<例文>
私は体を動かすことが好きで体力には自信があります。学生時代は陸上部に所属して、毎日ランニングや筋トレをしていました。休日は配達員のアルバイトで何キロも自転車で移動していましたが、無事故、無違反です。
今まで培ってきた体力や、交通ルールを遵守してきた経験を活かして、貴社での製造、組み立て作業に従事したいと考えています。
組み立て・加工などを担当する製造 スタッフ、ライン作業、機械オペ レーション(汎用・NC等)など、工場・製造関連職種の正社員に 応募するときの自己PRの書き方をご紹介します。
目次
製造業とは、文字通り、製品を製造して販売する2次産業です。材料や部品の製造だけでなく、部品を加工・組立してからの販売も行います。
市場調査や研究開発を行う「企画・研究」、ライン作業を行う「組み立て・加工」、仕上がりを確認する「点検」といった完成までの工程。そして、完成した製品の仕分けを行う「軽作業」、生産量や納品日を管理する「生産管理」、販路を確保する「営業」、顧客と関わる「販売」などに分かれています。
自動車メーカー、医療機器メーカー、食品メーカーなどメーカーによってそれぞれ違いはありますが、一定の品質を保った商品を安定して製造することが目的です。
このような工場・製造業の特徴や業務内容を踏まえて、履歴書に書くべき効果的な自己PRやポイントを紹介していきます。
自己PRの書き方の基本をもっと詳しく知りたい方は「【履歴書】自己PRとは?作成方法から書き方・各種例文・面接での伝え方まで徹底解説」を併せてご覧ください。
工場で作られる製品はすべて厳密に仕様が決まっていているため、アバウトな取り組み姿勢では務まりません。決められた時間の中で計画に沿って製造していくことが大切です。
そのため、まず基本になるのが誠実さや実直さ。「机の上はつねに広く保ち、整理整頓が好き」「約束したことは必ず守り、学校でも皆勤賞」など、経験がなくても“真面目さ”を表すエピソードは良いアピール材料になります。
ライン作業の場合はペアやチームを組んで業務にあたることもありますが、継続的に同じ時間で働いている人もいれば、なかには単発のアルバイトの人もいます。一緒に働くメンバーが日によって異なっても、協力し合いながら仕事を進められることは強みになります。
これまでの仕事の進め方や、自分自身のコミュニケーション力をPRするのもおススメです。
工場勤務では、体力があることも重要視されます。特にシフト制の勤務が多い工場勤務では、不規則な勤務時間にも耐えられる体力が必要です。また、業務内容によっては、力仕事をする場面もあります。ライン作業では、一人でも欠けると周囲にも迷惑をかけることになるため、体力や健康面に自身がある人は重宝されるでしょう。
そのため、工場勤務の採用では、体力や健康に自信があることもアピールポイントになります。
製造業の仕事の経験がある方は、何の工場でどのような製品を扱ってきたのかを具体的に伝えましょう。使用経験がある機械は名称を明記します。スキルを書くだけでなく仕事で感じた面白さや、やりがいにも触れると採用担当者に好印象です。
未経験の方も、他の業界でこれまでどんな仕事をして、どのようなスキルを身につけたのかを書きましょう。工場・製造の仕事は多種多様。他業界の経験が工場内の意外な仕事で活きることもあります。スキルや経験は、具体的に明確にわかりやすく書くことを忘れずに。
自分に合った仕事が見つかる!
