2023.09.15

【保育士】履歴書の志望動機の書き方を紹介!年代別のポイントも併せて解説

【保育士】履歴書の志望動機の書き方を紹介!年代別のポイントも併せて解説

保育士の転職活動やパート・アルバイトにおいて特に重要なのは、自身の熱意やスキルを的確に伝える「志望動機」です。書き方のポイントをおさえておくことで、職務への熱心な取り組み姿勢や、専門性をより明確に示すことができます。

そこでこの記事では、保育士の年代別や経験の有無による志望動機の書き方のポイントをわかりやすく解説します。志望動機の例文も紹介するので、転職を検討している保育士志望の方は、ぜひ参考にしてください。

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保育士の転職は志望動機が大切

志望動機は、新卒や中途採用を問わず、就職活動を行う際に確実に求められます。
では、なぜ履歴書や面接において必ず志望動機が問われるのでしょうか。

志望動機の役割

志願動機は、応募先の保育園のどのような面に興味を持ち、魅力を感じたのかを伝える役割があります。
保育園の環境や教育方針、取り組みなど、具体的なポイントについて述べることで、応募者がその園に適した人材であることをアピールできます。

また、応募先の保育園に対する深い理解度や関心をアピールするための材料としても重要です。
園の特徴や教育理念について綿密に調査し、自分なりの理解を深めることで、志願動機を通じてその知識や洞察力を示すことができます。

採用担当者は志望動機で何を知りたいのか

採用担当者は、応募者が仕事に真剣に取り組む意欲や熱意を持っているかどうかを確認したいと考えています。
そのため、保育の仕事に対する情熱や、子どもたちの成長に対する強い関心などを示すことが大事です。

また、応募者が園の求める人材像とどれだけマッチしているかも、採用担当者が重要視するポイントです。保育園は、特定の教育理念やカルチャーを持っており、それに適合する人材を求めています。
志願動機を通じて、応募者がその園の価値観や方針に共感しているかをチェックし、適切な人材かどうかを判断しようとします。

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保育士の志望動機を書く際の注意点とは

保育士の志望動機を書く際の注意点とは

保育士が志願動機を書く際に注意すべきポイントは、新卒から中途の再就職、正社員やアルバイトなど、どのキャリアにおいても共通しています。

志望動機を書く際の注意点を2つ紹介します。

条件や待遇を志望動機に入れるのはNG

志望動機に条件や待遇に関する記述があると、応募者が単に条件面だけに興味を持っているような印象を与えてしまう可能性があります。
志望動機は、自身の保育士としての情熱や専門性、仕事への深い関心や意欲を伝えるものです。

給与や福利厚生に触れてしまうと、志望動機が表現すべき内容から逸脱し、採用担当者により重要な情報が届かない可能性があります。給与や福利厚生に関する詳細は、面接など適切なタイミングで話しましょう。

抽象的ではなく具体的に書く

志望動機を書く際には、具体的な内容を盛り込むことが重要です。たとえば「子どもが好き」という一般的な志望動機は、あまりに抽象的で具体性に欠けるため、印象を薄くしてしまう可能性があります。

自身の幼少期や学生時代における、保育士を志すきっかけになった具体的な体験やエピソードを交えて書くことで、志望動機を豊かな内容で裏付けることができます。

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保育士の志望動機の基本的な書き方

志望動機は、基本的にはまず結論を書き、次に説得力のある根拠を書くという順で文章にすると、読みやすく相手に伝わる文章となります。

このことを踏まえた上で、保育士の志望動機を書く際に、おさえておきたい基本的な書き方のポイントを2つ紹介します。

保育士になった理由を明確にする

志望動機を伝える際には、まず自身が保育士になるきっかけを振り返り、その動機を具体的に説明すると効果的です。
「子どもが好きだから」という一般的な表現でも、その背後にある「なぜ好きなのか?」という理由を具体的なエピソードと共に説明することで、説得力のある内容として表現できます。

たとえば「幼少期から大家族で育ち、小さい妹や弟の世話をしながら育ちました。その中で、小さな子供たちと接する楽しさと成長の喜びを実感しました。この経験から、子どもたちの成長をサポートする仕事に感心を抱くようになり、保育士の道を目指しました」

