2024.04.10

【履歴書に用いるボールペンの選び方】おすすめの太さ・色、NG例などを解説

【履歴書に用いるボールペンの選び方】おすすめの太さ・色、NG例などを解説

パートやアルバイトに応募する際は、履歴書を応募先企業に提出する必要があります。パソコンを使って履歴書を作成する方法もありますが、手書きの履歴書を求められた場合はどうすればよいでしょうか。また、手書きのほうが自分をアピールできるのかも気になります。この記事では、手書きで履歴書を作る際、選びたいボールペンについてわかりやすく解説します。

履歴書を書くのにおすすめなのは、しっかりと書けてにじみにくく、消えにくいボールペンです。履歴書に最適な色、太さなどと一緒に、履歴書を書くうえで絶対にしてはいけないNG例なども紹介しています。採用担当者に好印象を与える履歴書を書くためにも、ぜひ参考にしてください。

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履歴書を手書きする必要があるのはなぜ?

近年は、パソコンで履歴書を作成することも多くなっています。データを保存しさえすれば、簡単に複製できるため、圧倒的に時間がかかりません。しかし、手書きの履歴書は、パソコンで履歴書を作成するのと比べると手間がかかるのがデメリットです。

それでは、なぜ手書きの履歴書を出す必要があるのでしょうか。なぜなら、例えば応募先の企業が「手書きの履歴書」を求めてきたり、オフィスワークなどの職務に応募するため、文字の丁寧さをアピールしたかったりするケースがあるからです。

応募先が「手書きの履歴書」を指定している場合は、その指示に従う必要があります。また、文字を書くことが多い事務職などに応募する場合は、文字の丁寧さや読みやすさなどが重視される可能性があります。

そのため、「美しい字を書ける」「丁寧で読みやすい字を書ける」といった人は、手書きの履歴書を用意すれば、自分をアピールしやすくなるでしょう。本記事で紹介するようなペンを使い、手書きする際のルールに則った履歴書を用意するのがおすすめです。

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履歴書を書くときに適したペンは?

履歴書の文字が読みやすいと、採用担当者の印象もアップします。手書きの文字には癖が表れやすいため、企業によっては履歴書の見た目から「こんな性格なのでは?」と評価されることもあるでしょう。きれいで好印象を与える履歴書を作成するため、履歴書を書くときに適したペンの選び方をぜひ参考にしてください。

しっかり書けて消えないボールペンがベスト

履歴書は、企業に提出する正式な書類なので、簡単に文字が消せる鉛筆やシャープペンシルを使ってはいけません。履歴書の記入には、文字をしっかりと書けて、消せないボールペンがベストです。

        

インクごとの特徴を簡単にご紹介しましょう。

  • ・ 水性インク:書き味がなめらかだが、耐水性に劣る
  • ・ 油性インク:耐水性・速乾性に優れているが、書き味が今一つ
  • ・ ゲルインク:水性と油性の良さを併せ持つが、インクの減りが早い

消せるボールペンは絶対に使用しない

消せるボールペンで書いた履歴書は、他人が修正や改ざんできる信頼性のない書類とみなされ、企業から非常識な人だと思われるおそれがあります。また、摩擦熱によって透明になるインクを使用しているため、高温になる場所やコピー機のライトの熱に反応して文字が見えなくなることもあります。消せるボールペンは、応募書類には絶対に使用しないようにしましょう。

にじみやすいペンの使用は避ける

にじみやすい水性ペンや万年筆などを使うと、水に濡れたときに文字がにじんで読めなくなってしまいます。履歴書の扱いに注意を払っていたとしても、郵送中に思いがけず雨などで濡れてしまう可能性もあるでしょう。万が一を考えて、にじみやすいペンは避けたほうが無難です。

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履歴書に適したボールペン選びのポイント

履歴書を書くときに適したボールペンとは、どのようなものでしょうか。ボールペンと一口にいっても多くの種類があり、その特徴も多岐にわたります。インクの濃さやにじみ、線の太さ、なめらかさ、乾きやすさなどで好みも分かれるでしょう。

普段、どのようなボールペンを使っているかで自分なりの好みも違うでしょう。以降では、履歴書を書くときに間違いないボールペンをご紹介します。

0.5ミリ~0.7ミリを基準に選ぶ

履歴書に用いるボールペンの基準は、太すぎず細すぎないものがおすすめです。太すぎると履歴書の各項目に書きにくくなり、細すぎると弱々しいイメージにつながります。自宅にあるボールペンのなかから選ぶ場合は、0.5ミリ~0.7ミリのボールペンを基準にしてください。

