2023.08.09

封筒で履歴書を送る際の正しい宛名の書き方を解説

封筒で履歴書を送る際の正しい宛名の書き方を解説

就活では重要な履歴書ですが、近年ではファイルとしてメールに添付するなど、企業からの指定によって提出する方法も多様化しています。
今回の記事では、履歴書を封筒で送る場合の宛名や、封筒の正しい書き方について詳しく解説しています。宛名は「採用担当者様」で失礼にならないのか、特に医療関係の求人では、採用担当者が病院の院長ということも多く迷うケースは多いでしょう。
履歴書を郵送しなければならないが、宛名や封筒をどのように書いたら良いかわからない、と悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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履歴書を封筒で送る際の宛名は「採用担当者様」が正しい?

履歴書を送る封筒の宛名は「採用担当者様」がいつも正しいのでしょうか?
これは、採用担当者の名前がわかる場合とわからない場合とで書き方が異なります。
以下、名前が全くわからない、苗字だけわかっている、フルネームがわかる、といった3つのパターンについて解説していきます。

採用担当者の名前がわからない場合

採用担当者の名前がわからないからといって、封筒に「会社名+御中」の記載では、どの部署で対応する書類なのかわからないためNGです。
担当者の名前がわからなければ、宛名は「会社の正式名称 採用ご担当者様」と記載するのが一般的です。
部署名などがわかっていれば、宛名には「会社名+部署名+採用ご担当者様」といった順に記載します。
また、企業名に御中をつけて担当者名にも様をつけると二重敬語になってしまうため注意が必要です。

苗字だけわかる場合

採用担当者の苗字だけわかる、というような場合「会社の正式名称 所属部署名 〇〇様」と書きましょう。このような場合では、苗字だけの記載でも問題ありません。会社名には御中をつけず、部署名、苗字という順で記載します。当然のことながら、苗字には必ず「様」をつけましょう。
届けてほしい相手の苗字といった情報の記載があれば、規模の大きい会社で書類が迷子になってしまうという事態を避けることができます。

フルネームがわかる場合

採用担当者の名前について、フルネームでわかっている場合には、必ずフルネームで記載して「様」をつけましょう。記載例としては「採用担当 〇〇〇〇様」となります。これは、会社内で同じ苗字の社員がいる可能性もあるためです。
また、宛名が2人になる場合は、それぞれの個人名を記載するのが一般的です。
このような場合では「担当者様」ではなく「担当者各位」と記載することもできますが「様」と「各位」を同時に使うと二重敬語になってしまうため注意が必要です。

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役職がわかる場合の宛名の書き方

役職がわかる場合の宛名の書き方

医療法人の求人では、理事長や院長といった方が採用責任者である場合も多いでしょう。
ここでは、社長や院長、部長、課長など、採用担当者について役職がわかっている場合の宛名の書き方について紹介します。

社長の場合

採用担当者が社長の場合、氏名の前に「代表取締役」と書きましょう。
同様に、病院や学校といった法人の理事長や、部長、課長のような役職についても、氏名の前に肩書きを書きます。ただし「〇〇理事長様」のように役職名+様と書くのは二重敬語となるためNGです。

部長や課長の場合

採用担当者の部署名がわかっていて、部長や課長といった役職がわかっている場合であれば、宛名には「部署名 役職名 (担当者の氏名)様」の順で書くと良いでしょう。
こちらも、担当者の氏名+役職名+様の順では二重敬語になるため、失礼にならないよう記載する順番には特に注意が必要です。

部署やチーム全体が採用担当の場合

採用担当が個人の担当者ではなく部署やチーム全体となっている場合は「会社の正式名称+採用担当係もしくは課+御中」と書きましょう。
一般的に「様」は個人宛「御中」は組織への敬称として使い分けします。
そのため、採用担当が複数いる場合は「様」ではなく「御中」を用いると良いでしょう。

病院の院長の場合

医療関係の求職活動では、病院や介護施設といった医療法人に応募することが多いでしょう。
その場合も企業と同様に、ホームページなどの情報を確認した上で、採用担当者が理事長や院長で、募集要項に指定が無ければ「院長 〇〇様」のように記載します。
また、採用担当者がわからなければ「医療法人 〇〇会 〇〇病院 採用担当者様」といった表記で問題ありません。

