高卒の就職先おすすめランキング!人気の業界・職種一覧や探し方も解説!

高卒の就職先おすすめランキング!人気の業界・職種一覧や探し方も解説!

高卒で就職を考えている人にとって「本当に就職できるのか」「女性だとなおさら厳しいかもしれない…」という不安はつきものかもしれません。大卒や院卒と比べると高卒での就職は不利というネガティブなイメージを持つ方もいるでしょう。

この記事ではそんな方のために、高卒で就職した場合の実態について紹介します。高卒で就職をするメリット・デメリットをふまえて、将来についてよく検討してみましょう!

また、高卒の人が就活をするためのポイントや、就職しやすい業界や職種についても説明するので、ぜひ参考にしてください。

目次

高卒で就職先を探すのは現実的に厳しい?

まずは、高卒就職の実態について解説していきます。実は、高卒でもほとんどの就職希望者が内定を得ているうえに、就職率も高いのが特徴です。

高卒での就職内定率は大卒と比べても高い

文部科学省が令和5年3月に高校を卒業する人を対象に行った調査(3月時点)によれば、その年の就職内定率は98.0%と高い数字を誇っています。

一方で、大学を卒業する人を対象に行った調査(同年2月時点)での内定率は91.6%でした。高校在学中から就職活動を行い、卒業後すぐに就職する割合は大卒と比べても高水準といえるでしょう。
※参考:文部科学省「令和5年3月高等学校卒業者の就職状況(令和5年3月末現在)に関する調査について」、「令和5年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(2月1日現在)

高卒女性の就職率は男性とほとんど変わらない

就職率は、男女別で比較してもほとんど変わらないという結果が出ています。文部科学省の調査によると、令和5年3月高校卒業者の就職率は、男子が98.4%で女子が97.3%でした。

高卒の男女の就職率に大きな差はなく、女性だから就職が難しいというイメージが誤りであることがわかります。
※参考:文部科学省「令和5年3月高等学校卒業者の就職状況(令和5年3月末現在)に関する調査について

学歴フィルターにより大手企業には就職しにくい

高卒で就職する場合、気を付けなければならないのは学歴フィルターの存在です。

応募要項の条件に「大卒以上の学歴」を求めている企業もあります。条件として明記されていない場合でも、応募者が多ければ学歴を基準に書類選考で落とすことも考えられます。

高卒での就職を目指すのであれば、学歴よりも実力ややる気を重視する職種や業界に向けて、アピールをすることをおすすめします。

高卒者が採用されやすい就職先の特徴

高卒でも採用されやすい就職先の特徴は、主に以下の3つが考えられます。

  • 若手人材を求めている
  • 人材が不足している
  • 学歴を重視していない

若手人材を求めている

「体力がある」「フットワークが軽い」などの理由で、若手人材を積極的に採用している企業では、高卒者が就職できる可能性が高いでしょう。具体的には工事現場や建築業などの肉体労働系の仕事や、営業職が代表的な外回りの仕事が挙げられます。

人材が不足している

人材が不足しているために採用の間口が広い業界なども、高卒者が採用されやすい傾向です。医療・福祉業界は、少子高齢化により需要は増えている一方で人手不足に陥っている企業も多いため狙い目といえるでしょう。

学歴を重視していない

専門的な知識が求められたり、成果に重点を置いていたりする企業は学歴を重視していない傾向にあります。例え高卒でも、勉強して知識やスキルを高めていけば活躍も可能です。積極的に学ぼうとする姿勢をアピールすることで、担当者の印象もよくなるでしょう。

高卒で就職しやすい人気の業界一覧

積極的に高卒の人材を採用している業界をご紹介します。就職先の候補として検討してみてはいかがでしょうか。

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1. IT(情報通信)業
2. 建設業
3. 介護・福祉業
4. 飲食業
5. 運送業
6. 製造業
7. 保険業
8. アパレル業

IT(情報通信)業

IT業界はAI技術の向上をはじめとして、急速な発展を遂げています。今後も高い需要が見込まれると予想されており、その専門的な技術を働きながら身につけられるのがこの業界の大きな魅力です。

未経験者を歓迎している会社も多く、若手人材も積極的に採用しています。日々新しい技術の生まれる業界なので、好奇心旺盛で学び続ける姿勢を持った人に向いているでしょう。