今後、履歴書用のボールペンを購入する場合は、以下の項目で示す太さを参考に、0.7ミリのものをおすすめします。

インクの色は黒を選ぶ

履歴書に使うボールペンのインクは黒を選びましょう。履歴書のマニュアルには「黒または青の筆記具」と書かれたものもありますが、ビジネスシーンで使われるのは黒のインクが主流です。そのため、青色のペンは相手に違和感を与えてしまう可能性があります。

履歴書に最適なインクの種類

前述しましたが、ボールペンのインクには水性、油性、ゲルインクの大きく3種類があります。ここでは少し詳しく見ていきましょう。

  • 水性ボールペン
  • 軽い筆圧でなめらかに書くことができ、発色も良いが、水に濡れるとにじみやすい。
  • 油性ボールペン
  • 水に強く乾きが良い。インクのにじみも少ないが、文字がかすれることが多い。
  • ゲルインクボールペン
  • 水性の書き味の良さと油性の乾きやすさを併せ持ったインク。にじみにくく発色もあざやか。履歴書を書くときにおすすめなのは、なめらかな書き味でにじみにくいゲルインクボールペンです。インクの出方が一定でくっきりと発色するので、書いた文字が読みやすいというメリットもあります。

履歴書におすすめのペンの太さとタイプ

文房具店などで売られているボールペンは、0.3ミリ~1.0ミリの太さがメイン。そのなかでも履歴書におすすめなのは、0.7ミリのゲルインクボールペンです。少し重みのある書き味のものを選べば、普段、油性ボールペンを愛用している方でも書きやすいはずです。

0.7ミリは少し太いと感じる方がいるかもしれませんが、記入枠が比較的大きい履歴書ではバランスの良い文字を書くことができます。また、ある程度太さがあることから、読む人に力強いイメージを与えることも可能です。

0.5ミリやそれより細いペンでは文字が小さく見え、弱々しい印象に。反対に0.7ミリよりも太いと、文字の細かい部分がつぶれて読みにくくなることがあります。
さらに、速乾タイプのペンであれば、書いている最中に文字に触れてしまっても紙を汚しにくいので安心です。

■0.7ミリのゲルインクボールペンの使用例

0.7ミリのゲルインクボールペンの使用例

バランスの良い文字が書けている印象を与えることができます。


■0.5ミリのゲルインクボールペンの使用例

0.5ミリのゲルインクボールペンの使用例

名前など大きな文字のバランスが悪く見えてしまいます。

文字の大きさによって太さを使い分ける
履歴書は、項目によって記入欄の大きさに違いがあります。名前はある程度太いペンで書き、スペースの小さな自己PR欄は少し細めのペンで書くなど、記入欄の大きさによって使い分けるのも一つの方法です。その場合は、統一感を出すために同じシリーズのペンでそろえるとよいでしょう。

また、志望動機や自己PRなどで、強調したい部分を他より太いペンで書いたり、極細のペンでふりがなを付けたりすることでアピールするといったテクニックもあります。自分が特に伝えたい部分を際立たせるだけでなく、採用担当者の目を引き、印象に残すことができるでしょう。

文字が読みやすいか確認する

履歴書を書くのに、ちょうど良いボールペンが選べたあとは、文字を書いてみましょう。書きやすさだけでなく、読む側から見て読みやすい文字が書けているかも確認します。履歴書は、読み手にどう伝わるかが大事です。力みすぎていないにもかかわらず、適度に力強い筆跡が見てとれるなら、自分にちょうど良いボールペンが選べたことになります。

とりあえず自分の名前を書いてみる

文字の読みやすさを確かめる場合は、とりあえず自分の名前を書いてみましょう。幼いころから書きなれている字であり、採用担当者の目に留まってほしい名前でもあります。自分の名前を書いてみて、違和感がなかったり、自分のアピールしたいイメージと似通っていると感じたりするものを選ぶようにしましょう。

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履歴書を書くときの注意点

履歴書を書くときの注意点

消すことができないペンを使って、きれいで見やすい履歴書を書くには、以下の3つの注意点があります。

試し書きは本番と同じ文字で

ペンの書きやすさや字の読みやすさは、実際に書いてみないと確認できません。そのため、試し書きする際は、名前や住所、学校名など、実際の履歴書に記入するのと同じ文字を書いてみましょう。また、文字のバランスは大きさによっても印象が変わるため、できるだけ履歴書の枠と同じ大きさで書くことをおすすめします。

インクの滲みに気を付ける

最近のペンではさほど見られませんが、あまり使用していない場合などでは、インクが滲むことがあります。キャップを取ってすぐに書き始めないで、他の紙に試し書きをしてみましょう。また、書いた部分に手を置くことで字がこすれてしまうことがあります。乾燥に時間がかかるペンで書いた場合などは、少しずつ時間を空けて書き進めるか、ティッシュなどを置いてインクの滲みが出ないようにしましょう。

