2023.08.28

履歴書で「卒業見込み」と書く場合と「在学中」「卒業予定」との違いを実例で紹介

履歴書で「卒業見込み」と書く場合と「在学中」「卒業予定」との違いを実例で紹介

新卒採用の履歴書は、在学中に作成するため、最終学歴には「卒業見込み」と記載するのが一般的です。しかし「卒業予定」や「在学中」の違いが分からず「卒業見込み」に該当するのか自分が確認できない方もいるかもしれません。
「卒業見込み」と記入するには、満たすべき条件や使うべきタイミングが定まっています。そこで、この記事では「卒業見込み」の意味や使い方、記入できる条件について詳しく説明します。「卒業予定」や「在学中」との違いについても解説し、どのタイミングでどの言葉を使ったら良いのか一目でわかる図解もご紹介します。卒業に向けて就職活動を始めた方は、ぜひ参考にしてください。

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新卒採用の履歴書では、最終学歴に「卒業見込み」と書く

履歴書の学歴欄には、これまで在籍した学校の「入学年・卒業年」を記入します。新卒採用を目指す在学中の方は、最終学歴がまだ確定していないため「卒業」と記載できません。そのため、在学中の学校名の横には「卒業見込み」と記入してください。
学歴を正しく書くために「卒業見込み」の意味や書き方を理解しておきましょう。

卒業見込みとは

「卒業見込み」とは、卒業に必要な単位が取得できており、入社日までに卒業が可能な状態を指します。新卒採用では在学中でも選考が進行するため、学校を卒業する見込みがあることが一般的な応募条件となっています。
そのため「卒業見込み」と記載することで、予定通りに卒業できることを示します。「在学中」や「卒業予定」と書かれていると、卒業の可能性が低いと誤解される可能性があるため、予定通りに卒業できる場合は、学歴欄に「卒業見込み」と記入しましょう。

履歴書の卒業見込みの書き方

履歴書の卒業見込みの書き方

【書き方のポイント】

  • 卒業見込みの場合、最終学歴の欄に「卒業見込み」と記載
  • 位置は、該当する学校名や学部学科名の後ろに記入
  • 卒業予定の年月も、正確に記入

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「卒業見込み」と記載するための2つの条件

「卒業見込み」と書けるのは、確実に卒業することが見込める人だけとなります。具体的には以下の通りです。

  • 卒業に必要な単位が取得できている
  • 留年する可能性がない

卒業に必要な単位を取得できる見込みがある

卒業に必要な必修単位を3年生までに取得していれば、卒業見込みと記入しても問題ないです。
また、履歴書提出時に必修単位が不足しても、4年生の後期までに履修して必要な単位を取得できる見込みがあるならば、卒業見込みと書いて問題ありません。
1~2年生の段階では以降の履修状況で単位が足らなくなることもありえるため「卒業見込み」は使わず「在学中」としましょう。
「在学中」については後で詳しく説明します。

留年する可能性がない

履歴書提出時に必修単位が不足していて、卒業までに取得できる見込みがない、3年生で応募する際に、4年生への進級に必要な単位が取得できないなど、留年の条件に該当している人は卒業見込みとは書けません。

ただ、必修科目の再履修をして改めて卒業の見込みが立てば「卒業見込み」と記入できるようになります。
単位不足も含む「留年」という言葉を書くことで、卒業見込みに該当するかどうかをより明確に伝えることができるといえます。

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卒業の条件を満たすことを証明する2つの書類

「卒業見込み」であることを証明するため「卒業見込み証明書」「成績証明書」の2つの書類について提出を求められることがあります。
これは、応募する学生が本当に卒業する見込みがあるか判断するために、企業が提出を求めるものです。
卒業見込み証明書と成績証明書は、ともに大学が発行する書類となります。書類の内容や、発行手続きについても知っておきましょう。

卒業見込証明書

卒業見込み証明書は「何年何月に卒業見込みか」を記載した書類です。学校ごとに、卒業見込み証明書を発行できる要件が定められていることが多く、発行時期も学校によって異なることが一般的となります。
もし、発行されない場合は内定が出ないケースもあるため注意しましょう。

成績証明書

成績証明書とは、在学中に履修した科目、科目ごとの成績、習得単位数が記載されている証明書です。成績証明書が求められる理由は、一般的に以下の4パターンが考えられます。

  • 取得単位数で卒業の見込みを確認するため
  • 履歴書の内容と照らし合わせるため
  • 取得した単位やカリキュラムで、興味のある分野を確認するため
  • 成績を確認するため

