履歴書を応募先企業へ提出する際には、郵送、手渡しを問わず封筒に入れるのが原則です。履歴書には2種類のサイズがあり、それぞれに適した封筒があります。

履歴書のサイズはA4とB5の2種類

履歴書のサイズは、A4（A3二つ折り）とB5（B4二つ折り）の2種類があります。履歴書のサイズが合否に直接関係することはありませんが、一般的なのはA4サイズです。
新卒の就職活動の場合、大学指定の履歴書はA4が大半です。また、ビジネスシーンで使用する書類はほとんどがA4であるため、企業側も保管がしやすいことから、転職の場合の履歴書もA4が多く使われています。
なお、アルバイトやパートへの応募では、指定がなければ履歴書のサイズはA4・B5のどちらでも良いでしょう。

同封する職務経歴書のサイズは？

履歴書といっしょに職務経歴書も同封する場合は、履歴書のサイズにかかわらずA4で作成するのが一般的です。枚数は1～2枚程度で収めるようにします。

応募書類はクリアファイルに入れてから封筒へ

履歴書や職務経歴書などの応募書類は、クリアファイルに挟んでから封筒に入れます。クリアファイルに入れることで、書類が折れたり汚れたりするのを防ぐことができます。
クリアファイルは、無色透明で新品の物を使いましょう。

封筒は、履歴書のサイズに合わせて選びます。選ぶ封筒によって相手の印象が変わることもあるため注意が必要です。

■封筒の種類

応募書類が折らずに入る封筒を選ぶ

履歴書の封筒は、応募書類が折らずに入るサイズを選びましょう。「折らずに入る」とは、履歴書を買ったときの二つ折りの状態のまま入るということです。つまり、A4またはB5サイズがそのまま入る封筒を用意する必要があります。

ベストは角2封筒

履歴書を入れる封筒のベストなサイズは、「角形2号（通称角2、サイズ240mm×332mm）」または「A4角形封筒（通称角A4、サイズ228mm×312mm）」です。これらの封筒は、書類を折らずにそのまま入れることができます。
角2はA4サイズよりも少し大きいので、履歴書のほかに応募書類が多く、厚みが出てしまう場合でも安心です。

応募書類がB5の場合

履歴書のサイズがB5で、ほかに同封する応募書類がない場合は、「角形3号（通称角3、サイズ216mm×277mm）」の封筒でもいいでしょう。この場合は、クリアファイルもB5サイズの物を選びます。

使用してはいけない封筒サイズ

履歴書は折り目を付けずに封筒に入れることが、望ましいとされているため、三つ折りにしなければ入らない「長型」の封筒は使用しません。企業側は、履歴書などの応募書類を、コピーやファイリングをして保管します。履歴書を折ってしまうと、採用担当者に余計な手間が発生してしまいます。また、折り目の部分が読みづらくなったり破れやすくなったりするデメリットもあります。

ただし、アルバイトやパートタイマーの募集や、派遣会社、人材紹介会社に履歴書を提出する場合など、三つ折りが許容されるケースもあります。

履歴書を入れる封筒には、サイズ以外にもいくつかの注意点があります。続いては、履歴書の封筒選びのポイントを解説します。

色は白がベスト

履歴書を入れる封筒の色は、白でも茶でも採用に影響することはないようです。とはいえ、白のほうが茶よりも上品な印象を与え、宛名や「履歴書在中」の文字もはっきりと見えます。
また、企業に届く郵便物は茶封筒のものが多いため、白い封筒はほかの書類とまぎれにくく、目立つというメリットがあります。

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中が透けないように注意

白色の封筒のデメリットは、中の書類の文字が透けやすいということです。封筒を選ぶときには中身が透けない仕様の物や、しっかりした厚手の紙で作られた物を選びましょう。

履歴書を郵送するときと同じように、企業側に直接手渡しをする場合も封筒に入れます。手渡した履歴書は、その場で確認されることがあるため、封筒はのり付けせず、送付状も必要ありません。
縦書きの場合は封筒の左下に、横書きの場合は封筒の右下に、赤字で「履歴書在中」または「応募書類在中」と書きます。書類が履歴書だけなら履歴書在中、職務経歴書などほかの書類もいっしょに入っている場合は応募書類在中と書き、文字の周りは定規を使ってまっすぐな線で囲みます。市販のスタンプを使用しても構いません。

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履歴書を手渡しする場合は封筒に入れよう！持ち込みマナーと注意点

応募書類を入れる封筒は、履歴書や職務経歴書が折らずにそのまま入るサイズを選びましょう。もし迷った場合は、白の角2封筒を選べば問題ありません。
書き損じなどの可能性を考え、予備を含めて多めに用意しておくと安心です。

※2020年7月に記載した記事です。

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