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建設業

業界全体で人材不足が叫ばれている建設業。若さや体力などを重視する傾向にあるので、高卒であっても資格を取得していけば、昇進・昇給しやすいのが大きな魅力です。

家賃補助付きの社宅の完備や、役職に合わせた手当て、資格取得にかかる費用の支給など、福利厚生が充実している会社が多いという点もおすすめできます。

さまざまな年代・専門職の人間が携わる業界なので、どんな人とも打ち解けられるコミュニケーション能力を持った人が向いているでしょう。

介護・福祉業

高齢化社会が進み年々ニーズが高まっている業界で、人柄やコミュニケーション能力を重視する傾向にあります。利用者の世話や介助がおもな仕事なので、人と関わることや人をサポートすることにやりがいを感じる人に向いているでしょう。

ヘルパーや介護助手など無資格・未経験で就業可能な職種のほかに、介護福祉士や社会福祉士といった資格がなければ務まらない職種もあります。資格を保有するとさらなるステップアップが可能なので、資格取得制度が導入された企業を選ぶことをおすすめします。

介護施設の多くはシフト制を導入しているため、出勤日などの自由が利きやすいのが特徴です。夜勤のシフトで勤務をすれば深夜割増賃金が加わるので、より多い給与を目指せます。

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飲食業

コミュニケーション・マネジメント・調理などポジションによってさまざまな能力を磨けるのが大きな魅力の業界です。飲食や販売業などのバイト経験があれば、選考でアピールできるでしょう。

飲食店で独立したいという夢がある場合は、ホールやキッチンなどでさまざまな経験を積んだ後に、店舗運営に関わる視点を養うことも可能です。

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運送業

運送業は、おもにドライバーとして働くことの多い業界です。近年は、インターネット通販が普及していることもあり、さらなる需要拡大が期待できます。

シフト制によって勤務日が決まるケースが多いため、プライベートの都合に合わせて働ける点もメリットです。会社によっては寮・社宅を完備しているケースもあるので、その場合は月々の生活費を抑えることもできるでしょう。

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製造業

自動車や電子部品、半導体などに携わる製造業は作業工程がマニュアル化されている場合が多いため、未経験でも歓迎する会社が多い業界です。製造しているものや生産状況により時期は異なるものの、繁忙期以外は残業もほとんどないという点も働きやすいでしょう。

仕事内容は、ライン作業や検査作業、工程・生産の管理作業など多岐にわたります。入社してすぐに希望のポジションに配属してもらえるかは会社によるものの、地道に経験を積むことで、自身が目指す領域のプロフェッショナルを目指せるのも魅力です。

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保険業

生命保険会社や損害保険会社などの企業で働くのが保険業です。終身保険や養老保険を取り扱う生命保険会社の場合は、顧客のライフプランに合わせて、最適な保険商品を提案することに仕事のやりがいを見出せるでしょう。

高卒では就職しにくいといわれている大手企業への就職も目指せるのも特徴です。保険営業職の多くは歩合制を導入しているため、実績に応じて給与がアップするケースもあります。

アパレル業

ファッションに対する関心の高さや、コミュニケーションスキルなどが重視される業界です。学歴よりも、仕事に対する十分な意欲やセンス、コミュニケーション能力があれば、十分に目指せるでしょう。

アパレル業界では、おもに以下3つの部門があります。

  • 商品開発
  • 生産
  • 販売

自分の中にあるアイデアをファッションとして世に出したい方は商品開発、自ら手を動かしてファッションを生み出したいという方は生産、お客さまとコミュニケーションを取りながら働きたいという方は販売の仕事がそれぞれ向いています。

ファッションに興味のある方は、性格や得意なことなどを自己分析して選んでみるとよいでしょう。

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高卒の就職先におすすめの職種一覧

続いては、学歴や経験が問われず、高卒でも就職しやすい職種を、就職しやすい理由とともに紹介します。業界紹介と併せて参考にしてください。

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1. 営業職
2. 接客・販売職
3. 事務職
4. 工事・建設現場の職人
5. 製造職
6. IT関連職
7. 介護職
8. ドライバー
9. 施工管理職
10. 公務員

営業職

営業職は学歴や経験が不問の求人が多く、実力次第で高収入を得やすいでしょう。特に、保険や不動産の営業職では、歩合制を取り入れている企業が多い傾向です。

固定給にプラスして「歩合制の報酬」が出る給与形態の場合、自身が売り上げた商品・サービスの成績に応じて、高卒者でも大きく収入を伸ばせる可能性もあります。

さまざまな業界に必要とされる職種なので、スキルを身につければ転職などのキャリアチェンジを選べるのも大きなメリットといえるでしょう。

相手の話を聞き出すこと、相手に提案すること、両面でのコミュニケーション能力に長けた人が向いています。

接客・販売職

目の前にいるお客様と直接やり取りをするので、やりがいを感じやすいのが魅力の職種です。

研修制度が充実している企業が多く、特別な資格が不要で未経験でも始めやすいため、高卒者におすすめです。実力を身につけることで、店長やスーパーバイザーといった上位職のキャリアも目指せます。