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履歴書を送る際の封筒の書き方

ここまでの内容で、宛名の表記方法については理解できた方も多いのではないでしょうか。
封筒に入れた履歴書は、一般的には郵送で企業へ送ることになりますが、郵送方法のマナーについては、社会人として知っておいて損はありません。
ここからは、履歴書を入れる封筒の正しい書き方について紹介します。

■封筒の書き方

封筒の書き方

郵便番号の書き方

封筒に郵便番号の記入欄があれば、数字は必ず中に納まるように書きます。
0や6、1や7など、見分けがつきにくい可能性のある数字には特に注意しましょう。
見間違いや、郵便局での機械の読み取りミスなどを避けるためにも、丁寧に読みやすい数字を記入します。

宛先の住所の書き方

宛先の住所については、都道府県から全て正確に書きます。
同一県内に住んでいると、ついうっかり都道府県名は省略しがちです。
「丁目」や「番地」や「号」といった部分も、記号「ー」や「の」で省略せずに、正式なものを書きましょう。

企業名の書き方

先方の会社名についても必ず正式名称で記載します。
(株)などの略字はNGで、株式会社が「前についているか」「後についているか」も間違えないようにしましょう。
社名にアルファベットやカタカナが使われている場合は、封筒を横書きにした方が良いでしょう。

宛名の書き方

中央に大きく記載するのが宛名になります。
ここでは全てひと続きに書かずに、会社名と担当者名で2行に分けて書くとバランスが良いでしょう。
「御中」や「様」といった敬称についても注意が必要です。

「履歴書在中」「応募書類在中」の書き方

履歴書を入れた封筒には、就職活動の応募書類とわかるように「履歴書在中」や「応募書類在中」という文言を赤色で書いておくことも大切です。
郵便物の担当者がすぐにわかるように、文字を赤色の長方形で囲んでおくと良いでしょう。

日付の書き方

発送する日付についてですが、これは「封筒に必ず書かなければならない」という項目ではありません。
企業から指定が無ければ記載は不要です。
日付を記入する場合は、縦書き、漢数字、西暦・和暦は中の書類と統一させると良いでしょう。

差出人名の書き方

差出人の住所、氏名については、左下のスペースを使います。
記載する住所は、発送場所の住所などでなく履歴書と同じ現住所で、宛先の時と同様に省略せずに都道府県から縦書きで書きます。そして、住所の左横に氏名を記入しましょう。

封字の書き方

書類を入れて、封を糊付けして閉じる時には、封字として中央に「〆」を書き入れます。
これは「×」や「メ」といった「バツ」やカタカナの「め」と勘違いしやすいところですが「しめ」という和製漢字です。
個人情報に関わる書類には「誰も開封していません」という意味を表すために、このような締めマークを入れることがマナーとされています。
簡略化せずに「締」と書いても問題はありません。

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封筒の宛名は横書きでも問題はない

近年では、応募書類を送付する際、封筒の書式は、横書きでも縦書きでも良いとされています。
封筒の宛名は、履歴書よりも先に採用担当者の目に触れることになります。
採用担当者に好印象を与えるためにも、できるだけ見やすくきれいに見える向きにするのもひとつの方法です。
例えば、送付先の会社名が英語表記だったり、住所にアルファベットやカタカナが使われていたり、ということであれば、横書きにした方が自然な仕上がりになるでしょう。
また、企業から指定された封筒が洋封筒であれば、宛名は横書きで書きましょう。

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まとめ:書き方のポイントを抑え、好印象を与えましょう!

履歴書を封筒で送る際の宛名や、封筒については、敬語のルールやビジネスマナーを守ることが大切です。
封筒の宛名が読みやすく書かれていれば、縦書きでも横書きでも、採用担当者の元に届いた時にも、好印象を与えることができます。逆に、会社名が間違っていたり、住所を略していたり、敬語のルールを守っていなければ、それだけで非常識だと判断されかねません。
宛名書きで大切なポイントは正確かつ丁寧に書くことです。いきなりキレイに書ける自信が無ければ、封筒と同じサイズの紙で試し書きをしてみて、文字のバランスを考えてから書いてみるのも良いでしょう。
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今回の記事を読んで、履歴書の宛名がスムーズに書けるようになったら、バイトルNEXTで気になる企業の求人情報を検索!積極的に応募してみましょう。

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