2023.08.28

【履歴書】「責任感」を自己PRで効果的にアピールする方法とは!注意点と例文も紹介

【履歴書】「責任感」を自己PRで効果的にアピールする方法とは!注意点と例文も紹介

就職活動における履歴書や職務経歴書といった応募書類は極めて重要です。 特に、新卒、第二新卒、あるいは職歴が浅い方々にとっては、自己PR欄を充実させることにより、自身がどのような人物で何ができるのかを志望企業に示すことが可能となります。

本記事では「責任感」を効果的にアピールする方法、責任感が特に求められる職種、および書く際の注意点について詳しく解説しています!
いくつかの例文もご紹介しておりますので、自己PRの書き方に困っている方はぜひ参考にしてみてください。

履歴書作成関連記事

自己PRのための企業が求める責任感

「責任感」という言葉だけでは、具体性に欠け、本当に伝えたいことが企業に届かない可能性があります。まず「自らが持つ責任感」と「企業が求める責任感」にズレが生じないようにすることが重要と言えます。

仕事を最後までやり遂げる

企業が求める責任感とは「仕事を最後までやり遂げる」能力でもあるでしょう。

ビジネスでは仕事を最後までやり遂げて、成果を出すことが重要となります。もちろん途中経過も大切ですが、完成させて初めて仕事が完了したと言えるものです。逆に言えばどれだけ進捗が順調でも、最終的に結果が出なければ仕事をしたと認められないこともあるかもしれません。

もちろん仕事にはトラブルも起こりますし、途中で上手くいかないこともあるでしょう。
そこから改善策を自ら考え、課題を乗り越えて完遂できる人が責任感のある人と言えるでしょう。

当事者意識を持って仕事に取り組む

ビジネスでは、自分の仕事に対して当事者意識を持ち、主体的に責任を持って取り組むことが求められます。

当事者意識があれば、直接自分の業務に関係のないことや、自分にはメリットがないことでも、チームや組織のために主体的に動くことが出来ます。このような人材は問題意識が高く、仕事を与えられたり指示されるのを待つのではなく、自ら考えて課題や問題を見つけ出し、解決していくことが出来ます。

そのため、当事者意識を高く持って仕事に取り組むことができる人は企業から高く評価されるのです。

チームワークを大切にして目標を達成する

企業は、前述のようにまず仕事を最後までやり切遂げることが責任感であると考えますが、仕事は必ずしも全て一人でやらなければならないものではありません。チームで動いて仕上げる場合もあれば、一人では出来ない仕事もたくさんあります。

チームで協力して仕事の完成や達成を目指すために、各メンバーが自分の担当する業務に責任を持ち取り組むことが重要です。特にチームをまとめる必要のあるリーダーには責任感が求められるでしょう。

自分で抱え込むだけが責任感ということでなく、必要に応じて援助を求めながら仕事が出来るか?というチームワークを大切にできる責任感も、企業に求められるスキルだと言えるでしょう。

自分に合った仕事が見つかる!

バイトルNEXTで仕事を探す

自己PRでうまく責任感をアピールするためには

自己PRを書く時の注意点

ここで、履歴書で責任感を自己PRでアピールするコツをいくつか紹介します。
わかりやすく冒頭で強みを伝えること、具体的なエピソードを挙げること、わかりやすい言葉に言い換えるなど、ポイントを押さえて書くことが大切です。

書き出しで責任感をアピールする

自己PRは、書き出しで自分の強みをアピールすることで、最初に結論が伝わり、採用担当者に内容を理解してもらいやすくなるでしょう。

これは「結論ファースト」で相手に物事を伝える「PREP法」という手法です。
最初に自らの主張を前面に出す事で、論点が明確になり、採用担当者にとっても読みやすい文章になります。PREP法では、最初に「要点」や「結論」を伝え、次にその「理由」、根拠となる「具体的な例」、再び「結論」という順で文章を構成します。

責任感を発揮して成果につなげたエピソードを述べる

自己PRでは、責任感を発揮して成果につなげたエピソードを述べましょう。具体的な成果を示すことで、人事担当者にその強みを利用して採用後、利益を与えられる志望者であることがアピール出来ます。

自分の経験の中で、投げ出さず最後までやり遂げたことや、問題解決のために頑張った経験など、責任感をアピール出来るエピソードを探しましょう。

特に中途採用では、過去の仕事の経験からエピソードを見つけると良いでしょう。
売上目標の達成のために自分なりに最後まで努力した経験や、クレーム対応をやりきって顧客満足に繋げられた経験など、最後まで仕事にどのように取り組んだかを伝えることで責任感をアピール出来ます。具体的な数字で示せる成果があれば、そちらも記載しましょう。

