2023.08.10

【体調不良で退職】履歴書の自己PRの書き方を解説!ポジティブに伝えるコツを紹介

【体調不良で退職】履歴書の自己PRの書き方を解説!ポジティブに伝えるコツを紹介

体調不良による退職は誰にでも起こり得るもの。いったん会社を辞めてしまうと、復職へのハードルは高そうに思えますが、上手にアピール、自己PRすることで、採用担当者を安心させ、採用に結び付く可能性を高めることができるでしょう。
そこでこの記事では「体調不良による退職」をした方が、採用担当者にネガティブな印象を持たれない自己PR文を作る方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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体調不良で退職した人について採用担当者が気にすること

企業は一般的に長く活躍してくれる人を採用したいと考えています。そのため「体調不良」を理由に離職してしまった人に対しては、どうしても「問題なく仕事ができる健康状態なのか」「転職してもまた同じ理由ですぐに辞めてしまうのではないか」と疑念を抱いてしまいます。
ですから、体調不良を理由に離職した方は、企業の懸念を払拭する自己PRを作成しなければなりません。
この記事では、企業の心配を拭う上手なアピール方法を解説します。

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体調不良による退職を自己PRで上手に伝えるポイント

体調不良による退職を自己PRで上手に伝えるポイント

体調不良による退職はネガティブなイメージを持たれる恐れがあるため、うまく伝えることが大切です。
以下では悪い印象を持たれないよう、上手く伝えるポイントを紹介します。

体調が回復し業務に支障がないことハッキリ伝える

まず、退職の理由を明確に説明しましょう。ただ単に「体調不良で退職した」と伝えるのではなく、具体的にどのような健康問題があったのかを伝えることで、やむを得なかったことだったと採用担当者の理解を得ることが大切です。

次に、その経験から得たことや学んだことを明確に伝えましょう。例えば、自己の健康管理に対する意識の高まりや、新たに習得したストレス管理技術など、退職期間中に努力した成果を示すことが重要です。
これにより、将来の業務において同じ問題が再発することなく、貢献できることをアピールできます。

最後に、体調が回復し業務に支障がないことを明確に伝えましょう。医師の診断書や健康診断結果などのサポート文書を提供することで、自身の健康状態を裏付けることができます。
また、復職後に同様の問題が再発しないような予防策や管理方法を積極的に取り入れる意思を示すことも大切です。

あえて触れない方法もある

具体的なことを伝えれば採用担当者を安心させられますが、病気は極めてプライベートな問題でもあります。他人に知られたくないと思うこともあるでしょう。
その場合は、嘘をつかないことが大前提になりますが「あえて病気のことには深く触れない」という手段を取ることもできます。「完治しました」とだけ告げても良いですし、あるいは医師の診断書を提出し、業務遂行に問題ない状態であることを証明し、深くは語らないこともできます。
自己PR作成の際は、病気のことを中心にするのではなく、復職への意欲が大いにあること、将来のキャリアに展望があることを伝える自己PRにすると良いでしょう。

採用担当者が「問題なし」と判断できる内容にする

「会社から配慮してもらうほどではないけど、完治にまでは至っていない…」
そんなときは、ネガティブなイメージを持たれないよう「回復している」「今後に支障がない」旨を中心に伝えましょう。
次に、今後の業務に支障がないことを強調します。具体的な復職に向けた準備や対策、問題が再発しないように努力したことを述べることが重要です。

また、体調不良の経験から得たことや学んだことを伝えることも重要です。例えば、自己の健康管理に対する意識の高まりや、ストレス管理技術の習得など、経験から得た成長を具体的に示しましょう。
さらに、次の職場で実現したいポジティブなイメージや目標を述べることで、採用担当者に「同じことにはならないだろう」という安心感を与えられます。

完治していない場合

まず、完治していないことを正直に伝えることが大切です。業務内容に配慮が必要な状況や、健康上の制約があることを事前に伝えることで、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。
採用担当者や就職後に関わる人たちとの信頼関係を構築するためにも、正直に状況を伝えることが重要です。もし、嘘をついて完治していると伝えてしまうと、会社にフォロー体制があるにも関わらず、フォローを受けられない可能性が生じてしまいます。

会社にとっても本人にとっても、正直に伝えることは大切ですが、ネガティブなトーンになりすぎないように注意が必要です。自身の健康状態や制約を適切に伝えながら、復職に向けた取り組みや意欲を示しましょう。

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自己PRでポジティブに伝える具体的な方法

自己PRでポジティブに伝える具体的な方法

体調不良で退職した場合、自分で「完治しました」と言っても、採用担当者はやはり不安に思ってしまうものです。
ここでは、担当者にできる限りよい印象を与えられる方法を紹介します。

原因・現状・根拠をセットで伝える

体調不良により退職を余儀なくされた場合、自己PRで「原因」「現状」「根拠」を明確に伝えるのが効果的です。
まずは退職の原因を伝えましょう。例えば「業務中の怪我により体調が崩れた」といった具体的な事実を述べます。

