2023.09.19

【履歴書】「医療事務」の志望動機の書き方|未経験者向けのポイント・例文もご紹介

【履歴書】「医療事務」の志望動機の書き方|未経験者向けのポイント・例文もご紹介

医療事務の志望動機欄には、医療事務として働きたい理由と応募先として選んだ理由を書きます。採用担当者は、志望動機以外にも応募者の人柄もチェックしています。スキルや強み以外にも、働くうえでビジョンをおもちなら、アピールすることで心象もよくなります。未経験者でも応募しやすい職種ですが、どこをアピールすればよいのか悩む人もいるでしょう。

この記事では、医療事務の志望動機の書き方について解説します。未経験者向けに押さえておきたいポイントや書き方のコツ、例文もご紹介します。しっかり自分をアピールできる内容を書けるように、参考になさってください。

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医療事務の志望動機の書き方の基本

医療事務向けに志望動機の基本の書き方を紹介します。志望理由をはじめ、応募先を選んだ理由、これまで培ってきたスキルや経験などをアピールすることがポイントです。

職種を問わず履歴書の志望動機の書き方については「【履歴書の志望動機】職種・業界別の例文完全まとめと好印象な書き方の鉄則」の記事で紹介しているので参考になさってください。

「なぜ医療事務を選んだのか」を明確にする

医療事務の志望動機には、医療事務職を志望する理由を書きます。
採用担当者は「なぜ医療事務を選んだのか」気になっています。さまざまな職種があるなかでなぜ医療事務を選んだのか、医療事務を目指した理由を書いてください。

  • たとえば以下のような理由が考えられます。
  • 医療事務の経験が長い
  • 事務職経験を活かしてみたいと思った
  • コミュニケーションが好きだから
  • 事務の仕事が好きだから
  • 医療関係の仕事に関心があるから

志望理由とともに医療事務の仕事に感じている魅力やエピソードがあれば盛り込んでおくのもおすすめです。

「なぜ応募先の医療機関を選んだのか」を明確にする

採用担当者は数ある医療機関から「なぜうちの病院を選んだのだろう」と思っています。
医療機関を志望動機とするときは、その病院の公式サイトなどで以下の4項目を調べておきます。

  • 経営理念・診療方針
  • 診療科目
  • 施設規模・従業員数
  • 業務内容

病院の理念や診療方針に共感してくれる人物は好印象を与えます。しっかりとアピールしてください。
また、小児科へ応募するなら「子どもとふれあうことが好きです」といった具合に、応募先の診療科目を意識した内容に調整することも大切です。

施設規模や従業員数から、おおよその業務量を把握できます。医療機関もDX化が進んでいるため、導入しているシステムなども目を通しておくことが大切です。

これまで培ってきたスキルや強みをアピールする

医療事務の志望動機欄には、活かせるスキルや経験、強みを書きます。経験者なら「診療・薬剤」「医療保険制度」の知識があると重宝されます。
医療事務のレセプト(診療報酬明細書)業務を行うときに診療や薬剤に関する知識があれば、ミスにも早く気づくことができます。レセプト業務の経験がなくても、以下のスキルなら強みとして十分にアピールが可能です。

  • パソコン操作
  • 簿記
  • コミュニケーション力
  • 接客・ビジネスマナー

こうしたスキルは医療事務以外の仕事でも経験を積めるため、掘り下げることで差別化できそうな強みを見つけることができるかもしれません。
自分の経験や資格を洗い出して、活かせるものを探してみてください。

将来のビジョンを伝える

医療事務として働くにあたって、何かしら目標があれば志望動機欄でアピールしてください。
採用担当者は基本的に長期で働ける人を探しています。目標やキャリアプランを描いている人は叶えるための意欲をもっているため、好印象を与えることが可能です。自らも「長く勤めたいと思っています」といったように長く働ける意思を示しておくと心象がよくなります。

