2023.08.25

【履歴書】「コミュニケーション能力」を自己PRで上手に伝えるコツとは!例文付き

【履歴書】「コミュニケーション能力」を自己PRで上手に伝えるコツとは!例文付き

今回の記事では、企業から求められるコミュニケーション能力についての解説や、履歴書の自己PRで使える例文をいくつか紹介しています。学歴、資格、スキルに自信が無くても、あなたのコミュニケーション能力を上手にアピールして、就活を有利に進めましょう!
自己PRに何を書けばいいのかよくわからない、という人もぜひ参考にしてみてください。

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コミュニケーション能力はビジネスに不可欠

人が社会で生きていくためには、周囲の人とコミュニケーションを取ることが不可欠です。それはもちろん、職場のようなビジネスの場でも、どのような人間関係を作るか、関係性の良し悪しをどう決めるかは、全てコミュニケーション能力に左右されます。

これは、どのような職種でも同様で、コミュニケーション能力が高い人材は、職場の内外問わず、良好な人間関係を構築できるでしょう。さらに、コミュニケーションが円滑に取れることで業務が進められ、効率化や生産性の向上にも貢献します。

つまり、コミュニケーション能力はビジネスにおいて必要不可欠であり、優れたコミュニケーション能力は、就活でも大きな強みとなるでしょう。

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コミュニケーション能力のある人にビジネスで期待されるスキル

コミュニケーション能力のある人にビジネスで期待されるスキル

近年では多くの企業が、コミュニケーション能力を重視しています。
しかし「コミュニケーション能力」という言葉だけでは、具体性に欠け、その概念は広すぎるかもしれません。そこで、ビジネスにおけるコミュニケーション能力のある人材に特に期待される3つのスキルについて紹介します。

周りを巻き込む力

チームの力を引き出し大きな成果を挙げるには、自分の周りに人を集め、仕事やプロジェクトに協力してもらえるよう周囲の人を巻き込む必要があります。そして、人を巻き込んでいくためには「話す(伝える)力」と「聞く力」がポイントです。

「話す(伝える)力」は、相手や内容に合わせた言葉遣いや書き方を用いて、伝えたい内容を伝えるスキルです。そして「聞く力」は、相手の伝えたいことを理解し、言葉以外の部分からも相手の伝えたいことを読み取ります。

周囲の人たちとのコミュニケーションを円滑に行うことで、物事を進める際に周囲の人から主体的な協力を引き出し、巻き込みながらともに成果を出すことができるでしょう。このように、コミュニケーション能力を活かし、達成のために周囲を巻き込める人材は企業にとって魅力的だと思われます。

他者を説得する力

ビジネスでは、プレゼンや営業活動など、他者を説得したり納得してもらう場面も多くあります。そのような場面では、コミュニケーション能力を活かし、相手を思いやって、相手が理解できる言葉を使い、内容を正確に伝えることも重要です。また、非言語的な身振りやしぐさなどをうまく組み合わせることができると効果的です。

相手に分かりやすく伝える力があれば、理解が得られて、自分の意見や提案が通りやすくなり、他者を上手に説得できるでしょう。営業や交渉では、相手を納得させる説得力が重要です。コミュニケーション能力はそういったスキルの一つにもなります。

論理的表現力

「論理的表現力」とは、自分の意見や話の根拠について、論理的に説明する力を指します。論理的な説明には説得力があり、周りにも正しく意図が伝わるものです。これには、どのように順序立てて説明をするかという話の構築力や、感情表現にどのように抑揚をつけて表現するかといった表現力にも関わります。

ビジネスにおいては、特にプレゼンテーションなどで、このような論理的に説明する「論理的表現力」が求められます。

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コミュニケーション能力を自己PRで効果的に伝える方法

履歴書の自己PRは記入欄の大きさにもよりますが、100~200文字という短い文章で分かりやすくまとめる必要があります。そこで、コミュニケーション能力を自己PRでアピールする際の効果的な書き方を紹介していきます。

自己PRの書き方の基本をもっと詳しく知りたい方は「【履歴書】自己PRとは?作成方法から書き方・各種例文・面接での伝え方まで徹底解説」を併せてご覧ください。

まず結論から書く

自己PRでは結論から先に書くことが大切です。自分の強みから書くことで、最初に結論が伝わり、採用担当者に内容を理解してもらいやすくなるでしょう。
そして「結論ファースト」の文章を書く場合「PREP法」を用いることがオススメです。

最初に自らの主張を前面に出す事で、論点が明確になり、採用担当者にとっても読みやすい文章になります。PREP法では、最初に「要点」や「結論」(Point)を伝え、次にその「理由」(Reason)、根拠となる「具体的な例」(Example)、再び「結論」(Point)という順で文章を構成します。

