2024.02.09

【面接マナー】入室時のノックの回数は?2回はマナー違反って本当?

【面接マナー】入室時のノックの回数は?2回はマナー違反って本当?

この記事では、面接での部屋に入るときのノックの回数、速さ・強さの目安を解説します。また、面接での入室から退室までのマナーを、流れにわけてご紹介します。
面接当日、慌てることなくスムーズに振る舞えるよう、ぜひ参考にしてください。

<この記事のまとめ>

  • 面接でのノックは3回か4回がマナー
  • ノックの速さは2秒で3~4回程度を目安に
  • 面接ではお辞儀の角度や言葉遣い、服装なども大切

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面接の入室時のノックは3回か4回がマナー

面接の入室時のノックは3回か4回がマナー

ノックは「コンコン」と、2回するのが普通だと思っている方が多いかもしれません。
しかし、2回のノックは面接ではマナー違反です。面接会場へ入室する際のノックの回数は、3回か4回がマナーだと覚えておきましょう。

ここでは、ノックの回数の意味とマナーを紹介します。

ノックの回数による意味

引き戸の建物が多い日本では、ノックの習慣があまり根付いていないため、日常生活でノックの回数を意識する機会は少ないでしょう。しかし、海外ではプロトコールという国際標準のマナーが定められており、ノックの回数はシチュエーションごとに決められています。

回数ごとのノックの使い分けは、以下のとおりです。

  • 2回のノック ……トイレでの在室確認
  • 3回のノック ……家族や恋人、友人など親しい相手に対する入室確認
  • 4回のノック ……ビジネスなど公的な場での入室確認

プロトコールに従えば、2回のノックはトイレの在室確認となるため、面接ではNGです。

日本では3回、外資系企業では4回が一般的

プロトコールでは、ビジネスの場でのノックは4回と決められていますが、日本の場合は3回がビジネスマナーとして浸透しています。そのため面接ではノックは3回がよいでしょう。
4回でも間違いではありませんが、3回が正式と思っている人も多いため、3回にしておくほうが無難です。

一方、外資系企業ではプロトコールマナーに従い、ノックは4回にしましょう。なかには、ノックは3回で十分と考える外資系企業もありますが、4回のノックが失礼に当たることはありません。
ノックの回数で混乱しないよう、外資系企業の面接では4回ノックすると覚えておきましょう。

ノックの回数だけで合否が決まるわけではない

面接の結果は、立ち居振る舞いや受け答えなどから、総合的に判断されて決まります。
面接での2回のノックはマナー違反となるため、第一印象が悪くなるおそれはありますが、それだけで不合格になることはありません。

もし間違ってノックを2回にしてしまっても、やり直すのは催促しているようで、かえって印象が良くありません。気持ちを切り替え、その後の受け答えで挽回しましょう。

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入室時のノックは速さ(テンポ)や強さでも印象が変わる

面接でのノックの回数は、日本の企業なら3回、外資系企業なら4回が基本です。
ただし、ノックは速さ(テンポ)や強さによっても印象が変わります。

速くて強いとせっかちな印象に

ノックは「速すぎず・遅すぎず」「強すぎず・弱すぎず」を意識した、適度な速さ・強さですることが大切です。
速すぎるノックは相手にせっかちな印象を与えてしまいます。反対に、遅すぎるノックは相手にじれったく感じさせるでしょう。

また、元気な印象を与えるために強めにノックした方が良いと考える方もいるかもしれません。しかし、強すぎるとかえって乱暴な印象を与えてしまいます。あくまで、適度な速さ、強さを意識してください。

ノックの強さは、数メートル先にいる面接官に適度な大きさで伝わることを意識しましょう

2秒で3~4回程度を目安に

ノックは2秒間で3~4回程度行なうのが目安です。
4回ノックする場合は「コンコン、コンコン」と2回ずつに分けると、聞き取りやすく、落ち着いた印象になります。

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面接時の入室から退席までの流れ

面接時の入室から退席までの流れ

 

面接では入室から退室まで、ノックの回数以外にも様々な点を見られています。
当日スムーズに振る舞えるよう、入室から退室までの流れを確認しておきましょう。
より詳しい流れについては以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。

<関連記事>
「面接時の入室・退室の流れとマナーをくわしく解説!」
「集団面接のマナーを流れに合わせて紹介!印象に残る上手な回答の仕方も解説」

入室

ノックをしたら、必ず面接官からの返事を待ちます。
「どうぞお入りください」と面接官の返事があったら、「失礼します」と言って扉を静かに開けて入室し、面接官の目を見て一礼をします。

