2023.08.25

【履歴書】自己PRで「調整力」をアピールしたい人へ!コツや注意点、例文を紹介

【履歴書】自己PRで「調整力」をアピールしたい人へ!コツや注意点、例文を紹介

転職活動の際は、経歴やスキルに加えて、自身の人間性をPRしたいものです。中でも「調整力」は、企業が積極的に採用したい強みであるため、自己PRで積極的にアピールすることをおすすめします。
調整力がある人は、周囲の人をまとめながら、課題を遂行する力を持つということで、企業にとっては魅力的なスキルです。自己PRで「調整力」を自分の魅力としてアピールしたい場合、どうしたら良いのでしょうか。

今回は、自己PRで「調整力」をアピールするコツや注意点、そして自己PR作成の参考にできる自己PRの例文まで詳しくご紹介します。

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調整力がある人の4つの具体的な能力

調整力とは、“一連の運動をスムーズにまとめる能力”のことを指します。ビジネスにおいては、目標に向かって周囲の関係者をまとめ上げる能力を指します。
調整力は、4つの力で構成されています。まずは、調整力を構成する要素について、詳しく解説します。

目標に向かって行動していける能力

調整力には、目標に向かって行動していける能力があります。企業として目標達成に向かっていく過程では、さまざまな意見が出てくることでしょう。リーダーシップをとる人がそれぞれの意見に左右され過ぎてしまうと、進むべき方向性を見失ってしまう可能性があります。

そこで調整力を持つ人がリーダーシップをとることで、ブレずに目標に向かって進むことができます。チーム内のさまざまな意見をまとめ、目標に向かって進むべき方向を示すことができれば、結果として最短ルートで目標を達成することができるのでしょう。

相手の潜在的なニーズをくみ取れる能力

調整力のある人は、相手の持っている潜在的なニーズをくみ取る能力があります。目標は同じであっても、立場が違うと、意見や事情が異なるのは当然です。

そのため、企業で発生する事案には、相手の意見や要望を聞くだけでなく、その背景にある事情や利害関係などを理解する必要があります。調整力のある人がそれらをくみ取り、立場が違う人たちをまとめていくことで、より双方が納得できる方向に話を進めることが可能となります。

合意形成へと進める能力

調整力は、ものごとを合意形成へと進める力があります。企業業務やプロジェクトでは、さまざまな背景を理解した上で、取りまとめて落としどころを見つけて合意形成へと進める力が求められます。

各所の立ち位置やニーズ、関係性や目的などが異なる場合、なかなか全員が納得できる合意点を見つけることはできません。そこで調整力のある人が間に立ち、様々な立場や事情を把握した上で調整を行います。それにより、全員が納得できる落としどころを探り出して、合意形成に至ることができます。

人脈を構築する能力

調整力を持つ人は、人脈を構築する能力を持っています。人脈が構築できていれば、さまざまな人からアドバイスをもらえたり、そのまとめに役立ったりします。

また、交渉事や調整も進めやすくなる上、問題が発生した時も解決の糸口がつかみやすくなります。何よりも、関係者同士の調和がとりやすくなるので、雰囲気よくプロジェクトを進めることができるというメリットもあります。

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自己PRで調整力をうまくアピールするためのコツ

自己PRで調整力をうまくアピールするためのコツ

ビジネスにおいても、調整力を持つ人は魅力的な存在です。それでは、その調整力をうまくアピールするためにはどうすればよいのでしょうか。
以下に、自己PRで調整力をアピールするためのコツをご紹介します。

PREP法を意識して作る

自己PRは「PREP(プレップ)法」を用いて文章を構成するのがおすすめです。PREP法とは「結論」を最初に伝え、次に「理由」「具体的例」「最初に伝えた要点や結論を再び伝える」という順序で展開する文章構成のことです。

自己PRの書き出しで、自分の強みをアピールすることで、最初に結論が伝わり、採用担当者に内容を理解してもらいやすくなるでしょう。また、PREP法を利用すると、自分の意見や主張を相手に正確に伝えることが可能となり、シンプルさと簡潔さから短かく意見を伝えられるというメリットもあります。

人事担当者に響く表現で伝える

自己PRを書くときは、人事担当者に響くような表現を使うことがコツの一つです。「私の強みは調整力があることです」と直接書くのではなく、具体的に「どのような調整力を持っているのか」を詳細に記載しましょう。

例えば「チーム内で意見が分かれたとき、双方の意見をまとめることができる」や「双方が納得できるよう、周囲との調整を行うことが得意」など、具体的かつ理解しやすい表現を用いて書くことで、相手により伝わりやすくなります。

また、志望する企業が求める能力や特性とマッチするような内容にすることも重要です。

具体的なエピソードを交えてアピールする

自己PRは、具体的なエピソードを交えて書くことが大切です。どのような規模のプロジェクトを調整したのか、どのような困難があったのかなど、実際に経験したエピソードの中から興味を持ってもらいそうなものを選んで活用しましょう。

そして、エピソードを書く際には、問題が起きたときに自分がどう思い、どう行動し、結果として何が起きたかを詳細に書くと、より具体的なイメージが伝わりやすくなります。

入社後に調整力をどのように活かせるのかを伝える

企業が最も気になるのは、採用した人材が「入社後にどのように活躍するのか」ということです。そのため、入社後に自分が持つ調整力をどのように活かせるのかを明確に伝えることが重要です。どのように企業に貢献できるかを具体的に示しましょう。