次に健康状態が安定していることを示します。
最後に根拠を示すことで採用担当者の不安を払拭します。医師から仕事に支障がないと診断されたことや、治療経過を示す証明書などの根拠を提出することで、自身の復職の可否についての安心感を与えることができます。
再発防止のための対策や自己管理の意識も示すことでも、安心感を与えられるでしょう。

前向きな転職理由と絡める

「体調不良により退職した」だけではネガティブなイメージを持たれる恐れがあるので、前向きな退職理由と絡めて説明するのも良い手段です。
例えば体調不良をきっかけに、新たな職場での成長や貢献の機会を求めたり、自身の能力を活かす環境を探したくなったなどと、前向きな理由と絡めて退職の理由を示します。退職理由(体調不良)の説明が2割、前向きな転職理由が8割のイメージで話すのがおすすめです。
また、体調不良の内容や現状によっては、困難を乗り越えた経験としてアピールできる可能性もあります。
体調不良は必ずしもネガティブな理由ではありませんから、上手く利用して、次のステップを目指しましょう。

志望企業に貢献できるスキルや経験を伝える

「体調不良により退職した」場合は、キャリアにブランクがあるはず。そのブランクを上手く使って自己PRする方法もあります。
例えば、ブランク中に行った勉強や学習についてアピールができます。ブランク期間に、自己啓発や新たなスキルの習得に取り組んだことを示すことで、継続的な学びへの意欲をアピールできます。

例えば、オンラインコースの受講や自己学習、ボランティア活動などを具体的に述べると良いでしょう。さらに、志望企業の特徴や価値観と自身の経験やスキルを結び付けましょう。自身の経験やスキルが、志望企業のビジョンや課題解決に寄与できることを明示することで、志望企業における自身の存在意義を示すことができます。

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体調不良で退職した人の自己PRの例文

体調不良で退職した方が復職する場合の自己PR文を2つ、サンプルとしてご紹介いたします。

心身の不調が原因の場合

以前、ストレス性胃潰瘍を患い、体調不良を理由に退職を経験しました。
ストレス性胃潰瘍を患った時期は、体調を崩し仕事に専念することが難しい時期でした。しかし、その経験を通じて自己管理の重要性を痛感し、ストレスの原因を分析し、健康状態を維持するための方法を学びました。
現在、私は定期的な運動やリラックス法、ストレスマネジメントの技術を取り入れ、自己管理に努めています。また、仕事とプライベートのバランスを重視し、充実した生活を送ることで心身の健康を維持しています。
今は健康状態に問題はなく、業務に支障をきたすこともありません。

<解説ポイント>
人は誰しも心身に不調をきたす時があるもの。それにより退職せざるを得ないこともあるでしょう。
そのような経験がある方は「今は完治した」と説明できるか、あるいは「自己管理によって同じことは繰り返さないと自信を持って言える」ことが重要です。

つまり「同じことは繰り返さない」と伝えることで採用担当者を安心させます。担当者はあなたに長く働いて欲しいと思っていますから、健康状態に問題がないことをアピールしてください。

業務中の怪我が原因の場合

以前、業務中の怪我を理由に退職しましたが、現在は完治し、業務に支障がないことをお伝えしたいと思います。
怪我をした当時は、業務への復帰に不安を感じていましたが、適切な治療とリハビリテーションにより、完全に回復しました。今は早く復帰したいと思う気持ちでいっぱいです。
この経験を通じて、安全な作業環境の重要性と、怪我を予防するための意識を強く持つようになりました。貴社の一員になることができたら、職場内での安全管理に積極的に関わり、同僚と協力して安全意識を高める取り組みを行いたいと考えています。

<解説ポイント>
業務上の自己から完全に回復していることを伝え、精神的にも充足し、仕事への復帰を望んでいることアピールしています。採用担当者は不安なく採用を決定できます。
また、ケガというネガティブな体験を乗り越え、安全向上を図りたいという前向きな姿勢が評価されるでしょう。

自己PRについては、応募職種別、強み別などで詳しくまとめた記事「【履歴書】自己PRとは?作成方法から書き方・各種例文・面接での伝え方まで徹底解説」もありますので、是非参考にしてみて下さい。

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まとめ:体調不良による退職を自己PRで上手にポジティブに伝えよう!

体調不良により退職した方は、自己PRで「健康面に問題はない」ことをアピールすることが大切です。ただ「問題ない」と言っても、採用担当者は安心できませんから、具体的に説明したり、場合によっては医師の診断書を提出したりする必要もあります。
逆に完治していない場合は、嘘を述べず正直に伝えることが大切です。嘘をつくと後になってトラブルが生じたり、会社に整備されているフォロー体制が使えなかったりするためです。
重要なのはネガティブになりすぎないこと、そして病気療養を通じて「何を学んだか?」を会社に示すことがとても大切です。
休養を通して心身の調子が整ったら、バイトルNEXTで次の仕事を探してみよう。求人が豊富なバイトルNEXTなら、あなたのしたい仕事が必ず見つかるでしょう。

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