一礼後は両手で丁寧に扉を閉めます。扉を閉めたら、面接官に向かって、「失礼します」と再度挨拶をし、お辞儀をします。

着席

お辞儀をしたら着席する椅子の横まで進みましょう。
「〇〇〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶をし、面接官の着席の指示を待ちます。

「どうぞお座りください」と面接官に言われたら、「失礼します」と一言添えて着席します。

面接

面接中は椅子に浅めに腰かけ、背筋を伸ばし、背もたれに背中を付けないようにします。

面接中はアイコンタクトをとりながらのコミュニケーションが重要です。面接官の目を見ながら、自然な笑顔で話しましょう。

退室

面接が終了したら、着席したまま「本日はお忙しいなか、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました」と、面接官の目を見ながらお礼を述べます。

その後、椅子の横に立って「ありがとうございました」と再度お礼を述べ、出口へ向かいましょう。

扉の前で面接官のほうに向き直り「失礼します」と挨拶をし、一礼をしてから扉を開けて退室します。

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【ケース別】面接の入室時のノックに関する注意点

以下のようなイレギュラーなケースもあります。
事前に対処法を確認しておきましょう。

  • 初めから面接室の扉が開いている場合
  • ノックをし忘れてしまった場合
  • ノックをしても応答がない場合

初めから面接室の扉が開いている場合

面接室の扉があらかじめ開いている場合は、ノックをする必要はありません。
部屋の前で「失礼いたします」と言ってから一礼をし、入室してください。
入室後は面接官に「扉は閉めたほうがよろしいでしょうか」と確認するようにしましょう。

ノックをし忘れてしまった場合

ノックをし忘れてしまった場合は素直に謝罪しましょう。
「申し訳ございません。ノックをし忘れていました」と伝えれば問題ありません。
先方から指示がない限り、入室からやり直す必要もありません。

面接官は応募者を総合的に判断しています。ノックをし忘れたり、回数が間違っていたりするだけで不採用になることはありません。

ノックをしても応答がない場合

ノックをしても応答がない場合は、数秒あけてから、再度ノックをします。
ノックをし直しても応答がない場合は、「失礼いたします」と言ってから扉を開け、部屋の前で一礼をして入室しましょう。

面接官が中にいた場合は、名前を名乗り(学生であれば学校名も)よろしくお願いいたします」と挨拶をして、指示に従います。

もし、中に人がいない場合は扉を閉め、受付で確認をしてもらいましょう。

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面接では服装や髪型のマナーにも注意

■面接での身だしなみのマナー

面接での身だしなみのマナー

 

面接では服装や髪型といった、身だしなみのマナーを守れているかもチェックされています。

面接での服装は特に指示がない限り、男女ともにスーツが基本です。
ただし、 スーツなら何でもよいというわけではなく、清潔感があり、キャリアや体型に合わせたものを選ぶ必要があります。

また、髪型についても清潔感があり、表情がわかりやすいことが大切です。
巻き髪や編み込みなどの凝ったアレンジは避け、長い髪は後ろでまとめるようにしましょう。髪が短い場合も整髪料で整え、きちんとセットしておきましょう。
身だしなみのマナーは業種・職種、季節によっても異なるので、より詳しくは以下の記事をチェックしてください。

<関連記事>
面接の服装や身だしなみを解説!基本のスーツから、業種やシーン別の服装も紹介
「夏の面接でも服装はスーツが基本!スーツ選びやクールビズ、汗やにおいのエチケット」
「冬の転職面接に適した服装は?防寒とマナーを両立して好印象を目指すためのポイント」

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まとめ:面接でのノックは2秒で3回~4回が目安!日本企業と外資系で使い分けよう

面接でのノックの回数は、日本の企業なら3回、外資系企業なら4回がマナーです。ノックは速さや強さによっても印象が変わるため、相手に心地良く伝わる速さと強さを意識しましょう。

とはいえ、面接の合否はノックだけで決まるわけではありません。入室から退室までの一連のマナーを押さえつつ、当日自分の良さを存分にアピールできるよう、入念に準備しておきましょう。

より詳しく、面接の準備やマナーについて知りたい場合は「面接ノウハウ徹底ガイド2024好印象を与えるマナーから質問の回答例まで解説」の記事もチェックしてみてください。

また、新卒で初めての面接を控えている方には「新卒が面接で聞かれる質問20と面接時のポイントを解説」もおすすめです。
こちらの記事では面接当日の持ち物や質問に答えられなかったときの対処法などについても解説しています。

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