下書きをするならやわらかめの鉛筆で軽く

履歴書の下書きをする場合は、やわらかめの鉛筆で軽く書くようにしましょう。筆圧が強いと紙がへこんで跡になったり、インクがきれいにのらなくなったりしてしまいます。

間違っても修正ペンや修正テープは使わない

途中で書き間違いをしても、修正ペンや修正テープは絶対に使ってはいけません。修正ペンなどを用いると雑な印象を与え、それだけで一般常識がないと思われ選考に不利になってしまいます。たとえ面倒でも、間違ってしまった場合は新しい履歴書で書き直しましょう。

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履歴書をより丁寧にわかりやすく見せるボールペンの使い方

本項目では、履歴書に最適なボールペンを使ったうえで、より丁寧にわかりやすい履歴書を仕上げる方法を解説します。

履歴書に書くべき文字の大きさでボールペンの太さを工夫する

履歴書には、さまざまな項目があり、欄の大きさが異なります。名前の欄はかなり大きく、住所欄はその3分の2ほどです。記入すべき内容にも、かなりの違いがあります。欄の大きさや内容に応じて、手書きする文字の大きさを変えると、メリハリがつき、読みやすい履歴書に仕上げることができるでしょう。

ある程度強い印象を残したい欄には太めのボールペン、文字を多く使う欄には細めのボールペンを選ぶ工夫も効果的です。この際、太さ以外の要素(線の濃さや色合い)などは統一されるように、同じ種類のボールペンで太さだけを変えることがポイントとなります。

文字にメリハリをつけ、ふりがなをふるといった工夫で自身をアピールする

採用担当者に訴えかける履歴書を書きたい場合は、履歴書の欄に応じてボールペンを変えるだけでなく、一つの欄のなかでもボールペンを変える方法を試してみてください。強調したいアピールポイントに他の部分より太いボールペンを使ったり、難読の漢字に極細のボールペンでふりがなをふったりすることで、より丁寧に履歴書を書き上げた事実を伝えることができます。

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履歴書の宛名を書くときの注意点

履歴書用に選んだボールペンを使って、封筒に宛名を書くときにも、いくつかの注意点があります。応募先企業や担当部署・採用担当者などの名前にミスがないことはもちろん、正しい敬称を用いることなどは、手紙のビジネスマナーの基本です。以降では、履歴書という大切な書類を送る封筒に宛名を書く際、特に心にとどめておくべき注意点を2つ紹介します。

「履歴書在中」と赤字で記載

履歴書を郵送する際、封筒の表に「履歴書在中」もしくは「応募書類在中」という文言を書き入れるのがマナーです。この文言があれば、中に入っている書類の種類が一目瞭然となります。応募先企業で、よりスムーズに採用担当者の手にわたるでしょう。

「応募先企業で採用担当者をわずらわせない」「他の書類に埋もれさせない」という意味でも、ぜひ知っておきたいポイントです。「履歴書在中」「応募書類在中」と記載する際は、封筒表の左下に 赤字で記載しましょう。

そのあと、「履歴書在中」「応募書類在中」の文言の周りを赤字で四角く囲みます。フリーハンドではなく、定規などを使ってきちんと囲むことも大切です。手書きする代わりに、文具店や100円ショップなどで購入できるスタンプを用いてもかまいません。

裏移りしないように注意する

ボールペンを使って宛名を書くなら問題ありませんが、サインペンなど太目のマジックを使う場合は、裏移りしてしまう可能性があります。少し厚めの封筒を使えば裏移りを防ぐこともできますが、裏移りしそうなほど太目のマジックを使わず、履歴書を書いたのと同じボールペンで、ゆっくりと丁寧に宛名を書くほうがおすすめです。

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まとめ

本記事では、パートやアルバイトの応募時に提出する履歴書を書く際に、ぜひ使いたいペン選びの基準を解説しました。履歴書は、応募先企業の採用担当者にあなたを印象づけるためのものです。その印象をより良いものにするためには、ペン選びも重要です。

しっかりと書けてにじみにくく、悪目立ちすることがないインクとして、0.7ミリのゲルインクのボールペンをおすすめしています。摩擦などで消えてしまうペンは一見便利ですが、履歴書などの重要書類の場合は、ビジネスマナーとして使ってはいけません。

丁寧に心を込めて書いた履歴書で採用担当者に好印象を与えられれば、一歩前進です。パートやアルバイトの採用を勝ちとるためにも、ぜひ参考にしてください。

※各社の情報は、2022年7月時点のものです。また、店舗によって条件が異なる場合があります。ご希望の店舗の最新情報は、求人情報をご覧ください。

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