2023.08.18

履歴書写真の基本マナーと好印象を与えるポイントやキレイに撮るコツを紹介

履歴書写真の基本マナーと好印象を与えるポイントやキレイに撮るコツを紹介

就職活動や転職活動、パートやアルバイトの応募において、履歴書は欠かせない要素です。多くの人が書く内容については真剣に取り組みますが、写真に関しては深く考えずに手を抜いてしまいがちではないでしょうか。
しかし、証明写真は履歴書の中で唯一、あなたのビジュアルや雰囲気を伝えられる要素です。書類選考はもちろん、最終的な合否にも影響する重要なポイントだといえるでしょう。

そこでこの記事では、履歴書写真で抑えておくべきポイント、好印象を与えるために意識すべきことなどについて、分かりやすく解説します。是非参考にしてみてください。

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履歴書写真は第一印象を与える重要なもの

就職活動における履歴書写真は、採用担当者にとって最初に目に入る重要な要素です。
履歴書の中で唯一のビジュアル情報であり、企業側にとっては応募者の第一印象を形成する要素となります。
履歴書写真は、適切なサイズや服装を提出することで、応募者がルールやマナーを守る人物であることを伝えると同時に、表情や髪型などを通じて応募者の人柄を表現するものです。
特に接客業や営業職など、お客さんと直接対面する仕事では、写真の表情や髪型、服装が与える印象が重要視されます。

また、面接での受け答えが良くても、履歴書写真の印象が悪ければ「面接では作り笑いをしているだけで、実際の姿は履歴書に現れているのではないか」と思われてしまうかもしれません。
逆に、しっかりとした写真を提出すれば「仕事も丁寧にやってくれそう」という印象を与えられるでしょう。

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履歴書写真で抑えるべき7つのポイント

履歴書写真で抑えるべき7つのポイント

履歴書に使用する写真を撮る際には、以下の7つのポイントを抑えておく必要があります。
それぞのポイントを理解することで、マナーを守った履歴書写真が撮れるので、一つずつしっかり確認してください。

サイズは縦40mm×横30mm

履歴書に使用する写真のサイズは、通常「縦40mm×横30mm」です。写真館やスピード写真機では「履歴書用」を指定すると縦40mm×横30mmになります。

撮影した写真が大きかった場合は、自分で切ってもかまいませんが、その際には注意が必要です。写真の切り方が雑になってしまうと、大雑把な人という印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、写真を正確に切るためには、写真館の専用カッターで裁断してもらうのがおすすめです。専用カッターを使用すると、正確なサイズで裁断してもらえます。

胸から上の部分を撮影する

履歴書写真では、胸から上の部分を撮影します。男性の場合、ネクタイの結びめから少し下までが見える程度が適切です。
肩先まで写ってしまうと写真が大きすぎてバランスが悪くなるので、肩先までは写さないようにしましょう。
また、あまりにもアップにしすぎるのもNGです。写真が顔のアップだけで占められてしまうと、全体の姿勢や雰囲気が伝わりにくくなります。

■履歴書写真は胸から上の部分を写す

履歴書写真は胸から上の部分を写す

3カ月以内に撮影したものを使用する

通常、履歴書の写真を提出する際には、撮影日から過去3カ月以内のものを使用する必要があります。
この期間を超えると、髪型や体重などに変化が生じる可能性があり、現在のあなたとの印象が異なってしまう恐れがあるためです。

貼る前に裏に名前を書く

写真が履歴書からはがれてしまう可能性を考慮し、写真の裏面に自分の名前を書くことをおすすめします。
この対策により、もし写真が紛失したり他の書類と混同したりした場合でも、写真が誰のものであるかを明確に特定できます。また、名前を書く際には、黒の油性ボールペンを使用しましょう。

背景色はブルー・グレー・白から選ぶ

履歴書写真の背景は、基本的にブルー、グレー、白い色が適しています。これらの色は、顔の色や表情を引き立たせる効果があるからです。
ただし、白は明るい色であり、背景が明るすぎる場合には、写真のバランスが崩れる可能性があります。白い背景を選ぶ場合は、背景の明るさに注意しながら適切に調整しましょう。

写真はきれいに貼る

写真を貼る際には写真枠にきちんと収まるように貼ることが大切です。写真枠をはみ出したりしわになったりしないように、写真を貼る前に枠と写真のサイズを確認し、適切に調整しましょう。