そのためにも、企業が求めている人物像や業務内容、企業理念や事業内容をしっかりと理解しておくことが必要です。その上で、自分を採用するメリットを明確に提示する意識を持って自己PRを作成しましょう。

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調整力を自己PRでアピールする際に注意すること

調整力をアピールすると、伝え方によってはネガティブな印象を持たれてしまうことがあります。せっかくのPRがマイナス印象にならないよう、調整力を自己PRでアピールする際に注意することを以下にご紹介します。

自己主張ができないと思われないようにする

調整力は一歩間違うと、自己主張が弱いという印象になってしまう可能性があります。他人の意見や要望に合わせすぎると捉えられてしまい、伝え方によっては主体性がない人と思われてしまうかもしれません。また、問題が起きた時、両者にいい顔をする人と勘違いされる可能性もあります。

企業が求めるのは、柔軟性と主体性をバランスよく持ち合わせた人材です。周りの意見も取り入れつつ、芯を持って円滑に物事をすすめられることをアピールしましょう。

解決に繋がったことを伝える

調整力をアピールする時は、その場しのぎではなく、調整の結果本質的な問題解決に繋がったことを伝えなければなりません。調整は結果が伴わなければ、波風を立てるのが嫌な人、単に調子のいい人、その場しのぎの人という、かえってネガティブな印象を与えてしまいます。

何のために調整力を持って問題に向き合っていたのか、どのように調整し、結果どのような解決に導いたのかまで、しっかりとしたエピソードで伝えることが大切です。

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調整力を自己PRでアピールするときの例文

ここまで、調整力をアピールするための自己PRを作成するコツ、そして注意点をご紹介してきました。
以下に、調整力をアピールするための例文をご紹介します、参考にして実際に調整力をアピールする自己PRを作成してみましょう。

また、自己PRの書き方の基本を詳しく知りたい方は「【履歴書】自己PRとは?作成方法から書き方・各種例文・面接での伝え方まで徹底解説」を併せてご覧ください。

前職で調整力を発揮したことをアピールする場合

<例文>

私の強みは、異なる意見をまとめて目標を達成する調整力です。
前職の旅行代理店では、団体ツアーの商品開発をしておりました。目玉とするツアーの企画中に、食事と宿泊施設のどちらをハイグレードにするかでチーム内の意見が対立しました。そこで、お客様自身がどちらかを選べる上、オプションのアップグレードで両方選べるプランを提案したところ、両チームも納得できるプランが出来、さらにアップグレードを選ぶお客様が多く、シーズン前年比250%を売り上げる結果となりました。
貴社でも調整力を活かし、スムーズな業務のサポートをしたいと考えております。

前職で調整力を発揮したことをアピールする場合は、実際のエピソードを交えながら記載するのがおすすめです。その際、具体的な数字を出すとより伝わりやすくなります。

アルバイトで調整力を発揮したことをアピールする場合

<例文>

私は、課題を見つけて、周囲と協力しながら解決することが得意です。
学生時代、個別指導塾で講師のアルバイトをしていました。成績が伸びない生徒に対し、講師の間で「演習量を増やすべき」、「問題文自体の読解力を改善すべき」という2つの意見が対立しました。そこで、他教科であっても授業の冒頭で国語の読解問題を解かせる、文章問題を積極的に解かせて問題を理解しているかも同時に確認する、という解決策を提案。講師同士も協力しあい、結果、生徒の成績を上げることができました。
貴社に入社後も、業務上の課題を見つけながら、周囲の人と協力して業務に取り組んでいく所存です。

アルバイトで得た経験であっても、自己PRに記載してもかまいません。問題が起きた時に自分がどう行動し、結果どうなったかまで盛り込むと、調整力を発揮したエピソードが伝わりやすくなります。意識して記載しましょう。

学生時代の活動で調整力を発揮したことをアピールする場合

<例文>

私の強みは、意見の異なる人をまとめながらリーダーシップがとれることです。
大学3年生のとき、学園祭の実行委員長を任されました。委員会は異なる学年や専攻のメンバーで構成されており、メンバー同士の結束がないことが課題でした。そこで、週に一度交流の場をもうけ、それぞれ進捗や課題を発表。さらに、進捗状況を掲示し、全員が現状を把握できるようにしました。結果、チーム間の交流ができた上、メンバー同士の結束が高まり、学園祭は大成功をおさめました。
仕事においても、お互いを尊重しつつ、目標達成のために、調整力を発揮して業務に挑みたいです。

調整力を発揮したエピソードは、仕事に関わるものでなくてもかまいません。特に新卒や第二新卒など、まだ仕事の経験が少ない人は、学生時代の活動で調整力を発揮したエピソードを探してみましょう。また、その調整力が業務にどう活かせるかを書くのもおすすめです。

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まとめ:自己PRで具体的な調整力をアピールして転職を成功させよう

調整力を持つ人は、さまざまな意見や主張を持つ人同士をまとめて合意形成へと進めたり、周囲を巻き込みながら目的の方向へ導いたりと、企業にとって理想的な人材です。調整力を持っている人は、積極的に自己PRを活用して、自身の強みをアピールしましょう。

調整力を自己PRする方法がわかったら、バイトルNEXTを活用するのがおすすめです。バイトルNEXTには多くの求人が掲載されていて、自分が活躍できる企業が必ず見つかるはず。また、業種や勤務場所だけでなく、あらかじめ企業の雰囲気がわかったり、自分とマッチしやすい社風の企業が探せたりと、検索機能が充実しています。

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