また、最初に伝えたい内容の要約(Summary)を伝えて、次に詳細(Detail)に説明し、最後にまたまとめ(Summary)を述べる「SDS法」という構成法もあります。こちらは、要約した内容が話の結論となることが多いため、結論を早く伝えたい時にオススメです。

これらの手法を意識して、自己PRでも論理的表現力をアピール出来ると良いでしょう。

コミュニケーション能力を活かす具体的な方法を書く

一言で「コミュニケーション能力」といっても多くの意味が含まれるため、自己PRで「私はコミュニケーション能力があります」と書いたところで、あなたの強みは伝わりません。

自分がアピールしたいコミュニケーション能力が「聞く」・「伝える」・「連携する」など、どこに優れているのか、それが業務においてどう活かせるのか具体的に言語化する必要があります。

例えば、入社後にコミュニケーション能力を志望企業でどう活かすのかを具体的に話すこともオススメです。どういった場面で、どの能力を活かすのか、その結果、どういった利益をもたらせるのか、具体的な方法を示すことで、採用担当者に採用後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。

具体的なエピソードを交える

履歴書の自己PRでは、具体的なエピソードを交えることが大切です。具体的な話であればあるほど、奇をてらった内容でなくとも採用担当者の印象に残るでしょう。
話が抽象的で分かりにくくなってしまうことを防ぐために、起承転結を意識して「どのような場面で」・「どのようにして」・「どんな結果が得られたか」を伝えます。相手がイメージしやすいように、具体的な数字を使って実績を伝えるとより良いでしょう。

例えば「1日かかっていた作業が半日でできるようになった」や「店舗の売り上げが前年比で130%向上した」というように、数値を挙げて、コミュニケーション能力を発揮した結果を分かりやすく伝えましょう。

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コミュニケーション能力を自己PRで伝えるときの注意点

多義的な言葉でもあるコミュニケーション能力をアピールしようとする求職者は多いもの。そのため、コミュニケーション能力を自己PRで伝えるときには、注意すべきポイントをおさえておきましょう。

コミュニケーション能力をアピールする求職者は多い

言語スキルや高度な資格などと違い、コミュニケーション能力は多くの求職者がアピールしやすい能力です。そのため、ありきたりな表現やエピソードでは採用担当者の心にあまり響かないでしょう。

例えば「外国人のスタッフが多い職場で、最初は意思疎通も難しかったが、ジェスチャーや翻訳サイトを使った他愛ない日常会話を増やすことで仲良くなり、シフト調整がスムーズにできるようになった」などといった、難しい場面でコミュニケーション能力を発揮して成功したエピソードを挙げて、他の求職者と差別化を図り、印象を残すことも大切です。

コミュニケーション能力を他の言葉に言い換える

他の求職者との差別化を図るために、コミュニケーション能力を他の言葉に言い換えて、具体的に伝えるのも方法の一つです。

例えば「コミュニケーション能力」の代わりに「物事を相手に分かりやすく説明する力」や「対話の中で相手の要望を察知できる力」のように、自分が強みとする内容にわかりやすく言い換えると良いでしょう。「日常で相手の本音を察する力」や「その場の雰囲気や状況にすぐに適応できる力」などにも言い換えるのもわかりやすいでしょう。

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コミュニケーション能力を自己PRでアピールすべき職種

コミュニケーション能力を自己PRでアピールすべき職種

コミュニケーション能力はビジネスにおいて基本となる能力であるため、あらゆる職種で求められます。ここでは、特にコミュニケーション能力を求められるであろう職種についていくつか紹介します。

自己PRすべき職種1:営業職

個人、法人向けを問わず、営業職は高いコミュニケーション能力が必要な職業です。

自社の製品やサービスをお客様に購入してもらうためには、まず相手に購入するメリットを感じてもらう必要があります。そして、単純に商品についてのみ説明するのではなく「どうしてそれが必要なのか?」という、お客様の課題を発見し、それを解決する為に必要性を感じてもらうことが大切です。

つまり、お客様が今感じている問題がどういうもので、その問題をこの商品でどのように解決できるか、といったコミュニケーションを繰り返して、契約に結びつけるのです。このような「伝える力」と「聞く力」が重要となる営業職では、高いコミュニケーション能力が必須と言えるでしょう。

自己PRすべき職種2:販売・接客サービス

お客様への対応や、おもてなしをする販売・接客サービスは、人とコミュニケーションを取ることが得意な方に向いているといえます。

そして接客業におけるコミュニケーション能力では、単に人とやりとりをすることだけでなく、観察力や洞察力が求められます。相手の好みや求めているものを考える、表情や口調から心情を察知して寄り添った接客をする、というように、さまざまなお客様に満足していただけるよう努めることが求められます。