どのような仕事にも必要な礼儀正しさやマナーを身につけやすいのも大きなメリットといえるでしょう。

人の話を聞くのが好きで、人と仲良くなるのが得意というコミュニケーション能力に長けた人が向いています。

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事務職

幅広い業務の重要なサポート役として、職場を支えるやりがいを実感しやすいのが魅力の職種です。

高卒者におすすめの理由は、自身の適性に合わせてさまざまな種類の仕事を選べる点です。例えば、以下のような仕事を就職先の選択肢に入れられます。

  • 一般事務:データ入力や書類作成などを担う
  • 経理事務:出入金の管理や帳簿作成を行う
  • 総務事務:社内イベントの企画・準備などを担う

WordやExcelをはじめとしたパソコンの扱いや、経理の知識など実用的なスキルを身につけやすいのも大きなメリットといえるでしょう。

地道な作業を苦にせず、丁寧な仕事ができる人に向いています。

建築・土木職

未経験からでも始めやすく、スキルを身につければ高収入も望めるのが魅力です。

高卒者におすすめの理由として、福利厚生が充実していたり、教育体制が整っていたりする企業が多いことが挙げられます。また、将来的にも職種としてなくなる心配がないのもメリットといえます。

建築・土木職の場合、かつては3K「きつい・汚い・危険」のイメージが強い職種として認識されていました。しかし、近年は国土交通省が提唱する新3K「給与・休暇・希望」の実現に注力する企業が増え、働きやすい環境が整備されつつあることもポイントです。

体力や腕力だけでなく、慎重さや危機管理能力を持った人に向いています。

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工場・製造職

おもに工場での組立・組付け作業や検査作業、機械オペレーター作業などを行う職種です。作業工程がマニュアル化されている仕事が多いため、未経験でも仕事になじみやすいとされています。

工業高校を卒業している場合は、学生時代に学んだ知識やスキルを活かせる可能性もあるでしょう。手先が器用だったり、集中力を保ったまま同じ作業を続けられたりする方に向いています。

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IT関連職

ITエンジニア系のプログラマーやインフラエンジニア、あるいはWeb系のWebデザイナーなどがIT関連職と呼ばれています。なかでも、高卒や専門卒でも就職者が多いWebデザイナーが特におすすめです。

Webデザイナーになるにはデザインに関する知識や、「Photoshop」「Illustrator」といったツールを扱うスキルが必要です。そのため、独学も含めて継続して学習できる人が向いているでしょう。
※参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「Webデザイナー

介護職

介護職は、介護施設などで利用者の食事や歩行の介助などを行う仕事です。前述の通り無資格、未経験でも就職しやすく、経験を積みながら資格取得を目指せるため、高卒者におすすめです。

介護職の資格には、入門的な資格である「介護職員初任者研修」や、国家資格の「介護福祉士」などがあります。介護資格を取得すれば、幅広い仕事にチャレンジできるうえ、給与アップも目指せるでしょう。

介護職に向いているのは、人の気持ちに寄り添いながら仕事をしたい人や、体力にある程度の自信がある人です。

ドライバー職

タクシーや大型トラックなど、人や物を運搬するのがおもな仕事です。学歴不問で正社員採用してもらえるケースも多いでしょう。

また、資格取得支援制度を設けている企業であれば、大型自動車運転免許の取得費用などを補助してもらえることも魅力です。

長い時間でも安全に運転できる集中力がある方や、荷物の積み下ろしをこなせる一定の体力がある方が向いているとされています。

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施工管理職

施工管理職は工事の工程管理や安全管理を担う仕事で、実務経験などの要件を満たせば、施工管理技術検定といった資格を取得できます。その資格が大手企業への転職につながることも十分に考えられるので、高収入を目指す方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

