2024.04.26

履歴書の免許・資格欄の書き方を解説!順番や書ききれない場合の対処法

履歴書の免許・資格欄の書き方を解説!順番や書ききれない場合の対処法

履歴書を作成する際は、採用担当者にアピールできるように、保有する免許や資格をできるだけ活かした内容にしたいものです。しかし、なかには「こんな資格を書いて良いのだろうか」「どのように書けば良いのかわからない」などと迷う方もいるのではないでしょうか。

履歴書を書くにあたっては基本的なルールがあるため、知らずに記載すると逆効果となり、担当者へ好印象を与えられない可能性もあります。
そこでこの記事では、履歴書に記載する免許・資格のルールに沿った正しい書き方やポイントを紹介していきます。是非参考にしてみて下さい。

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履歴書の免許・資格欄の書き方の基本ルール

履歴書のような選考書類には、受け取った側が正しく比較したり、判断したりできるように一定のルールがあります。
免許・資格欄を記載する場合も、このルールす記載するのが前提です。ここでは、履歴書の免許・資格欄の基本的なルールを紹介していきます。

■免許・資格欄の書き方

免許・資格欄の書き方

免許や資格は正式名称で記載

免許や資格の名称は、略称ではなく正式名称での記載が必要です。一般的に、多くの免許や資格は「英検」「普通免許」など略称で呼ばれています。
しかし、このような会話上の呼び方ではなく「実用英語技能検定」「普通自動車第一種運転免許」など、それぞれの正式な名称で書くことが大切です。

例えば、近年人気となっているTOEICの日本語の正式名称は「国際コミュニケーション英語能力テスト」です。こちらは、スコアを記載する都合上「TOEIC」でも問題ありません。しかし、いくつか種類があるため、取得した科目を明記するようにしましょう。

略称による記載は、社会人としての常識に欠ける印象を与えかねません。自分が持っている免許や資格の正しい表記方法を確認し、正式名称で記載できるようにしておきましょう。

取得した年は西暦・和暦どちらでも可

取得した年は、西暦・和暦のどちらで記載してもかまいません。ただし、免許・資格欄だけではなく、履歴書全体の表記を統一します。
学歴・職歴欄などで和暦を使っている場合は、免許・資格欄も和暦、西暦を使っている場合は免許・資格欄も西暦にすることで、統一感のあるすっきりとした印象となります。

ただし、免許や資格によっては、交付日と取得した年が異なる場合があるため、注意が必要です。手元の書類を確認し、正しい取得日を記載しましょう。
うろ覚えのままではなく、必ず正確な年を記載してください。

順番は運転免許が先頭、以降は取得順で記載

免許・資格欄の記載順は、特に決まりはありませんが、最もポピュラーな普通運転免許を先頭にするのが一般的です。
仕事によっては、自動車の運転が必須になるケースもあるため、記入漏れのないようにしておきます。複数の運転免許を持っている場合は、まとめて記載し、続けてその他の免許や資格を取得順に記載していきましょう。

<関連記事>
履歴書への「自動車免許」の正しい書き方!普通免許から中型・大型・AT限定など徹底解説

書き終わった次の行に「以上」と記載

記載する免許や資格をすべて書き終わったら、次の行の末尾に右寄せで「以上」と記載します。書き漏れのないことを伝えると同時に、締めの一言を加えることで、きちんとした印象を与えられるでしょう。
免許や資格の保有数が多く書ききれない場合には、業務との関連性の高いものを優先し、そうでない資格は外します。

欄が少ない場合でも、正式名称での記載が基本です。どうしても書ききれないときには、別紙に記載して添付してもかまいません。

免許は「取得」、資格は「合格」と記載

免許や資格は、それぞれの内容に合わせて「取得」と「合格」を記載します。一般的に、免許は「取得」、資格は「合格」です。
例えば、検定試験なら「合格」、運転免許ならば「取得」と記載します。ただ「英検の〇級は合格」「TOEICスコア〇点は取得」など、記載に迷うこともあるかもしれません。そのときには、自己判断せずに、調べてからの記載がおすすめです。

免許や資格を持っていない場合は「特になし」と記載

免許や資格を何も持っていない場合は、空欄のままにせず「特になし」と記載します。
空欄があると、記入漏れを疑われたり、雑な印象を持たれたりする可能性があるため、十分に注意しましょう。免許・資格欄に関わらず、履歴書ではなるべく空欄をつくらないことが大切です。

また、現在持っている免許や資格がない場合でも、勉強中や取得予定のものがあれば、記載できます。追記方法については、後ほど詳しく解説します。

免許や資格名が変わった場合は取得時の名称で記載

免許や資格の名称が変更された場合は、取得した時点での正式名称を記載します。
変更後の名称を記載すると、取得日とのズレが生じて信ぴょう性が低くなる可能性もあるため、注意しましょう。
また、取得の時期によって、適用範囲が変更されている場合もあります。

