2023.08.08

ベテラン社員が履歴書の自己PRに書くべき内容を例文付きで紹介!

ベテラン社員が履歴書の自己PRに書くべき内容を例文付きで紹介!

40代の転職では、ベテランとして即戦力で働けるかどうかやマネジメント経験が問われます。
そのため、ベテランと呼ばれる立場にある人が転職する際は自己PRが重要となります。
今回の記事では、豊富な業務経験をアピールするための方法や、自己PRの例文を紹介します。
ベテランが強みとしてアピールできるポイントを理解して、面接官に好印象を与えることで、転職を成功させましょう!

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自己PRに記載できるベテランならではの強み

自己PRに記載できるベテランならではの強み

長年の経験から、ベテランであればあるほど自己PRに記載できる成功エピソードも多いでしょう。
しかし、ベテランならではの強みをアピールする際には、謙虚な態度を示すのも大切です。

豊富な経験・スキルがある

一般的に、新卒や第二新卒といった若手は、年齢に応じての成長を期待されて採用される、いわゆる「ポテンシャル採用」が多く、特別な資格やスキル、経験は求められないことが多いでしょう。
一方で、ベテランの採用では、即戦力となる能力が要求されます。転職活動では、ベテランが持つ豊富なスキルや経験は、大きな強みになります。
特に、即時に活躍できる人材を必要としている企業には、今までの経験は有効です。

ただし、自己PRでは、自分の強みや、ベテランならではの豊富な経験、困難を乗り越えるための工夫をアピールするだけでなく、謙虚な態度を示すことがポイントです。
どんなに優秀な人材であっても、経験を鼻にかけている扱いづらい人だと思われては元も子もありません。

また、求められる知識やスキルは企業によって異なります。
企業のHPや求人情報にはきちんと目を通して、採用企業側の目線で評価される人物像となるような自己PRになるよう意識しましょう。

対人スキルが高い

社内外での人脈や調整など、多くの人と関わりつつ仕事をした経験を通して磨かれた対人スキルはベテランの強みでもあります。
社会人として必須とも言える対人スキルは、どの業界でも必要であり重要なスキルであり、新卒や若手では持ち得ないものであるとも言えます。

相手の話を聞くことが上手な人人前で話すことが上手な人社内外の関係者との交渉力に長けた人など、それぞれタイプは異なりますが、どれも重要な対人スキルです。
自己PRでは、コミュニケーション能力があるとアピールしたい場合は、具体的にどのような仕事の場面で発揮できるのか、自分の言葉でわかりやすく表現することが大切です。

人材育成の経験がある

後輩や部下を育成した経験はアピール材料となります。
これは、人材育成の経験が、どの職種においても活かせるポータブルスキルであり、特に中堅層においてはリーダー・マネージャー候補として高く評価されるスキルであるためです。

そのため特にマネジメントサイドとしての活躍が求められるベテラン層では、必須のスキルとも言えます。
自己PRでは、どの程度の数の部下がいたのか、指導・育成方法では自分なりにどういった工夫をしたのか、エピソードを交えて具体的に述べることが重要です。
結果として得られた成果まで伝えられると、入社後の活躍もイメージしてもらいやすいでしょう。

ただし、ベテランの場合、上記に加えて、新しい環境でどのように力を発揮したいのか、応募先企業の求める人物像に合わせたアピールをすることがポイントです。
年齢的に、自身のマネジメント手法が確立していて、柔軟性に欠けるのではないかと懸念する企業にも新しい環境への順応性や柔軟性を伝えることが出来るでしょう。

管理職(マネジメント)の経験がある

ベテラン層であれば、過去に管理職としての経験がある方も多いでしょう。
マネジメント経験とは、チームやプロジェクトの中心となって、メンバーの管理・育成をしたり、評価したり、プロジェクトのプロセスを管理する、といった自身の担当領域で「成果に対する全体責任を負う立場」としての経験です。

このような管理職としてのマネジメントの実績も、自己PRでは強い武器になります。
どの程度の規模の部署を管理していたのか、どういった実績を挙げたのかなどを具体的に伝えると、将来的にリーダーとして活躍できる人材であると期待されるでしょう。

企業は、入社後すぐにマネジメントを任せるわけではない場合も「今後、リーダー人材として活躍できそうな人材か」という将来性には期待しています。
「課長」や「マネージャー」といった肩書のある役職には就いた経験がなくても、企業が求めているレベルに相当するマネジメント経験があれば積極的にアピールしましょう。

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好印象を与える自己PR作成のポイント

ここで、採用担当者に好印象を与えられる、自己PRを考える際のポイントをいくつか紹介します。
分かりやすく伝えること、独自性のあるエピソードを含めること、企業が求める人材であると判断してもらうことが大切です。

分かりやすくまとめる

自己PRを書く上で最も大切なことは、読みやすい文章にすることです。
どんなに素晴らしいアピール要素でも、わかりにくい文章で内容が伝わらなければ意味がありません。
そのため、自己PRでは、箇条書きを活用するなど、分かりやすさや読みやすさを意識すること、相手にわかりにくい専門用語を使いすぎないことが大切です。

たくさん書きたいことがあっても、客観的に読みやすい文章で簡潔に書きましょう。
自己PRを書き終わったら、採用担当者になったつもりで文章をチェックして、わかりにくい言い回しや誤解を与えやすい表現は避けましょう。

独自性のある具体的なエピソードを含める

自己PRに書く経験は、具体的な数値やエピソードを交えることで説得力のある内容になります。
社内で表彰された経験や前年比120%の売上を達成した、というように具体的な数値や実績をエピソードを盛り込むと良いでしょう。
未経験の職種にチャレンジするような場合でも、これまでに身につけたスキルや強みのうち、転職後も活かせるもの、転職先の業務内容につながるようなエピソードだと良いでしょう。

