2023.09.29

履歴書を書き間違えたらどうする?間違えたときの修正方法・書き間違え防止対策も紹介

履歴書を書き間違えたらどうする?間違えたときの修正方法・書き間違え防止対策も紹介

履歴書を書き上げたはいいものの、後から誤字・脱字に気づいてしまった経験はありませんか?慎重に書き進めているつもりでも、うっかりミスをしてしまう方もいるかもしれません。
「ちょっとの間違いなら直さなくてもいいかな?」「もし、誤字・脱字に気づかず提出したら、採用にどれぐらい影響があるんだろう?」という疑問も浮かんでくるもの。 そこで、ここでは履歴書に誤字・脱字があった場合の企業からの印象や適切な対処法のほか、書き間違えないようにする方法についても解説します。

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履歴書の書き間違えが及ぼす影響とは

履歴書の書き間違えが及ぼす影響とは

履歴書や職務経歴書などの応募書類を最初に確認するのは採用担当者です。そのため、誤字・脱字に関する採用担当者の印象は重要になります。「ちょっとくらいなら大丈夫かも」とそのままにした履歴書の書き間違えが、選考に影響を与ええてしまうことも。

まずは、履歴書を書き間違えることで与える印象や、選考時に起こり得る影響をご紹介します。

仕事でもミスしそうな印象を与えてしまう

採用担当者がミスのない履歴書と誤字・脱字がある履歴書を比較したとき、どう思うでしょうか?誤字・脱字をそのままにしていると、履歴書の見直しすらしていないと判断され「入社してからも仕事で同じような間違いをしそうだ」と判断されるおそれがあります。

履歴書などの応募書類は、ビジネス文書の一種です。ビジネスの場では、誤字・脱字のある書類を提出することは失礼に当たります。また、もしも金額などを間違えた書類を取引先に送ってしまった場合、信用を失いかねません。

書類の誤字・脱字にはそれだけリスクがあるため、履歴書ですでにミスをしている人材には、マイナスの評価が付きやすいといえます。

だらしない人だと判断される可能性がある

誤字・脱字は、丁寧に何度も見直しさえしていれば、大抵は防ぐことができます。このような最低限の努力を怠る応募者に対しては「だらしない人だ」という印象を抱く採用担当者もいるかもしれません。

また「入社後も仕事を雑にこなすのではないか?」と判断され、採用にマイナスの影響が出る場合があります。反対に、ミスのない応募書類を提出すれば「ビジネス文書をきちんと作成できる」「丁寧に仕事をこなしそう」といった印象を与えやすいといえます。

履歴書の書き間違えだけで不採用になるわけではない

誤字・脱字が採用担当者にマイナスな印象を与えることは否定できません。しかし、履歴書などの応募書類に誤字・脱字があったからといって、必ずしも不採用になるということではありません。

大切なのは履歴書の内容です。内容が充実し、企業にとって魅力的であれば、多少の誤字・脱字があっても選考を通過できる可能性はあります。

ただし、内容がしっかりしていて、なおかつ誤字・脱字が一切ない状態がベストであることはいうまでもありません。

評価が同程度の応募者がいれば不利になる

あなたと同じぐらいの能力や実績を持った人が、同じ企業の選考を受けたとします。
このようなケースでは、誤字・脱字のある応募書類を提出したほうが落とされる可能性があります。能力が同等であれば「履歴書でミスをしていない人材を採用したい」と企業が考えるのも自然なことではないでしょうか。

そんなわずかな差で落とされるリスクを減らすためにも、間違いのない応募書類を提出するようにしましょう。

職種によっては書き間違えがマイナスの影響を与えることもある

ライターや編集など、文字を扱う職種は書類の誤字・脱字に厳しい傾向があります。履歴書などの応募書類でミスをするような人材を雇えば、業務でもさまざまなミスを犯す危険性があるためです。

また、事務や経理といった職種に応募する場合にも、いっそう応募書類の誤字・脱字に気を付ける必要があります。会社の管理や経営に関わるこれらの職種は、仕事の速さよりも正確さが要求されます。間違った数字を計上してしまえば、会社全体の業務に支障をきたしかねません。

さらに、銀行員の採用でも、誤字・脱字のある応募書類が大きなマイナス評価につながるおそれがあります。銀行員は日頃から個人情報や金銭を取り扱っているため、書類上のミスには特に敏感です。

このように、職種によっては応募書類の誤字・脱字が、そのほかの職種よりも大きな影響を及ぼします。自身の志望する職種によっては、いっそう気を引き締めて履歴書など応募書類の見直しをしましょう。

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履歴書を書き間違えた場合は、新しい用紙に書き直そう

履歴書は、書き間違えてしまったら修正するのではなく、新しく書き直すのが原則となります。
履歴書は企業が合否を判断するための大切な公的書類です。しかし、修正された部分があると、応募者本人が修正したものがどうかの確認ができず、書類の信頼性の低下へつながります。