といったように、抽象的な動機だけでなく、具体的な体験談を交えることで、オリジナルな志望理由となるでしょう。

なぜその園を志望したのかを明確にする

単に応募先の園の特徴を述べるだけでなく、自身の意見を加えて具体的に説明することが大事です。採用担当者は、園に対する応募者の理解度や関心を評価するため、ホームページなどの情報を活用して具体的な根拠を示しましょう。

園の特徴や取り組みに対して、なぜそれに賛同するのか、どのような理由から魅力を感じるのかを具体的に記載することで、自身の考えや感情を明確に伝えることができます。

その他の業種・職種の例文付きの履歴書の書き方を知りたい方は「【履歴書の志望動機】職種・業界別の例文完全まとめと好印象な書き方の鉄則」を参考にして下さい。

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【年代別】保育士の志望動機を書く際のポイント

【年代別】保育士の志望動機を書く際のポイント

保育士の志望動機は、キャリアや年代によってアピールポイントが異なります。ここでは、年代別に志望動機を書く際のポイントを解説します。

20代

20代の保育士の場合、自身の実績やスキルよりも、保育士としての熱意や展望をアピールすることが重要です。
「子供と接することが好き」といった抽象的な理由ではなく、自身の経験などを通じて、保育への情熱を語りましょう。

また、過去にアルバイトやボランティアなどで保育現場の経験がある場合は、その経験にも触れましょう。具体的な発見や学び、どのような保育士になりたいかという目標を説明することで、志望動機に説得力が生まれます。

30代

30代の保育士が志願動機を描く際には「これまでの経験から学んだことをどのように応用できるか?」がポイントとなります。
その際「前職の経験を生かしたい」という抽象的な表現ではなく「どのような気づきを得たのか?」「保育活動にどのようなアプローチを取り入れたのか?」「新しい保育園でどのように貢献できるか?」などを明確にアピールすることが重要です。

過去に獲得したスキルや知識を洗い出し、それらを転職先の保育園でどのように活かせるか、一度整理してみることをおすすめします。

40代以上

40代以上の保育士には、知識やスキルだけでなく、マネジメント能力や指導力なども要求されます。
新卒指導や主任としての経験など、周囲を巻き込んだ経験を盛り込むことが大事です。その際「どのような方法で指導したのか」や「どの点に重点を置いて取り組んだか」など、具体的な行動や取り組みを詳しく示すことで、良い印象を与えることができます。

また、ベテラン保育士の場合、後輩指導や組織運営において課題や悩みが生じることもあるでしょう。志望動機には、そうした「悩みの経験」や「克服したエピソード」も盛り込み、その時の気付きや解決策などを書くことで、洞察力や成長をアピールすることができます。

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保育士経験の有無による志望動機の書き方のポイント

志望動機は保育士としての経験があるかどうかによっても異なります。経験者と未経験者、それぞれの志望動機の書き方のポイントについて紹介します。

保育士経験者のアピールポイント

保育士経験者の方がアピールする際のポイントは、年代や状況に応じたスキルや経験を具体的に強調することです。若い保育士は柔軟性や新しいアイデアをアピールすることができます。一方で、ベテランの方はマネジメント経験や専門知識を強調することで、貢献度をアピールできます。

また、ブランクからの再就職の場合、子育て経験があればその経験も重要なアピールポイントになります。子育てを通じて培った子どもとのコミュニケーション力や忍耐力、個々の成長をサポートするスキルなどを強調しましょう。

保育士未経験者のアピールポイント

保育士未経験者の場合、保育士資格を取得する過程のエピソードを具体的にアピールすることが重要です。
資格取得に至る動機や努力、学びの経験を語り、その過程で培った専門知識やスキルを強調しましょう。

また、素直で学ぶ意欲があり、成長やスキルの向上に積極的に取り組む姿勢をアピールすることも重要です。
過去の経験や実績に縛られず、新しい環境での学びと成長を追求する意欲を強調することで、採用担当者に対してポテンシャルや取り組み姿勢をアピールできます。