施工管理の仕事では工事全体を管理する必要があるため、リーダーシップを発揮できる方やコミュニケーション能力が高い方が向いているでしょう

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公務員

公務員は、国家機関で働く「国家公務員」と、各都道府県の自治体で働く「地方公務員」にわかれます。

地方公務員試験の「初級」は、受験が可能な年齢を「18歳~21歳まで」のように設定している自治体も多いため、高卒者にもおすすめです。

通勤手当、住宅手当といった一般的な福利厚生のほか、市町村独自の福利厚生を受けられる点も魅力的でしょう。

社会や地域の役に立ちたいと考えている方や、仕事の関係者と円滑にコミュニケーションできる能力がある方が向いている職業です。

高卒で就職する3つのメリット

大卒にはない、高卒で就職した場合のメリットを3つ挙げました。人によっては非常に大きな部分といえるかもしれないので、チェックしてみてください。

メリット1:早くから自立できる

高卒で就職すれば、年齢的に早くから自立できます。同年齢の人間が大卒で就職する頃には、すでに4年分の社会人経験を身につけているという点は大きなアドバンテージになるでしょう。

また、自分で稼いだ給料で生活費をまかなったり、趣味や将来のためにお金を使ったりという経験も大学に進学した人間より早くに得ることができます。

メリット2:進学に必要な費用がかからない

大学進学には多額の費用がかかります。文部科学省の調査によると、令和5年度における私立大学の初年度平均納付金額は、約147万円でした。

こうした費用をバイトや奨学金でまかなう学生も珍しくはありません。このような出費を避けられるだけでなく、就職して自らお金を稼げるという点は大きなメリットといえるでしょう。
※参考:「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について

メリット3:キャリアチェンジを実行しやすい

高卒で就職した場合、若い年齢から社会人経験を積むため、キャリアチェンジを実行しやすいというメリットがあります。年齢が若い方が未経験転職もしやすいため、採用してもらえる可能性は高いでしょう。

さらに、すでに一定の社会人経験を積んでいるというのも企業側にとってはメリットです。大卒者に比べると教育のコストや手間がかかりにくいので、積極的に採用してくれると考えられます。

高卒で就職する3つのデメリット

前の項目では高卒で就職するメリットを紹介しましたが、残念ながらデメリットも存在します。

デメリット1:生涯賃金が大卒よりも低い

高卒で就職した場合は、大卒よりも生涯賃金が低い傾向にあります。

高卒の生涯賃金 大卒・大学院卒の生涯賃金
男性 2億1280万円 2億6910万円
女性 1億5230万円 2億1730万円
注:60歳まで、退職金を含まない

60歳まで働いた場合の生涯賃金では男性で5,630万円、女性で6,500万円の差があります。生涯で見た場合の、約6,000万円という大きな差は見過ごせないデメリットです。
※参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 「ユースフル労働統計 2021 21.生涯賃金など生涯に関する指標

デメリット2:自由に使える時間が限られる

進学した学部などにもよるものの、基本的に大学生は社会人よりも多くの余暇を持っています。
その時間で趣味に打ち込んだり、将来のための勉強をしたりといった機会を得られるため、自由に使える時間が少なくなるのは高卒就職のデメリットです。

デメリット3:就職できる企業が大卒よりも限定される

学歴によるフィルターが存在する企業では、大卒者の方が優先的に選考に進むことになるでしょう。

その傾向は応募者が多い大手企業になると強くなるので、「憧れの大企業で大卒よりも4年早くキャリアをスタートさせる」といったプランの実現は厳しいかもしれません。

【パターン別】高卒者の就職先の探し方

それでは、高卒者は就職先をどのように探したらよいのでしょうか。ここでは、高卒者の就職先の探し方を、4つのパターンごとに詳しく解説します。

所属する学校で求人の紹介を受ける

「学校斡旋」という、所属する学校に届いている求人から、自分の条件に則した求人を選んで応募する方法があります。

ほとんどの場合は内定を受けられるので、確実な就職先を探したい方におすすめです。その一方で、一人につき一社しか受けることができない、内定の辞退は基本的にできない、といったデメリットもあるので慎重に利用しましょう。

ハローワークに就活の相談をする

ハローワークに相談するのもメジャーな方法です。厚生労働省が全国に設置している職業安定所であり、求人探しだけではなく就職活動に関する相談や、面接対策など多くのサポートを無料で受けることができます。

各地域に密着した求人が多いため、地元で働きたい方には特におすすめです。

高卒就職に強い就職エージェントを活用する

就職エージェントに依頼するのも有効な手段の一つです。性格や学歴などを参考に適切な求人を見つけてもらったり履歴書や面接のアドバイスを受けたりできます。

ただし、就職エージェントは企業やサービスによって特色が違い、転職向けや大卒新卒向けのサービスなども多くあるので、高卒就職に強い就職エージェントを選ぶようにしましょう。

