2023.08.30

【履歴書】「柔軟性」を自己PRでアピールするための伝え方や注意点!例文もご紹介

【履歴書】「柔軟性」を自己PRでアピールするための伝え方や注意点!例文もご紹介

履歴書の自己PRを作成する際、自身の強みとして「柔軟性」をアピールしたいけど「どうアピールすればいいのか」と悩み、手が止まってしまう人もいるでしょう。

この記事では「柔軟性があること」を上手く伝え、企業にアピールする方法をご紹介します。守るべきコツや注意点を細かく説明しているので、自己PRの作成の際にご参考にしてください。「柔軟性」が高く評価される職種も紹介しておりますので、ぜひ最後までご一読ください。

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柔軟性は自己PRでアピールできる強みの一つ

学生時代や前職での経験・実績だけでなく、自身の性格・特性も自己PRでアピールできる強みになります。
柔軟性とは、変化や異なる状況に適応し、対応できる能力や性格のことを指し、企業に評価されやすい人材の特徴のひとつでしょう。なぜなら、ベンチャー企業などの成長著しい企業や、さまざまな人と接する接客業などでは、どのような状況にも機転をきかせすぐに対応できる柔軟性を持つ人材が重宝されるからです。

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自己PR「柔軟性」で企業に伝えられること

自己PR「柔軟性」で企業に伝えられること

自己PRにおいて自身の「柔軟性」をアピールすることは有用です。ただし、単に柔軟性があると言っても曖昧な表現となり、あなたの魅力が伝わりにくい場合があります。
「柔軟性」をもう少し掘り下げて「臨機応変な対応力」「素直さ」「新しいことへの適応力」があることなど具体的にアピールしましょう。

臨機応変な対応力

臨機応変な対応力とは、状況に応じて適切な対応ができる力のことです。特に顧客対応が必要とされる仕事では、常に目の前の状況に合わせて的確な判断を下す必要があります。例えば管理職や営業、接客業など、予測できない変化や急な要求が生じる場面で、臨機応変な対応力が求められるでしょう。

自己PRでは、自身が柔軟性を発揮した具体的なエピソードや事例を通じて、臨機応変な対応力をアピールしましょう。

素直さ

状況の変化に応じて自身の行動や考え方を変えられる柔軟な人は「素直さ」があるとも言えます。素直さは、仕事をする上で歓迎されやすい特徴です。

なぜなら、他人の意見や自身とは異なる考えを受け入れ、チームワークやコミュニケーションの円滑さに貢献するからです。また「素直さ」は相手の意見やフィードバックを真摯に受け止める姿勢がある、と表現することもできます。

自己PRにおいては、柔軟に他人の意見や話を受け入れ成果に繋がった経験で、自身の素直さをアピールしてください。

新しいことへの適応力

柔軟性のある人は、新しい環境に適応するのも早い傾向にあります。古いやり方に固執することもないので、新しい仕事を任せやすい人材でもあるでしょう。企業は常に進化し続けるため、新しいアイデアや技術の導入が求められます。そのため、新しいことへの適応力を持つ人材は貴重といえます。

自己PRにおいては、具体的なエピソードを用いて、過去の成功体験や困難を乗り越えた経験を訴え、自身の柔軟な適応力をアピールしましょう。また、新しいことへの適応力を養うために、自己啓発を欠かしていないと努力をアピールするのも良いかもしれません。

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自己PRで柔軟性をアピールする際の注意点とは

自己PRで柔軟性をアピールすると、アピールの仕方によってはマイナスに受け取られてしまう可能性があります。柔軟性をアピールするときは、次の4つに気をつけましょう。

優柔不断だと思われる可能性がある

自身では柔軟性のつもりでアピールしていても、採用担当者から「自分で決断できないのでは」と思われてしまう可能性があります。もちろん「優柔不断」と「柔軟」は異なる概念ですから、伝え方に注意すれば強みとしてアピールできるでしょう。

例えば「周囲に合わせて行動を変えた」というエピソードでは、伝え方によっては「自分で決断ができなかった」とネガティブなイメージを与えてしまいます。しかし、具体例を通じて「迅速に判断」し「適切な判断のもと行動を変えた」ことを強調すれば、優柔不断との違いを伝えることができます。

受け身だと思われる可能性がある

「柔軟さ」をアピールすると、ときに「周りに流されやすい」「自身の考えや意見がない」と思われてしまう恐れがあります。

自己PRをする際は、あくまでも自身の価値観に基づき、状況に応じて柔軟な対応をしたエピソードを伝えることで、受け身とは異なるアクティブな姿勢を示すことができます。
周囲との調和を大切にする一方で、自己主張や意思決定においても自信があることを強調し、単なる「受け身」と思われないように注意しましょう。

継続力が低いと思われる可能性がある

採用担当者は長期間働いてくれる人を求めています。臨機応変な柔軟さは、裏を返せば「都合が悪くなればやめてしまう」と感じられるおそれもあります。そのため、採用担当者に「芯がない」「状況によってすぐに行動を変える」と思われ、採用しても続かないのではないかと不安視されてしまうかもしれません。