また、写真を貼る際に使用する糊は、はみ出さないように注意が必要です。糊が写真の周囲に付着してしまうと、見た目が乱れるだけでなく、写真自体が傷つく可能性もあります。糊よりも両面テープを使用すると、より写真をきれいに貼れるのでおすすめです。

口角を少し上げた自然な笑顔で

履歴書写真では、歯を見せない程度の笑顔が基本です。口を閉じ、両方の口角を上げるようなイメージで表情を作ると、自然で穏やかな笑顔を表現できます。
一直線的な口元や下がった口角の表情は、不愛想に見えてしまう可能性があるので注意が必要です。

履歴書写真において歯を見せて笑うのはNGとされています。歯を見せる笑顔はあまりフォーマルではなく、カジュアルな印象を与えるおそれがあるため注意しましょう。

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撮影方法は大きく3つある

履歴書写真の撮影方法には、大きく分けると以下の3つがあります。

  • 写真スタジオ
  • スピード写真機
  • 自分(自撮り)

写真スタジオでの撮影は最もコストがかかる方法ですが、専門家によるサポートが受けられるなどのメリットがあります。
表情や姿勢などについてアドバイスを受けることができ、より美しい写真を仕上げられるので、クオリティを重視するなら写真スタジオがおすすめです。
ただ、絶対に写真スタジオで撮影しないといけないわけではありません。スピード写真機や自撮りにもそれぞれメリットがあります。

以下に詳しく解説するので、自分にあった撮影方法を選んでください。

写真スタジオ

写真スタジオを利用するとコストはかかりますが、品質は高いです。撮影技術の高さはもちろん、機材設備が充実しており、表情や髪型、服装などについてアドバイスをもらえるのも大きなメリットでしょう。

また、印刷前に加工や補正のサービスを行っているお店もあります。撮影した写真をデータでもらえるので、複数の企業に履歴書を送る人には便利です。
就活シーズンだと撮影希望者が多くて予約が取りにくくなることもあるので、早めに押さえておくとよいでしょう。

スピード写真機

駅やコンビニなどにあるスピード写真機も選択肢の1つです。早いスピードで、手軽に履歴書写真を撮影できるのが最大のメリットです。予約や順番待ちもほとんどなく、撮影時間も10分程度。価格も1,000円以内とお手頃です。
また最近では、スピード写真機の性能も向上しているため、美肌補正機能などが搭載されているモデルもあります。

ただし、撮影回数が限られているのでミスができないことや、写真スタジオで撮った写真よりは質が落ちるといった点はデメリットです。

自分(自撮り)

最近ではスマホのカメラの性能が向上しており、安価で手に入る機材も充実しているので、自分で履歴書写真を撮影するのは選択肢として問題ありません。
誰に気兼ねすることなく撮り直しが何度でもできたり、無料アプリを使えばコストもかかりません。

一方、自分で撮影するので姿勢や表情についてアドバイスをもらうなど、客観的な視点が持てないことはデメリットといえるでしょう。

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好印象を与えるために意識すべきポイント

好印象を与えるために意識すべきポイント

履歴書の写真には、良い印象を与えるために意識すべき重要なポイントがあります。主に、まじめさと清潔感のある印象を心がけることが基本です。
以下に、それぞれのポイントについて解説します。

表情は自然な笑顔を意識する

写真撮影時には、口を閉じ、軽く口角を上げて自然な笑顔を作るようにしましょう。
また、顎を軽く引き、カメラのレンズ(正面)を真っ直ぐ見つめる姿勢を心掛けてください。無表情や上目遣い、あごを引きすぎるなどはNGです。

姿勢は背筋を伸ばす

姿勢は、正面に向かって背筋をピンと伸ばしましょう。左右に傾いていないか、事前に鏡で姿勢のゆがみを確認しておき、調整するのも大事です。
猫背になったり顔が前に出過ぎないように気をつけましょう。

髪型はまとめてスッキリさせる

ボリューム感のある髪型は避け、髪をスッキリとまとめるスタイルを選びましょう。髪を過剰に固めると髪がツンツンと立ってしまうかもしれません。
適度な量のワックスを使用して、自然なセットを心がけましょう。寝ぐせはもちろんNGです。また、前髪は目にかからないようにすることも意識してください。