「履歴書を修正してはならない」という決まりがあるわけではありませんが、修正をした履歴書は好印象へはつながらないでしょう。読みやすさの観点からも、修正のない履歴書の方が望ましいです。

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書き間違えた履歴書の修正方法と注意点

書き間違えた履歴書の修正方法と注意点

では、履歴書に誤字・脱字が見つかった場合には、どのように対処すればいいのでしょうか?
前提として、誤字・脱字があった場合には、一から書き直すのが原則です。しかし、提出直前に誤字・脱字を見つけ、どうしても書き直す時間がない場合もあるかもしれません。

ここでは、やむをえず履歴書を修正する場合の注意点を押さえておきましょう。

どうしても修正する場合は二重線と捺印を使う

書き間違いに気づいたものの、企業から指定された用紙を使用していたり、説明会や面接当日で書き直す時間がなかったりという場合は「二重線と捺印」で訂正します。

定規を使って誤字や脱字がある箇所に二重線を引き、その上に訂正印を押します。その後、間違えた箇所の上下いずれかに正しい文章を書きましょう。間違えている文字だけを訂正するのではなく、前後の文字と併せて単語ごと訂正します。

これは、ビジネス文書でもよく見られる修正方法であるため、履歴書に使用することも可能です。ただし、見栄えがいいとはいえないため、複数の箇所をこの方法で訂正するのはおすすめできません。

また、訂正印は朱肉のいらない印章の使用は避け、朱肉で押す印章を使用するようにします。そのため、説明会や面接に向かう際には、応募書類とともに朱肉と印章を持つようにしておきましょう。

修正液や修正テープは使用しない

履歴書は、応募者の経歴を証明する大切な書類です。文書としての信頼性を保証するためには、間違いなく応募者本人が書いたと証明する必要があります。しかし、修正液や修正テープを使ってしまうと、本当に応募者が修正したかどうかわからなくなってしまいます。

また、修正液や修正テープで書き直した履歴書は、見た目も美しくはありません。そのため、誤字・脱字を修正するとしても、修正液や修正テープを使用しないことが望ましいです。

消せるボールペンは使用しない

消せるボールペンという、便利な筆記用具があります。これは、書き間違えた場合に、付属のゴムなどでこすることでインクを消して書き直すことができます。そのため、一見、履歴書作成に便利なように思えます。

しかし、消せるボールペンを履歴書には使用しないようにしましょう。消せるボールペンでは、書き直しができる鉛筆で書いていることと同じで、誰でも履歴書の内容に手を加えることができてしまいます。
消せるボールペンを使用すると、第三者が書き換えていないという保証ができなくなってしまい、履歴書に対する信頼性が損なわれてしまうのです。

また、消せるボールペンのインクは熱によって消えます。意図的でなくとも、発熱状態のノートパソコンの下に置いたり、夏の社内に置くなど思いもよらない場面で消えてしまう可能性があります。

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郵送後に書き間違えに気づいた場合の対処法

履歴書を発送した後で誤字・脱字に気づくこともあるかもしれません。こんなときの対処方法について「作り直した書類を郵送で再提出する場合」と「面接時に作り直した書類を提出する場合」の2つのパターンに分けて解説します。

作り直した書類を郵送で再提出する

応募書類を発送してから誤字・脱字に気づいた場合、作り直した書類をできるだけ早く郵送で再提出するのがベターです。誤字・脱字がある時点で、マイナスに評価されるかもしれません。しかし、自身でミスに気づき、リカバリーしたという点では、マイナスの印象を減らせる可能性があります。

ただし、応募書類を再送する場合は、必ず先に採用担当者に連絡をとり、送っていいかどうか確認します。何の連絡もなしに履歴書が再送されてきた場合「非常識な人間」だという印象を与える場合があります。再送の許可が下りた場合には、お詫びとお礼を伝えることも忘れないようにしましょう。

面接時に作り直した書類を提出する

書類の再提出が間に合わない場合には、面接の際に新たな履歴書を再提出し、冒頭で誤りがあったことを伝える方法もあります。

まずは、再送する場合と同じく、採用担当者に連絡をして、郵送では間に合わないため作成し直した履歴書を面接時に提出しても良いか、確認をとります。あくまで再提出したいことを「提案」するように申し出ることが大切です。決して無理強いはせず、採用担当者の指示に従いましょう。

提出の許可が下りた場合、面接の冒頭で、訂正箇所を面接担当者にわかりやすく伝えましょう。また、訂正するに当たって、お詫びを伝えるのも忘れないようにします。

<面接時に訂正する場合の具体例>
大変申し訳ございませんが、先日提出させていただいた履歴書に誤りがありました。
◯◯の項目の2行目、「△」という文字がございますが、正しくは「×」という文字になります。
ご迷惑をおかけしますが、訂正させていただきたくお願い申し上げます。