対策として、一つのことを長く続けた例や、困難を克服した例などを具体的にアピールすると良いでしょう。継続力と達成力を証明するエピソードを用いて、柔軟性とともに積極的な姿勢と持続力を示してください。

行動との矛盾に注意する

面接では思いがけない質問をされる可能性があります。その際、上手く答えられずに黙り込んでしまうと、履歴書の「柔軟性がある」という自己PRと矛盾してしまいます。緊張して固まってしまっても、同様に矛盾していると思われるでしょう。

想定外の質問に対応するのは困難ですが、どのようなときもネガティブにならず、ポジティブなマインドセットを保つことが重要です。自信を持って話すだけでも、印象は良くすることができます。事前に予想される質問とその解答を考えておいたり、面接の練習を行うことも助けになるでしょう。

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自己PRで柔軟性をアピールする際のコツ

自己PRで柔軟性をアピールする際のコツ

上述のように「柔軟さ」は上手くアピールできれば大きな魅力になる一方で、失敗するとネガティブな印象を持たれてしまう可能性があります。また多くの応募者が「柔軟性」をアピールするため、差別化が難しい強みとも言えます。
そこで、ここでは柔軟性をアピールする際のコツを3つご紹介します。

具体的なエピソードを話す

自己PRで柔軟性をアピールする際のコツは、柔軟性を発揮した具体的なエピソードを加えることです。

例えば、チームプロジェクトでの経験を挙げる際には、どのような場面で柔軟性が活かされたのかを具体的に説明します。困難な状況や意見の相違があった場面で、自身の柔軟な対応がプロジェクトの成功に繋がったエピソードを具体的にアピールしてください。

このように「どのような場面」で「どのように柔軟性」が活かされたのか説明することで、自身の柔軟性をアピールする際の説得力が増し、印象づけることができるでしょう。

得られた結果や成果を伝える

得られた結果や成果を伝える際には「柔軟に〇〇に取り組んだ」「臨機応変に行動した」といった表現だけでなく、柔軟性があったことで具体的に得られた成果まで伝えることが望ましいです。柔軟性が結果に結びついていなければ、意味がないからです。

自己PRの際には「柔軟な発想やアプローチによって、○○の問題解決に成功した」「柔軟性があったことでチーム内のコミュニケーションや協力関係が円滑に進み、成果を最大化することができた」などのエピソードを交えます。

柔軟性がもたらした結果や成果を明確に示すことで、採用担当者は採用後の活躍をイメージしやすくなるでしょう。また、数字で表せる成果は、具体的な数字を記載することが望ましいです。

仕事に活かせることを強調する

柔軟性をアピールする際には「柔軟性を仕事に活かせる」ことを強調するのが重要です。また、柔軟性を仕事にどのように活かしたいのかも併せてアピールしてください。

実務経験がない学生の場合でも、バイトや部活などで「予想外の困難な状況においても柔軟性を発揮し、目標達成に貢献することができた」事例などがあれば、仕事にも活かせる例としてアピールできるでしょう。

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柔軟性の言い換え表現を把握しておこう

柔軟性という言葉は抽象的で曖昧な部分があります。そのため、柔軟性を他の言葉や表現で言い換えることで、より明確に自身の柔軟性の強みを伝えることができます。
以下に言い換えの例を挙げます。自己PRの際には、エピソードに応じて使い分けましょう。

  • 適応力がある(高い):変化に対して柔軟に対応できる能力があることを意味します。
  • 機転がきく:突発的な状況や問題に対して柔軟に対処できる機敏さを示します。
  • 人の意見を素直に取り入れられる:協調性があり、他者の意見やフィードバックに柔軟に対応し、積極的に取り入れることができることを意味します。

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柔軟性をアピールしたい場合の自己PRの例文

ネガティブにもポジティブにも受け取られる可能性がある「柔軟性」。柔軟性をテーマに自己PRを作る際には、上述のコツや注意点に留意する必要があります。ここでは柔軟性をアピールする例文を2パターンご紹介します。

また、自己PRの書き方の基本を詳しく知りたい方は「【履歴書】自己PRとは?作成方法から書き方・各種例文・面接での伝え方まで徹底解説」を併せてご覧ください。

臨機応変な対応をアピール

<例文>

私の強みは柔軟な対応力です。
衣料品店でアルバイトをしていた際、突然のスタッフ欠員による大幅なシフト変更が行われました。他のスタッフと協力して、柔軟に配置変更や業務兼任を行い、顧客様に迷惑をかけることなく店舗運営を行うことができました。また、商品の品切れ時には、代替商品の提案や入荷予定の説明など、顧客様のニーズに合わせた柔軟な対応を心がけ、高い顧客満足度で評価を受けました。
マニュアルにとらわれず臨機応変な対応が得意です。貴社で営業職に就いた際には、顧客のニーズを理解し、信頼関係を築くためにこの強みを活かすことを目指しています。

