2020.08.26

履歴書で英語力をアピール!TOEICの特徴とスコアの書き方を解説

履歴書で英語力をアピール!
TOEICの特徴とスコアの書き方を解説

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履歴書のアピール事項として、英語力は欠かせない要素のひとつです。そのため、TOEICスコアを履歴書に記入したいと考える応募者は多いでしょう。とはいえ、その記入の仕方や点数の基準については、曖昧な方も多いようです。
ここでは、TOEICについて詳しく解説するとともに、履歴書にスコアを記入する際の正しい書き方をご紹介します。

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英語力を判断するTOEICとは?

英語力を判断する基準として用いられるTOEICのスコア(点数)。まずは、就職活動に役立つイメージのあるTOIECを、採用する企業の立場から解説します。

ビジネスにおける英語の重要性

グローバル化が進んだ現代では、外国人とのコミュニケーションを図るための英語が、ビジネスに欠かせなくなってきています。
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会の「英語活用実態調査」(2019年10月)では、企業に「今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキル」を調査したところ、「コミュニケーションスキル」や「問題解決力」「リーダーシップ」などの項目を抑え、「英語」が最多という回答が得られています。

企業におけるTOEICの評価

「英語活用実態調査」によると、採用時にTOEICのスコアを参考にしている企業は、新卒採用時で49.1%(要件としている:4.2%、参考としている:44.9%)、中途採用時で53.8%(要件としている:10.2%、参考としている:43.6%)に上ることがわかりました。
TOEICは、ビジネスシーンでよくある場面を試験問題として出題しているため、ネイティブの人がいきなり受験しても簡単には満点を取れません。TOEICで高いスコアを取るためには、普段から新聞記事のような難しい話題や、ビジネス上のやりとりを意識して英語を勉強している必要があります。
このような背景もあり、TOEICで高いスコアを取得することは、「単に英語力がある人」ではなく、「ビジネス英語を使える人」として企業から評価される傾向があるのです。

TOIECの概要

TOEICとは、一体どのようなテストなのでしょうか。「将来、履歴書にTOEICのスコアを書きたいけど、まだ受験したことがない」という方のために、TOIECの概要を解説します。

ビジネス英語の能力を測定するテスト

TOEICは、「Test of English for International Communication」の略で、英語のコミュニケーション能力を評価するための世界共通のテストを指します。テストは年に10回実施されていて、現在の日本ではビジネス英語の能力を測定するテストとして、もっとも一般的なものといえるでしょう。
TOEICテストにはいくつかの種類がありますが、履歴書に記入するのは「TOEIC Listening & Reading Test」のスコアになります。「英語を聞く能力」と「英語を読む能力」を990点満点のテストで評価し、結果は5点刻みのスコアで評価されます。 また、TOEICの主催者はETS(Educational Testing Service)というアメリカの団体ですが、日本国内においてはIIBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)が実施しています。

TOEICの獲得スコアから期待される英語の能力

TOEICスコアは、ビジネス英語の能力を見る基準になります。獲得するスコアによって、どのような英語の能力が期待されているのでしょうか。履歴書に書く際の価値基準も併せてご紹介します。

■TOEICスコアとできることの目安

TOEICスコア できること
400~495 簡単な会話が可能であるが、意思の疎通は限定的。読み書きも不正確である。
資格として履歴書でアピールできるスコアではない。
500~595 英語の基礎力は身に付いており、やや長めの文章も理解できる。また、簡単な会話であれば意思疎通が図れる。
履歴書に記入してもマイナスにならないスコアであるといえる。
600~695 ある程度、英語で自分の意見を言えるようになるが、長文を細部まで理解するレベルには至らない。
多くの上場企業が求めているスコアが600点ということから、履歴書に書くことで評価が得られるスコア。
700~795 短文も長文もある程度理解ができるが、テーマによっては、ネイティブと対等に議論するには困難なレベル。
企業の国際部門などに応募する際の一般的な基準スコアにもなっており、英語力をアピールするのに十分なスコアといえる。
800~895 短文も長文も比較的細部にわたって理解ができ、自分の意見を述べたり、相手からの複雑な要求にもしっかり答えられたりできるレベル。
海外赴任の基準ともなるスコアであることから、履歴書に書くことで十分に英語力をアピールすることができる。
900~990 自分が専門分野とする高度な専門書を読めるなど、高度な英文を理解することができるレベル。
全受験者のうち、3~4%程度しかこのスコアを取得できないことから、非常に高い英語力を持つことをアピールできる。