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履歴書の書き間違え防止対策

履歴書に誤字・脱字が見つかった場合の対処方法について説明しましたが、やはりミスがないのが一番です。ここからは、履歴書を書くうえで、誤字・脱字を防ぐ方法を6つご紹介します。

下書きをする

定番ではありますが、シャープペンシルや鉛筆で下書きをするのは誤字・脱字を防ぐには効果的な方法です。

2回書くことになるため大変に思うかもしれませんが、緊張することなく書けるため、効率は悪くありません。また、下書きをすれば文字のサイズ感やバランスもわかりやすいため、美しい履歴書に仕上げやすいというメリットがあります。

ただし下書きの時点で強く書きすぎると跡が残ってしまったり、消しゴムで消しづらくなってしまったりしますので、弱い筆圧で書くように気を付けましょう。

時間を空けて読み直す

履歴書を書いてすぐに見直しをしても、誤字・脱字に気づかない場合があります。そのため、履歴書を書いたら、一晩以上空けてから見直しすることがおすすめです。
時間を空けて再度チェックすることで、誤字・脱字だけでなく、文章上の表現の違和感などにも気づけることがあります。

パソコンで履歴書を作成する

履歴書をパソコンで作成することも、誤字・脱字対策として有効です。以前は、履歴書は手書きで作成するのが一般的でしたが、近年では手書きでもパソコンでも評価を変えないという企業も多くあります。とりわけIT系の企業ではパソコンで作成したほうが、パソコンの基本的なスキルがわかるため歓迎することも珍しくありません。

また、パソコンで作成すれば、誤字・脱字を見つけた場合にもすぐに修正して印刷し直すことができます。複数の企業に応募する場合には、学歴や職歴といった共通の部分をわざわざ書き直す手間もありません。そのため、企業から特に指定がなければ、パソコンを使って履歴書を作成するのもおすすめです。

下記の記事も、パソコンでの履歴書作成の参考にぜひご覧ください。
履歴書はパソコン、手書きどちらもOK!便利なテンプレートとパソコン作成のポイント
作成した履歴書をPDF形式にする方法を解説!メールで送付する際のポイントも確認しよう

誤字・脱字チェックツールを活用する

履歴書をパソコンで作成した場合は、Wordなどの文書作成ソフトに文章を貼り付け、誤字・脱字を確認するのがおすすめです。

Wordに入力すれば、誤字・脱字だけでなく不自然な表現もチェックしてくれるため、文章力の向上が期待できます。また、手書きで履歴書を作成しなければならない場合にも、一度パソコンで作成して、徹底的に文章を添削してから書き写すといいでしょう。

ただし、ソフトを使用しても数字のミスなどは見つけられず、脱字についても完全とはいえません。必ず、読み返したり音読を行ったりして誤りがないか確認をしてください。

第三者にチェックしてもらう

自分で書いた文章はすでに内容が頭の中に入っているため、どれだけ読み返してもミスを見落としてしまうことがあります。このような事態を避けるには、第三者にチェックしてもらうことがおすすめです。

初めてその文章を読む第三者であれば、誤字・脱字や文章の違和感があった場合にも気づきやすいものです。また、お互いにアドバイスし合える友人がいれば、自身のPRポイントや長所・短所といった部分も併せて客観的に教えてもらいましょう。

集中できる環境で書く

履歴書に記入ミスをしないためには、集中力を高める環境作りも大切です。物で溢れかえったデスクでは気が散ってしまい、ミスが生じやすくなります。さらに、心が落ち着かないだけでなく、履歴書自体が汚れる原因にもなります。

記入する前には、デスク周りをきちんと整理整頓しておきましょう。また、テレビをつけたり音楽を聴いたりしながら記入すると、注意力が散漫になり、ミスを引き起こす可能性があります。

記入作業中は、整理された静かな環境で、可能な限り集中して履歴書に取り組むことが重要です。

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まとめ:履歴書を書き間違えた時は新しく書き直すか、二重線と捺印で修正しよう

履歴書に誤字・脱字があった場合の対処法や、採用への影響について解説してきました。
誤字・脱字があったからといって、必ず書類選考で落とされるわけではありません。しかし、採用担当者が良い印象を抱かない可能性があることは否めません。特に、文字や数値を扱う職種の場合、履歴書の誤字・脱字に対する見方は厳しいものになります。出版関係や事務、経理といった職種を希望する方は、特に注意して履歴書を書くべきでしょう。

履歴書は、応募者が企業に提出する最初の仕事であるといえるかもしれません。そのため、何度も見直しをして、ビジネスの場で提出しても恥ずかしくない完成度に仕上げることが大切です。
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