2024.03.06

「ご留意ください」は目上の人に使える敬語?意味や使い方、ビジネスでも使える表現を紹介!【例文付き】

「ご留意ください」は目上の人に使える敬語?意味や使い方、ビジネスでも使える表現を紹介!【例文付き】

「ご留意ください」という敬語表現は、日常の会話やビジネスの場で使うことがあるかと思います。注意喚起の意味も含まれる「ご留意ください」は、上記や取引先の相手など、立場が上の相手に使うことができるのでしょうか?

この記事では、「ご留意ください」の詳しい意味や使い方、言い換え表現などを、例文付きで解説します。

「ご留意ください」の意味・読み方は?

「ご留意」は「ごりゅうい」と読みます。「留意」とは、「気を付ける・心にとどめる」という意味です。

この留意に「~ください」を付けることで、「気をつけてください」「心に留めておいてください」「十分に配慮してください」というニュアンスを込めた意味になります。

何かしらの失敗やリスクを回避するための注意喚起を促す、または体調を気遣う際のフレーズとして、ビジネスなどの場で使われます。メールや文書、会話でも使うことができる表現です。

「ご留意ください」を使う際の注意点

「ご留意ください」を使う際の注意点について紹介します。

目上の人に使う際は要注意!

上司や取引先など目上の相手に「ご留意ください」を使う場合は、注意が必要です。

「ご留意ください」は、相手に何らかの注意を促すものです。「~ください」という敬語表現ではありますが、相手に対する要望や懇願する意味を含んでいます。場合によっては失礼に当たる、命令的と受け取られることがあるため、目上の人相手には使わないようにしましょう。

目上の人にも使える「ご留意ください」の言い方

上司や取引先など目上の相手に「ご留意ください」と伝えたい場合、どのように言えばいいのでしょうか。
ここでは、上司や取引先など、立場が上の人対して使える「ご留意ください」の言い方を紹介します。

  • ご留意いただけますと幸いです。
  • ご留意いただきたく存じます。
  • ご留意いただきますようよろしくお願いします。

上記のように、謙譲語である「いただく」を用いることで、相手に対し丁寧な対応と敬意を示すことができます。ビジネスの場でも使えるため、あわせて覚えておくと安心です。

「ご留意ください」の使った例文

具体的には、どのようなシチュエーションで「ご留意ください」というフレーズを使うのでしょうか?「ご留意ください」を使った例文を紹介します。

▼例文

  • 寒い日が続きますので、体調には十分ご留意ください。
  • 当日は時間に余裕をもって到着できるよう、ご留意ください。
  • 作業フローの変更について、ご留意いただきたく存じます。
  • 重要な書類のため、取り扱いには各自ご留意いただきますようよろしくお願いします。

「留意」と「注意」はどう違う?

意味や読み方が似ている印象がある「留意」と「注意」は、どのように違うのでしょうか。

「留意」「気を付ける・心にとどめる」ことを意味します。
「注意」は同じく「気を付ける」という意味がありますが、他に「気を配ること」「悪いことが起こらないよう警戒、用心すること」などの意味があります。

意味合い的には、「留意」は物事が悪い方向に行かないように何かを覚えておくことを促す言葉、「注意」は物事が悪い方向に行かないよう警戒や用心を促す言葉です。

意識して欲しいことには「留意」、警戒して対策をしてほしい場合は「注意」を使う、と考えれば使い分けがしやすくなります。

「ご留意ください」と言われた際の返答は?

「ご留意ください」と言われる場合は、注意喚起の場合と、体調を気遣う場合、大きく2つに分けられます。

注意喚起として「ご留意ください」と言われた場合は、「承知しました」と返事・返信するのがいいでしょう。
体調を気遣う意味での「ご留意ください」の場合は、「お気遣いいただきありがとうございます」など感謝を述べます。さらに「○○様もご自愛ください」など相手を気遣う言葉を返せると、印象アップにつながるでしょう。

「ご留意ください」の類義語・言い換え表現

「ご留意ください」はどのような類義語や言い換え表現があるのか紹介します。

ご配慮ください

「配慮」とは、心を配ること・心遣いという意味です。「ご配慮ください」は、「どうぞ気を配ってくださいね」という周囲に対する注意・気遣いを促す際に用いられます。

  • 周辺は住宅街のため、話し声にはご配慮いただきますようお願い申し上げます。
  • 集会の会場は多くのお客様がご利用になっています。他のお客様のご迷惑にならないようご配慮いただきますようお願い申し上げます。

お気を付けください

「気を付ける」とは、注意を払う・気を配る、という意味です。「ご留意ください」よりも、シンプルで直接的な表現となります。

  • 路面凍結しているので、転ばないよう気をつけてください。
  • 庭の木にハチの巣があるので、近寄らないよう気をつけましょう。

まとめ

「ご留意ください」とは、「気をつけてください」「心に留めておいてください」「十分に配慮してください」というニュアンスを込めた言葉です。
相手に注意喚起や要望・懇願する意味を含んでいるため、上司や取引先の人など、目上の相手に使い際には注意が必要です。

「ご留意ください」の意味や使い方にあわせて、ビジネスの場でも使える言い方や、他の言い換え表現なども覚え、上手に使いこなしていきましょう。

5つのSTEPでキミのバイト応募をサポート!バイトGET完全マニュアル

特徴・勤務地から仕事を検索

検索

人気の検索

人気の検索

検索

カテゴリ一覧