TOEIC BridgeとTOEIC S&W

TOIECには、「TOEIC Listening & Reading Test」のほかに、2種類のテストがあります。それぞれのテストの特徴を以下に解説します。

●TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
TOEIC Bridge Listening & Reading Tests(TOEIC Bridge)は、日常的な内容から出題されるテストです。「Bridge」には架け橋という意味があり、TOEICを本格的に受験する前段階に受けるテストという役割があります。そのため、英語初級者から中級者向けといえるでしょう。
TOEIC Bridgeは、50問のリスニング、50問のリーディングの計100問で構成されており、通常のTOIECが200問であることから、問題数を考えても初心者にやさしいテストといえます。「TOEICを受ける前に自分の英語力を測定してみたい」という方にはおすすめのテストですが、履歴書にスコアを記入してもメリットはほとんどありません。

●TOEIC Speaking & Writing Tests
TOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)は、ビジネスの現場や日常生活に関する問題を解きながら、英語のコミュニケーション能力を評価するテストです。こちらは、スピーキング200点、ライティング200点の計400点満点のテストです。テスト結果はスコアを出すだけでなく、スピーキングで8段階、ライティングで9段階の能力別評価があることも特徴です。
また、スピーキングに関しては発音、イントネーション、アクセントが評価されるため、自身の長所・短所を知ることもできます。「読む力」と「聞く力」を測定する通常のTOEICだけでは、実際のビジネスで英語を使ううえでは不十分です。そのため、より実践的な英語力を身に付けたい方は、TOEIC S&Wも受験するのがおすすめです。また、スピーキング、ライティングの点数がそれぞれ130点以上であれば、履歴書に記入した際に評価されるといわれています。

TOEICは何点以上あれば履歴書に書ける?

TOEICのスコアは、特に何点以上でないと履歴書に記入できないといった決まりはありません。ですが、あまりに低い点数を書いても評価されないといった現実があります。ここでは、記入すべき点数の目安と考え方をご紹介します。

実施された試験の平均点以上を記入の目安とする

TOEICのスコアをアピールするにあたって、実施された試験の平均点を知っておくことは大切です。2020年1月に実施されたTOEICの平均点は581点でした。そのため、581点以下ではアピールとしては弱いといえます。

業界や企業によって求められているスコアを目安とする

求人サイトを見ると、TOEICスコアについて言及されていることも珍しくありません。しかし、応募者に求めるスコアは企業によってまちまちです。そのため、一概に「TOEICを何点取れれば就職できる」と断言することはできません。
求人サイトや募集要項などをしっかりと読み込み、どの程度のスコアであれば評価の対象になるのか、応募企業ごとに見極める必要があります。

■企業におけるTOEICスコアの条件例

企業名 TOEICスコア条件 備考
某製薬会社 TOEICテスト650点以上歓迎 英語によるコミュニケーションに
支障がない方
某通販サイト運営企業 TOEICテスト650点以上歓迎  
某電機メーカー TOEICテスト500点以上  
某IT企業 TOEICテスト700点以上 必要条件:英語中級
歓迎条件:英語上級

また、TOEICのスコアを採用条件としていない企業も少なくありません。そのため、TOIECを受験していなかったり、点数が悪かったりしたからといって悲観することはありません。

TOEICの履歴書への正しい書き方

履歴書は項目ごとに書き方のルールがあり、それはTOEICのスコアを記入する際も同様です。ここでは、TOEICのスコアの正しい書き方をご紹介しましょう。

「日付」「テストの正式名称」「点数」の順で記入

TOEICのスコアは、「日付」「テストの正式名称」「点数」の順番で記入しましょう。履歴書に書く場合、TOEICテストの正式名称は「Test of English for International Communication」ですが、「TOEIC」と記入して構いません。

■履歴書の資格欄におけるTOEICスコアの書き方

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ほとんどの履歴書では、資格欄が「年」「月」「免許・資格」の3つの欄に分かれています。「年」と「月」には受験した年月を記入し、「免許・資格」の欄には「TOEIC Listening & Readingスコア XXX点 取得」などと書きましょう。