提出タイミングや発行手続きは事前に確認を

卒業見込証明書と成績証明書を提出するタイミングは、採用プロセスの途中で必要な場合や、内定承諾書と一緒に提出するなど、企業によってさまざまとなります。
発行できる時期や手続きも大学によって異なるため、事前に要件や手続きについて確認しておくことが大切です。

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「卒業見込み」と「在学中」「卒業予定」の違い

学歴で在籍状況や卒業予定を示す言葉には「卒業見込み」のほかに「在学中」「卒業予定」があります。混同されやすい言葉ですが、それぞれ使う書類やタイミングに違いがあるので覚えておきましょう。

「卒業見込み」は新卒採用の履歴書で使い「在学中」は大学生のアルバイト応募や1、2年のインターン応募の履歴書で使います。「卒業予定」は履歴書では使えません。
こうした使い分けを、正しく行う必要があります。

「卒業見込み」と「在学中」「卒業予定」の違い

「卒業見込み」は大学3・4年の履歴書で使用

「卒業見込み」は、予定通り単位を取得して確実に卒業できることを示す言葉です。そのため、新卒採用の就職活動で提出する履歴書で使用するのが一般的となります。
もし、単位取得が順調なら大学3年生からでも使用可能です。

「在学中」は大学1・2年のインターン、またはアルバイト応募で使用

「在学中」は、単にその学校に在籍していることを示す言葉です。そのため、新卒採用の履歴書では、卒業の可能性がないのかと誤解される可能性もあるため、使わないようにしましょう。
ただし、アルバイトの履歴書では、大学1年生から4年生まで「在学中」を使うことが一般的です。また、卒業までの期間が長い、大学1年・2年の間にインターンに応募する場合も記載します。

「在学中」は大学1・2年のインターン、またはアルバイト応募で使用

【履歴書の書き方の参考記事】

バイト履歴書の書き方を例文・見本つきで徹底解説!

「卒業予定」は基本使わない

卒業予定は、基本的には履歴書では使用しません。卒業時期を示す言葉ではあるのですが、卒業までの期間での履歴書で必要なのは、確実に卒業する見込みがあるかどうかという点をアピールすることです。
そのため、卒業予定と書いてしまうと、卒業の目処が立っていないと誤解される可能性があります。

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履歴書に学歴を書くときの4つの注意点

学歴を書く場合には、次の4点について注意しましょう。

  • 学校名は正式名称で書く
  • 年号は西暦、和暦のどちらかにそろえる
  • 「卒業見込」の書き方は使わない
  • 「現在に至る」は職歴欄で使う

学校名は正式名称で書く

学校名は、略さず正式名称で書きます。公立の学校は「〇〇市立〇〇中学校」、私立の学校は「私立〇〇高等学校」と書きましょう。
中学までは義務教育なので「卒業」のみを記載し、高校は「入学」と「卒業」を記載します。

【履歴書の学歴の書き方の参考記事】

年号は西暦・和暦のどちらかにそろえる

履歴書に記載する年号は、西暦か和暦のどちらを使ってもかまいません。ただし、必ずどちらかに統一します。統一しない場合、採用担当者が時系列を把握しにくくなり、マイナス評価につながってしまうためです。
和暦で記載する場合は、略称は使いません(令和を「R」平成を「H」などと表記するのはNG)。また、履歴書は横書きなので、算用数字を使用します。

【履歴書における西暦・和暦の扱い方の参考記事】

「卒業見込」ではなく「卒業見込み」と書く

履歴書に書くときは「卒業見込み」が正しい書き方なので「卒業見込」と書かないように注意します。細かな表記の違いで採用に影響するわけではありませんが、ビジネスマナーとして知っておくと良いでしょう。

「現在に至る」は職歴欄で使う

履歴書でよく使う言葉に「現在に至る」があります。入学後、現在も在学中ということを表現しているようにも見えますが「現在に至る」は職歴欄に使う言葉で、学歴欄には使わないので注意しましょう。

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まとめ:「卒業見込み」の正しい意味や使用タイミングを知って履歴書作成をしよう

履歴書作成には、注意すべきポイントが多く、面倒に感じる人もいるかもしれません。しかし、基本的な書き方のルールを踏まえて正しく記載することで、履歴書の信頼性が高まり、選考過程で好印象を与えることにつながります。
今回は、学歴欄で使う「卒業見込み」という表現について詳しく説明しました。注意点に気をつけて記入すれば、難しいことはありません。言葉の意味や使い方を知って、正しく作成しましょう。
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