入社後どのように責任感を活かせるかアピールする

責任感という自身の強みをどのように志望先の企業で活かせるのか、入社後に活躍する姿を採用担当者に想像してもらえるよう伝えることも大切です。採用担当者が面接で自己PRについて掘り下げて質問するのは、応募者が自社の求める人材とマッチするかどうかを知りたいと考えているためです。

採用するメリットがある人材であるということを上手に伝えるため、責任感を活かしてどのように働いていくのか明確に伝えましょう。今後会社でどう活躍してくれるか、社風に合っているかイメージ出来ると、好印象を与えることが出来ます。

分かりやすく他の言葉に言い換える

責任感という言葉だけでは抽象的なので、自分のイメージする責任感を具体的に伝えることも大切です。より具体的に自分の伝えたいことを言語化するために、責任感を別の言葉や表現に言い換えることもひとつの手段です。

例えば「私の強みは責任感があることです。」というのではなく「私は困難な状況でも、責任感をもって最後までやり遂げるために、解決策を模索するようにしています。」のように具体的に表現しましょう。

また、他の言葉に言い換える場合「常にプロ意識を持っている」や「使命感がある」、「義務感が強い」のように言えるでしょう。

このように、仕事に対して信念を持つことやお客様対応に誠心誠意取り組むといった、仕事への熱意を伝える際に用いる言葉はおすすめです。

自分に合った仕事が見つかる!

バイトルNEXTで仕事を探す

自己PRで責任感をアピールする際に気をつけること

責任感は多くの求職者がアピールしがちな言葉でもあります。また、責任感という言葉は、抽象的で曖昧な表現にも陥りがちです。
ここで、責任感を自己PRで伝える際に気をつけたい注意点をいくつか紹介します。

他の求職者も責任感をアピールしていると意識する

就職活動で責任感をアピールする人は少なくありません。採用担当者は何人もの求職者から「自分は責任感があります」というフレーズを聞いています。そのため、ありきたりなエピソードでは採用担当者の印象には全く残らない可能性があります。

特に責任感があるという「根拠となる部分の話」があいまいだと、全体としての印象まで薄くなる恐れがあります。責任感を発揮し、成果に繋げた内容であることも重要ですが、具体的で他とは差別化できるエピソードを選ぶことが大切です。

ネガティブな印象を与えないようにする

責任感が強すぎる、というのも逆に考え物です。良い側面がアピール出来れば問題ありませんが、自分の仕事を他人に譲れない頑固なイメージを与えてしまったり、こだわりが強すぎるために周囲とトラブルになったり、といった印象になる恐れも。

責任感から一人で抱え込み過ぎて追い込まれてしまうタイプだと思われるのはマイナスの印象にもなりかねません。責任感が強いあまりに起きてしまうトラブルを連想されてネガティブな印象を持たれないよう、伝え方を意識することが大切です。

社会人としての責任感をアピールする

当然のことながら社会人として出来て当たり前のことというのはアピールになりません。
これは特に社会人経験のない学生の方は視野が狭くなりがちなため注意が必要です。

例えば「アルバイトで一度も遅刻したことがないため、私は責任感があります」などは良くないでしょう。そもそも「遅刻をしない」というのは社会人としては当たり前のことで、一般的な社会人や企業の考える責任感とズレたものになります。

社会人としてなら当たり前であることを「責任感があるエピソード」と履き違えてアピールしないよう気を付けましょう。

自分に合った仕事が見つかる!

バイトルNEXTで仕事を探す

責任感が特に求められる職種の例

責任感が特に求められる職種の例

ここで、責任感が特に求められるであろう職種をいくつか紹介します。
事務職、看護師、エンジニアなど、スケジュール管理や人の命を預かる業務や納期を守るといった職種ならではの部分で責任感が求められます。

事務職

一般的に事務職では、社内で円滑に業務を進められるようなコミュニケーション能力やパソコンスキルなどが求められます。それに加えて事務職は他の部署との関わりが多くあるため、責任感が求められる職種でもあります。

事務職には、営業事務、経理事務、総務事務などさまざまな種類がありますが、帳簿管理や経費管理、勤怠管理などの仕事では、いずれも責任を持って取り組むことが大切です。
もしも他人事のような心構えで適当な処理をしてしまうと、会社の売上げや従業員の給与などに多大な影響を与えることになります。

他の部署と関わりがたくさんあるからこそ、自分の任された事務作業については責任を持って最後までミスなく責任持って仕上げる必要があるのです。

看護師

看護は人の命を預かる職業であり、特に強い責任感が求められる職種です。それに加えて、看護師は向上心や体力なども要求されます。

一般的な仕事では、何か小さなミスをしても、それが人の命に関わることはほとんど無いでしょう。ところが看護師の場合は、ささいなミスがすぐに人の命に関わる重大事故になる可能性があります。このような職業柄、看護師には強い責任感が求められます。