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保育士の志望動機の例文を紹介

年代別に保育士の志望動機の例文を紹介します。保育士未経験者の例文も紹介するので、自身が置かれている状況に合った例文を参考にして、志望動機を作成してみましょう。

20代は熱意をアピール

現在、私は〇〇保育園で働いておりますが、認可保育園という性質上、自治体が定める保育カリキュラムに基づいた保育が主体です。しかし、従来の枠にとらわれず柔軟な保育を実践したいという思いが強く、型にはまりがちな保育に対して一定の不安を感じております。

貴園は常に進化し続ける先進的な保育カリキュラムを取り入れていることで知られており、求人情報を拝見した際に、迷わず志望いたしました。

20代の保育士に関しては、ベテラン保育士のようなキャリアを期待されることは少ないです。そのため、熱意や将来への展望を率直に伝えるほうが、採用担当者に好印象を与えられます。

また、20代の保育士は、長期的な勤務を経験する前に転職するケースが一般的なため、その理由をきちんと志望動機に組み込むことが重要です。

30代は前保育園での経験をアピール

私は保育園で4年間勤務していました。保育士として子供たちと関わるだけでなく、シフトの調整や預かり料金の計算、お便りの作成など、幅広い事務作業にも取り組みました。その際、効率的な作業を心がけ、業務時間内で全てを遂行する努力をしてきました。

貴園が「保育園の時間を通じて多くの学びと成長を促したい」という少人数制の方針を掲げていることに魅力を感じ、志望いたしました。子供たちとのコミュニケーションを円滑に図るお手伝いを通じて、成長を支援する保育士としての役割を果たしたいと考えております。
現在の職場では、多くの元気いっぱいな子供たちと関わっているため、安全を確保するスキルと体力に自信を持っています。

前の保育園での経験は、応募者の専門知識やスキル、仕事への取り組み方などを示す重要な要素となります。
これまでの経験をアピールすることで、応募先の保育園で勤務する上で、信頼性と適性を示すことができます。

40代以上はマネジメント能力や指導力をアピール

現在の職場では、子供たちとの関わりだけでなく、新卒の指導を通じてより優れた保育園の形成にも取り組んでいます。私は新卒の教育担当として、今年で5年目を迎えます。保育園の品質向上と子供たちの成長を見守るために、優れた保育士の存在は欠かせないと思います。
そのため、貴園の新しい拠点での募集に応募しました。今後新卒採用が行われる予定とのことですが、新卒の指導を含めて、ゼロから良質な保育環境を確立するために貢献したいと考えています。

保育園全体に対するリーダーシップや新卒・若手の指導など、幅広い貢献が期待される存在であれば高く評価されるでしょう。

40代の保育士が志望動機を考える際には、単に個人の活躍だけでなく、周囲にどのような影響を及ぼし、保育園全体に貢献できるかが重要な要素となります。

保育士未経験者の志望動機の例文

私は大学時代にボランティアで地域の子どもたちと一緒に過ごす機会がありました。その中で、一人ひとりの個性や成長を感じることができ、彼らの笑顔を通じて保育の重要性を痛感しました。特に、ある子が自信をつけて初めて自分で絵を描けた瞬間は、私にとって忘れられない感動でした。このような経験から、子どもたちの成長を支える仕事に携わりたいと思い保育士を目指しました。体力には自信がありますので、積極的に仕事に取り組む姿勢を持ち、早く即戦力となるために努力いたします。

未経験者であっても、子どもたちとの関わりや成長を支援することに対する熱意や情熱をしっかりと表現しましょう。
なぜ保育士になりたいのか、どのような魅力を感じているのか、その熱意を具体的なエピソードと交えて伝えるのがポイントです。

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まとめ:保育士の志望動機ではキャリアに合わせて強みをアピールしよう!

保育士の志望動機を述べる際、条件や待遇面に触れずに自身の熱意や経験を具体的に表現することが重要です。さらに、年代に応じてアピールすべきポイントが異なることを意識しましょう。自身のキャリアに合わせて強みを引き立て、保育士としての貢献意欲をアピールすることで、採用担当者に良い印象を与えられます。

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