートフォリオといった書類を同封する必要があります。
なかでも、職務経歴書は一般的にA4サイズで作成するのがルールのため、角型4号で送る場合、職務経歴書などの書類を折って封入することになってしまいます。

そのため封筒は、B5の履歴書のみを郵送するといったような特別な事情がない限り、A4サイズに対応した角型2号を利用するのがいいでしょう。

三つ折りにした履歴書を郵送する場合

履歴書は、もともと二つ折りの状態で販売されており、これ以上折らないで提出するのが原則ですが、3つ折りにすることが許される場合があります。それは、アルバイトやパートタイマーの募集のほか、派遣会社、人材紹介会社に履歴書を提出する場合です。

3つ折りにした履歴書を郵送する場合には「長形4号」や「長形3号」の封筒に入れ、定形郵便物として送ることが可能です。
履歴書1枚であれば基本84円の範囲に収まりますが、送付状や職務経歴書なども入ると25gを超える可能性もあります。その場合、切手の金額は94円です。

同封する書類の枚数が増えれば、綺麗に折ることは難しくなり、見映えもよくありません。履歴書1枚だけを送るのではない場合は、角形2号で、必要以上に折らずに送るのがおすすめです。

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履歴書の封筒に切手を貼る際の注意点

履歴書の郵送にかかる切手料金について整理してきました。続いては、切手の選び方や貼り方など、細かな注意点を解説していきます。

切手は普通切手を使用する

履歴書を郵送する場合、切手は普通切手を選ぶのが無難です。
履歴書はビジネス書類の一つです。記念切手やキャラクターが描かれた切手など、派手なデザインの切手はビジネスの場にふさわしいとはいえません。派手なデザインの切手を貼ることで「非常識な人だ」と悪い印象を与える可能性もあります。

慶事切手などと間違わないように注意

結婚式の招待状などに使用する「慶事切手」と間違わないように注意しましょう。
そもそも慶事切手の種類は、52 / 82 / 92円となっており、履歴書を郵送するには基本的に料金不足です。デザインも華やかなものが多く、ビジネス書類にはふさわしくありません。

切手の貼り付け位置は左上

切手は、必ず封筒の左上に貼るようにしましょう。ただし、ほかの郵便物とふれたときにはがれてしまうおそれがあるため、封筒の左上からある程度の余白を残して貼るのがおすすめです。

■切手を貼る正しい位置

切手を貼る正しい位置

 

また、切手が斜めになっていたり、しわが入っていたりすると印象が悪くなることがあります。切手は封筒の左上に、まっすぐていねいに貼るようにしましょう。

切手を複数枚貼る場合は2枚まで

自宅に切手のストックがある場合、必要な額ぴったりの切手ではなく、手持ちの切手を複数枚合わせて貼ることで済まそうとする方がいます。その場合は、2枚までとしたほうが無難です。

あまりに多くの枚数の切手を貼ることは、見栄えが悪くなり、印象の悪化を招きます。
例えば、手持ちの切手を使用して140円分にしようとすると、100円・20円・20円となってしまい見映えが悪いなどです。

2枚貼る場合は、縦に並べ、料金が高いものを上に貼ると見映えが良くなります。

■2枚の切手を貼る位置

2枚の切手を貼る位置

多めに切手を貼っておくのは避ける

郵便窓口に行く時間がなく、料金不足が心配な場合に「多めの切手を貼っておけば問題ない」と考える方もいます。もちろん多い分には、郵送してもらうことは可能ですが、必要な切手料金はきちんと計測すればわかることです。

84円切手で郵送できる履歴書に140円切手を貼るなど雑な対応をすると、採用担当者に「常識がない人」「コスト意識が低い人」というイメージを与える可能性もあります。そのため、なるべく正しい料金分の切手を貼りましょう。

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履歴書の郵送方法の種類と料金

履歴書の郵送に利用する方法には「普通郵便」のほか「速達」「簡易書留」「特定記録」「レターパック」などがあります。ここでは、送付方法のおもな特徴や料金について解説していきます。