また看護師としての能力を維持・増進していく向上心、自分や相手の力量を正しく判断するスキルなど、多くの面で業務に責任感も持たなくてはいけません。そのため、特に責任感があることを伝えるべき職種であるといえるでしょう。

エンジニア

エンジニアはクライアントから指示された納期を厳守しなければならないことから、強い責任感が求められます。また、大きなプロジェクトに対してチームで動くためのコミュニケーション能力や協調性なども重要視されます。

優秀なエンジニアほど、一旦請け負った仕事を納期までに納めることを徹底します。そして、締め切りを守ることは、その会社の業界内における信用問題にもつながります。途中で投げ出さず納期に間に合わせるために、責任をもって計画や効率化などを行うことで、クライアントからの信頼を得ることができます。

エンジニアとして就職、転職をしたい場合は、責任感があることをアピールするのが大切です。

自分に合った仕事が見つかる!

バイトルNEXTで仕事を探す

自己PRで責任感を伝える際の例文とは

責任感を採用担当者へ効果的にアピールするためには、裏付けとなるエピソードが必要です。エピソードでは、どのような困難に直面して、どう動いて、どのように乗り越えたのか、解決までのプロセスを詳しく伝えると良いでしょう。

履歴書の自己PRは記入欄のスペースが限られており、採用担当者が読みやすいようにまとめることがポイントです。ここで書ききれなかったことは、職務経歴書や面接でさらに説明しましょう。

自己PRの書き方の基本をもっと詳しく知りたい方は「【履歴書】自己PRとは?作成方法から書き方・各種例文・面接での伝え方まで徹底解説」を併せてご覧ください。

前職で責任感を発揮した例文

<例文>

前職ではルート営業で部品の販売業務を2年間行いました。
常に責任を持ち、顧客様の要望に応えることを心掛けていました。ご注文いただいた商品が生産終了していた際には、用意出来ないことを伝えるだけでなく、代替案を提案。違いや、良し悪しなどを説明しご納得頂けるように努めました。その結果、継続的な取引をしていただけるようになりました。貴社でも同様に責任を持って業務に取り組み、お客様満足度向上に貢献したいと考えています。

こちらの自己PRの作成のポイントは、具体的なエピソードを簡潔に伝えていること、業務に責任感を持って取り組んでいる姿勢とそのことで得られた結果をきちんと伝えていることです。

アルバイトで責任感を発揮した例文

<例文>

私は周囲を巻き込みつつ責任感を持って行動することが得意です。
学生時代のファミリーレストランでのアルバイトでは、業務マニュアルの刷新や季節ごとのメニューがあったり、覚えることが多く、業務に慣れるまでは苦戦しました。自身の経験から、新人が働きやすく、変化に対応し仕事に慣れるための支援を積極的に行いました。その結果チームの団結を高め、スムーズなオペレーションと売り上げ増に貢献。貴社でも責任をもって与えられた役割を果たし、周囲と協力して課題解決に取り組みます。

こちらの自己PRの作成のポイントは、最初に結論を簡潔に述べていることです。
また、強すぎる責任感からの独りよがりなエピソードだと思われないように、周囲との協調性もアピールしています。

学生時代の活動で責任感を発揮した例文

<例文>

私の強みは、自分が決めて一度始めたことを最後まで諦めずにやり遂げることです。
所属していたバレーボール部では、背が低い自分の役割りは、セッターとして打ち込まれたボールを確実に拾いに行くこと、安定したサーブを追求することだと考えました。100本のサーブ練習とトス上げを行うと決めてから、3年間1日も休まずやり遂げました。その結果、サーブの決定率はほぼ100%、安定したトスからプレーに繋げられるようになり、勝利に貢献出来ました。貴社の業務でも、自分の役割りを明確に、目標に向かって努力し結果を出す姿勢で取り組みます。

こちらの自己PRの作成のポイントは、責任感という言葉をあえて使わずに、一度始めたことは途中で投げ出さずにやり抜く、という表現に言い換えをしているところです。
また、目標やエピソードに固有名詞や数字など、具体的な情報を取り入れて、採用担当者の印象に残るようにしています。

自分に合った仕事が見つかる!

バイトルNEXTで仕事を探す

まとめ:自己PRで責任感を持って貢献できる人材であることをアピールしよう

自己PRで責任感をアピールする際には、まず企業が求めている責任感を理解することが大切です。責任感を持ってこのような仕事をやり遂げることができた、という具体的な成果につなげたエピソードを盛り込むと、採用担当者にも伝わりやすいでしょう。
バイトルNEXTではさまざまな求人情報を掲載しています。自己PRで上手に責任感がアピールできる方法をマスターしたら、バイトルNEXTから気になる企業を検索!積極的に応募してみましょう。

さっそくお仕事を探してみよう

カテゴリ一覧