バイトルNEXTで仕事を探すここで、工場・製造業の採用担当者の印象に残る自己PRを作るコツを紹介していきます。
会社が求めている人材であるか、経験があるかどうかを、わかりやすく伝えることが大切です。
自己PRには、経歴からでは伝わらない人柄やスキル、実績などが伝わるエピソードを記載しましょう。採用をする側としても、一緒に働くことになる人がどんな人柄の人物であるかは知っておきたいものです。
嘘をついたり、必要以上に自分をよく見せようとする必要はありませんが、一緒に働きたいと思ってもらえるようなポジティブなイメージを与えることを心がけることが大切です。
私は体を動かすことが好きで体力には自信があります。学生時代は陸上部に所属して、毎日ランニングや筋トレをしていました。休日は配達員のアルバイトで何キロも自転車で移動していましたが、無事故、無違反です。
今まで培ってきた体力や、交通ルールを遵守してきた経験を活かして、貴社での製造、組み立て作業に従事したいと考えています。
就職活動では、企業のウェブサイトや求人票などをよく読み込んで、企業がどのような人材が求めているかをきちんと把握することが大切です。そして、企業が求めるスキルに合わせて自己PRでもアピールする内容を変えることがポイントになります。
私の強みは、計算が得意であること、細かい部分に気を配ることが出来ることです。
学生時代はサークルの会計係として、食事会の幹事をいつも引き受けていました。参加者の意見を聞いて日程を調整したり、予算からきちんと金額を提示し、明朗会計を心がけたりすることで、メンバーからの信頼を得てきました。
多くの消費者の心を掴む製品を生産している貴社で、こうした話し合いのスキルや、計算が得意な部分を活かして、生産部門に携わりたいと考えています。
就職活動では、入社後に自身のスキルをどのように活かしたいと考えているか、将来的にどのようなポジションを目指したいかなど、将来のビジョンに触れることも大切です。
将来のビジョンを伝えることで、その企業に入りたいという熱意や、志望企業で活躍しているイメージを持ってもらえるため、採用担当者の好印象にもつながります。
私は部活動で自分が良いと思ったトレーニング方法を、積極的に発信して、練習メニューに取り入れるなど、グループ内で常に声掛けをしてきました。また、学習塾のアルバイトでは、知識不足を感じた際や興味が湧いた事柄は、ネットの知識だけでなく、文献を調べて知識を深めるようにしてきました。
貴社では、コミュニケーションスキルや情報収集力を活かして、製品開発の企画に携わり、将来はプロジェクトマネージャーとしてチームを引っ張っていける人材になりたいと考えています。
自分に合った仕事が見つかる!
バイトルNEXTで仕事を探す志望度の高い企業には、ついつい多くのことをアピールしたくなりますが、要点を押さえていない長文を書くのは逆効果です。
ここで、工場・製造業の自己PRで注意したいポイントについて紹介します。
自分に自信がある人で、アピールポイントが複数あるような場合でも、履歴書の自己PR欄に書くものは、1つまたは2つに絞りましょう。これは、履歴書の限られた自己PR欄で、特にアピールしたいポイントに絞り、採用担当者の印象に残りやすくなるためです。
また、以前の職場で経験した業務がある場合には、それについて具体的な数字や使用していた機械、担当していた工程をアピールするのがオススメです。
繁忙期にも体調を崩さず勤務を続けて皆勤賞だった、外国人のスタッフが多い中でも英語でコミュニケーションを取っていた、などのような取り組みをアピールできるエピソードも良いでしょう。
自己PR文が長すぎると、かえって理解しにくくなったり、訴えたいことがあいまいになったりする恐れもあります。 一方で、短すぎると文面が抽象的になりすぎてしまい、書いてある意図が十分に伝わらなかったり、やる気がないと思われたりする可能性があります。
そのため、履歴書のテンプレートの記入欄の大きさにもよりますが、一般的には自己PRは100~200字程度が目安でしょう。記入欄の7~8割り程度埋めるようにし、企業側から文字数に関して指示にがあればそれに従います。
どうしても文字数が足りない!という場合は、もう一度自己分析をして、具体的なエピソードを盛り込むと良いでしょう。
いくら完璧な自己PRが書けていても、それだけで安心してはいけません。面接では、自己PRの内容についても詳しく尋ねられることがあります。
応募者のことを多面的に知りたい採用担当者は、ガクチカや職務経験に限らず、自己PRや趣味のような部分でも、深堀りした質問をする可能性があります。応募書類の内容と食い違いの無いように、面接で聞かれそうな質問ならびに質問に対する回答は、あらかじめ考えておくと良いでしょう。
自分に合った仕事が見つかる!