またどのように貢献していきたいのか、もっているスキルとあわせて書いておくと採用担当者も採用後の活躍をイメージしやすくなるのでおすすめです。

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未経験者が押さえておきたいポイント

未経験者が押さえておきたいポイント

医療事務は未経験でも目指せる職種のため人気があります。しかし、一般事務とは仕事内容が異なるため、事前に知っておくことが大切です。
ここでは、未経験者向けに押さえておきたいポイントについて解説します。

医療事務の仕事内容を把握しておく

医療事務は未経験者でも応募できますが、通常の事務の仕事内容とは異なるため、仕事内容を把握しておくことが大切です。
医療事務のおもな仕事内容は以下のとおりです。

受付・会計業務の仕事内容

患者さんと直接やり取りをする病院の窓口業務です。

  • カルテの作成
  • 診察券の発券
  • 会計業務

クラーク業務の仕事内容

外来と病棟があり、電話応対・患者さんの呼び出し、カルテなどの準備や検査データの準備がおもな仕事です。

  • 初診・再診受付
  • カルテ作成
  • 処方箋発行
  • 会計
  • データ入力
  • 入退院の手続き

レセプト業務の仕事内容

医学的知識が求められる仕事です。医療保険制度や診療報酬点数などの知識が求められます。

  • レセプトの作成
  • レセプトの点検業務

医療事務に就くのに資格は必要ありませんが、病院によっては兼務するケースもあります。スムーズに業務をこなすために各業務に必要な知識を身につけておくことが大切です。

PCスキルをアピールする

医療事務の仕事は事務職と同じようにPCを使用した入力作業があります。そのため、未経験者でもPCスキルはしっかりとアピールすることが大切です。

近年はDX化も進んでおり、電子カルテや営業支援システムを導入している病院も増えてきました。こうしたITシステムにも抵抗がない人材を必要としている病院もあります。
病院の公式サイトや募集要項をくまなくチェックして、もっているPCスキルが活かせるところを探してみてください。

コミュニケーション能力をアピールする

医療事務でも「受付・会計業務」はむずかしいPC操作もほとんどないため、未経験者でも応募しやすい仕事です。
窓口業務のため、来院する患者さんから、症状を聞いて医師や看護師に伝えなければなりません。

しかし、なかには自身の症状をうまく伝えられない患者さんもいます。コミュニケーション能力があれば、相手が何を伝えたいのかくみ取り、わかりやすく医師や看護師に伝えることが可能です。

また、医療機関はさまざまな職種の職員と連携が必要な職場のため、コミュニケーション能力が高い人は大きな強みとなるでしょう。

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医療事務の志望動機を書くときのコツ

医療事務の志望動機を書くときのコツ

医療事務の志望動機は、以下をふまえて書くことで採用の可能性が高くなります。

  • 医療事務の適正
  • 医療機関のリサーチ
  • 資格・経験を知っておく

医療事務の志望動機を書くときのコツについて解説します。

医療事務の適性を知っておく

医療事務は一般事務とは異なる業務もあるため、応募前に医療事務の適性を知っておくことが大切です。医療機関の採用担当者はできるだけ長く働ける人を求めているため、応募時に求める条件を満たす人材がいればすぐに採用したいと思っています。
しかし、応募者の認識が不十分なことで雇用のミスマッチが起きてしまっては上手くいきません。

コミュニケーション能力やPCスキルはもちろん、入力作業の正確性やスピード、業務をこなすためのスケジュール能力などは必要とされるスキルです。また、ときには急なレセプト作成を頼まれるなど臨機応変な対応も求められます。
自身の適性を把握したうえで、持っているスキルをアピールすることが大切です。

応募先の医療機関をリサーチする

医療事務へ応募するときは、応募先の医療機関の経営理念や診療科目、施設規模などをリサーチしておくことが大切です。
なぜなら医療事務の仕事は医療機関が対応する患者数によって異なります。

つまり、診療科目が多く施設規模が大きな医療機関は対応が必要な患者数も多く、業務量も多いことが考えられます。
しかし、大規模病院は従業員数も多いため、業務が細分化されていることがほとんどです。