有効期限に注意する

厳密にいえば、TOEICのスコアに有効期限はありません。しかし、認定証の再発行が2年まで可能であることから、履歴書に記入する場合には2年以内のスコアを書くのが一般的です。そのため受験した日付が2年以上前である場合、再度受験することをおすすめします。
ただし、受験後にスコアが発表されるまでには、最低でも3週間かかります。履歴書の提出期限ぎりぎりに受験してもスコアを記入することができませんので注意が必要です。

点数は正確に記入する

TOEICのスコアは、正確な点数を記入しましょう。採用で有利になるために、履歴書に水増ししたスコアを書きたいと考える方もいるかもしれません。しかし、TOEICにはスコアの認定証があります。もしも嘘のスコアを書いて内定をもらっても、認定証の提示を求められた場合、虚偽の記入をしたことが発覚してしまいます。
履歴書に虚偽の内容を記入したことが判明すれば、内定が取り消しになることもあるでしょう。また、入社後にTOEICの受験を義務付けている企業もあり、実力からかけ離れたスコアを書いた場合、入社後のTOIECの結果がかんばしくなければ、不信感を抱かれるかもしれません。
いくら英語力をアピールしたいからといって、虚偽の記載をすることは絶対にしてはいけません。

履歴書に記入したい英語力をアピールできる資格

TOEIC以外にも、英語力をアピールできる資格があります。最後に、TOEIC以外に履歴書に記入したい英語関連の代表的な資格をご紹介します。

TOEFL

TOEFL(トーフル)は、「Test of English as a Foreign Language」の略で、英語を母国語としない人が英語圏の大学などへの留学やMBAへの進学に必要となる、世界共通の英語試験です。英語を「ライティング」「リーディング」「リスニング」「スピーキング」の4つの項目でテストすることから、「リーディング」「リスニング」といった受け身の能力を測定するTOEICに比べて、英語の総合力が測ることが可能といわれています。このことから、外資系企業や海外企業では、TOEFLのスコアのほうが評価される場合があります。

Linguaskill Business

Linguaskill Businessは、公益財団法人日本英語検定協会とイギリスのケンブリッジ大学にある英語期検定機構が共同開発したオンラインテストツールで、50カ国の企業や団体で実施されています。テストの内容が、広範囲な職種に対応可能な、ビジネスに特化したコンテンツで構成されているのが特徴で、「ライティング」「リーディング」「リスニング」「スピーキング」の4つの項目が、それぞれ5段階で評価されます。オンライン形式によるテストであることから、受験後の結果が最短3営業日でわかるのも魅力のひとつといえるでしょう。

IELTS

IELTS(アイエルツ)は、「International English Language Testing System」の略で、留学や研修のために英語力を証明する必要のある方や、イギリス、オーストラリア、カナダなどへの移住申請に最適なテストです。IELTSの成績証明書を得るには、通常「ライティング」「リーディング」「リスニング」「スピーキング」の順序で行われる、4つのテストを全て受験する必要があります。4つのテストの合計所要時間は約2時間45分です。日本における認知度は高くありませんが、外資系企業ではTOEFLと同程度に認知されています。

実用英語技能検

実用英語技能検定は、通称英検ともいい、年3回実施される国内最大規模の英語検定試験です。5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級の7つのグレードに分かれており、それぞれ「ライティング」「リーディング」「リスニング」「スピーキング」の4項目を測定し、合否と英検CSEスコアで試験結果をフィードバックされます。
英検の資格にはTOEICと異なり、有効期限がありません。「期限がない」ということは同時に「更新がない」ことを意味するため、取得から長い年月が経ってしまった場合、能力として評価されにくくなることも事実です。

英語力をアピールしたければTOEIC以外の資格も検討しよう

TOEICのスコアを履歴書に記入する場合の注意点について解説してきました。TOEICは日本では知名度の高い試験ですが、企業によって重要視する度合いや評価するスコアが異なります。TOEICのスコアをアピールしたい方は、企業が求めている基準値をあらかじめ把握しておきましょう。
さらに、より英語力をアピールしたい場合は、TOEFLやLinguaskill Businessといったほかの試験も受け、その結果も併せて記入することをおすすめします。


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