2023.08.25

【経験業務が多岐にわたる場合】履歴書の自己PRの書き方と伝えるべきことを紹介

【経験業務が多岐にわたる場合】履歴書の自己PRの書き方と伝えるべきことを紹介

職場内の配置換えや複数回の転職で、経験業務が多岐にわたる人が転職をする場合、自己PRにはどのような内容を書けばいいのでしょうか。
これまで経験したことをすべて羅列してしまうと、統一性がなく、どこがアピールポイントか、わかりにくくなってしまいます。
そこで「この時期になぜこのような業務をやったのか」「仕事を達成するために何をどう考えて取り組んだか」など、行動の理由と特性をわかりやすく伝えることが重要です。
この記事では、経験業務が多岐にわたる場合の自己PRの書き方について、記載するポイントや注意点、具体的な例などをご紹介します。

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転職活動において履歴書の自己PR欄は重要

転職活動において、書類選考は最初の関門です。そのため、採用担当者に好印象を与える履歴書は、面接に進むためにも非情に大事なツールです。
中でも自己PRは応募先に対して、自分の得意なこと、これまでの経験、専門性や強みなどを伝えるための大切な要素。記載したことに興味を持ってもらえると面接に進む確率が上昇するうえ、面接でも内容について質問されることが多くあり、自分をアピールするチャンスにつながります。
自己PRをしっかりと作成し、自分の強みをしっかりと伝えることが、転職を成功させるカギと言っても過言ではありません。

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経験業務が多岐にわたるケースは主に2種類ある

経験業務が多岐にわたるケースは、主に2種類あります。
1つ目は、同じ会社で多岐にわたる業務を経験したケース。2つ目は、転職を繰り返して多岐にわたる業務を経験したケースです。
それぞれ、どのような特徴があるのでしょうか。以下に、詳しく解説します。

同じ会社で多岐にわたる業務を経験した

少数精鋭の企業では1人の社員が幅広い業務を担当することがあります。たとえば、社員が10名のため、1人で総務、人事、営業事務など複数の業務を兼務する、というケースです。
こういったさまざまな業務を経験し、幅広い知識や経歴を持つ人のことを「ゼネラリスト」と呼びます。ゼネラリストは、広い視野や臨機応変な対応力を持っているため、特に管理職やマネージャーなどの候補として重宝されることがあります。

転職を繰り返して多岐にわたる業務を経験した

一貫性のない転職を繰り返した結果、経験業務が多岐にわたってしまったという人も、経験業務が多岐にわたる人に該当します。
一貫性のない転職を繰り返していると「計画性がない」「何か問題がある人かも…」など、転職活動では不利になってしまう可能性があります。
転職を繰り返したことで経験業務が複数になってしまった人は、これまでの経歴を通して取り組んできたことや今後の業務に役立てられることで、一貫性を持たせるのがおすすめです。

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経験業務が多岐にわたる人が自己PRで伝えること

経験業務が多岐にわたる人が自己PRで伝えること

経験業務が多岐にわたる人は、自己PRでどのようなことを伝えるとよいのでしょうか。
以下に、採用担当者に好感を与える自己PRのポイントを紹介します。

実績や評価されたこと

経験業務が多岐にわたる場合、これまでの経歴やスキルを羅列するのではなく、評価されたことや実績にポイントを絞ってアピールするのがおすすめです。
その際、仕事の内容や評価は、例をあげたりしながら明確に書くことが大切です。特に実績については、具体的な数字を使うと伝わりやすくなります。具体的な実績などがない場合は、自分が工夫してきたことを、エピソードを交えながら記載するとよいでしょう。

一貫したキャリアビジョンを持っていること

どんな仕事であっても、何か共通する項目はあるはず。その点を取り上げて、一貫したキャリアビジョンを持っていることをアピールしましょう。例えば、職種は違っても常に目標を立てて達成することを課してきた、など、多岐にわたる業務経験の中でも自分らしい強みが見つかるはずです。
特に転職回数が多い場合は、やりたいことや身につけたいスキルがあり、それに向かって業務を続けてきたことを伝えることで、一貫した理念を持って仕事をしてきたという印象が与えられます。

一貫性がなかったと反省している場合は素直に伝える

経験業務が多岐にわたる人の中でも、無計画に転職を繰り返してしまった人は、素直に「反省すべき点は反省している」ということを伝えましょう。必要以上に弁明をしてしまうと、かえって不誠実な印象を与えてしまいます。
また「パワハラされた」「ブラック企業だった」などと、転職を会社のせいにするのはNG。「人のせいにする人なのかな」「採用しても同じようにやめてしまうかもしれない」など、マイナスの印象を与えてしまいます。
反省と前向きな意志を伝えることで、今後に期待してもらえるようにしましょう。

長く働き続けたいという意思があること

企業が避けたいのは、せっかく採用したのにすぐに辞められてしまうことです。そのため「すぐ辞めるのではないか?」という不安がある人は、採用を控える傾向にあります。
不安を払拭するためにも、採用されたら長く働き続けたいことをきちんと伝えましょう。
入社してから5年後、10年後はどのような人材になっていたいかを詳しく伝えると「キャリアビジョンを持っているんだな」「長く働いてくれそう」と、好印象を与えることができます。

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経験業務が多岐にわたる場合の自己PRの書き方

経験業務が多岐にわたる場合の自己PRの書き方には、いくつか押さえるべきポイントがあります。コツをつかめば、1つの業務を深く経験していないこと、転職が多いことなどのマイナスイメージを払拭できます。
以下に、経験業務が多岐にわたる場合の自己PRの書き方について解説します。