高卒就職情報Webサービスを活用する

全国の求人情報の検索や一覧のダウンロードに加えて、合同説明会や職場見学会などのイベントも検索可能な高卒就職情報Webサービスもおすすめです。

このサービスにログインするにはハローワークから学校向けに発行されるIDとパスワードが必要なので、学校の先生に相談して利用しましょう。

特定の高校にのみ送られる指定校求人とは異なり、このサービスで検索できるのは公開求人のみなのであらかじめご注意ください。

高卒で就職するときの具体的な流れ

高校新卒者向けの求人票は7月に解禁され、9月中旬頃より選考がスタートします。一方、既卒者の場合は、自身でスケジュールを決めて就職活動を行う必要があります。

ここからは、既卒者向けの就職活動の流れについて詳しく見ていきましょう。

ステップ1:就職活動の必要品をそろえる

まずは、就職活動に必要なスーツや鞄、腕時計といったアイテムがあるかをチェックしておきましょう。

  • スーツ
    黒や紺、ダークグレーなどの落ち着いた色で、柄は無地がおすすめです。サイズは自分の身体にフィットしたものを選び、シワや汚れがないかもしっかりとチェックしておきましょう。

  • A4サイズの書類が入る大きさで、ビジネスに向いたダークトーンのものを選びましょう。ブランドのロゴなどが入った鞄は、就職活動にはふさわしくないので避けるのが無難です。
  • 腕時計
    落ち着いたデザインのものがおすすめです。スマートフォンで時間を確認するという方法もありますが、マナーが悪いと判断されるケースもあるため、なるべく腕時計を準備しておくとよいでしょう。

ステップ2:応募書類を作る

必要品をそろえたら、希望就職先の応募書類として、履歴書などを作成します。履歴書を作成する際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 学歴は卒業した中学校から記載する
  • 年号を統一して記載する
  • 入社意欲を伝えられる志望動機を記載する
  • 業務に関連する取得資格があればアピールする

上記のなかでも、採用企業へ入社意欲を伝えられるように、志望動機の内容は重要です。実務との関連性が強い自身の強みやスキルは積極的に盛り込み、その企業で働きたい明確な理由も述べましょう。

ステップ3:面接を受ける

書類選考を通過できれば、面接選考に進みます。面接でうまく答えるポイントは、まず始めに結論を述べたうえで、自身の考えや強みを伝えることです。

また、仕事に対する意欲をはっきりと伝えることも重要です。事前に企業のホームページやパンフレットで業務内容について調べておき、自身が貢献できるスキルやポイントをアピールできるようにしておきましょう。

なお、高卒者の場合、短大・大学に進学せずに就職を選んだ理由について聞かれるケースが多いため、事前に答えをシミュレーションしておくのがおすすめです。その他の質問についても、面接官へ明確な答えを伝えるように準備をしておいてください。

ステップ4:採用内定をもらう

最終面接に受かると、企業より採用内定が出されます。入社まで期間がある場合は、仕事で役立つ資料や書籍を読んだり、業務に関連する勉強をしたりしておきましょう。

入社日までに必要な書類や持ち物がある場合は、漏れのないようにしっかりと準備しておくことが必要です。

高卒の人が就職活動をする際の5つのポイント

続いては、高卒の就職志望者が押さえるべきポイントの紹介です。就活にあたって何をしていけばいいのかわからない、という方はこの項目をぜひ参考にしてください。

専門的な資格を取得する

専門的な資格を取得することは、実用的なスキルを身につけていることのアピールにつながるため就職活動において有利に働きます。

就職後も、ゼロからスタートするよりもスムーズなステップアップが望めます。当然のことながら業界・職種によって求められる資格は異なるので、自分の志望に合った資格はなにかを事前に調べるようにしましょう。

業界で役立つ資格の例としては、以下が挙げられます。

業界 役立つ資格例
製造業
  • フォークリフトの運転免許
  • 危険物取扱者
建設業
  • 建築設備士
  • 電気工事士
接客業
  • 登録販売者
  • 販売士(リテールマーケティング)
不動産
  • 宅地建物取引士
  • 賃貸経営不動産管理士
  • マンション管理士

上表で挙げた資格例はあくまで一例です。資格の種類は多岐にわたるため、自身が志望する業界・職種に合わせて適切な資格の取得を検討しましょう。

自己分析を行う

自分の適性ややりたいこと・やりたくないことを明確にするためにも、自己分析は欠かせません。たとえ初任給の高い仕事であっても、思うような働き方ができず早期に離職してしまえばマイナスの方が大きいです。

