2023.09.05

【履歴書】「協調性」を自己PRで効果的にアピールするためには?書き方や例文を紹介

【履歴書】「協調性」を自己PRで効果的にアピールするためには?書き方や例文を紹介

"協調性"という一言には、多種多様な意味が含まれており、具体的に自己PRで何をどうアピールすればいいのかわからないという方もいるでしょう。
ここでは、企業で評価される協調性についてや、アピールする際のポイントを解説します。具体的にどのような協調性が企業から求められているのか、評価されない例は何か、また、履歴書の自己PRの書き方や、アピールする際の具体的な例文も掲載しています。

協調性を履歴書の自己PRでアピールする方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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協調性が自己PRで評価される理由

協調性とは、周囲とうまく協力しながら目的を円滑に達成するための能力のことをいいます。ここでは、協調性が自己PRで評価される強みである理由を紹介します。

協調性がある人の特徴など、より詳しく知りたい人は「協調性とは?面接や履歴書で役に立つ、自己PR・長所での使い方を解説します!」の記事も併せてご覧ください。

生産性を高めるにはチームワークが大切だから

現代では、ビジネスを取り巻く環境の変化が激しく、高い生産性が求められています。そのため、専門性や強みの異なるメンバーが協力しながら、スムーズに仕事を進めるチームワークが大切です。
チーム全体の状況に応じて、自分が取るべき行動を考えられるといった協調性のある人は、チームワーク力が高いと判断されます。

チームを統率する能力が期待できる

チームワークを高めるには、そのチームを適切に統率するリーダーが必要です。リーダーは異なる立場や意見を調整して、チームを一つにまとめなければいけません。自分だけで仕事をしようとせず、寛容な雰囲気を作り、個性を尊重するなど、協調性はリーダーに必要な能力です。

そのため、協調性のある人はチームを統率する能力があると期待され、評価につながる可能性があります。

コミュニケーション能力があると判断される

チームワークを高めるには、メンバー同士の円滑なコミュニケーションが重要になります。仕事を進める中で、一番必要なものと言っていいでしょう。役割分担、進捗の共有、アイディア交換など、仕事を円滑に進めるためには常に他のチームメンバーに対して様々なコミュニケーションを取ることが不可欠です。

協調性のある人はこれらを円滑に進められると考えられるため、コミュニケーション能力が高いと判断されるでしょう。

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企業が求める協調性のある人材の特徴とは

企業が求める協調性のある人材の特徴とは

効果的に自己PRを書くためには、応募先企業の求めることを知っておくことが重要です。新卒採用や転職で企業が求める、協調性のある人材について具体的に紹介します。

コミュニケーション能力が高い

企業はコミュニケーション能力が高い人材を求めています。周囲の意見をまとめながら、チームをひとつの方向や目標に向けることができる。あるいは初対面でもすぐに打ち解けられ、職場になじむのも速い、他者の意見に耳を傾け正確に理解できるといった人材です。

新卒であればアルバイト経験や部活、サークルで周囲とコミュニケーションとり協調した経験、転職であれば他の従業員と協力し、問題解決や目標達成した経験などをアピールすると良いでしょう。

チームを動かし問題解決できる

企業が求めているのは、周りと協力し円滑に仕事を進め、問題を解決できる人材や目標達成に向けてチームを引っ張ることができる、リーダーシップがある人材です。

そのため、企業に評価される協調性とは、ただ周囲に同調するだけのものではなく、違う意見を上手にまとめ、主体的に、かつ独りよがりにならないように物事を進め、チームをひとつにまとめられる能力を指します。

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自己PRで協調性が評価されないケース

これまでは企業や業務における、協調性の重要性を説明してきましたが、せっかく協調性があっても悪いイメージで伝わっては逆効果となってしまいます。ここからは、自己PRで協調性が評価されないケースを紹介します。

過度な柔軟性

協調性のひとつとして柔軟性があることは大切ですが、過度な柔軟性は優柔不断、八方美人と判断されてしまう可能性があります。

自分にまかされた仕事を、他の人の意見に従い、最終的な判断に関しても自分では決定できない場合、その人へ仕事を任せる必要がありません。周りとうまく協力できて、さらに自分の意見も持っていることが大切です。

他人任せで主体性がない

これは優柔不断と似た部分もありますが、協調性があり他の人の意見をよく取り入れることは、伝え方次第では「他人の意見に流されやすい」と思われてしまう可能性があります。そうなると評価に繋がりません。

協調性が行き過ぎると自分で意思決定をせず、相手の決定に依存的になってしまい、結果として自分の考えや意見がない、消極的な人材と捉えられてしまいます。

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協調性をうまくアピールする自己PRの書き方

協調性をうまくアピールする自己PRの書き方

協調性を自己PRでアピールしたとき、上述のように悪いイメージではなく、企業にとって好ましい印象を抱いてもらう必要があります。ここでは、協調性をアピールする書き方のコツを紹介します。

また、自己PRの書き方の基本を詳しく知りたい方は「【履歴書】自己PRとは?作成方法から書き方・各種例文・面接での伝え方まで徹底解説」を併せてご覧ください。

PREP法を用いる

自己PRは「PREP法」を用いることをおすすめします。PREP法とは最初に「結論」つまり自分の考えや相手に一番伝えたいことを明示し、なぜそのように思ったのかという「理由」、その理由を証明する具体的な「エピソード」、そしてそれを仕事にどう活かすか「改めて最初に伝えた要点や結論を伝える」という順番で書く文章構成のテンプレートのことです。