企業が求める人物像に合わせた内容にする

自己PRは、いつも同じ内容にせず、企業が求める人物像に合わせることが大切です。
自身の強みやアピールしたいことの中から、志望企業の求めるスキルや想定しているポジションに一番合うものに絞ってカスタマイズしましょう。
特に異業種や未経験の仕事に応募する場合、応募企業の業務と関連性のない独りよがりな自己PRはNGです。
自分が書きたいエピソードではなく、採用担当者の興味を引けるかどうかを意識することがポイントです。

面接で話すことを意識して書く

履歴書や職務経歴書の自己PR欄の内容は応募書類として扱われるだけでなく、面接でも突っ込んで聞かれることが多いものになります。
面接では、書類上では記載しきれなかったエピソードや熱意を補うと良いでしょう。

ただし、コミュニケーションに自信があります、いつも笑顔で接客しています、と書いていても、面接時の受け答えに問題があれば「コミュニケーション力や明るさが強みと書いてあるけど、暗い人だな」とネガティブな印象を与える恐れも。
面接は自己PRの内容が間違いないことをアピールできる最大のチャンスです。
立ち振る舞いや受け答えが自己PRの内容と大きく相違が無いように気をつけましょう。

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ベテランならではの自己PRの例文

ベテランならではの自己PRの例文

ここで、職種、経験別に自己PRの例文をいくつか紹介します。
ベテランならではの豊富な経験やスキルを、具体的なエピソードと言葉でわかりやすく伝えるための雛形として、ぜひ活用してみてください。

人事を担当していた場合

人事のような人材の採用や管理、評価をする業務で必要なマネジメント能力は、どのような職種においても重要なスキルであり、中堅層においてはマネージャー候補として高く評価されます。
人事の経験がある場合は、そういった管理や人材育成に関わった経験を具体的に記載しましょう。

<自己PR例>
私のアピールポイントは、指導・育成力です。
現職では人事部の採用責任者として、10名ほどの採用担当チームの管理を行っています。
責任者になってすぐの頃は、自身が誰よりも成果を出して模範になろうと考えていました。
ですが、チームとして良い結果を得るためには、まずメンバーそれぞれの強みを活かした業務を任せること、それぞれの進捗を常に把握して、人材育成することの重要性に気づきました。
現在は、コミュニケーションの機会も増やして、それぞれが抱える悩みや不安を聞き取り、それを軽減できるような業務指導ミーティングも定期的に行っており、業務も円滑に進められています。

営業職を担当していた場合

営業職の経験の自己PRでは、成果が誰でもイメージできるよう数字などで具体的に記載しましょう。
社内用語や専門用語の多用は避けて、わかりやすい文章で実績を伝えることが大切です。

<自己PR例>
私の強みは、指導力と実行力です。
長年、営業職に携わってきましたが、現職では営業部の新入社員5名前後の育成を担当しています。
新人の育成では、仕事をただ教えるのではなく、なぜこの作業を行うのか、といった業務の目的を理解してもらうことの大切さを学びました。
世代ごとでのコミュニケーション感覚の違いに苦労しましたが、それぞれの個性を尊重して指導を行い、独り立ちした時にも自信を持って接客出来る人材育成が出来ました。
昨年は、早期に自走して戦力化した新入社員2名が売上の部門で新人賞を受賞しました。

事務職を経験してきた場合

事務職の経験をアピールする際には、与えられたタスク以上のことに取り組んだ経験、臨機応変な対応が出来たエピソードを盛り込むと良いでしょう。
消極的な印象を与えがちな職種だからこそ、能動的に考えて動ける人材であることがアピール出来ます。

<自己PR例>
私の長所は、マルチタスクに強いところです。
現職の営業事務では、部署全体に関わる幅広い業務に携わっています。
営業が必要と思う資料やデータを用意するだけでなく、部署全体でそれを共有することで、事務スタッフの業務の効率化や、個々の目標の「見える化」に繋がり、売上アップに貢献することが出来ました。
単純に、営業から依頼された書類作成をするだけでなく、時期に合わせた資料や新しい企画のためのデータ収集など、先を見越した業務を並行して行いました。
結果として、他の事務スタッフの業務負担も軽減され、残業の必要がほとんど無くなり、経費の削減にも繋がりました。

海外赴任経験がある場合

海外赴任の経験をされた方にとって、海外での経験は大きな強みになります。
海外赴任経験は、語学力や実務経験に加えて、現地での生活習慣や国民性への理解があるという点もアピール出来るでしょう。

<自己PR例>
私の強みは、関係者を巻き込めるマネジメント力です。
海外赴任では、現地の企業、工場との交渉や、共同プロジェクトの立案、企画に携わりました。
現地ではパートナー会社、提携工場を巻き込んで、原材料の価格交渉から人件費まで踏み込んだ話し合いや調整を行い、想定していたよりも高品質な製品を仕上げることが出来ました。
その後、製品の品質が評価され、工場の規模も拡大し、会社の売上に貢献することが出来ました。

自己PRについて、応募職種別、強み別などで詳しくまとめた記事「【履歴書】自己PRとは?作成方法から書き方・各種例文・面接での伝え方まで徹底解説」もありますので、是非参考にしてみて下さい。

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まとめ:自己PRではベテランの強みを積極的にアピールしよう!

40代でも豊富な経験やスキルといったベテランとしての強みを上手にアピールすることで、転職活動を成功させることが出来ます!
自己PRは、わかりやすい文章で、具体的なエピソードを交えて、志望企業の求める人物像を意識した内容にまとめることが大切です。
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