自己PRの構成

自己PRは、以下のような構成で書くのがおすすめです。

  1. 結論を最初に書く:自分の強みやこれまで努力してきたことなどを最初に記載します。
  2. 結論に対する理由を書く:①で示した結論について、エピソードを交えながら理由を記載します。
  3. 成果や実績を書く:②のエピソードで達成した成果や実績を記載します。
  4. 入社後にどのように貢献できるか:これまでの経験やスキル、入社後に活かせることを書きます。
  5. 締めの言葉:入社後に向けて前向きな言葉で締めます。

この構成に沿って、200~400字程度でわかりやすくまとめます。

同じ会社で多岐にわたる業務を経験した場合

同じ会社で多岐にわたる業務を経験した場合、ゼネラリストとしての強みをアピールすることがポイントです。ゼネラリストとしての強みは「広い視野がある」「行動力、決断力がある」「コミュニケーション能力が高い」など、さまざまです。
特に、1人が複数の仕事をこなさなければならない中小企業や、管理職、マネージャー職、総務や人事などへの応募には、ゼネラリストとしての経験は強い武器になります。積極的にアピールしましょう。

一貫性に欠けた転職経験がある場合

前述の通り、一貫性に欠けた転職経験がある場合は、無計画な転職を反省していることを正直に伝えることがポイントです。不誠実に弁明をするよりも、素直な反省の姿勢を示した方が、企業には好印象を与えます。
その上で、明確なキャリアビジョンを持って転職をしたこと、今後は長く働き続ける意志があることなどの想いを伝えましょう。

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経験業務が多岐にわたる場合の自己PRの例文

経験業務が多岐にわたる場合の自己PRの例文

経験業務が多岐にわたる場合の自己PRの書き方を理解したら、いよいよ実際に自己PRを作成してみましょう。
以下に、そのまま使える自己PRの例文をご紹介します。書き方に迷った時は、参考にしてください。

同じ会社で多岐にわたる業務を経験した場合

【例】
私の強みは、状況に合わせた柔軟な対応ができることです。
前職では、総務、人事、営業事務など、幅広い業務に従事しておりました。従業員が20名という少数の企業でしたが、年齢層が若かったため指示待ちの社員が多く、業務効率が悪いことが課題でした。そこで、手が足りていない業務に対し率先してフォローをしたり、手が空いている従業員に声をかけフォローを促したりすることで、次第に自主的にフォローができるようになり、業務が円滑に進むようになりました。結果、業務効率が上がったうえ、従業員全員が他の仕事を把握し、困った時は助け合えるようになりました。
貴社では業務内容はより細分化されていますが、どのような仕事でも周囲と連携をとることは大切だと考えております。業務がスムーズに進行するよう、縁の下の力持ちとして貢献すべく努力してまいります。

同じ会社で多様な業務に携わってきた場合は、人数が少なかったなど、理由を書いておくと安心です。
また、ゼネラリストとして多岐にわたる業務を経験している人は、管理職やマネージャーとしての活躍も期待されているため、リーダーシップを発揮したことや広い視野を持って仕事をしてきたことなどを積極的にアピールするのもおすすめです。

一貫性に欠けた転職経験がある場合

【例】
私はいつも、人の話をよく聞くよう心がけています。
さまざまな経験をしたいと考えたことから、これまで飲食店、広告代理店の営業、コールセンターなどの仕事を経験してきました。専門的な業務を長く経験できなかったことは残念でもありますが、多くの仕事に携わったことでて、どんな仕事であっても最終的には人との対話が大切であることがわかりました。
コールセンターでは、数時間にわたり怒鳴り続けるお客様の対応をしたことがあります。当初は製品の不具合にご立腹されていると思っていましたが、話を聞いていると、不具合に対する初期対応が悪かったという会社への不満からのお怒りであることがわかりました。最後はご納得いただけたうえ、企業に対する期待のお言葉もいただくことができました。
これまでの経験を活かし、貴社の魅力的な商品をたくさんの人に伝えていけるよう努力してまいります。

一貫性のない転職を繰り返してしまった人は、必要以上に弁明をせず、反省点があったら素直に認めることが大切です。
また、異業種であっても、業務において共通する目標や努力してきたことを伝えるのがおすすめです。過去の会社のせいにしたりせず、また今後は長く続ける意思があることを示すことで、好印象を持ってもらえるようにしましょう。

自己PRについては、応募職種別、強み別などで詳しくまとめた記事「【履歴書】自己PRとは?作成方法から書き方・各種例文・面接での伝え方まで徹底解説」もありますので、是非参考にしてみて下さい。

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まとめ:経験業務が多岐にわたる場合の自己PRの書き方を把握できたら積極的に応募しよう!

経験業務が多岐にわたる場合、それがマイナスにならないよう、自己PRをうまく活用するのがおすすめです。これまでの実績で評価されたことや、一貫したキャリアビジョンを持って仕事をしてきたこと、今後は長く続けたいことなど、前向きな姿勢をアピールしましょう。
経験業務が多岐にわたる人は、バイトルNEXTで転職先を探すのがおすすめです。バイトルNEXTでは、経験者優遇の仕事がたくさん掲載されています。自分の理想に合った雰囲気の仕事を探せるので、企業とのマッチング率も高く、長く続けられる安定した仕事が見つかります。

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