会話を楽しみながら信頼関係を築いたり、お客様の状況を察知してすぐに対応したり、といったホスピタリティには、コミュニケーション能力が必要不可欠です。

信頼関係を築くことがリピーターの獲得に繋がり、リピーターが獲得できれば今後の利益にも影響が出るため、接客業ではコミュニケーション能力は何よりも大切なスキルです。

自己PRすべき職種3:看護師

看護師は医療技術や経験だけでなく、コミュニケーション能力が求められる職種でもあります。業務内容の正確な引継ぎや、日勤・夜勤のシフト交代等、複数人で協力しながら業務を進めるためのコミュニケーション能力が必須となります。
また、患者やその家族との密接な関わりにおいて、聞き上手であること、話しやすさ、そして細やかな気遣いをもって患者の気持ちに寄り添うホスピタリティが求められます。

自己PRでは「善意を押しつけただけの話」にならないよう、自身のコミュニケーション能力を活かした具体的な経験を選んで伝えるように注意すると良いでしょう。

自己PRすべき職種4:事務職

意外なことに、事務職もコミュニケーション能力が重要な職種の一つです。事務職は誰とも話さずに与えられた仕事だけを黙々とこなす、と一見思われがちですが、実際には社内で業務を円滑に進めるために、電話対応、来客対応、メールなどの高度なコミュニケーション能力が必要となります。

例えば、経理では提出された経費申請に不備がある場合に、提出した社員に連絡をいれる必要があるなど、様々な部署の人と関わることになるでしょう。また、各課のメンバーと協力して事務処理を行う際にも、これらの能力が必要となります。

このようなコミュニケーション能力に加えて、PCスキルやスケジュール管理能力を持つことが望ましいとされています。

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自己PRでコミュニケーション能力を伝える際の例文

どのような仕事にも活かすことができるコミュニケーション能力。ここでは、3つの職種を志望するケースにおいて、自己PRでコミュニケーション能力を伝える際の例文を紹介します。

営業職を志望する場合の例文

営業職では、顧客が持つ要望や不安、悩みを聞くことが契約に繋がります。そのため、この例文では、お客様の話をしっかりと聞いて、求められているものを察することができるという「聞く力」を強みとしたエピソードを記載することで、適性をアピールしています。

<例文>

不動産賃貸の内勤営業として、聞く力が私の強みです。
借り主の直接的な要望だけでなく、隠れた不満や将来の計画を言葉から読み取り、適切な提案を行うように心がけています。同様に、似た条件の物件を複数提案し、書類の説明も丁寧に行うことで顧客の潜在的な要望を把握するように工夫しています。その結果、社内の顧客満足度ランキング1位を獲得することができました。
これらの能力を貴社の業務でも活かし、顧客ニーズに応えた提案を提供したいと考えています。

販売・接客サービスを志望する場合の例文

今回の例では「ホスピタリティ」を中心に、具体的に努力していることが見えるようにしたことがポイントです。
自己PRでは「将来的にこのようにする目的のために、こういう努力している」という流れを意識して書くことで、人柄や向上心も伝えることも出来ます。

<例文>

コミュニケーションを取るうえで、常に創意工夫する向上心を持つようにしています。
ホテルのベルボーイとして、当たり前のサービスに+αな接客ができるよう意識し、お客様の様子に目を配り自発的な声かけを心掛けています。ホテルの施設やメニューに精通するだけでなく、周辺の地図や施設についても勉強し、質問や要望に迅速に対応しています。その結果、リピーターが増え、お客様から感謝の言葉も頂戴しました。
貴社でも、お客様からお声がけ頂かなくとも、先回りしたサービスができるよう努力したいです。

看護師を志望する場合の例文

看護の職場は医療機関だけではありません。職場ごとで求められる役割も異なるため、職場別にアピール内容を考える必要があります。

<例文>

私は、積極的な声かけで信頼関係を築くことが得意です。
実習の時から患者様だけでなく、患者様の為に来院されるご家族の方との関わりも大切にしました。ご家族の方が不安そうだと、患者様も不安になると考えたからです。笑顔と声かけで、不安や負担を和らげることを意識したところ「あなたには何でも話せるから、あなたか担当で本当に良かった」というお言葉をいただきました。これらの経験を通じて、貴院でも信頼を築くコミュニケーション能力を活かし、貢献したいと考えています。

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まとめ:コミュニケーション能力を裏付けるエピソードを交えて効果的にアピールしよう

ビジネスでは必須とも言えるコミュニケーション能力。履歴書の自己PRに書きたい場合は、具体的にどのように活かせるか説明したり、別の言葉に言い換えてアピールすると採用担当者に魅力が伝わりやすくなるでしょう。他の応募者と差別化をはかるため、コミュニケーション能力を裏付ける、具体的なエピソードを交えながら書くのもポイントです。

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