自分の能力や性格について今一度考えて、長く活躍できる業界・職種を見極めることで後悔を減らしましょう。

求人数が多い業界を把握しておく

スムーズな就職活動を実現するために、求人数が多い業界を把握しておくことも重要です。厚生労働省の資料によると、令和6年3月時点で、高卒新卒者向けの求人数が多い業界のランキングは以下となっています。

順位 産業分類 求人数
1位 製造業 151,881
2位 建設業 86,832
3位 卸売業,小売業 57,813
4位 医療,福祉 45,736
5位 運輸業,郵便業 33,363
6位 サービス業(他に分類されないもの) 30,538
7位 宿泊業,飲食サービス業 25,711
8位 生活関連サービス業,娯楽業 17,203
9位 学術研究,専門・技術サービス業 9,137
10位 不動産業,物品賃貸業 5,870

※参考:厚生労働省「令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(3月末現在)

求人数が最も多いのは製造業で、次いで建設業という結果になっています。

ただし、このランキングはあくまで高卒新卒者向けの求人数を順位付けしたものです。そのため、求人が随時掲載されている既卒者なら、ランキングでは順位が低い業界であっても自身に適した求人が見つかるかもしれません。

前述した方法などを用いて探してみてください。

募集要項の学歴要件をチェックする

自分が興味のある求人を見つけたら、募集要項の学歴要件をしっかりとチェックしておきましょう。募集要項に「高卒以上」あるいは「学歴不問」と記載があれば、就職先の候補に入れられます。

学歴不問の求人を出している企業は、若年層の採用に力を入れているケースも多いので、しっかりと自己アピールをすれば高卒者でも採用してもらえる可能性があります。

希望就職先の情報を入念に収集する

満足のいく就職を実現するためにも、希望就職先の情報を入念に収集しておくことが重要です。業務内容や企業風土などの細かな情報を調べておけば、自身により適した職場が見つかりやすくなります。

ただし、条件を絞りすぎると就職活動が難航する可能性があるので、条件は多くても3つほどに留め、幅広い選択肢から選べるようにしておくことも大切です。

大学中退の高卒や高卒フリーターにおける就職活動のポイント

大学中退の高卒や高卒フリーターには、他の志望者とは違ったポイントが存在します。
ここで紹介するポイントを押さえて、就職活動を有利に進めていきましょう。

大卒資格や就職に有利な資格を取得する

就職を有利に進めるためには、資格を取得することがおすすめです。

特に大卒資格を取得した場合、最終学歴「大卒」を選考基準に設定している企業でも就職可能であるため、選択肢が広がります。大卒資格の取得方法としては、通信制大学や夜間大学などがあります。

ただし、すぐに大卒資格が取得できるわけではありません。ある程度の時間とお金がかかるので、あらかじめ調べておくことをおすすめします。

その他にも、自分の志望する業界・職種に合った資格を選んで取得するとよいでしょう。

大学中退やフリーターとなった理由を伝える

大学を中退した人やフリーターになった人は、その理由について明確に答えられるよう準備しましょう。

その際、理由は可能な限りポジティブに伝えて、就職先にデメリットとしてとらえられないように工夫することが大切です。ただし、嘘をつくと発言に違和感を持たれたり信用が下がったりするので、本当のことだけを伝えるよう気を付けましょう。

就活を先延ばしにせず早く行動する

できる限り空白期間が生まれないよう、早めに行動することも大切です。働いてない期間が長いほど、労働意欲が低いとみなされて就職活動において不利に働きます。

きちんと話せる事情があればよいですが、単純に先延ばしにして生まれた空白期間を面接官に納得してもらうことは難しいでしょう。

また、高卒かどうかに関係なく、年齢が上がると条件が厳しくなったり就職が難しくなります。就職や転職を検討しているのであれば、早めの行動が大切です。

まとめ|高卒で就職する人は、企業を見極めて納得のいく就職先を決めよう!

業界・職種をはじめとして、高卒での就職には考えるべきポイントが多数存在します。資格の取得を頑張るのか、就職して経験やスキルを身につけるのか…この記事を参考に、自分に合った働き方を選んでよりよい就職につなげていきましょう。

バイトルNEXTには、最終学歴「高卒以上」を選考基準に設けている求人も多数あるため、高卒の自分に合った求人を探す際にはとても便利なサービスです。
就職活動においてはスピードも重要なポイントの一つです。

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