■自然なセットの例

自然なセットの例

メイクは清潔感を意識する

女性のメイクに関しては、清潔感のあるナチュラルメイクを心掛けましょう。ファンデーションは、目元や口元など、メイクが崩れやすい部分には薄く塗ります。
また、フレッシュな印象を演出するためには、オレンジやコーラル系のカラーを使ってメイクをまとめるのがポイントです。

服装はきちんと着こなす

ボタンはしっかりと締め、ネクタイなどにゆがみがないようにしましょう。服のサイズについては、ゆったり過ぎたり、逆にタイトすぎるのは避けてください。
正社員の場合はリクルートスーツの着用が望ましいです。一方、アルバイトの場合は、勤務時の服装と同じような服装が適しています。

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履歴書写真をキレイに撮るコツ

写真館で撮影する場合は、プロのスタッフにおまかせすればクオリティの高い写真を撮ってもらえます。一方、スピード写真機やスマートフォンの場合は、キレイに撮るための工夫が必要です。

以下、それぞれの場合でキレイに撮るコツを紹介します。

スピード写真機でキレイに撮るコツ

基本的にはスピード写真機の操作手順に従って撮影すれば問題ありません。撮影時には、外部からの光が入らないようにカーテンをしっかりと閉めましょう。
また、画面やレンズの汚れが写り込まないように、事前に清潔な布で拭き取ることをおすすめします。

レフ板の代わりに、膝に白い紙などを置くと反射光を利用できます。これによって、顔の明るさや陰影が均一になります。
さらに、データをネット経由で受け取れる機種を選ぶと便利です。

スマートフォンでキレイに撮るコツ

自撮りをするための選択肢として、スマートフォンや三脚とデジタルカメラを活用する方法があります。
自撮りを行う際、自分でスマートフォンを手に持って撮影すると、腕や手が写り込んだり、肩の位置がずれてしまう可能性があるため、誰かにスマートフォンを渡して撮影してもらうとよいでしょう。
その場合、少し離れた位置から腰のあたりまで入れて撮ってもらい、後からトリミングすることで、顔が歪んで写ってしまうリスクを回避できます。

また、スマートフォンで自撮りする際には、光環境にも注意が必要です。写真館で使用されるレフ板の代わりに、白い紙などを膝に置くことで光を反射させることができ、スマートフォンでも明るい表情が撮れます。
アプリを活用して背景の変更や明るさの補正を行うこともできますが、大幅な加工は避けましょう。自然な印象を保つために、加工は最小限に抑えるのがポイントです。

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Web履歴書への写真データの貼り方

最近では、履歴書をWebやメールで送付するケースが増えています。このような場合には、写真館やスピード写真機でデータ付きのプランを利用するのがおすすめです。

写真データのサイズには注意が必要で、一般的には「縦560ピクセル×横420ピクセル」または「縦600ピクセル×横450ピクセル」程度のサイズが適しています。
また、縦横比は4:3となります。これよりも小さいサイズの写真データを使用すると、画質が低下してしまう可能性があるので注意が必要です。

重要な点として、印刷した写真をスキャンしてデータ化したものを使用するのは避けるべきです。スキャンしたデータは解像度や色調が変化し、本来の写真のクオリティを損ねてしまう可能性があります。

Web履歴書への写真データの貼り方の手順は以下の通りです。

  1. 写真データをパソコンに取り込む
  2. Wordで作成したWeb履歴書を開く
  3. 挿入タブから「画像」を選択
  4. 準備した写真データを選び「挿入」を選択
  5. 書式タブから「文字列の折り返し→前面」を選択
  6. 写真データをWeb履歴書の所定位置に配置
  7. 必要に応じて写真データのサイズを調整

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まとめ:履歴書写真で採用担当者に好印象を与えよう

履歴書写真の撮影方法には、写真館やスピード写真、そしてスマートフォンでの自撮りなど、複数の選択肢があります。それぞれの方法には長所と短所がありますが、クオリティの高さを考えると、写真館での撮影がおすすめです。ただし、その分コストがかかるため、予算に合わせて検討しましょう。
一方、スピード写真は手軽に利用できることがメリットです。スマートフォンでの自撮りでも問題はありませんが、写真のクオリティが下がりやすい点には注意が必要です。
今回紹介したポイントを参考にしながら、自分に合った方法で履歴書写真を作成しましょう。
履歴書写真のキレイな撮り方が理解できた方は、求人を探してみましょう。求人探しにはバイトルNEXTがおすすめです。バイトルNEXTはあらゆる職種の求人を掲載しています。ぜひ一度試してみてください。

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