■郵送方法の特徴とおすすめ度

郵送方法 特徴 おすすめ度
普通郵便
  • 追加料金は不要
  • 特別な事情がない限りおすすめ
★★★★★
速達
  • 提出締め切りが迫っている場合など急ぎで提出したい時に
  • 追加料金290円(250gまで)
★★★
特定記録
  • 配達完了を確認したい時に
  • 追加料金160円
★★★
レターパック
  • 370円/520円と高額
  • 書類の破損リスクが少ない、追跡サービスで到着状況を確認できる
★★
簡易書留
  • 配送の記録を残せるが企業担当者が直接受け取る必要がある
  • 企業に手間をかけるため印象マイナス

普通郵便:一般的な履歴書の郵送方法

履歴書を郵送する際には、普通郵便を利用するのが一般的です。正しい住所が記入されていれば、特に問題なく企業のもとに届きます。
特別な事情がある場合を除き、追加料金のかかる簡易書留や速達などを利用する必要はないと考えていいでしょう。

速達:提出期限が迫っているときに利用したい

履歴書の締切りが近い場合など、少しでも早く送りたい場合には速達を利用しましょう。速達はその名のとおり、普通郵便よりもできるだけ早く届けるというサービスです。
速達として扱ってもらうための追加料金は290円です(250gまで)。基本料金に速達料金を足した額の切手を貼り、封筒の表面に朱書きで「速達」と記入したうえで、ポストに投函すれば完了です。

速達は、郵便物の投函時間と送付先によっては当日届くこともありますが、届け日に関する保証はありません。また、期日ぎりぎりに履歴書が送られてきた場合、採用担当者が「仕事も納期ぎりぎりで提出しそうだ」とマイナスイメージを抱く可能性もあります。提出期限には余裕を持ち、できるだけ普通郵便で送ることをおすすめします。

特定記録:郵便物の配達完了を確認したいときにおすすめ

履歴書がきちんと企業に届いたかどうかを確認したい場合には、基本料金に160円を追加して、特定記録を利用しましょう。特定記録とは、受領書に記載されたお問い合わせ番号から、郵便局のサイト上で追跡サービスを利用できるサービスです。

この方法では、郵便物は受取先の郵便箱に届けられるため、企業の担当者が受領印を押すといった手間もかかりません。企業の立場を思いやるといった観点からもおすすめの方法です。

レターパック:折れ曲がる心配がないが高額

レターパックは、専用の厚紙封筒を使った追跡付きの郵送方法です。レターパックで郵送する際の料金は配達方法などによって異なり370円または520円となります。普通郵便と比べると2倍以上の料金がかかるため、履歴書の郵送で利用するケースはあまりありません。

とはいえ、履歴書が折れたり雨に濡れたりするリスクが少ない、履歴書が到着しているか郵送状況を確認できるといったメリットもあります。
ポートフォリオなど履歴書以外にも大切な書類があり、履歴書が届いたかどうかしっかり確認したいときは、レターパックの利用を検討してもよいでしょう。

簡易書留:配送履歴を確認できるが応募企業の負担に

履歴書を確実に手渡しで配達してほしい場合には、簡易書留を利用する手があります。簡易書留とは、郵便局に出した記録と、相手に配達した記録が残ることから、万が一届いていないという事態が起こったときに、履歴をさかのぼって確認することができる郵送方法です。基本料金に320円を加算することで利用できます。

とはいえ、簡易書留は、受取先が受領印を押す手間がかかるため、その手間から企業によっては応募者に対する印象が悪くなるおそれもあります。企業への迷惑や与える印象を考えるなら、特に指定がない限り、利用するのは避けたほうがよいでしょう。

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まとめ:切手の料金や郵送時のマナーを事前に理解し、余裕を持って履歴書を準備しよう

今回の記事では、履歴書の郵送に必要な切手料金や封筒、郵送方法のマナーなどを解説しました。履歴書は、求人応募において「相手に届かないと選考が始まらない」書類です。応募先の企業に良くない印象を与えることのないよう、基本的なルールやマナーをおさえておきましょう。
履歴書の郵送では、冒頭で述べた通り、A4の履歴書なら普通郵便で140円切手があれば、基本的に問題なく届くことを覚えておいてください。さらに提出日ぎりぎりではなく余裕を持って準備、郵送することで、万一問題があっても履歴書を再送するなどのリカバリーを行うことが可能です。

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