バイトルNEXTで仕事を探すここで、工場・製造業の正社員の求人に応募する際の自己PR例をいくつか紹介します。
人間力やコミュニケーション能力、体力など、自分がアピールできる部分を具体的なエピソードを交えて文章に盛り込むことがポイントになります。
前職ではドライバーを使って、OA機器部品の組み立て・検査の仕事を4年間経験しました。業務を効率化するため、業務フローの改善を進言したことが評価され、直近1年は、サブリーダーとして生産管理にも携わりました。この経験を活かし、御社ではメンバーの生産性をあげて、チーム率いていけるリーダーとして貢献したいです。
LPガスの販売店で、主任としてメンバーの教育を行っていました。特にガス設備に関する知識の習得や研修マニュアルの作成が得意で、研修後の評価アンケートでも好評でした。今後は製造に携わり、わかりやすい製品特長を多くの販売者へ伝えていきたいと思っています。
アルバイトで生産管理のアシスタントをしていました。実務を通じて、一つの工程をおろそかにすると、その後の工程だけでなく、完成品のクオリティに大きく影響することを実感しています。御社でも、製品の品質を意識し、責任を持って担当する工程に取り組んでいきたいと思います。
これまで雑貨店で勤務しており、販売の仕事を通じてモノづくりに興味を持ちました。手先が器用で、小物やアクセサリーなどを作ることも昔から好きです。今後は、自分一人では作ることができないような、普段使っている製品を作ることに関わっていきたと考えます。販売の経験を活かし、実際に購入するユーザーのニーズを取り入れられるよう努めます。
ライン工程のリーダーとして新人教育やシフトの管理を担当してきました。高校在学中に英検2級を取得しており、英語で話すことが得意です。前職では、外国人のスタッフが多かったため、こちらの常識を押し付けることなく、文化の違いを尊重するように心がけました。御社でも、言語だけでなく、多様なバックグラウンドをもつ仲間と協力し、グローバルに活躍できる人材になりたいと思っています。
アルバイトとして、総菜のパッケージ業務を担当してきました。低い室温環境の仕事、コツコツと作業を継続する仕事には慣れております。また誰とでも仲良くなれるタイプですので、人の入れ替わりが激しい現場でも柔軟に対応できます。いずれは、その性格を活かし、リーダーなど人をまとめる仕事にも挑戦したいです。
アルバイトではライン作業を経験いたしました。決まった仕事をていねいに、スピーディーに行うこと、チーム単位で役割を分担しながら進めることが得意です。掲げた作業目標が達成できたときのうれしさが、やりがいに繋がっていました。今後は、これまでの経験を活かし、責任ある立場で、チーム全体の力を高められるような仕事をしたいと思っています。
工業部品製造の現場で、機械のオペレーションを3年間担当していました。機械を触るのが好きで、機械の癖を見抜くのが上手だと、周囲から言われています。設計図に沿って製造する過程で課題が見つかった場合は、設計者と調整して完成形に仕上げていくよう工夫してきました。この経験を、今後は消費財の分野で活用していきたいと思っています。
私は、手先が器用で几帳面な性格です。職業訓練校で、かねてから関心のあった、NC旋盤を学びました。現場の要望を数値に置き換えて機械を調整していく難しさはありますが、ぴったり合うものを作れたときの喜びがやりがいにつながっています。御社でも、現場からの要望を理解し、解決できるよう心がけ、さらに技術と知識を磨いていきたいと考えます。
自分に合った仕事が見つかる!
バイトルNEXTで仕事を探す工場・製造業に転職するのであれば自己PRでは、人間力やコミュニケーション力、体力などのアピールが有効になります。具体的なエピソードや将来のビジョンを交えながら、自身が企業の求める人材である、ということを上手にアピールすることが大切です。
バイトルNEXTではさまざまな工場・製造業の求人が掲載されています。自己PRのポイントを押さえることが出来たら、バイトルNEXTで気になる企業の求人情報を検索!例文も参考にしながら、積極的に応募してみましょう!
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