例えば、普通自動車第一種運転免許でも取得時期によっては、AT限定とそうでない免許といった具合です。
普通自動車には第一種と第二種がありますが、旅客業や旅行会社への就職では持っている免許によってアピール度が変わります。自分の持っている免許を正確に把握して記載することで、採用への効果が変わってくる可能性もあります。

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免許・資格が多いときの対処法

免許・資格が多いときの対処法

履歴書に書きたい免許や資格が多い場合は、どのようにすれば良いのでしょうか。また、持っている資格が仕事に関係ないものの場合、何を優先に書いたらいいのでしょうか。免許・資格が多く描ききれない時の対処法と、記入を優先すべき資格について解説します。

履歴書に免許や資格を書ききれない場合

資格や免許をたくさん持っていて、履歴書の資格欄が足りない場合は、以下のような対処法があります。

別紙に書く

資格が書ききれない場合は、別の用紙に書いて添付してもかまいません。その際、資格欄には「別紙参照」と記入します。
別紙には、タイトルに「免許・資格一覧」と記載し、履歴書の資格欄と同じような様式で記入しましょう。

資格欄が多い履歴書を選ぶ

アピールしたい資格が多い場合は、はじめから資格欄が多く書ける履歴書を選びます。
パソコンで作る場合は、テンプレートを加工して資格欄を大きくしてもかまいません。

アピールにつながる資格のみを書く

持っている資格の中には、応募先の業務に関連が強いものと、そうでないものがあるはず。その場合は、アピールにつながる資格を優先して記入します。優先すべき資格は、以下の解説を参照下さい。

仕事に関係ない資格を持っている場合

所持している免許や資格の中には、仕事に関係ないものも少なくないはず。業務に関連がない資格や趣味の資格でも、履歴書に記入した方がよいのでしょうか。
応募する業務に接関係がなくても記載した方がいい免許・資格には、以下のようなものがあります。

  1. 国家資格
  2. 自動車免許
  3. TOEICなど語学系の資格
  4. MOSやITパスポートなどパソコンスキルの資格

一方、趣味の認定資格の場合はケースバイケースです。仕事に関係がないため必要ないと言われる一方で、役員や採用担当に興味を持たれたことで採用につながったというケースも少なくないからです。
ただし、所持する資格が多い場合は、仕事に関係した資格や記入した方がいい資格の記載を優先しましょう。
その際、仕事と関係のないネイリストや日本酒検定、スポーツの段や級などは、資格欄ではなく趣味・特技の欄に記入しておくのもおすすめです。

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勉強中の資格や免許も記載することが可能

勉強中の資格や免許も記載することが可能

先述したように、免許や資格取得に向けて勉強中の場合は、その旨の記載が可能です。
特に「応募する業種や業務に関連するもの」「キャリアアップに役立つもの」であれば、向上心と仕事への意欲をアピールできます。
応募案件に関係しないものは、あえて記載する必要はありません。

また、趣味の範囲にとどまるような資格は、記載しないほうが良い場合もあります。
どんなに素晴らしい免許や資格でも、学習の実態がない場合は虚偽とみなされかねません。
他にも、現実的に考えて取得の見込みのない場合は、記載をしたことが入職後に負担となる可能性もあります。

免許や資格取得への取り組みの信頼性を高めるためには、具体的な試験日や取得予定日を記載するのが効果的です。
現在進行形で学習していることを記載する場合は、面接で進捗状況や勉強方法を質問される可能性があるため、応答を考えておきましょう。

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よくある免許や資格の正式名称

略称 正式名称
運転免許 普通自動車第一種運転免許
日商簿記 日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験
FP ファイナンシャル・プランニング技能検定
秘書検定 文部科学省後援 秘書技能検定試験
TOEIC TOEIC:Listening & Reading Test
TOFEL TOEFL:Test of English as a Foreign Language
英検 実用英語技能検定
行政書士 行政書士
司法書士 司法書士
宅建 宅地建物取引士
中小企業診断士 中小企業診断士
社労士 社会保険労務士
介護士 介護福祉士
保健士 保育士資格
栄養士 管理栄養士
乙4 危険物取扱者
漢検 日本漢字能力検定
MOS Microsoft Office Specialist
ITパスポート ITパスポート試験
FE 基本情報技術者試験

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まとめ:履歴書の免許・資格欄で採用担当者にスキル・向上心をアピールしよう

履歴書の免許・資格欄は、これまでの努力や自分の得意分野をわかりやすく伝えるポイントとなります。
しかし、書き方によっては、少しの違いでマイナスに受け止められてしまいかねません。
正しい書き方を知っていれば、自信を持って免許や資格を申告できます。履歴書の作成にあたっては、細かな部分までしっかりと意識し、保有する免許や資格をアピールポイントとして活用できるようにしていきましょう。
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