自己PRの書き出しで、自分の強みをアピールすることで、最初に結論が伝わり、採用担当者に内容を理解してもらいやすくなるでしょう。

志望先が求める協調性について知る

協調性は汎用性が高い言葉ですが、あいまいな表現のため、前述のように「志望する企業が求めている協調性」を知る必要があります。求められているのは、早くチームに溶け込めるような人材なのか、周囲と円滑にコミュニケーションを取ってリーダーとして活躍できる人材なのかなど、それに合わせて自身の協調性をアピールしましょう。

具体的なエピソードを交える

自己PRは具体的なエピソードを交えて書くのがコツです。アピールしたい自分の協調性の強みと一貫性のあるエピソードを5W1Hなどで、わかりやすくまとめて書きます。
強みと関係のないエピソードをたくさん盛り込んだり、論点がずれているエピソードを書かないように注意してください。そうして具体的にエピソードを書くことで、採用担当者は入社後の姿をイメージできるようになります。

入社後に協調性をどのように活かせるかを記載する

入社後、協調性をどのように活かせるかを具体的に記載することが大切です。一言に協調性といっても、能力は人によって異なります。自己PRを書く際には「どのような協調性があるのか」「どのように活かせるのか」を、採用担当者に伝えることを意識しましょう。

ただ、学生の場合は社会人としての経験がないため、入社後のイメージが難しいかもしれません。しかし、採用担当者は、あくまで今後の可能性を見ています。入社後に「こういったことで協調性を発揮したい」といった自分の考えを伝えることで、採用担当者に自分を採用するメリットを提示しましょう。

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協調性を自己PRでアピールする際の例文

PREP法などの自己PRの書き方のコツを用いた、協調性を自己PRでアピールする際の例文を、ポイントを解説しながらいくつか紹介します。

ただし、履歴書の自己PRは記入欄のスペースが限られており、採用担当者が読みやすいようにまとめることがポイントです。履歴書に書ききれなかったことは、職務経歴書や面接でさらに説明しましょう。

前職で協調性を発揮したことをアピールする場合

<例文>

私が仕事をする上で大事にしていることは、協調性です。
現在、営業職として従事しており、チームリーダーとして5名のメンバーとともに3カ月連続の目標達成を実現しました。進捗が遅れたり、営業成績が向上しないメンバーとは毎日コミュニケーションを取り、ときには見本を見せることで、売上達成までサポート。他にも、日々の細かい変化に注意を払い、悩みやモチベーション低下に早く気づいてフォローするなど、サポートし合える環境を作ることを意識しました。
今の職場で培ってきた協調性を活かし、貴社でチームを率いる立場として貢献できるように尽力いたします。

最初に立場と成果を明確にしています。成果を数字付きで伝えるとより効果的です。そして、自分の協調性がチームにどんな影響を与えたかを伝えましょう。

アルバイトで協調性を発揮したことをアピールする場合

<例文>

目標達成のために周囲と協力し、計画を行動に移せることが強みです。
ケーキ店のアルバイトでは、イベントごとに「1人30個予約販売する」などの目標がありました。早期に動かなければ、他店で先に予約されてしまうため、他のアルバイトと協力して、得意なSNSで宣伝を開始。絵やデザインが得意な人にPOP作成をお願いするなど、それぞれの強みを活かせるよう計画し、実行しました。その結果、予約販売目標を例年より早く達成できました。
目標達成のための計画を、周囲の人とともに実行できる協調性を活かし、これからも生産性の高いパフォーマンスを心掛けます。

目標達成のための工夫点を詳細に述べることで、協調性とともに主体的な行動力を伝えましょう。また工夫点を詳細に述べることで、自分の人柄を伝えることもできます。

学生時代の活動で協調性を発揮したことをアピールする場合

<例文>

私の強みは、柔軟な協調性です。
大学ではバドミントンサークルのマネージャーとして、サークル運営に貢献しました。
私の所属していたサークルは、部員数が少なく廃部が検討されおり、経験者を含む多くの新入生入部が必要でした。勧誘方法について全員で話し合いましたが、意見が異なりまとまらず、そこで私がメンバーの意見の要点と、ほかのサークルの勧誘方法をまとめた上で後日改めて話し合いを行いました。勧誘の方針を決めたことで、その年の入部希望者が無事集まりました。
マネージャーとして問題解決に取り組んだ経験を活かし、入社後はチームの調整役として、全体の利益に貢献していきたいと思います。

ただ「協調性がある」とアピールするのではなく、どういった協調性があるのかを書きます。そして、エピソードを具体的に書きましょう。

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まとめ:強みになる具体的な協調性を自己PRでアピールして採用を目指そう!

この記事では、協調性が評価される理由と、履歴書の自己PRでの具体的なアピールの方法を解説しました。
採用担当者が採用後の姿をイメージできるよう、企業の求める人材を把握し、自身の協調性を裏付ける具体的なエピソードが重要です。また、協調性が評価されないケースに気をつけながら、志望先に合った自己PRをしましょう。

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