逆に施設規模が小さなクリニックなどの場合、複数の業務を兼務しなければならないところもあります。
もっている知識によって対応がむずかしい場合、応募先も限られてしまうため、事前に応募先の医療機関についてしっかりと調べておいてください。

アピールできる資格や経験を知っておく

医療事務として働くために資格は必要ありません。しかし「医療事務認定実務者®試験」「医療事務技能審査試験」「医科2級医療事務実務能力認定試験」などは、クラーク業務やレセプト業務など、医療事務に必要な知識を修得した証明としてアピールが可能です。

「受付・窓口業務」ならほかの業種でも仕事内容に大きな差はないため、経験をアピールできます。受付業務や電話応対、接客などの経験がある人はしっかりアピールしてください。

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医療事務の志望動機の例文

医療事務の志望動機は、以下の基本的なルールをふまえて作成します。

  • 文字数は原則200文字程度
  • 志望動機の使いまわしはNG
  • 応募先の企業を徹底リサーチ
  • スキルや経験は具体的に書く
  • 面接で話す内容を意識して書く
  • 自分の将来像と活躍する意思を伝える

以上のルールをふまえて、医療事務の志望動機の例文を紹介します。

経験者の例文

医療事務経験者の志望動機の例文は以下のとおりです。

<例文>

私はこれまで医療事務として6年間勤務し、受付業務を中心にカルテ管理などを担当しておりました。医療事務として患者さまには丁寧な対応を心がけてきました。今後はこれまでの業務で培った経験を活かして、幅広い業務に取り組んでいきたいと考えています。

貴院には院内研修や資格取得支援制度など、働きながらスキルアップを目指せる環境が整っています。私の理想とする幅広い業務に取り組むための資格取得を目指せるため志望いたしました。

ぜひ制度を活用して資格を取得し、貴院の業務に貢献したいと考えています。

医療事務の経験がある人は転職や復職などが考えられます。まず注意してほしいのは、前に勤めていた医療機関のネガティブな情報を盛り込まないことです。
元勤務先との比較は採用担当者からの心象を悪くしてしまうケースもあるため、気をつけてください。

内容としては、これまでどのような仕事をしてきたのか、身についたスキル、働くうえでのポリシーなどを書きます。
培った経験やスキルをもとにどのように活躍していきたいのかを書くことで、働く意欲をアピールすることが可能です。

未経験者の例文

医療事務未経験者の志望動機の例文は以下のとおりです。

<例文>

私は将来的に介護の資格取得を目指していますが、子どもが幼稚園へ行っている時間だけ働ける職場が見つかりませんでした。貴院が運営する介護施設の医療事務は、育児と両立もしやすく、関心のある介護業界に携わることができるため志望いたしました。

将来的にゆとりができましたら貴院のスキルアップ支援制度を活用して介護の資格を取得し、介護の現場で活躍ができればと考えています。また、私は接客業の経験があります。受付に来られた患者さまや施設の入所者さまにもていねいな対応を心がけたいと思います。

医療事務未経験者の場合、志望動機として勤務時間や勤務地、福利厚生などがあげられます。志望動機に魅力を感じた部分を具体的に書いても大丈夫です。
ただ魅力ばかりに着目した内容だと「この人、ちゃんと働いてくれるのかな」と採用担当者も不安になってしまいます。

魅力とあわせて、どのように貢献していきたいのかもアピールしてください。また、他業種の経験で医療事務でも活かせるものがあれば書いておくことをおすすめします。

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まとめ:医療事務の志望動機の書き方が分かったら、積極的に応募しよう!

医療事務の志望動機を書くときに経験者はこれまでの経験や将来の展望、未経験者はコミュニケーション能力やPCスキルなどをアピールすることが大切です。
医療事務といっても業務の幅が広く、未経験者には対応がむずかしい業務もあります。気になる医療機関は事前にしっかりとリサーチをすることが大切です。

医療事務の志望動機の書き方がわかったら、気になる医療機関や施設の医療事務職へ積極的に応募してみてください。バイトルNEXTは医療事務の求人を約2,000件以上掲載しています。
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