柔軟性を活かし、臨機応変な対応をしたことをアピールする例文です。
具体的なエピソードを用いて、どのような業務で 、どのように柔軟性を活かしたかを具体的に示しています。さらにその行動により、どのような成果が得られたかまで書かれており、求職者の能力を明確に示しています。

新しい環境への適応力をアピール

<例文>

私の強みは柔軟性です。海外留学を通じて適応力を養いました。言語や文化、人々の考え方の違いに直面しながらも、柔軟に対応し成長することができたと考えます。
現地のスーパーマーケットや交通機関の使い方、異なる習慣やルールなどに慣れる必要がありました。初めは戸惑うこともありましたが、現地の人々に助けを求めながら、新しい環境に順応していきました。
これらの経験からどのような環境にも早期に適応し、成果を上げられる自信を身につけました。貴社の海外部門で、この柔軟性を発揮し、発展に貢献したいと考えています。

新しい環境への柔軟な適応力をアピールした例文です。
具体的なエピソードを通じて、海外においても柔軟に行動し、現地に適応している様子が良くわかります。入社した後も柔軟に新しい環境へ適応できるだろうとイメージでき、採用担当者へも魅力が伝わるでしょう。

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柔軟性がある人材が求められる職種とは

柔軟性が全ての企業、職種にとって魅力的な要素になるというわけではありません。柔軟性が歓迎されない職種もあります。もちろんその逆に、歓迎されやすい職種もあります。
ここではその「柔軟性」が歓迎されると思われる仕事を4つご紹介します。

職種1:接客業

日々さまざまな顧客と接する接客業は、柔軟性が必要とされる職種の1つです。顧客の要望やニーズは多様であり、その都度的確な対応が求められるので、柔軟性は欠かすことのできない能力と言えます。

また、受付や秘書なども、状況に応じてふさわしい行動を取れる人材が求められる職種です。例えば、予約の変更やキャンセル、急なトラブルなど、予測不能な状況にも臨機応変に対応しなければなりません。柔軟性がある人材は歓迎されるでしょう。

職種2:企画職

企画職も高い柔軟性が求められる仕事です。新しい商品やサービスを開発し、市場で競争力を持つために、型にとらわれない柔軟な発想ができる人材や、常に変化する環境に対応できる人材が求められているからです。

また、企画職にはプロジェクトの進行や調整も求められるため、異なる部署や関係者と円滑にコミュニケーションを図り、協力関係を築く必要があります。柔軟性を持つことで、予期せぬ変更や課題にも迅速かつ柔軟に対応できるでしょう。
企画力でも対人関係能力でも、柔軟さが求められる職種です。

職種3:ITエンジニア

ITエンジニアの仕事も柔軟性が求められる職種です。なぜなら突然の仕様変更や予期せぬトラブルなど、イレギュラーな事態は少なからず起こる可能性があります。クライアントからの要望が急に変わったりすることも珍しくありません。柔軟性を持つことで、そのような不測の事態に対応し、スムーズなプロジェクトの進行を実現することができます。

また、IT業界は変化も速いため、従来のやり方に固執していると、あっという間に取り残されてしまいます。常に新しい技術を受け入れ、効率的な開発や問題解決を試みる柔軟な姿勢が求められます。

迅速な学習能力や適応力を発揮し、変化する業界に柔軟に対応できるエンジニアは高く評価されるでしょう。

職種4:営業職

営業職では、商材や顧客に合わせて柔軟で臨機応変な対応が求められます。顧客のニーズや要望は多様であり、それぞれの状況に合わせた提案やアプローチが必要です。柔軟性を持って接客することで、顧客との信頼関係がより深まり、効果的なセールス活動を展開できるでしょう。

また、市場環境も変化しやすく、新しい商品やサービスが登場した場合や、競合他社の動向が変わった場合には、素早く対応し戦略を調整する必要があります。柔軟性を持つことで、変化に対応し、ビジネスチャンスを最大限に活かすことができます。
営業職は柔軟さが不可欠の職種といえるでしょう。

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柔軟性が評価されにくい職種もある

柔軟性が評価される職種ばかりでないことは上述しましたが、ここでは具体的に、柔軟性をアピールすることが就職活動で評価されにくいと考えられる職種を紹介します。

「公務員」や「工場勤務」などの職種のように、柔軟性より確実性や安定性が重視され、一貫性のある業務遂行が求められる職種です。決められた手順や、ルールに従うことを大切にする職種では、柔軟性のアピールは評価につながらないでしょう。

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まとめ:自己PRで柔軟性をアピールして選考を有利に進めよう

企業にとって「柔軟性」は魅力のひとつになり得ます。自己PRで「柔軟性」を活かし、活躍できることを上手くアピールできれば、選考でも評価されるでしょう。
自己PR作成の際には、強みを裏付ける具体的なエピソードを伝え、得られた結果や成果を伝えることが「コツ」です。長所と短所は表裏一体です。「優柔不断」などとネガティブに思われないために、伝え方にも注意しましょう。

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